えんびふらいさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

えんびふらい

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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.8

4DXScreenにて鑑賞。

この作品自体にしろ、4DXという技術にしろ35年越しだから出来る芸当だった。
ストーリー展開は比較的単調だが、時折挟まれる回想や圧倒的なCG無し且つ前作より格段に分かり
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SING/シング:ネクストステージ(2021年製作の映画)

3.8

洋画で唯一、吹き替えで見たくなる作品。
稲葉さん目当てで見たけど、長澤まさみもMISIAもやっぱり素敵。
ストーリー的には欠陥も多々あったりやっぱり普通のセリフは声優の方がダントツいいなと感じるけど、
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百円の恋(2014年製作の映画)

3.6

安藤サクラの演技力と役作りに脱帽。体型から喋り方まで変わってるの凄いなぁ。

終始ジメジメした空気感の上に、登場人物がカスの権化のような人達ばかりだったため嫌な疲れ方をしてしまった、、
もう少し元気な
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トップガン(1986年製作の映画)

3.6

記録忘れ。
アホみたいに真っ直ぐな映画だけど、これを35年も前に作っていることが凄い。
戦闘機でのアクションシーンでは正直どこから敵が迫ってきているのかとか、アイスマンとマーヴェリックの技量がどの程度
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.8

タイトルクレジットから全編通して繰り返される音ハメが気持ちよすぎる(洋楽の知識があればもっと楽しいんだろうなぁとも思う)。
各々に因果応報的な結末が待っていることと、女の子のために嫌気の無い真っ直ぐさ
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女子高生に殺されたい(2022年製作の映画)

3.7

何一つ共感できなくて逆に安心した。
「誰に・どのように殺されるのか」というミステリーの王道チックな展開に、想定していたよりも遥かに楽しめた。

ただ本当に田中圭演じる東山がする、セクハラまがいのあざと
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.5

説明に頼らず映像で魅せてくるところはめちゃくちゃ好感。ただ他は正直ハマらなかったな。
あとホラーだと思って見た自分が悪いのだけど、視覚的な面ですぐ慣れるし、母性やエゴといった人間的な怖さでも「あーこの
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ダークナイト(2008年製作の映画)

4.8

これほどあっという間に感じた映画はないかもしれない。

バットマンの命を狙うわけでもなく、ただカオスを目論むジョーカーという役どころが絶妙。
その目論み通りに闇堕ちするデント、極限の状態に追い込まれた
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あのこと(2021年製作の映画)

4.2

2022年の締め括りに重厚な作品を見ることができて満足。

体当たりな演技とそのリアリティに目を背けたくなる場面が何度もあった。特に"主婦になる病気"という言葉は印象的。病か……と胸が痛くなった。
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セッション(2014年製作の映画)

4.0

2回目の鑑賞。
分かっていてもやっぱりラスト10分は痺れる。

狂気の行き着く先にある、常人には到底理解できない境地を表現するのが上手い。
フレッチャーが実は良い人という凡庸な展開にならなかったのも良
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劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

4.5

完璧なアニメ映画だと思う。
ヴァイオレットの成長とそれでも変わらない素直な想いに涙。

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.9

割とストーリー展開は単調だけど、"その場しのぎの嘘×FBIの捜査"が緊張感を醸し出していて飽きずに見られた。
動機もティーンエイジャーらしいもので、ルックスも相まって憎めないのがずるい。

どこまでが
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.7

解説読んだ上で2回目の鑑賞。

正直半分くらいしか理解出来ていないと思う。映画内でもあったように全て理解する必要は無いと思うけど、モヤモヤするのも本心。

伏線・構成等の映画としての作り込み具合は過去
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インセプション(2010年製作の映画)

5.0

この面白さはずるいと思う。

設定はノーラン監督らしい難解さだが、不思議と置いてけぼりにされることはない。魅せ方も斬新で、特に無重力空間でのアクションは今見てもすごいと感心してしまった。
同時にやはり
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バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

3.8

後半からのワクワク感よ。
15年以上前にこれだけの作品が作れることに驚きを隠せない。

ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

3.7

正常な感性を持ってないから泣けなかったけど、良い作品だったと思う。

特に構成と俳優陣の演技は良かった。中でも松坂桃李と安田顕は頭一つ抜けてる印象。
ただこれだけ泣いてる人がいたのだから観客をもっと信
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ベルファスト(2021年製作の映画)

3.9

こういった洋画を見る度に、ユーモアと映画の核となるメッセージ性の凄まじいバランス感覚に驚かされる。

昨今の情勢を鑑みても他人事とは言いきれない作品。じいちゃんの「正解がひとつなら争いは起きない」とい
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.2

