このレビューはネタバレを含みます
大好きで小説も映画も何度読んで観たのか分からない。
自分が思うミステリの理想が詰まっている。
小説の細かいロジックや心理戦と比べたら映画は大雑把な感じにはなっていて、そこが薄まっているのは否めないけ>>続きを読む
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久しぶりに大号泣した。
鑑賞後に目が腫れぼったいと感じた。
感情が言葉を追い越してきた。
平常のシーンでは感情を言語化しながら観ているのだけれど、突撃するシーンだけは言葉が追いついてこなくて、じんわり>>続きを読む
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作画がとても可愛らしくて、好奇心旺盛で動きも表情も豊かで天使みたいなトットちゃんがとても微笑ましかった。
多くのものに興味を示して、色々なものを欲しがって、たくさんのものになろうと夢見て、きっとトッ>>続きを読む
こういうのすごく好き。
音楽とムードで胸が押し潰されそうなほどに恐ろしくて不気味な出だし。息を吸うのを忘れて、呼吸が浅くなるような苦しさがあった。
音楽がすごくいい。ネオン街もすごくいい。多少の不気>>続きを読む
まず気になったのは、Xの定義について。
ただ惑星難民Xを受け入れたということが序盤で伝えられ、Xの設定が物語が進むにつれて加えられていくから整合性という面で少し混乱したし、自分が観ていたスクリーンの世>>続きを読む
何年ぶりか、8年ぶりくらいかな。
小学生のころに観た映画を続編がやるということで観なおし。
所々は覚えていたけれど、細かいところまではやはり記憶から抜けている。
白いパラシュートでチョコを落としてい>>続きを読む
ナポレオンの半生を描いた大作だった。
ユーモラスに人間らしく描かれたナポレオンとホアキン・フェニックスやヴァネッサ・カービーを楽しめた。
しかしナポレオンに関する事前知識があまりなかったために、拾いき>>続きを読む
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おもしろかったけれど、観ている途中で気になる箇所も多かった。
サイコパスの弁護士対シリアルキラーという対立がまず楽しくて、犯行方法も被害者の脳を取り出すという残酷なもので、設定だけで惹かれるものがあ>>続きを読む
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氷とグラスの音。ウイスキーをあける音。注ぐ音。そして鉛筆の音。
心地よい音で幕を開けた時点で、この映画との信頼関係が結ばれるのを感じた。耳がその音を聴けることをとても喜んでいて、鳥肌がたった。
光太>>続きを読む
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物語としておもしろいかと聞かれたら個人的には迷うところだけれど、北野武監督の世界観で捉えた新しい本能寺の変という新鮮さは観ていておもしろかった。
秀吉と家康以外の主要人物がホモだったという設定にまず>>続きを読む
最初から最後まで心を掴まれたまま駆け抜けるような映画だった。
観客を意地でも飽きさせないぞという熱意のようなものを感じた。
言わば緊張感のフルスロットル状態。
飛行機の不時着でハラハラしたと思えば、>>続きを読む
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ノマドがマヤたちの乗る船にミサイルを投下し爆発したあとの静寂のなかでの、
「THE CREATOR」
すごかった。衝撃音と静けさが混ざって、臨場感が心に残った。ここからこの映画への安心感が生まれた。>>続きを読む
鑑賞後の満足感が物凄くて、自分の心のなかで溶けていく余韻を丁寧に味わいながら、ゆっくり劇場を後にした。
自分は同じ時期に公開された『月』と似た部分があるように感じた。
それは「あったことをなかったこ>>続きを読む
パスかなあと思っていたけれど、観たらかなりおもしろかった。
やはり何でも観ないと分からない。
ブチギレている達也が犬の糞を踏んで、そこに千紘が現れ、顔を見た瞬間の「かわいいんかい」というツッコミなど>>続きを読む
小説も含めて自分は大好きな作品。
映画も表現の仕方から流れている雰囲気まですべてが好きだった。
磯村勇斗演じる佐々木も新垣結衣演じる夏月も第一声で分かる変わり者で、絶対に何か暗いものを抱えている感じ>>続きを読む
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ありがちな展開が多いかなと思ったけれど、しっかり泣いた。
宇海ちゃんはそれでも賢星のことが好きだったんだなと思ったら涙が溢れた。
やはり“好き”という気持ちはとても真っ直ぐで理由なく心に刺さる。
ミ>>続きを読む
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もっと早く観るべきだったなと思った。
それぞれの視点から映される群像劇になっていて、世の中と人間に対する怒り、ぶつけてもぶつけきれない怒りがとても苦しかった。
復讐されること、責められること、悪者>>続きを読む
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リバイバル上映で観てきたが、すごくおもしろかった。
釈放された男(ビリー)と突然彼に拉致された女(レイラ)の物語。
拉致された男になぜそこまで従うのか、逃げ出せる隙は何度もあるではないか、という疑>>続きを読む
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(酷評です。すいません)
一生懸命製作したであろう方々には申し訳ないけれど、個人的には超駄作だった。
これでGOしたのが不思議で、時間をとられることが腹立たしいくらい。
音楽と東京の景色の美しさは観>>続きを読む
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すごいおもしろかった。本当におもしろかった。約3時間半という長時間だったが、まったく退屈にならず最後まで楽しめた。
観終わったあとの興奮で夜空がいつもより綺麗に見えた。
個人的に最も良かったのは終わ>>続きを読む
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重低音上映で観てきた。
胸の奥と腹の底にどんと響く音。最初から最後まで迫力がすごいし、過去と戦う人間の気持ちも拾い上げているし、心にも響いた。
ゴジラが島で初めに襲いかかってくるときは、儚い人間の生>>続きを読む
気持ちよくておもしろい。
「あの男だけは怒らせるな」と恐れられるほどに強い。でもその強さはしなやかな強さではなく粘り強い強さ。相手を倒す強さというよりも、どれだけやられても死なない強さ。
何があって>>続きを読む
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すごくおもしろかった!
