超面白い!!ウェスの最高傑作では。
冒頭の横移動から視界が贅沢すぎる。マヤホーク登場からオーラが凄い。スティーブカレルを生かしきれてない気もするけどそれもまたよし。
記憶ゲーム一回目のカット割めちゃ好>>続きを読む
ユスターシュってゴリゴリのシネフィル文学監督なのかと思ってたけど、ちゃんと映画の力は性欲や庇護欲に勝てないということを自覚しているしそれを全面に押し出しているところが好感持てる。特に今作の映画館の扱い>>続きを読む
今の精神状態で見ていい映画ではなかった。映画や音楽や文学は個人のセックスや恋愛の問題を前にすると徹底的に無力であるということを映画を通して語る狂気。何度も気が触れそうになって思わず叫び出しそうになりな>>続きを読む
ブレッソンのような棒読み台詞が、あまりドイツ語を話せないモロッコ系移民という設定とうまく呼応している。序盤と終盤の展開の反復や、高級料理屋に横並びで座っている2人を移したショットなど、上品さが常に漂う>>続きを読む
終盤の展開を見て、どういう風な捉え方をしたら「男性を必要としない自立した女性のための映画」になるのか理解に苦しむ。むしろ性差という分断を徐々に乗り越えて共生していこうというメッセージが描かれているのに>>続きを読む
「現実の自分」と「虚構の自分」の間とで生じる分裂は、終盤のカサヴェテス/ローランズ夫妻による怒涛の即興演技合戦に収斂される。ここで重要なのは、ローランズ演じるマートルは舞台女優で、映画の半分くらいはま>>続きを読む
久しぶりに見返したがやはりエンタメとしての密度の濃さが凄まじい。計算され尽くしたカメラワーク、BGMの入れどころ。カーチェイスもしっかり凝って作られてる。エレベーターのシーンはもろヒッチコックてか「殺>>続きを読む
もはやこの世界に居場所など無いということに気づいてしまったおじさんの悲哀。もう少し感謝してくれても良いだろ!と声を荒げた直後に膝をついて謝罪する。身に染みついたマスキュリニティを振りかざすことが許され>>続きを読む
「今日はごめん」「こっちこそごめん」からのスニーカー交換があまりにも美しすぎて嗚咽しちゃった
日本における「目に見えない生きづらさ」がこの映画には全て詰まっている。アクティビズムに対する諦め。自分が枠に収まれるかもしれないという高揚感と、その枠にうまくはまらないと思った時の絶望感。性経験の少な>>続きを読む
冒頭の視線の交わらなさのシーケンスからもう好き。
かつて好きだった人から言われた「私と関わる人はみんな不幸になる」という台詞が劇中でそのまま反復され、その重い扉をこじ開けようと腐心していた日々を思い出>>続きを読む
久しぶりに衝撃で席を立ち上がれなくなる体験。映画というフォームでしか有り得ない資格体験は安易に神秘的という言葉を使ってしまいたくなるほど素晴らしく、ブレンドン・フレイザーの経歴を重ねると本当に泣けて泣>>続きを読む
自然光をうまく利用したライティングの作り込みだけでニヤニヤしてしまう。性加害的な発言をした男性と徐々に親しくなるという展開にはやや古臭さを覚えるが、ラストの彼女の笑顔にはやはり心動かされてしまう。願わ>>続きを読む
結構楽しんで観たはずなのに終わってみたら何も言いたいことが残らない不思議な映画。みんなが言うほど酷くないじゃん!という擁護したくなる気持ちと、かといってベスト級かと言われればうーん…となる
ミシェル・>>続きを読む
カメラという光学機械が持つ「目の前の人・ものを否応なしに一つの箱(映像)の中に閉じ込めてしまう」残酷な一面と、「全て自分のコントロール下で生み出したイメージを何億人もの人が目にする」魅惑的な一面をこれ>>続きを読む
「今度行きたい所があるんです」の後列車がカメラの奥と手前で交差して話し声がかき消されるタイミングの絶妙さ
正直映画の形式的な部分は個人的な好みから程遠く、終始動き続けるカメラには酔いこそしなかったものの見ているのが苦痛ではあった。引き合いに出されるのはダルデンヌ兄弟だが、むしろこの不快感はドグマなんとかを>>続きを読む
カットの終わりとカットの始まりを同アクションで繋げるというともすれば陳腐になりかねない演出を軽やかに見せていく。これはパクチャヌクという確立されたブランドと実績があるからこそ為せる技で、展開もとにかく>>続きを読む
妻が扉をちょっと開けたら奥の方で夫と知人が喋ってる構図や、屋根の上に細長いアレを上げる時のクレーン撮影、ラスト一瞬振り返るロバの驚異的な演技力(言うまでもなくブレッソンを想起させる)など見所は沢山あっ>>続きを読む
「愛妻くんこんばんは 第33話 ある決闘(26分/デジタル)」(1968)
「結婚 陣内・原田御両家篇(45分/デジタル」(1993)
がfilmarksに無い…
「ある決闘」大傑作!白昼夢というテ>>続きを読む