ぎょうざさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

ぎょうざ

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全員死刑(2017年製作の映画)

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相変わらずセンスがいいナンセンス映画。
キラキラ輝いてはいないけど、小林勇貴にとっての宝物をつぎはぎでつなぎ合わせたみたいな、馬鹿で怖くて、本当に馬鹿な映画でした。
間宮祥太朗のキャスティング、天才的
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殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

3.5

ヴィレッジヴァンガードみたいな漫画が原作なのに、東京国際映画祭でも上映されたもんだから、興味本位で観に行ったくせに、べらぼうに泣いてしまった。

死なないと思っているから死ねと言う。
特に健康的な若者
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パレード(2010年製作の映画)

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金髪の林遣都を見たいと思っただけなのに、そんな林遣都のあられもない姿まで拝見してしまい、行定監督の美の観点が本当に毎回琴線に触れすぎて、もう一生ついていきたい。

テーマミュージックがすごく良かった。
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しゃぼん玉(2016年製作の映画)

-

昔知り合いが教えてくれた「登場人物のできなかったことができるようになるときが、シナリオの転換点。」という言葉が、すごく腑に落ちる映画だった。

早起き、箸の持ち方、人との会話、罪悪感。
しかし、その対
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IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

4.6

5年前にトミーリーウォーレス版を、4年前に『MAMA』を、一昨年チャプター1を一緒に観た友人と、二人で観に行きました。

昔に比べてCG技術が進化しており、めくるめく化物たちの世界。
昔より怖い描写、
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劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~(2019年製作の映画)

3.7

テレビシリーズ観てないのだけど、林遣都が本当に本当に良かった。
今まで林遣都の作品はたくさん観てきたけど、あまりにも可愛くて、飛行機の中にも関わらず、泣きながら笑顔で「か、かわいい〜…!」と思わず呟く
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.4

なんか動きが軽やかじゃなかったなぁ。
このままチャプター100くらいになった頃にはもはや寝ながら人殺してるんじゃないの?

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.5

もっと狂った家族の話かと思ったら、知恵を絞って、良心を殺して生きていく話だった。

最後の息子の計画について話しているシーンは泣けた。

生き急いでは苦しくなる。
急がば回れ。

心が半地下の家族。

キラー・メイズ(2017年製作の映画)

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風呂敷広げて広げて楽しいお話〜!ってなったところで、片付けもせずに帰るような、どうしようもない映画でした。

視覚的にはトリックアートを使ったりして、目で見て楽しい映画。

面白いか、つまらないかで言
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CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

4.3

エンドロールを一番最初に流すと、最高にピークエンドで、気持ちが盛り上がったまま帰らされて、「おお………これが、ギャスパー・ノエ………!」と衝撃の余韻を受けながら書いてる。

現代的なアングラな虚構、ず
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マチネの終わりに(2019年製作の映画)

3.5

小説の中の蒔野はもっとモノに執着のないような、若くもないが決して老けていない、きらびやかさのない美しい男性で、それが誰なら納得いくかなんて答えられないけど、きっと福山雅治というキャスティングは最も“正>>続きを読む

アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

3.4

とてもきれいなんだけど、全く深さのない展開のストーリーがダラダラと続く、ウユニ塩湖のような映画でした。
ご飯のシーンがたくさんあって楽しかった。

イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.5

生きているアーティストをここまで神様のように扱う映画、初めて観た。
私が主人公だったら、きっと関ジャニ∞やサカナクションやでんぱ組.incは消えてしまうだろうけど、彼らの曲を再現して後世に語り継ぐ力が
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愛なき森で叫べ(2019年製作の映画)

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おそらく北九州一家殺害事件をもとに作られた作品。
まあ、園子温なのでほぼほぼ要素は少ないけれど、『冷たい熱帯魚』もまたしかり。
おなじみのでんでんがいい感じに狂っていて「ワハハハ!」と声を出しながら笑
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人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年製作の映画)

3.1

観ている途中で「あっこれ蜷川実花の作品だった!」と思い出す。
キャストたちはとても良かったが、舞台と色合いがアンマッチすぎたので。
戦後の色のない世界で、あまりにも小物たちの色が鮮やかすぎて、実在した
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ちょっと今から仕事やめてくる(2017年製作の映画)

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最低なので「この会社よりはまだマシだ」なんて思いながら観てしまった。
日本人は簡単に仕事を辞められない。
私もそうだ。
周りの目や生活の困難さは勿論だけど、きっと「一度人生の選択を失敗してしまった自分
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

4.0

天才たちによる危うげで儚げな世界観が、遠雷の轟く浜辺のシーンで、ユートピアのごとく炸裂していた。
綺麗な森のような深い色合いの音色の映画。

素敵な音楽に触れると泣いてしまう病なので、ずっと泣いていた
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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.7

良い意味で時代錯誤感があり、非常にたまらん。
決して今の時代ではない、ゴッサムシティの昔の話という雰囲気。

最後のシーン、コントラストも動きも、あまりにもピエロ。

ホアキンフェニックス、あまりにも
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映画 聲の形(2016年製作の映画)

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私は自分がされた嫌なことはびっくりするほど全部覚えているし、心の底では「調子よく忘れやがって。しばいたろか」と常に思いながらその人たちとヘラヘラ接しては、壁を殴るような地獄の性格なので、主人公たちのキ>>続きを読む

水のないプール(1982年製作の映画)

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強姦されかけた女子大生「あれ〜?誰かいるの〜?…キャッおじさ〜ん!」
不法侵入する内田裕也「だめだぞ、気を抜いていたら!俺でよかったな!」
強姦されかけた女子大生「あはは!ごめんなさーい。」
不法侵入
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HELLO WORLD(2019年製作の映画)

3.9

信じられないくらいにSF!

