えんびふらいさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

えんびふらい

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隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

4.0

今も蔓延っているであろう人種差別問題を端的に表現出来ているのがすごい。
タイムループ物だからこそ、その悲痛さが伝わってきた。

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

-

記録だけ。
前作よりも映画としての質は上がっているように感じた。
日岡が大上の代わりにはなりきれず葛藤するシーンも、なにか人間味があって良かった。

孤狼の血(2018年製作の映画)

-

点数付けられないので記録だけ。
こういう類の映像は苦手だけど、演技力と方言に惹かれた。
途中途中で挟まれるナレーションがありがたいけど若干ノイズに感じてしまった。

ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

3.8

着地点は何となく読めるが、設定と2人の葛藤で見応えがあった。
やっぱり人を幸せにするのも不幸にするのも愛で、時にエゴなんだと実感。

にしてもキービジュアルとハン・ヒョジュが綺麗すぎる。

ファーザー(2020年製作の映画)

4.5

正しく"体験型映画"といった印象を持った。これは凄い。

どこまでが現実でどこからが本当の事なのかハッキリとしないまま進んでいくため、自分がおかしくなったような感覚に陥った。
この世界観(?)を作るた
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偶然と想像(2021年製作の映画)

4.3

3回に渡って繰り広げられる会話の応酬が心地よすぎて脳が溶けるかと思った。
細部まで自分の中に落とし込むことは出来なかったけど、核に触れている感覚があった。特にカメラが正面に来てからのセリフは印象深い
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マイスモールランド(2022年製作の映画)

5.0

見た後に疲弊する映画が自分の好みなのだが、正にそれだった。大傑作。
社会派映画でありながら、家族観や青春まで味わえた作品。

テーマは在日難民で正直それらについての知識はほとんど無かった。そのため、に
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

4.2

様々な要素が組み合わさった、斬新な映画だった。青春感眩しい〜〜という意見もよくわかる。

特に良かったところは映画への熱意と現代への皮肉。1分で長編という時代が本当に迫ってきている気がして心底嫌だと思
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余命10年(2022年製作の映画)

3.7

王道中の王道ストーリー。
本当に嫌味でもなんでもなく、こういう類の映画を心の底から泣ける人の方が幸せなんだろうなと思う。

脇を固める役者陣は素晴らしかった。あとは日本の四季折々を10年という歳月と組
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.8

タイムループの伝統とオリジナリティを上手く掛け合わせた作品。"面白かった"のひと言で済ませたくないが、本当に面白かった。

王道であるセリフの先読み、特にプレゼンシーンは分かっていてもやっぱり見ていて
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(2017年製作の映画)

3.4

気まずさカンスト、前髪だけでここまで人の印象が変わるとは。

あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.0

ずっと見たかった作品。

全く馴染みも共感もないテーマなのにここまで夢中になれたのはなぜだろう。
所作や言葉遣いなどで"異世界の住人"感を醸し出せている門脇麦と高良健吾は流石。
「構造社会」「女性の生
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望み(2020年製作の映画)

3.5

子供に対する各々の複雑な感情がよく伝わってきた。
ただ過剰な演出の多さと結末の呆気なさに落胆、もう一捻りあると思ったが。
やっぱり堤監督の作品は肌に合わないみたいだ……

9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.9

多言語で翻弄するシーンが翻訳者という設定を存分に活かしていて好き。
前半は若干退屈だったけど(仕方ない)、その分種明かしは気持ちよかった。

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.0

やはりこの手の映画は理解するのも言葉にするのもまだ難しい。
多くの人が触れているが、高槻との車内のシーンは釘付け。"軽いヤツ"という印象が一気に壊される瞬間だった。
家福と渡利の座席の位置が変化してか
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るろうに剣心 最終章 The Beginning(2021年製作の映画)

3.5

巴の最期を分かった状態で見るのはかなり辛かった。
ただ感情や葛藤に重きを置く分見どころの殺陣も多くなく、やっぱり作品としてのスピンオフ感は否めない。

もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

お米で始まり、お米で終わる。
掴みから完璧で、視点の変化は類似点や対比を上手く利用していて目を見張るものがあった。
途中、ストーリー的に出来すぎでは?という疑念が出てきたが、最後コミカルに振り切ったか
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

3.9

設定と掛け合いがとても面白かった。
野球のシーンは一切映らないにも関わらず、代打のシーンからは胸熱で目頭が……

最初は斜に構えていたり疑念を抱いていた彼女らだが、そこには確かに「青春」があった。

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.9

正直あまり期待しないで行ったけどちゃんと惹き込まれた(原作未読のため世界観とかは分からないが)。
2人の関係性も痛いほど伝わってきたし、最後の手紙の内容をこちら側に託すのも、邦画あるあるの無理やり感動
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

4.5

撮り方、役者たちの表情、音楽含め全てが美しかった。
特にリハーサルのシーンは圧巻。張り裂けそうなほどの緊張感を醸し出していた。そしてそこを乗り越えた先の松岡茉優と鹿賀丈史の表情に完全にやられた。
所々
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.5

久々に見たくなったので2回目。複雑だけどやっぱり見応えある。
役者陣の素晴らしい演技による前半の多幸感から、死を境に急降下していくこの感じが本当に心をえぐられる。
結婚する前は赤の他人だろうと別の映画
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愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

3.8

ショートフィルムの傑作。
こういう影の使い方は初めて見たかも。12分という短い時間の中でこれだけの情報量を伝えられること自体がまず凄い。

宇宙でいちばんあかるい屋根(2020年製作の映画)

3.6

このテーマに清原果耶というキャスティングもそうだし、良い意味で藤井監督らしくない作品で良かった。
桃井かおり演じる星ばあもまた相乗効果で素晴らしかった。
系統的にも心に深く刻まれるという訳では無いけれ
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.8

90分という短い時間の中で、1人の人間の成長が見られた気がする。
両親、兄、彼氏、友達、様々なところでいざこざが起きるから飽きないし、それら全てにリアリティがあって怖いくらい。みんな人間味があって好き
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

5.0

上手く言葉にできないがかなり好きな作品。

タイムループ物でここまで幸せそうにしている映画はなかなかないと思うし、そこから急降下してナイルズが孤独に苛まれる場面も良かった。
言葉を先読みしてハモる下り
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.8

今回のグループみたいに、無関係な人にはめちゃくちゃ厳しくて、逆に仲間内では弄りあったり時にめちゃくちゃ優しかったりするのあるよなー、あの排他的思考はなんなんだろう。
中に居る分には楽しいけど、親からし
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.2

地上波でやっていたので2回目の鑑賞、どう考えても流し見する位がちょうど良い映画。

LOVE LIFE(2022年製作の映画)

5.0

終始悲壮感が漂っていて鑑賞後はかなり疲弊していた……
タイトルにもあるように、愛が人を狂わせ、思いもよらない行動に走ってしまう。個人的には「寝ても覚めても」よりもこれを上手く表現出来ていたように感じる
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