Jumblesoulさんの映画レビュー・感想・評価 - 23ページ目

Jumblesoul

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コーヒーが冷めないうちに(2018年製作の映画)

1.0

ややこしい設定の和製タイムスリップもの。原作本は4回泣けるとかいう宣伝文句が逆に仇になったのか、散々に叩かれた凡作らしい。映画の方も話がバカバカしすぎて、途中で音声を最小にして画面だけ見ていたくらい(>>続きを読む

ザ・ローリング・ストーンズ レディース・アンド・ジェントルメン(1973年製作の映画)

3.0

アルバム『メインストリートのならず者』の頃のストーンズ・ライブ・ドキュメンタリー。BSオンエア版のせいなのか、100%ステージ上のパフォーマンスのみの映像で逆に良かった。
今は脱退したメンバー、ミック
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人生模様(1952年製作の映画)

3.5

文豪O・ヘンリーの原作による短編5話のオムニバス。案内役はジョン・スタインベック。
小話的なものもあるが、誰もが知っている超有名作『最後の一葉』と『賢者の贈り物』の映像化が観れる事が嬉しい。
『最後の
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愛しのシバよ帰れ(1952年製作の映画)

3.5

いつも思うけど、日本くらい飲酒行為に寛容な国はない。SNSで酒を飲んでるところを拡散して自慢しているのは世界でもこの国民くらいだろう。
自分のような愛煙家に対しては犯罪者のように厳しいのに、依存症にな
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

2.5

BSの歌番組でMCをする松岡茉優がなかなか魅力的だ。プロのMCとは違って女優らしく表現力が見事。ハロプロ・オタクを隠そうともせずに、ファン目線になる辺りは最高である。
有村架純と共に『あまちゃん』女優
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ファースト・マン(2018年製作の映画)

2.0

子供の頃、アポロの月面着陸のテレビ中継をリアルタイムで見ていた世代としては興味のある題材の科学実録もの。
とはいうものの、ドリームワークス製作なのでラスト20分間の宇宙編以外はつまらないファミリー映画
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万引き家族(2018年製作の映画)

3.5

犯罪一家の話かと思ったらそうではなく、万引をするのは父ちゃんと息子だけ。なのでこのタイトルには違和感がある。
いわゆる、なりすまし家族の話だが、現実的にはちょっとありえない気もする。
良く出来た点が、
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.5

実在する主人公の元黒人刑事が書いたノンフィクションが原作。
潜入捜査ものなので終盤まではかなり地味な展開ではあるが、クライマックスの爆破テロ直前辺りから物語が一挙に動く。
必死で捜査してもやはり人種差
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イット・カムズ・アット・ナイト(2017年製作の映画)

2.5

感染パニック&心理サスペンスといった作品。現実に起きているコロナ・ショックが終息しなければ、東北の山奥でこんな事が実際あるかもしれない。
いかにもモンスターが夜に出現して襲ってくるみたいなハッタリのタ
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移動都市/モータル・エンジン(2018年製作の映画)

2.0

CGファンタジー活劇。
原作の方はたぶん相当な力作とは思うが、2時間に詰め込みすぎて映画は結局薄味になったような?
冒頭のアメリカの象徴には笑ったが、それ以降はシリアス・モードで逆に退屈。人工皮膚が溶
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ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

1.5

一作目は薄味ホラーで面白みもあったけど、この続編はホラー要素が全く無くなりドタバタSF劇の凡作になってしまった。
お面を付けた殺人鬼、どうしてもゲゲの鬼太郎のネズミ男に見えてしまう(笑)

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

2.5

ライト級の青春ホラーで、SF作品によく出てくるループもの。
主人公のビッチな女の子が何故こんな目に合うのか説明無し。その辺をもう少し補えば面白くなったかもしれない。
この珍事(?)の元凶も途中で分かっ
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ワイルド・スピード/スーパーコンボ(2019年製作の映画)

3.0

冒頭でカバー・バージョンだけどジム・クロウチの『タイム・イン・ア・ボトル』が流れた時に、オッこれまでと違うのかと少し期待したが、いつものワイスピの雰囲気通りのスピンオフ作品。
チームの敵だった弟しかい
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タイタンの逆襲(2012年製作の映画)

2.0

CG神話ものの続編。
キメラとの戦いや進撃の巨人登場など見どころはあるが、肝心のラスボスとの対戦が何か盛り上がりに欠ける。
この手の作品はやはり見続けると飽きてくるせいか、最近はあまり制作されなくなっ
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エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

1.5

ミシェル・ゴンドリー監督の凝った設定の恋愛コメディ。
シリアスな物語のはずなのに、主演のジム・キャリーがあちこちでコメディアンらしさを出す芸風に無理矢理さを感じる。
中盤以降の記憶が錯綜する辺りは見て
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グッバイ・ゴダール!(2017年製作の映画)

2.0

ゴダール監督の二番目の奥さんの自伝小説映画化作品。
偉大な芸術家でも、こんな偏屈で自己中な男のどこに惚れたんだか理解不能。まあ、有名人を家系に持つ女性なので、価値観が違うのだろうけど。
60年代末期の
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悪魔(2018年製作の映画)

1.5

『富美子の足』と同じく、谷崎潤一郎の短編が原作。
物語の弱さをヒロインの魅力でカバーしていた『富美子』に比べ、こちらはヒロインが全く魅力無し。悪魔のような女子高生というキャラなのに、役所か銀行に勤める
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富美子の足(2018年製作の映画)

3.5

原作は文豪谷崎潤一郎の短編。キワもの的な雰囲気で安臭い官能作品かと思ったら、なかなか面白い掘り出し作品だった。
足フェチ老人役の、でんでんが安定の怪演。原作の方では実は主人公の野田青年役、淵上泰史も好
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デス・ウィッシュ(2017年製作の映画)