目と耳を研ぎ澄ませた99分間。

ミット打ち、ペンを走らせる音、生活音等から"雑音"に満たされた暮らしをしているのだと気づかされる。
ケイコという存在を確かに感じさせる、岸井ゆきのの目で語る演技はすご
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.8

これと言って特筆すべき点は無いけど、万人ウケするタイプの作品だと思う。

ミステリーとしての要素は控えめだけど、「嘘をつくと吐いてしまう」という設定が複雑さを軽減、更に仕掛けになっているのが面白い。
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.9

こんなに見る前に"期待しないでいこう"と思った作品は無いけど杞憂だった。

オープニングクレジットのワクワク感から笛が鳴るその瞬間まで釘付けだった。ノイズに感じがちなナレーションも一切なく映像で魅せて
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ある男(2022年製作の映画)

4.5

このクライマックスを映画館で見ることが出来て本当に嬉しい。それに尽きる。
このまま終わって欲しくないな、と思っていたら予想の斜め上を行ってくれた。

序盤はスロースタートなこともあって安藤サクラと窪田
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Arc アーク(2021年製作の映画)

3.8

これだけ難解なテーマをここまで自然に落とし込めるのか。馴染みのないテーマながら、こちら側が置いてけぼりにならないように工夫された構成と演出を感じる。

そう遠くない未来であるかもしれないことを高度な技
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母性(2022年製作の映画)

4.0

予告を見た時は正直期待できないな、と思っていたけれどいい意味で裏切ってくれた。
最近のコミカル重視の邦画ホラーよりよっぽど恐いのでは。

母と娘で、同じ出来事でも捉え方が全く異なるのが面白かった。特に
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天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

3.8

2回目。
王道の展開ながらも合唱シーンはやっぱり震える。それぞれのキャラクター像も立っていて魅力的。

海街diary(2015年製作の映画)

3.7

記録忘れ。

広瀬すずのあどけなさと振る舞い方が絶妙。
キャスト・鎌倉の風景美だけでなく、"梅雨→梅酒"といった脚本の展開も上手い。

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.3

新海監督、唯一無二の映像美を存分に活かしたオープニングクレジット、震えました。原菜乃華ちゃんも自然すぎるくらい。ただピークはそこ。

あの映像と何となくのストーリーだけを何となくの感覚で見たら楽しめた
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天気の子(2019年製作の映画)

3.9

想像の10倍良かった。

本田翼のちょっと笑っちゃうくらいのアテレコと主人公たちのバックボーンの薄さはやはり気になるところだけど、それを凌駕する映像美と音楽(特に三浦透子)、ファンタジーに振り切ってい
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志乃ちゃんは自分の名前が言えない(2017年製作の映画)

3.7

テーマの重たさと風景美のバランス感覚が絶妙。
中学生の時おそらく吃音症の友達がいたけど、やっぱりそこまでの理解は無かったから描き方がリアルだと感じた。

最後は若干の共感性羞恥があるが、こういう終わり
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あなたの番です 劇場版(2021年製作の映画)

2.3

「逃げたな」というのが1番の感想。
これだけドラマで話題になった作品をミステリー性皆無のコメディ駄作にしてしまった罪は大きいと思う。

ミスリードを狙ってます!と言わんばかりの序盤は見ていて気持ち悪い
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窓辺にて(2022年製作の映画)

3.9

ストーリー自体は正直あまり刺さらなかったけど、今泉監督らしい絶妙な会話劇と間を映画館で堪能できただけで満足。

稲垣吾郎が創り出す落ち着いた雰囲気から、若葉竜也と保紫萌香が登場してきた時はグッと場が引
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そばかす(2022年製作の映画)

4.5

長回しを重宝し、ゆったりとした日常生活を上手く切り取っていた。そのため決して派手さは無いが、全てが『丁度良い』作品だった。

長回しと三浦透子の自然派演技が、普段なら「存在しないでしょ」と言いたくなる
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.0

馴染みのない職業、聞き慣れない言葉の連続と物語自体のスピード感が相まって見応え抜群。

スローンのバリバリ仕事人で目的の為なら手段を選ばない頭脳明晰な像も好きだし、そこに垣間見える人間的な面も好き。
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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.6

展開が目に見えて分かってしまったため、良くも悪くも演者頼みの映画だったという印象。

永野芽郁と田中圭のあの適度な距離感、会話は憧れる。クイズのシーンは特に微笑ましかった。
勝手に親目線になって卒業式
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隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

4.0

今も蔓延っているであろう人種差別問題を端的に表現出来ているのがすごい。
タイムループ物だからこそ、その悲痛さが伝わってきた。

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

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記録だけ。
前作よりも映画としての質は上がっているように感じた。
日岡が大上の代わりにはなりきれず葛藤するシーンも、なにか人間味があって良かった。