うえのひろむさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

インターステラー(2014年製作の映画)

4.2

大変、見応えのある映画!
観る前は、すこし長いかなーとも思ったものの、必要な尺だった。
一言でいうと、救いのある『2001年宇宙の旅』。
クライマックスは明らかに影響を受けているとしか思えない。
視覚
>>続きを読む

メッセージ(2016年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

『メッセージ』より、原題の方が良かったように思う。
もしくは『あなたの人生の物語』の方が馴染みがある。
ファーストコンタクトもの。
ジョディ・フォスターの『コンタクト』に似てる気がする。
宇宙人と接触
>>続きを読む

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

大変に良かった!
『未来のミライ』の後だから、バイアスかかってるかもだけど、観たかった細田守はコレ!
ベルが歌ってる姿にシェリル・ノームを重ねてしまって「シェリルが帰ってきた・・・」って思ってしまった
>>続きを読む

ヒトラー暗殺、13分の誤算(2015年製作の映画)

3.3

わりと淡々と主人公が、ヒトラー暗殺を試みたのか明かされていく。
拷問シーンは酷い。
あまりヒーローとして、描かれていないのは良かった。
同じ状況だったら、自分ならどうするか?って思わず考えてしまう。
>>続きを読む

マイ・ブックショップ(2017年製作の映画)

3.7

なんといってもビル・ナイが良い!
『アバウト・タイム』のパパとは違って、押さえた演技ながら、グッと来る。
こういう大人になりたいものだと思う。
エンディングは、結構裏切られた。
語り手が誰であるのかは
>>続きを読む

情婦(1957年製作の映画)

4.1

たぶん、この手の話はヒッチコックの方が得意なんだろうけど、さすが職人監督ワイルダー最後まで飽きさせない。
クリスティの原作は読んでないけど、ラストのどんでん返しは見事!
ラストは3回くらい、お見事!と
>>続きを読む

スプリング、ハズ、カム(2015年製作の映画)

3.0

のどかなお散歩映画。
正直、東京03の角田は余計かな。
なんだか芝居がクドいので好きじゃない。
朴璐美は注意して聞いてないと、気づかないかな。
笑うとエドそのものだけど(笑)
なにも事件は起こらないけ
>>続きを読む

アラン・ドロンのゾロ(1974年製作の映画)

3.2

アラン・ドロンが無闇矢鱈にカッコいい!
のだけど、今の感覚に馴れてると、チャンバラシーンはどこかのどか。
昼行灯を演じながら、その実ヒーローというのは、定番ながら安心して観られる。
ラストの一騎打ちは
>>続きを読む

ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

正直、タイトルに偽りありだろ!って思う。
『コングVSゴジラ』もしくは『コング&ゴジラ』にすべき。
まさかの真打ち登場には驚いた!
ギドラからの流れはVSシリーズからだと思われ。
骨をメインユニットに
>>続きを読む

エスケープ・フロム・L.A.(1996年製作の映画)

3.2

なんのことはないB級アクション映画。
が、メタルギアソリッド好きは、そうも言っていられない。
わかっちゃいるけど、主人公がまんまスネークで笑える。
名前もスネーク・プリスキン(元中尉)だし。
見た目が
>>続きを読む

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

4.0

映像は、ものすごく綺麗!
MS のコクピット感覚がすごい!
『逆シャア』も、この感じで見たかった。
発表時期の問題はあるけど『UC』と比べて、全体的にMSがゴテゴテしてるのは気にかかる。

2021年
>>続きを読む

ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

3.9

邦題から、第二次大戦中のチャーチルの伝記映画を想像してたけど、首相就任から2週間くらいの話だった。
『ダンケルク』『英国王のスピーチ』を観ていた方が面白く見られたかも。
『ダンケルク』で前線と、本作で
>>続きを読む

キングコング対ゴジラ(1962年製作の映画)

3.2

なんというか、いろいろと昭和。
一応、1作目から繋がってる事になってるけど、気色はだいぶ違う(@0@;)
シリアス路線から、かなりコメディ路線へ。
観たことないけど『無責任シリーズ』って、こんな感じか
>>続きを読む

GODZILLA 星を喰う者(2018年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

なにか、そんなラストで良いの?って思う。
最後まで感情移入のしづらい主人公だった。
とりあえず勇気について
「『勇気』とは『怖さ』を知ることッ!
『恐怖』を我が物とすることじゃあッ!
>>続きを読む

GODZILLA 決戦機動増殖都市(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

3部作2本目。
メカゴジラや、モスラが出てくるかと思いきや出ない(笑)
どうもメカゴジラシティが、第3新東京市に見えて仕方がない。
そしてわりとよくある準備不足のピンチが「尺の都合」に聞こえてくる。
>>続きを読む

GODZILLA 怪獣惑星(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

「奇跡を待つより捨て身の努力よ」とはNERV作戦課長の言葉で、
「個人的な感情を吐き出すことが、事態を突破するうえで一番重要なことではないかと感じたのだ」とは、エゥーゴのエースパイロットの言葉。
この
>>続きを読む

