はれりーまんさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ブラッド・レッド・スカイ(2021年製作の映画)

3.5

ほーなるほど、怪物ってそれねって映画。
主役の"怪物"の設定、それを特殊な状況に置いたストーリ展開。コレはいい!
"怪物"が何なのかは、あまり深く考えずに見始めましょう。
それにしても、"怪物"が発現
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ウィズアウト・リモース(2021年製作の映画)

3.0

陰謀論がストレート過ぎて退屈な映画。

原作がそうなのか、脚本が悪いのかわからないけれど、陰謀の動線も根拠も浅い。そうなると、描写やアクション、映像等、他に期待するわけだが、いずれもイマイチ。というよ
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トゥモロー・ウォー(2021年製作の映画)

4.0

売れる要素を組合せた産業SFヒーロー映画。

親子関係、タイムパラドックス、未知の生物といった要素を組合せ、一応サイエンスフィクションの体を保ちつつ作られた、エンターテインメント大作。あまりにも伏線が
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クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)

4.0

クリードがクリードになった映画。
前作はロッキーの色が濃かった。今作では、ロッキーの存在感は溶け込み、クリードの一部となった。

しかし、本当に映画ファンとして幸せを感じる。最初の作品から42年8作、
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クリード チャンプを継ぐ男(2015年製作の映画)

4.2

アポロの息子の成長とロッキー、そして周りの絆をラストのリングで昇華する映画。
アポロの愛人の息子なんて、ちょっと設定が強引かと思っていたけど、実際にはまったく気にならなかった。そこ以外の人間ドラマは、
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ロッキー・ザ・ファイナル(2006年製作の映画)

4.2

期待どおりの展開に涙する映画。
これ以外にないと期待したとおりの結末。こんなにも想像どおりなのに、否、であるが故になのか、感動し涙する。ありがとうスタローン。
「5」からの17年の歳月が進歩をもたらし
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ロッキー5/最後のドラマ(1990年製作の映画)

3.5

トレーナー・ロッキーの悲哀を描く映画。
自分が師に入れ替わっての師弟関係、新たに加わった親子関係といったところを描いていて、ボクシング以外の要素が強い。しかし、その部分が軽く、結局最後の大喧嘩が最大の
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ロッキー4/炎の友情(1985年製作の映画)

3.5

2021年の今見ると、ステレオタイプと音楽多用でMVにしか見えない映画。
この時代のソ連に対するイメージがあまりにデフォルメされてて笑ってしまう。アポロは、死んでしまうから笑ってはいけないんだけど、自
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ロッキー3(1982年製作の映画)

4.0

やっとの“ボクシング”映画。原点回帰ではなく、やっと原点に到達。
まず過去2作は根性だけで戦ってきたという驚愕の事実がわかる(笑)
趣を変えて、人間ドラマはどうでもよく、ハルク・ホーガンとの対戦、Mr
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ロッキー2(1979年製作の映画)

3.5

チャンピオンとの対戦で成功後、紆余曲折からまた原点のボクシングに戻ってくる話。だけれども、落ちるとこまで落ちるわけでもなく、その振れ幅が小さいので、こじんまりしてしまった。冒頭「previously >>続きを読む

アイリッシュマン(2019年製作の映画)

3.5

家を血で染める者が真相を語りそうで語らずに終わる映画。
こう評したように、長い尺の中、遅遅とした展開が続く。殺人はアッサリ。躊躇のない奴は最強なんだけど、語るはソコじゃない。最後の一人になるまで話をひ
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デンジャー・ゾーン(2021年製作の映画)

3.0

軍紀に従わない男を更生させる映画。
自らは安全地帯にいながら、勝手な正義の下でドローンやロボットで戦争をすることに対する警鐘や批判的作品にしたかったのかもしれない。が、主人公が命令に従わず、勝手に合理
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オールド・ガード(2020年製作の映画)

3.5

シャーリーズ・セロンのスタイリッシュアクションは健在。ワシ的には、ほぼそこしか楽しむ要素がなかった。何千年も生きているようなホノメカシがあるのだが、回想シーンが軽くて、スケールが感じられないのだな。シ>>続きを読む

21ブリッジ(2019年製作の映画)

4.0

マンハッタンを結ぶ橋の封鎖はほぼ関係ない映画(笑)
J.K.シモンズの役で展開が読めてしまうのはご愛嬌。どのみち、過去、消費されつくした物語、設定である。しかし、下手に派手すぎないアクション、強烈過ぎ
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バード・ボックス(2018年製作の映画)

4.0

消去法でサンドラ・ブロックな映画。
得体のしれないものによって人類が死にまくるわけですが、そこには何の理屈も語られない。精神障害があると死なないみたいですが、何の理屈も語られない。人類絶滅シチュエーシ
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ミッドナイト・スカイ(2020年製作の映画)

3.0

近未来の宇宙と地球を舞台にした人間交差点映画。
理屈が何も語られず、伏線回収もない。自然と宇宙空間の情景、人間ドラマで勝負。このつくりだとSFと呼びたくない。「メッセージ」みたく文系SFみたいな。正直
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ANON アノン(2018年製作の映画)

2.5

頭に残らない近未来映画。
ユルい設定ってのは、世界観が構築されていれば、見る側が勝手に想像で補完していい方向になることもあるもの。しかし、この映画の世界観は、強烈な映像があるでもなく、ただ殺風景で人の
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イップ・マン 完結(2019年製作の映画)