あまりにも壮大で、なのに流行りのバンドが主題歌や劇中歌をやるもんだから、変にリアルで、何だかずっとフワフワしていた気がする。
体感で言うと半世紀くらいの上映時間だったし、
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

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救いようのない奴は、自分で救ってやらなきゃいけない。

『ボーイズ・オン・ザ・ラン』の主人公が自らオマージュを重ねていたトラビスという男を知りたくて観たが、あまりにも平凡な男だった。
文句ばかりのエゴ
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エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

3.0

私みたいなメンヘラ陰キャ女はバイブルにしそうな映画だってことは分かるのだけど、シンプルに内容がそんなに良いこと言ってなくて全然心に響かなかっ…………グッチ〜〜〜〜〜〜👌

娼年(2018年製作の映画)

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公開当時は応援上映も開催されていたから気になってたけど、やっぱり性的描写を裏側と共に描く映画は、とてもとても好きだけど、人生としては、ハマれれないな〜と思った。
個人的に、だけれど。

こういう映画を
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DISTANCE/ディスタンス(2001年製作の映画)

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カルト教団による無差別殺人事件の実行犯の家族たちの話。
井浦新、誰の家族がわからないまま話が進むが、最後のセリフ一言で、気が狂いそうなほどの感情の中で生き続けているのだと悟らされた。

弱体化の一途の
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かもめ食堂(2005年製作の映画)

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おにぎりは、何でもかんでも具にしちゃっていもいいじゃないか、と思った。
私はザリガニもトナカイも食べてみたい。

少しずつみんながつまらない世界で、それで完成する世界なのだな、と思った。

美味しそう
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13日の金曜日(1980年製作の映画)

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その当時には超技巧であったろうメイク。
絶対友達にはなれそうにないパーティーピープル。
これがホラー映画の王道になるのかと思うと天変地異のような気持ちになるな。
アメリカは「見せるホラー」のはずじゃな
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アス(2019年製作の映画)

3.6

黒人×宗教×陰謀×ホラーの組み合わせの代名詞となりつつある、ジョーダン・ピールの最近作。
選曲のセンスがバチバチに良いので、観ながら踊り出しそうになります。

しかし、残念ながら今回も怖くない。
何な
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僕らのごはんは明日で待ってる(2017年製作の映画)

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ゆんぴょ〜〜マジで可愛いな!
ケンタのフライドチキンの味を家で再現しようと、スパイスとか適当にぶっこみながら鶏肉と格闘するゆんぴょ〜!!!

ケンタが好きな理由も、すごく素敵。
カーネル・サンダースっ
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逆光の頃(2017年製作の映画)

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京都の、京都らしさを感じられて、そこだけがよかった!
夏の京都に行きたくなる!

ストーリーなどに関しては、本当に何でもない、何もない映画でした。
映画と呼んでいいのか……?

天気の子(2019年製作の映画)

3.7

映像は本当に綺麗だったし、キャストが本当にみんな上手かった。
笑いどころもたくさんあったし、分かりやすくベタな応酬をやってのけてしまったり、新海誠の“真骨頂”という感じです。
やりたい放題。
新房昭之
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Diner ダイナー(2019年製作の映画)

3.0

料理が美しいし、本当に美味しそうだった………ジビエハンバーガー……!
セットもお洒落だし、斎藤工とサトエリの使い方がすごく良かった!!
もう少し大人しく暗くグロかったら、園子温の『奇妙なサーカス』ぽく
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ハンニバル(2001年製作の映画)

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クラリス、君は愚かだよ。
君みたいな女は大嫌いだよ。

グログロ…………これが『ハンニバル』か…………。

ウォールフラワー(2012年製作の映画)

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時々、生き方が格好良い人がいて、そんな人と出会えた自分すら愛しくて、人生が救われた気分になる。
それが陰日向の世界でも、マイノリティでも、男でも女でも、ただ「好きだなあ」という感覚、限りなく“青春”に
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僕と世界の方程式(2014年製作の映画)

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表情や仕草、口調、何なら顔立ちも、私の苦手な先輩に似ていてソワソワしてしまった……。

天才には天才の生き方があるのね、凡人はそのペースに巻き込まれるとどうしようもない気持ちになるよね。
主人公のお母
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神と共に 第二章:因と縁(2018年製作の映画)

3.8

私は若干、強火ヘウォンメク担なので、流石に映画館だから黙って観てたけど、もう心の中では「うううんんんんんヘウォンメク激や…………ほん………ちょ、ヘウォンメクさんんんんんんんはあああヘウォンメク…………>>続きを読む