ブルース・ウィリスをメインにキャラは個性派揃いで、同時期公開の『ディープ・インパクト』と比べて、ヒロイズム全面押しの作品。
メンバーが横一列で歩くシーンが、エアロスミスの歌と相まって頭から離れない。
地球に天体が衝突するシチュエーションは今も昔もSFの定番。
古い作品だがスケール感は今まで見た中で一番。
最近はSFとはいえリアリティを追求する風潮が強いが、本作は既存の発想でないぶっ飛び具合で見てい>>続きを読む
峠のドリフトバトルは新鮮だったが、見所はその位。
タイトルに東京が入っていても、いつの時代の日本だよって感じ。
日本の著名人がオマケ程度に出演しているのが、また悲しみを誘う。
天才数学者の半生の話であるが、学術的なものでなく、主人公が病気に苦しみ、乗り越えていく様が描かれる。
病症のリアルさが、主人公の苦しさやそれを支える夫婦愛、友情を際立たせ、感動に繋がっている。
三谷幸喜らしい、松本空港を舞台にしたほのぼのコメディ。
ワンカット撮影という手法が裏方さんのドタバタを想像させ、面白さをより引き立たせる。
オープニングで板尾創路に向けて放った「トイチで20万円借りたら2年後は2億円」の台詞に衝撃を受ける。
こんなエグい商売する萬田銀次郎を正義の味方の様に見せてしまうミナミの帝王の作品の凄さに改めて感心す>>続きを読む
通信すら出来ない状況でのサンドラ・ブロックの一人芝居が宇宙の怖さを際立たせる。
次々に降りかかる困難に手に汗握るが、人間ドラマ要素が少なく感動は薄い。
血やグロは控えめで物足りなさはあるが、無駄にお色気シーンが無く硬派な作り。
人間同士の醜い争いや自己犠牲などツボは押さえられている。
設定だけ見れば孤独や悲壮感を全面押しにしがちだが、ディスクミュージックのBGMも相まって意外にポップな展開が斬新。
サバイバルというより、火星開拓史の様な感覚で見てられる。
誘拐された子の携帯電話が犯人にバレない訳がないという野暮なツッコミは置いといて、早い展開に終始ハラハラ。
通話の限られた情報から解決の糸口を模索する展開は面白い。
911のオペレーターの重責を実感でき>>続きを読む
ポーランドから英国に亡命した飛行隊がバトル・オブ・ブリテンで活躍する話。
祖国愛や威信を掛けて戦う気持ちは凄く伝わってくる。
実話との事でポーランドの人達には堪らない内容だとは思う。
謎解きゲーム+サスペンス。
キリスト教を背景にした内容で少々取っ付き難さはあるが、歴史の謎を紐解く面白さや芸術的な美しさにグイグイ引き込まれる。
前作とストーリーが似通っているのはご愛敬。
カーアクションが堪能できればそれで満足。
ガレージからゴキブリの如く湧いてくるカスタムカーの集団には笑った。
パケ写とタイトルからのイメージと全然違う。
嵐は遭難の切っ掛けだけで、その後はひたすら穏やかな時間が流れる漂流ロードムービー。
良く言えば、おじさん版スタンドバイミー。
主人公の単騎潜入アクションは見どころ十分だが、ホワイトハウスがあっけなく占拠される設定の有り得なさが邪魔して、いまいちハマれない。
映画とはいえ同じ年に2度も占拠されるとは、2013年は間違いなくホワ>>続きを読む
若者が殺人鬼に次々殺されていくシンプルストーリー。
殺害シーンやグロは少な目でも、十分に痛いし怖い。
特に、理由なく瞬時に殺される理不尽さは精神的に来る。
前作のエピソードゼロ+続編の内容。
各登場人物を深く理解できて面白さが倍増。
バーフバリの一騎当千の活躍がひたすら爽快、これぞエンタメ。
単純明快なストーリーで、シリアスさとコミカルさがいい塩梅。
戦闘シーンは数の迫力が凄い。
一説にはエキストラが5000人以上とか。
まさに娯楽大作という言葉がピッタリ。
ダークタワーを巡る善と悪の戦いである事は分かるが、物語の背景が余り語られず、今一つ映画に入り込めない。
西部劇を思わせる華麗なガンアクションと近未来感のコントラストの妙しか印象に残らない。
アンドロイドとプログラマーの恋愛ものと思いきや、閉鎖空間や登場人物のダークな雰囲気も相まって、ホラー的な仕上がりになっている。
ターミネーターの様な直接的な表現ではないが、近い未来にAIが人類にとって>>続きを読む
全編に渡りゲームを意識した演出がされているのは、ドラクエらしくて良いと思う。
ただラスボスのミルドラースは奇をてらい過ぎて呆れた。
声優については何も言うまい。
捕食者ですら居て欲しいと思う主人公と捕食者としての本能を失う程に衰弱する虎の様子で、漂流生活の孤独感や飢餓感が伝わってくる。
時折見せる大海の神秘的な表情が天国を連想させ、強く印象に残る。
終盤の主人>>続きを読む
映画用に無理矢理スケールを大きくしてない?