4.0

未だ、こんな映画を楽しめる幸せ。その最終章を堪能ください(笑)
イップ·マンありがとう。あなたがいたおかげで、カンフー映画は死んでません。

あ、じゃ、今後はどうなる…

アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.5

タイムトラベラーの若者と一緒に人生のすばらしさを学ぶ映画。
レイチェルのキュンとする笑顔のカバー写真と日本語タイトルから、ラブコメかと思って、ずっと敬遠していたけれど、全く違う、いい映画だった。
タイ
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T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

4.0

前作のノスタルジー無しには楽しめないが、ともかく見入ってしまう映画。
人は変わらないが世の中は変わったとは、ベグビーの言葉だが、その今を描いたということだろう。何故か魅入られる作品だが、前作ほどの圧倒
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

4.2

イギリスのヤク中若者の現実と希望の映画。
2021年の今見ても、まったく色褪せない。
ヤク中達の今そこにある現実と幻覚。この表現力は圧倒的でホラーと言ってもいい。結構キワドイラインな気がする。今、こう
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英雄の証明(2011年製作の映画)

2.5

ゆる設定演劇映画。
ローマ史上の出来事を描いた作品を何故に近代戦争に移植する必要があったのか。もう初手から、どっかで起きた食糧危機に誰かが起こした暴動的なノリで、設定のゆるさにイラつく。コリオレイナス
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マローボーン家の掟(2017年製作の映画)

4.2

まあ見てみろやと言いたい映画。
強盗殺人犯の父から逃れ、母にも先立たれるが、兄弟4人でつつましくもヒッソリ仲良く暮らす。長男は、近くの農場の娘と淡い恋に落ちる。そんな、ちょっと切ない感じの日常だけでも
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ブレイン・ゲーム(2014年製作の映画)

3.7

サスペンス版スキャナーズ(古いね(笑))。
演技レベルが様々な役者が揃ってる感があり、役者の格がよくわかる。特にジョー役ジェフリーのクサイ芝居に辟易してしまった。TWDのニーガン役は、そのクサさが逆に
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ロープ/戦場の生命線(2015年製作の映画)

3.8

“国境なき水と衛生管理団”の仲間たちのやり取りを愉しむ映画。
紛争地で人が嫌がる仕事を請け負っているNGOメンバであるが、ジョーク、新人のからかい、恋愛等、フツーに仕事してる。それでいて、使命感は実は
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トップガン(1986年製作の映画)

3.5

30年ぶりに見たら、どっぷりと濃ゆいアメリカ青春モノっぷりに、色々とこっ恥ずかしくて、まいった。今は歳の割にずいぶん若いと思うトム・クルーズだけど、この頃から考えたら、かなり良い歳のとり方してるよね。>>続きを読む

ランボー ラスト・ブラッド(2019年製作の映画)

4.0

ノスタルジーによるノスタルジーのためのスタローンアクション映画。
スタローンまで、こんな映画演りやがって…もう大好きだよ!
まさにランボーアクションによる、何ら余計な手を加えないオーガニックな誘拐リベ
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ヒア アフター(2010年製作の映画)

4.0

つらい感情インジェクション映画。
臨死体験を共有できないつらさ、霊能力があることによる孤独感、双子の兄をなくした喪失感。序盤の津波の映像による効果なのか、有無を言わさず、主人公たちの感情を喉から心臓へ
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ザ・フォーリナー/復讐者(2017年製作の映画)

3.5

ジャッキーチェン版ランボー的なやつ。
かなり酔っぱらいながら見ちまったが、楽しめたよ(笑)
でも、何故に、その歳でソレ。いいんだけど、古くて新しい映画になっちまうから、どうせなら、剛の白人を柔の老アジ
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女は二度決断する(2017年製作の映画)

3.5

珍しく邦題が良い映画(笑)
この邦題でなければ、寝てたかもしれない。
法廷劇に入るまでは、正直、退屈でたまらなかった。法廷に移ってからは、被告側弁護人のいまいましい発言と、原告側弁護人の毅然としたやり
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手紙は憶えている(2015年製作の映画)

4.0

シルバー版エンゼル·ハートだな。
それにしても、このゆっくりした、ドラマチックでもない展開で、よく飽きずに見られたもんだ。記憶の混乱とか結構フワッと描いてて、集中して何か見逃さないようにしようというモ
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ファミリー・マン ある父の決断/ヘッドハンター・コーリング(2016年製作の映画)

3.0

典型的な人生見直し映画。
悪くないが可もなく不可もなく、このコンテンツ大量消費の世の中に埋もれる映画だなぁ。
時代設定とかなかった気がするんだけど、2016年制作でスマホが出てこない。電話、電話、電話
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.5

安定の古典的ミステリーを堪能すべし。
登場人物達のちょっとした非合理性を突いて、探偵が謎を解く。推理小説をそのまま映画にしたような感じ。それら非合理性は、会話や画にちょっとした違和感として、視聴者側が
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.5

やっぱり異世界モノは車に轢かれるのね(笑)。
車に轢かれる異世界モノ、優柔不断な主人公、ドタバタ劇…ジャパニメーションっぽくね!?

ビートルズを使ってナーイスって思ったのは、最初にイエスタデイ歌うシ
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.5

ドラえもん型タイムトラベルで、歌のサビだけ切り出したようなトランスアクション映画。考えるな、感じろ。そして、アクションを楽しめ。
ノーランの挑戦、いや、挑発と言うべきか。ドラえもん型タイムトラベル(過
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.0

気味の悪さと後味の悪さをご賞味ください。
排他的文化圏による暴走。オカルト系のホラーは、最近、そんなのが多い気がする。これはオカルトの死なのか、オカルトの生なのか、わからんけど。
本作もそういったもの
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