新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH(TRUE)2/Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

3.5

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を観たので、ついでに。
『DEATH(TRUE)2』のみ鑑賞。
今観ると旧世紀版て、そんなに綺麗じゃないんだなって思う。
公開当時に観たオリジナルの『DEATH』を
>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

内容だけなら、3.8評価。
有村架純が可愛かったから4.0(笑)

ごく普通の男女の出会いから別れまで。
特に大きな事件もなく「あるある」と観られるのは、さすが坂元裕二。
リアリティのある会話は十八番
>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.0

『ドライビング・ミス・デイジー』と立場を入れ替えたような映画。
面白い映画だけど人種差別とか、出身地の差別って、皮膚感覚でわかるかと言われると、とてもわかりづらいなって思う。
当然、差別は日本にもある
>>続きを読む

タイピスト!(2012年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

なんだ、この映画!
最高かよ!!

ビリー・ワイルダー的な50年代の品の良いコメディと、現代的なオシャレさが組み合わさってる。
朝ドラ風のシンデレラストーリー、女性受けしそうだなって思う。
シンプルで
>>続きを読む

カリフォルニア・ドールズ(1981年製作の映画)

3.0

やっぱりピーター・フォークといえば『刑事コロンボ』なわけで。
コロンボじゃないピーター・フォークを見ようと思っても、やっぱりコロンボを探している自分がいるわけで。
そもそも吹き替えじゃないことに違和感
>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.1

やっぱり西川美和作品は良い!
どちらかと言えば前作の『永い言い訳』の方が好きだけど、こちらも良かった。
なんだかんだで出てくる人が、みんな優しいので安心して観ていられる。
もう少し周囲の人との関わりを
>>続きを読む

哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

3.2

個人的に、この手の話好きではない。
土屋太鳳が3度オフォーを断ったというのも納得。
なんともやりきれない気持ちになる。
系統的には『悪の教典』に似てると思う。
あちらは演出面で好きではない。
メインキ
>>続きを読む

美人が婚活してみたら(2018年製作の映画)

3.0

面白くないわけではないけど、もう一回はいいかな。
美人とイケメンの空中戦を、地べたで這いずりながら見ている気分。
自分は「これじゃないわ〜」のところに入ってるのを思い起こして、精神的に擦過傷だらけにな
>>続きを読む

生理ちゃん(2019年製作の映画)

3.2

男である以上、永遠に理解できないテーマ。
どれくらい痛いかは想像するしかないけど、あんまり軽い人に出会ってこなかったので、生理=重いもののイメージがある。
これだけは男で良かったと思う。
生理の重さを
>>続きを読む

建築学概論(2012年製作の映画)

4.2

「過去のオトシマエをつけるために未来はあるのです」
この言葉を思い出す。
タイトルに反して、初恋をめぐるお話。

思わずロマンチックエンジンに火がついてしまう。
途中まで、本当に泣くところがあるか?と
>>続きを読む

はじまりのうた(2013年製作の映画)

3.9

同じ監督だと『シング・ストリート』の方が好き。
でも最後まで飽きずに観られた。
あんまり山あり谷ありより、音楽やってて楽しい!のシーンが多い方が安心して観ていられる。
ニューヨークのあちこちでレコーデ
>>続きを読む

モヒカン故郷に帰る(2016年製作の映画)

3.3

沖田修一作品としては並。
ところどころ面白いところはあるけど『横道世之介』ほど、グッとはこない。
ピザのくだりと、雑すぎる矢沢永吉は、とても好き!!
ピザの配達の人に「お前ら最高だよ!」って言う日は、
>>続きを読む

エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

3.0

ホームズ・パスティーシュ物。
東の風じゃない方の妹の話。
ガイ・リッチー版『シャーロック・ホームズ』と、『SHERLOCK』を足し二で割ったような印象。
ミステリーというよりは、冒険活劇。
物語とは、
>>続きを読む

タイム・マシン/80万年後の世界へ(1960年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

なんというか、馴染めない。
製作が60年前だからやむを得ないのだけど、価値観があまりにも合わない。
主人公も含めて、全体的に植民地主義的な考え方なのがどうも・・・。
勝手に過去からやって来て、思い通り
>>続きを読む

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

吹き替え版にて鑑賞。
ほとんどスーパー戦隊レベルで、わんさかスパイダーマンが出てくる(笑)
ソニー配給だけあって基本世界のスパイダーマンが、サム・ライミ版に近かったのが良かった。
ところどころサム・ラ
>>続きを読む

チィファの手紙(2018年製作の映画)

4.3

監督も一緒だし、基本的なストーリー展開は『ラストレター』と一緒。
ただ中国の役者さん、まったく知らないので先入観なく、新鮮な気持ちで観られた。
『ラストレター』を観ているからか、上映時間は短く感じた。
>>続きを読む