犯人の目的とマラソン大会での爆破計画の繋がりが薄く、相棒コンビの活躍の場を強引に作った感じが否めない。
思春期の頃の男の友情って無駄に固かったのを思い出す。
隣人を連続殺人犯として疑い、少年探偵団のごとく捜査するのは良いが、やる事が大胆な割に粗い計画で、終始ハラハラさせられる。
最初と最後の主人公の語り>>続きを読む
ショーン・コネリー演じるメイソンの潜入テクニックを鑑賞しているだけでも面白い。
ニコラス・ケイジの若造な役も新鮮。
舞台になったアルカトラズ島はどんな作品でも映える場所だと改めて感じる。
普段の物静かな優しい雰囲気と殺し屋としての冷酷さのギャップが堪らない。
同業者が相手でも「一度しか殺せないのが残念だ」と言い切れる絶対的な強者っぷりで、安心してアクションを楽しめる。
時々、テスト不正のニュースは耳にするが、まさかここまでとは。
本作は犯罪エンターテインメントとして楽しめる反面、才能ある人間が正規のルートでは日の目を見れず、金がものを言う社会構造を浮き彫りにしている>>続きを読む
第1作のリメイク版。過去作、最新作含め一番SF感が強い。
あの名作がきれいな映像で見られるのは嬉しい限り。
ただ肝心な所がオリジナルになっているのが惜しい。
人間がエゴ丸出しの絶対悪の様な存在感。
ここまで悪く描いてしまうと、前作で共存を望むシーザーに反旗を翻したコバの考えが正しく見えてくるが、そういう感想で良いのだろうか。
シリーズを通じて人類の自滅の歴>>続きを読む
猿インフルにより人間が激減し、逆にエイプが知的になり繁栄した世界。
長年に渡る主従の関係を考えると、対等に共存する事は夢のまた夢。
共存を望むシーザーの悲しい表情がなんとも切ない。
旧作の第三作以降の大胆アレンジ版。
タイムスリップが絡んだ前作よりは現実路線でリアリティが増している。
アーサーを始め猿達の表情が豊かで、台詞無しでも心情を上手く表現している。
樹海村の設定は良く練られていると思うが、コトリバコの怖さが伝わって来ない。
もっと直接的な樹海に恐れ慄く場面が欲しかった。
恐怖の村シリーズという括りは悪くないので、次作は怖さマシマシでお願い。
ローズマリーが気付くと絶望的な状況に陥っているのが怖い。
自分の欲の為、妻を犠牲にするのを厭わない夫が胸糞。
ビジュアル的な怖さは殆ど無いが、しっかりホラーに仕上がっている。
雄大な渓谷の風景が、逆に絶望感を際立たせる皮肉。
閉塞感と痛々しさで、ひたすら胸が苦しい。
実話という事でリアリティーがあり、場面によっては下手なスプラッター映画よりキツイ。
カイジの魅力がポッカリと掛けている。
ゲームがつまらなく、攻略法も浅い上に、カイジの破滅も掛かってない。
日本政府の悪法を阻止するって、スケール感がカイジに合ってない。
1つの放火事件を発端に裏に隠された事件の真相を追う。
火災調査というより刑事ものに近いか。
前作のキャストが登場するのは嬉しいが、続編にしては人間ドラマの要素が弱い。