シグのすけさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

シグのすけ

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カプチーノはお熱いうちに(2014年製作の映画)

4.3

まいったな。こういう映画だとは思わなんだ。何年ハードディスクに眠らせておいたんだろ、最高に面白い。

お国柄と言ったら、それまでだけど、悲観的な状況でもコミカルで、人生に前向きな登場人物達の愛らしい事
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真夜中のピアニスト(2005年製作の映画)

3.5

ジャックオーデイアール監督の作品を観るのは4作目だが、不思議な魅力を感じさせる監督である。今作もピアニストになる夢を捨てきれてない不動産ブローカー(ほぼチンピラ)という、面白い設定。

派手な音楽など
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アシュラ(2016年製作の映画)

3.2

評判が良い割にはこんなもんか?と終盤までは思ってた。ラストの30分でちょっとびびった。確かに突き抜けとる。

そもそも悪徳市長と敏腕検事の存在感に比べて、主人公の格落ち感が目に余って。「トンケの蒼い空
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モリのいる場所(2018年製作の映画)

3.4

冒頭から植物や生き物のカットが延々と続く。主人公である画家の生きる目線、ペースに、まずは呼吸を合わせる事を強いられる。

裕福な家庭に生まれたが、極端な芸術家気風で結婚しても一切絵を描かず、赤貧の為に
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タイム・トゥ・ラン(2015年製作の映画)

3.6

デニーロではなく、しょぼいおっさんが主人公かよと思って観てたけど、なかなか良い映画だった。かなりロバートダウニーJr.に似てるけど、このおっさん、渋い演技で観てるうちにどんどん好きになる。

そして女
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ジグソウ:ソウ・レガシー(2017年製作の映画)

2.3

やっぱりソウは1が面白かったなあ。

これはつまらなかったなあ。

ラストのあれは植物みたいだった。

もう春なんだなあ。

PARTY7(2000年製作の映画)

3.3

鮫肌男で乗りに乗ってる時期に観た。期待し過ぎたので、ちょっと肩透かし感はあるものの、面白い事は面白い。

ザ・サークル(2017年製作の映画)

3.3

なかなか面白かったのだけれど、ラストが物足りない。

フィクションとはいえ、もうプライバシーが無くなる事に驚きもしないが、怖いのはトムハンクスではなく、笑顔で妄信的で自分達の善意を疑わない大勢の人々、
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.5

シンプルなストーリーで予想以上に面白かった。主人公より敵役の方が格好いい気もするが。まあいい、それも人生だ。

フォレストウィテカー20年で顔の造形が変わりすぎだが、それも人生だ。

パンサーのマスク
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.3

ちょっと期待しすぎた感はあったが、面白い事は面白い。

エンドロールまで映画愛とチームとしての一体感が感じられて、なんかほのぼの感。サブの女性カメラマンが印象的だった。

でもさー、「運命じゃない人」
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脳男(2013年製作の映画)

3.4

土竜の唄で生田斗真を見直したところで、こっちを観ると、これがなかなか味わい深い。やっぱり美形だし透明感があって良い。

爆発のおかげか江口洋介の頭がチリチリになっとるが、一時期の松田優作みたいだな。似
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さよなら、人類(2014年製作の映画)

3.4

ああシュールな奴だ。

構図に命を掛けてる。人の立つ位置、人数、性別、絶妙だ。

滑稽で真剣で無表情な人々。
無機質で1ミリの幸福感もない部屋。

前半は結構笑えたけど後半はかなりきつい。哲学的な感覚
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スプリット(2017年製作の映画)

3.3

アンブレイカブルは大好きなんだけど、こいつはなんじゃらほいっ?て感じ。世界観が繋がったからそれがどうしたと言いたい。「それがどうした?」言ったった。

さんざんビーストに期待させといて鉄格子ひとつ壊せ
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土竜の唄 潜入捜査官 REIJI(2014年製作の映画)

3.2

生田斗真が振り切ってて素晴らしい。イケメン俳優がこういう役やってて痛々しくならないのは凄い。ただのアリエール野郎だと思ってたけど見直した。ちょっと洗濯を科学してみる気になった。

それなのに、ああそれ
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孤狼の血(2018年製作の映画)

3.5

おととい観た「ヘルプ〜心がつなぐストーリー〜」とまさかのウ○○繋がり。なんという週末だ。

面白かったけど、これ程の高評価には違和感ある。役所広司は良かったけど、最近木こりの役所広司観たばかりなので、
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ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜(2011年製作の映画)

4.2

予想以上に面白かった。

重くなりがちなテーマなのにテンポが良いのと、役者が愛らしいからかな。絵面も綺麗だし。

悪名高きミシシッピーで黒人の為に奮闘するスターキー。これは映画だから上手いぐらいにスト
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ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章(2017年製作の映画)

3.1

以前アメトークで特集してたジョジョ。40過ぎの男性が真剣に熱弁を語るのだから面白かろうと思い観てみた。きっと原作は面白いのだろう。終盤寝てしまった。

ジョジョってビートルズを思い出すなと思うたら、本
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操作された都市(2017年製作の映画)

3.2

「オンラインゲームの仲間によく怒られてるけど、ある日そのリーダーが小学生って知って驚いた」みたいな定番のネタがあるから、そんなに目新しさは感じなかった。たまにはこういう韓国映画もいいかなと思ったのだけ>>続きを読む

僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

3.8

動物ものは簡単に人を泣かせるから、ずるい映画だぞと思っていたが、まあそれは確かにそうなんだけど、最後にそうきたか。

イーサンが子供からおっさんになるまで付き合うには、どうする?

