EugeneHashimotoさんの映画レビュー・感想・評価

EugeneHashimoto

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野のユリ(1963年製作の映画)

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いい話なんだろうけども《ゲットアウト》とかの洗礼を受けた(洗礼を受けた!)目には不穏に映るシーンがけっこうあって、なんか、心がザワザワする。有色人種が一人で白人集団に囲まれるときの緊張感の描かれなさに>>続きを読む

にがい米(1948年製作の映画)

5.0

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すごくおもしろかった

田植えしながらラップバトルの民謡版みたいなんで煽り合いをする。からの泥んこになっての大乱闘。

最後シルヴァーナの遺体に米をかけていくところ、泣いちゃった。人情が連鎖していくか
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街の恋(1953年製作の映画)

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ミケランジェロ・アントニオーニ〈自殺未遂〉は自殺しようとして死ななかった人々のインタビュー集のような作品。好きな映画のなかに登場人物が自殺に失敗するという展開が含まれている作品がわりとある(ベルイマン>>続きを読む

天国にちがいない(2019年製作の映画)

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思ってたのと全然違う映画だった。映画自体は、物事は思っているように見えるもんだよね、というボヤきみたいな寓意的な映像の連続でできている。金属探知機のくだりとか。

フランス篇で、追われている男がサッと
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ローマ11時(1952年製作の映画)

4.5

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すごくよかった。たくさんの個人の姿の集積で世の中を描くかんじ。

事故が起こるまでの、ライバル意識と仲間意識がないまぜになったヒリヒリしてるけど人肌の温もりのある階段の空気感がいい。タイピング音で個々
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この子の七つのお祝に(1982年製作の映画)

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発狂した岸田今日子の表現がすごかった。「殺してやる殺してやる殺してやる」とブツブツ呟きながら大根とか豆腐にすごい量の裁縫針を刺していく……

道化師の夜(1953年製作の映画)

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むちむちしたおじちゃん団長が愛らしくてよかった。

俳優の睫毛のショット、いてこましたれ!という気持ちになる(適切)。

ベルイマンの映画って自殺に失敗する描写が多い気がする

おれの掲げる理想の夫婦
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マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

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ナメた奴を全員始末する皆殺し映画でびっくりした

ヘカテ デジタルリマスター版(1982年製作の映画)

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どうでもいいことなのだけどFilmarksのあらすじが何故か《少林寺》のになっていて笑った

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

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《バクラウ》を観たときの動揺を思い出した

ジョーシンの兄ちゃんがメインキャラに食い込んでくるとは思わなんで

飛行体は瞳孔がモチーフになってるのかなと思った。案外古典的な目潰し譚なのかもしれない。
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自転車泥棒(1948年製作の映画)

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髪を華麗にカールさせた小公子ばりの少年と背中あわせでブルーノがチーズを素手で食べているくだり、画としてわかりやすいのだけども、こういうシーンかなり苦手だなと思った。見てられへん。

子どもが連れ回され
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リトル・ジョー(2019年製作の映画)

4.0

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遺伝子操作で不稔性であることを宿命づけられた植物「リトル・ジョー」が種の存続のために人間の精神に寄生する!!

ベラが愛犬のボールを発見するくだりよかった。

ベン・ウィショーが回転ドアにヒュッて入る
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ベニスに死す(1971年製作の映画)

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メモ

鬱陶しい芸人にダル絡みされる笑われ耐性のなさそうな音楽家アッシェンバッハ教授の姿が哀れだった(音楽家って出自としては道化に近いと思うので、一種の同属嫌悪にも見える。作曲家はまた事情が違うかもし
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千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

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自分も大概なグズだもんで湯婆婆様のお言葉が刺さる刺さる

魔女の宅急便(1989年製作の映画)

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全体的に飛ぶ爽快感よりも飛べないもどかしさとか悔しさとかの表現が印象に残った。爽快感でいうと二人乗りの改造自転車で車道の下り坂のまあまあ急なカーブを攻めるところの映像がよかった。

飛行船事故のくだり
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紅の豚(1992年製作の映画)

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冒頭の豚のタイプライターよかった。右から左の言語が入ってるのもいいし、余分に尺使う言語があるのもチャーミング。

マンマユートってmamma aiuto(お母ちゃん助けて)なのかな。団?の頭文字?がM
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天空の城ラピュタ(1986年製作の映画)

4.5

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名探偵ホームズのノリが生きてて楽しかった(シータ目当てに全員台所仕事の手伝いに来ちゃうくだりとか。軍隊の群れの動きのかんじとかはスコットランドヤードのチャーミングさそのもの(終盤容赦なく消されてしまう>>続きを読む

ベルファスト(2021年製作の映画)

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辛酸を舐めた人や土地のユーモアって本当に特別な輝きがあるよなって最近とくに思う。

冒頭の、旅行会社が作ったCMみたいなカラフルな映像が落書きのある塀を映し出すと、そこからグーっと視点が上がっていって
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ROMA/ローマ 完成までの道(2020年製作の映画)

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この映画のなかで時間が輝いている、その秘密がよくわかり、たいへん勉強になる、と同時に、それはそうとして、なんでこんなものができてしまったのか、その根本的なところの不思議はいっそう募る(というようなこと>>続きを読む

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

5.0

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冒頭の映像! 床が真上から撮られていて、遠くからブラシで掃除している音が聞こえてくる。そのうちに水がガパーと流されて、床が鏡面になり、四角く切り取られた空が映り込む。その空を飛行機が小さく飛んでいく。>>続きを読む

鏡の中の女(1975年製作の映画)

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睡眠薬で自殺を図ったあとにみる夢(とくに二回目の)がすごかった。

ロバと王女(1970年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

お金かかってんだかかかってないんだかわかんないけどとにもかくにもゴージャスでよかった。ヘリコプターに仰天。ヨーロッパの民話のノリってけっこうこんなかんじだよなと思う。

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