えんびふらいさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

えんびふらい

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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.4

映画版ガリレオらしい、"人間性"に重きを置いた作品。今回は一層力を注いでいる印象を受け、もはや草薙のための映画とも言えそう。原作ファンはきっと大喜び。

内容は草薙にフォーカスしていることもあり、刑事
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そうして私たちはプールに金魚を、(2016年製作の映画)

3.7

一生記憶に残る訳では無いし、万人受けするものでもないと思うけどあっという間の30分だった。特にワードセンスが好き。
"意味の無いこと"を繰り返し行ってるわけだけど、それを積み重ねることで人生が作られて
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Two Balloons(原題)(2017年製作の映画)

3.8

9分でこの満足度はコスパ良すぎる。
バイオレンス系見たあとの癒しにぴったり。
音楽はしつこくないのになぜか印象的で素敵〜

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.0

「サマーウォーズ」の延長線上であり、「美女と野獣」のオマージュ作品。中盤まではもうこれらでしかなくて笑ってしまった。
言いたいことは山ほどあるが、声優と歌に関しては良かったと思う。ikuraちゃんは気
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前科者(2022年製作の映画)

3.7

映画というより2時間物のドラマを見た感じ。
キャストも豪華で演技も申し分無しだが、保護司・バイオレンス・恋愛(?)といった様々な要素を詰め込みすぎた感があったからそこは少し残念。
ただ森田剛目当てでこ
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疾風ロンド(2016年製作の映画)

3.0

原作の方が良かったというのだけ覚えている、、、

ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

3.9

前半のホンワカ感から一転、タイトルロールからエロスとバイオレンスが入り混じるところは苦しすぎて言葉が出なかった。
ラストは今までの展開が嘘かのように王道映画のような感じだったが、それが逆に清々しかった
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生きちゃった(2020年製作の映画)

3.7

想定していたよりも激重激鬱展開で、映画としての見応えはかなりあった。
好きだからこそ相手の感情を必要以上に考え、何も言えなくなるというのはよく聞く話だから、そこから起こる悲劇には耐え難いものがあった。
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.0

悪人っぽい悪人が誰1人としていなかったから見やすかった。
こういう上司に出会いたいと心から思ったし、将来頼りにされる人間に自分もなりたいなと改めて

夏、至るころ(2020年製作の映画)

3.3

池田エライザが監督ということで、新進気鋭な作品かと思っていたが意外にも素朴で落ち着いた映画だった。
こういった日常を切り取ったような作品は全くもって嫌いでは無いが、あまりにもぼんやりとし過ぎていたかも
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14歳の栞(2021年製作の映画)

4.3

ドキュメンタリーを見ているかのような感覚で正直感想を言葉にするのがかなり難解。

こんなにも全員が全員"憎めない良い人"であることに少し疑いの目を向けてしまう自分もいるが、中学時代のクラスメイトに思い
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アキラとあきら(2022年製作の映画)

3.6

あらすじや予告編を見た段階で「あ〜池井戸作品っぽいな」と思っていたけど、良くも悪くも裏切らない作品だった。

特筆すべきはやはり池井戸作品ならではのテンポ感と構成。自然と惹き込まれ、120分という長さ
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ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

3.9

SF物は全く詳しくないのだが、それも含めて楽しめた。
ストーリーは過去と未来を行き来しているだけなんだけれど、そのアイデア1つで、かつエンドロールからもわかる低予算でここまでの代物にしたのは本当に素晴
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

酷評もときたま見られるが、個人的にはONEPIECE映画の殻を破る挑戦的な構成に感動した。
従来のものは誰が見てもわかる"絶対悪"に対してオールスターが集結、撃破するものが王道であったが、今回はライブ
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朝が来る(2020年製作の映画)

4.1

限りなくリアルに近い、むしろドキュメンタリーそのものを見ている感覚だった。
妊娠、特別養子縁組、子育て、愛、家族、血統、列挙しきれないほどのことをこの映画は語りかけてくる。正直、映画3本分くらいの消費
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.5

安っぽさからなんとなく公開当初から敬遠していた作品。
それを後悔するほどの出来栄えであった。

前半はホラー映画が元々苦手、かつストーリーも単調なためかなり苦痛であった。
後半はある程度展開が読めたも
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ラストレター(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりに邦画らしい作品を見たなという印象。

光の取り入れ方、風景、キャスティング、どれもいい出来栄えだった。
中盤、豊川さん演じる阿藤が乙坂に放った、『小説以外何も残っていない』という趣旨のセリフ
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あゝ、荒野 後篇(2017年製作の映画)

3.7

ボクシングシーンは詳しくない私にとっては迫力があって良かった。
ただ、政治的な意味合いを持つ(?)激薄サイドストーリーや登場人物の関係者があまりにも近くに大量発生する様など、荒っぽさがかなり目立つ。

恋は光(2022年製作の映画)

4.6

なんだろう、言葉に上手く出来ないけどフィーリングで圧倒的に好きな作品の1つになった。

理由の大部分は大変申し訳ないが、個人的に西野七瀬の大ファンだということ。『あなたの番です』等では演技力に疑問を呈
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スパイの妻(2020年製作の映画)

4.8

元ドラマということは視聴後知ることになったが、上質な"映画"になっていたように思える。

なんと言っても蒼井優の演技力よ。力強さも、メンヘラチックな感じも、クライマックスの狂気に満ちた感じも、全てが上
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佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

4.1

『くれなずめ』と若干似た雰囲気を感じるが、それよりも断然私の好みだった(万人に受けるとは思っていないが)。

前者は内輪ノリが圧倒的に寒いという理由で私の中で永遠にフィクションのまま終了してしまったが
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かそけきサンカヨウ(2021年製作の映画)

4.0

今泉監督らしい、程よい緩さのある作品。
ただ今回は家族や愛についてより考えさせられる、そんなテーマを持った映画だった。
ドラゴン桜にも出ていた2人は初々しさも残しつつ、それが悪目立ちどころか良い印象へ
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くれなずめ(2021年製作の映画)

3.2

役者陣が好きな人が多かったので視聴。
程よい緩さは好きだったけど、随所で出てくる内輪ノリの寒さに終盤は耐えられなかった。
ついつい人の目を気にしてしまう性分なので、こういうのが合わないのかもしれない。