3.5

名作のリメイクはやらなきゃ良かったのに的な失敗作が多いので期待していなかったが、そこそこ面白かった。
時代を反映したのか、ブロンソンのオリジナルよりは設定がソフトになっている。さすがに未成年の娘をレイ
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フリーダムランド(2006年製作の映画)

2.0

バカなシングルマザーの狂言に振り回され、スラムの人種差別問題が暴動に発展するという話。という何だか無理矢理感のある展開でどうもピンとこない。
子供が失踪したからといって市民団体が遺体を捜索するっていう
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2重螺旋の恋人(2017年製作の映画)

1.5

官能ミステリー風な話だけど、結局病んだ人の妄想かいというオチが、投げやりでフェアじゃない感じ。
濡れ場を綺麗に撮ろうとするあまり、肝心な色気が全然伝わらない。もっともファッション・モデルみたいな細身&
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勝利への脱出(1980年製作の映画)

2.5

脱獄ものなのにあまり緊張感が無いエンタメ作品。
マイケル・ケイン、マックス・フォン・シドーという実力派が出演しているので、何とか最後まで観れたけど。
最大の見どころはペレのオーバーヘッド。ステロイドを
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スプライス(2008年製作の映画)

3.0

遺伝子交換グチョグチョ系の生化学ホラー。
何故か新種生物が鶏系の手足という辺りが気味悪いと思ったら、羽根がいきなり生えて飛んだりする。
話のテンポがいいので最後まで一気に観たが、後味の悪い結末はちょっ
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ブレイン・ゲーム(2014年製作の映画)

3.5

最近は脇役や顔出し出演が多いアンソニー・ホプキンス堂々の主演作品。
女性FBI捜査官と元医師のお助けマンという組み合わせは、あの『羊』を思い起こさせる。理詰めのレクター博士と違って、本作の主人公は予知
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二人でお茶を(1950年製作の映画)

2.5

昨年5月に亡くなったドリス・デイ全盛期のミュージカル。
本業は歌手だが元々バレリーナを目指していただけあって、ドリスのダンスもなかなかのもの。
物語があまりにもベタなので退屈な面もあるが、暗いニュース
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静かなる男(1952年製作の映画)

1.5

ジョン・フォード監督、ジョン・ウェイン主演コンビのアイルランドを舞台にしたホーム・コメディ。
偏屈な乱暴者や呑兵衛もいるが、基本的に善人ばかりの村の話。つまり日本の寅さん映画みたいなもので、どうもこの
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クリスタル殺人事件(1980年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

コロナ・ショックのこんな時期にBSプレミアムでこの作品をオンエアしたNHK担当者は凄い(たまたまだと思うけど)。というのも、本作の殺人の動機が正に「ウィルス感染」だからだ。
ポワロに並ぶクリスティのレ
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テキサスの五人の仲間(1965年製作の映画)

3.0

ギャンプル依存症をネタにした西部劇コメディ。ドタバタは無しで、物語と練り込まれた脚本でクスリと笑わせる佳作である。
夫婦役のヘンリー・フォンダとジョアン・ウッドワード、そして5人のギャンブラーが個性豊
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魂のゆくえ(2017年製作の映画)

2.5

主人公が神父や牧師の宗教ものは、難解な作品が多い。本作もその一つで地味な内容ながら、ベテラン脚本家のポール・シュレイダーが監督しただけあって最後まで一気に観させてしまう。
ただし、やはりキリスト教に精
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終着駅(1953年製作の映画)

2.0

日本のお昼にやっていたヨロメキ・ドラマの原型みたいな、ヴィットリオ・デ・シーカ監督の古典メロドラマ。脚本にトルーマン・カポーティが参加している。
主演は場面ごとにチャイナドレスを着替えるという世紀の珍
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スマホを落としただけなのに(2018年製作の映画)

1.0

『なりすまし』をテーマにしたミステリーもどき。
たぶん原作がそうなのだろうけど、こんな薄っぺらな話をわざわざ映画にした制作側もそうだが、それがヒットしてしまうんだから邦画ファンのレベルの低さにも呆れる
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過去を逃れて(1947年製作の映画)

3.5

悪女ものハードボイルドの隠れた傑作。
主演は暗い過去を持つ元私立探偵役でロバート・ミッチャム。ギャングの親分役でカーク・ダグラス。
登場する三人の女優が美形揃い。特にジャンヌ・モローに少し似た悪女役ジ
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地獄の逃避行(1973年製作の映画)

3.0

マーティン・シーン、シシー・スペイセク共演の実録連続殺人もの。
些細な事でキレる主人公の青年が、出会う人々の殆どを射殺していく。何故か恐怖心もなく青年に付いていく少女役のスペイセクは、これが主役級初の
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初恋のきた道(1999年製作の映画)

3.0

時代設定が不明だが、電気も通らない寒村だからこそ成り立つ純愛ドラマ。これが町だと、なかなか難しそう。
チャン・ツィイーが奇跡的な可愛さ。将来夫になる相手役の先生が今風の整形イケメンでないのがいい(笑)
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皆殺しのバラード(1966年製作の映画)

2.5

ジャン・ギャバン主演のノワールもの。
ギャバンはギャングというよりも密輸団の元締め役、という事もあり話はやや地味。アメリカ人の潜入捜査官に好き勝手にやられて、最後はお縄にという結末もフランスらしくない
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ブロークン 過去に囚われた男(2014年製作の映画)

3.5

アル・パチーノ主演の頑固な老人もの。
バチーノといえば、マフィアの二代目ボス役のイメージが強い人が多いと思うけど、『スケアクロウ』の気の弱い青年の方が強く印象に残っている。そのパチーノも刑事やギャング
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