ファン・ジョンミンは安定感があるし、髭面のワイルドなヒョンビンもカッコイイ。
観ていて思ったのは、やはりタリバンの恐ろしさ。彼らにとっての“帰るところ”は唯一神アッラー。街>>続きを読む
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白黒の乾いた映像に日本らしい音楽で始まる。
半壊して雨に打たれる羅生門が映し出されたときの興奮は何とも言い表せない。やはり自分は白黒映画も好きなのだと思う。色に頼らずに寂れた世界観を映し出している表現>>続きを読む
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おもしろかったけれど、残念なところもあった。
設定やテーマで言えば、少しインセプションやマトリックスを感じさせるものがあったし、超人的な敵と戦っている序盤もおもしろかったけれど、“どんでん返し”とい>>続きを読む
誘拐犯が「おまえの罪を自白しろ」と要求する設定にインパクトがあったから、期待して観にいったけれど、個人的には少し残念だった。
政治と家族、国と誘拐犯、警察とマスコミ、様々な要素が作品のなかで触れられ>>続きを読む
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衝撃的な内容で考えさせられることが多くて、まとめるのが難しい。
タブー視されている考えに踏み込んでいる映画で、善人的な考え方で丸め込んで人が見ないようにしている、出さないようにしている感情や現実を突>>続きを読む
鑑賞前は3時間長いなと思っていたけれど、まったく苦にならず、おもしろかった。
映像のなかにおける色と陰の使い方が印象的だった。夜の街の映し方がとてもキレイで、夜や暗いシーンでは青や紫の光が映されて、>>続きを読む
足音のみBGMなしの銃撃戦で始まり、腹に重く響く音が広がり、ストーリーが幕を開ける。
今作はストーリーを楽しむ作品ではない気がした。ストーリーの流れは普通で、ラストは盛り上がりがないことも少し気にな>>続きを読む
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チラシに中指を立てるエリザベートが載っていたから、破天荒でぶっ飛んでる感じの女王を描いた作品なのかと思えば、エリザベートの苦しみが痛々しいほどに描かれた作品で、イメージしていたものと違った。
皇后と>>続きを読む
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オペレーションフォーチュン前のリバイバル上映で観てきた。
すごくおもしろくて、よくできるなあと思った。
4つくらいのお話が同時進行する群像劇で、それらが上手く噛み合って、主人公たちに勝利をもたらす。>>続きを読む
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予告をみてからイメージしていた作品とは少し違ったけれど、おもしろかった!
たとえ家族であっても、人は人を理解しきれないこと。その人を理解した気になって心配や不安を押し付けても、本人にしか分からない>>続きを読む
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普遍的な親と子のストーリー、社会性を持つ人間という生き物について描いたストーリーだと思った。
愛だからと言って自分の心配を押しつけて子どもを縛ろうとする親と、親に嘘をついて外へ出ていこうとする子ども>>続きを読む
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おもしろいし、好きな作品だった。
原作がビートたけしというものだから、びっくり。
展開はベタな恋愛ものという感じだけれど、この作品はそれ以上に自分の好みだった。
描かれている世界そのものの空気感が好>>続きを読む
おもしろかった!
鑑賞後にしみじみくるものはなかったけれど、この作品はテーマどうこうというよりアトラクションのように楽しむ作品。おもしろければよし!
ストーリーというよりは、アクションとユーモア、そ>>続きを読む
ヘルドックスのときと同様に状況説明のセリフが早口すぎて何を言っているのか全然聞き取れなかった。物語が動き出すのも1時間経ってからくらいで、それまで主人公たちの現状を伝えるためにさいており、自分は退屈に>>続きを読む