そりゃ泣くわ。
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トレイン・ミッション(2018年製作の映画)

3.5

またしてもリーアム御大のアクションが炸裂する。謎の美女にいきなり列車の中である仕事を任せられる。逆らえば家族の身が危ない。

まてよ。これは実話か?演技派としての地位を確立したリーアムニーソンが年を重
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キツツキと雨(2011年製作の映画)

3.8

ふと自分は役所広司を好きなのか考えた事がある。気がつけば役所広司が主役をやってる映画をよく観てるのだが、そんな事を考えた時があった。黒沢清監督の一連の作品に出てる役所広司があまり好きでなかった事からな>>続きを読む

エル・クラン(2015年製作の映画)

3.2

アルゼンチン映画。

アルゼンチンで知ってるのは「瞳の奥の秘密」、チェゲバラ、マラドーナ、メッシ、マスチェラーノ、アントニオロッカ(アルゼンチンバックブリーカーの使い手)ぐらい。一家で誘拐を繰り返す実
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雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

3.6

わかりにくい。わかりにくいけど肌触りが何故か好みな感じ。二回観たら結構伏線が貼ってあるのに気付いた。二回観ないとわからん。

「永い言い訳」もこの作品も妻を亡くしても悲しくないという設定のみならず、他
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虹の女神 Rainbow Song(2006年製作の映画)

3.8

このクソみたいな邦題のせいで、見逃がすところじゃったい。

岩井俊二が絡んでるのを知って観た。

やられた。なんか上野樹里がとてつもなく自然で切ない。切なすぎて辛い。ベタな映画だと思って観てたけど、ラ
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荊棘の秘密(2016年製作の映画)

3.3

ちょっと苦手な主演女優だったけど、さすが韓国王道サスペンス、有無を言わせず惹きつけられる。観客を満足させる為ならなんでもやる。これでいいのだ。

女の子二人の演奏のビデオはシュールだったなぁ。顔に白い
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羊の木(2018年製作の映画)

3.3

面白いそうなあらすじやメンツで、てっきりハートフルなコメディだと思って観てた。中盤までそう思ってたぞ。

鑑賞後、原作が山上たつひこって知りました。がきデカのコミックスは買わなかったけど、喜劇新思想大
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

兄貴のジョーは船を持っている
甥のパトリックも一緒に海に出る
カジキマグロだけじゃない
今日はジョーズだって釣れるだろう

マンチェスターバイザシー
ボストンから車で40分の田舎町

大事なすべてを炎
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

3.9

ファミコン世代でも無いし、ガンダム世代でも無い。松坂世代でも無いし、出来れば傷だらけの天使世代って事で。でも面白かった。ちょっとは知ってるのあったし!

クリントといい、スピルバーグといい、高齢の監督
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マネーモンスター(2016年製作の映画)

3.4

不勉強でジョディフォスターが映画を撮るなんて知らなかった。それも既に何本も撮っとる。

普通に面白いが、際立った何かを感じる事は無かった。何がしたいんだジョディ?

主役二人も可もなく不可もなくでした
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去年の冬、きみと別れ(2018年製作の映画)

3.2

原作読んでないけど、字で読んだ方が面白い気がする。どんでん返しは好物なので観たけど、あんまりどんでん返されなかった。

劇中歌のディランのカバー「Make You Feel My Love」がかかる場
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ドリーム(2016年製作の映画)

3.6

宇宙ロケットの軌道を計算するなんて、そんな途方も無い事を生業とするなんて想像出来ない。一応トラクテンバーグ演算法は習得しているのだけれど(ギフテッドを観てから、一度こう言ってみたかった。)

差別問題
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エール!(2014年製作の映画)

4.0

中盤まではそうでもなかったのだけれど、終盤のたたみかけるような展開で、うるうるきてしもうた。

主人公のポーラ以外の家族は聴覚障害という事なのに、両親は明るいし昼間からお盛んだし、流石フランス🇫🇷だっ
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サンドラの週末(2014年製作の映画)

3.8

ベルギーのダルデンヌ兄弟の監督作品。と偉そうに書いたが、彼等の作品で観たのは10年以上前の【息子のまなざし】一本だけ。

その一本だけで勝手に彼等を信頼する事にした。そういう映画だったのだ。面白い映画
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

4.5

色々既視感はあるのだけれど、それでも最高に良かった。

生意気な小娘ってペーパームーンを思い出すし、引き離される親子(叔父と姪か)はクレイマークレイマーとか思い出したけど、いやあ脚本がなんたって良い。
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ウソから始まる恋と仕事の成功術(2009年製作の映画)

3.8

アメリカ映画ではあるけれど、イギリスのユーモア感満載で大好きな作品。

ところで主人公はかっこいいのか、どうなんだ?

とっちゃん坊やに該当する英語があったら教えてほしい。もし彼に会ったら伝えたい。「
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オー!マイ・ゴースト(2008年製作の映画)

3.4

主役の人が出ていた「嘘から始まる恋となんたらこうたら〜」が面白かったので、この映画を何年か前に観た。「嘘から始まるなんたらこうたら〜」の方が好みだった。

この主役の童顔中年、昔イギリスのロック歌手だ
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