hummingbirdさんの映画レビュー・感想・評価 - 23ページ目

hummingbird

hummingbird

映画(1784)
ドラマ(3)
アニメ(0)

どたんば(1957年製作の映画)

4.0

炭鉱の落盤事故が起こり、生き埋めになった鉱夫たちを救出するシンプルな話で、橋本忍お得意の回想場面もなし。救出活動が膠着してしまうので、なかなかお話が進まずジリジリするけど、その分凝った美しい映像に集中>>続きを読む

続・ますらを派出夫会 お供は辛いね(1956年製作の映画)

-

1作目は喜劇人の活躍がたくさん見られたけど、本作は金語楼がストーリーの中心で、物語がしっかりある感じになっていると思う。最後はジーンとした。あの怖い奥さんは塩沢ときだったのか! 喜劇人に引けを取らない>>続きを読む

ますらを派出夫会(1956年製作の映画)

-

昭和の喜劇人がたくさん出演している作品で、名人芸が見られてとにかく楽しい。トニー谷の石けん売りの口上のうまさに関心し、サイレントの動きで魅せるエノケンもすごい。金語楼とエノケンが酔っ払う場面はアドリブ>>続きを読む

港の乾杯 勝利をわが手に(1956年製作の映画)

-

鈴木清順の作品は最初から映像が凝っていることが分かった。芦田伸介、菅井一郎(老け役)、河津清三郎、佐野浅夫と脇が豪華。

「SPパラダイス2019」@ラピュタ阿佐ヶ谷

初恋カナリヤ娘(1955年製作の映画)

-

フランキー堺、岡田真澄、小林桂樹と脇が豪華。バンドのメンバーに植木等がいる。神楽坂さんの歌がうまい(浜口庫之助や桜井センリも出ているそうです)。

「SPパラダイス2019」@ラピュタ阿佐ヶ谷

鉄砲犬(1965年製作の映画)

3.7

「犬」シリーズ第5作。二郎さん、動きと表情が良くて楽しい。拳銃を盗まれるストーリーなので、体を使ったアクションが多め。ストーリーはいきあたりばったりな気がするけど、演出は楽しくて、絵を撃ったら、胸から>>続きを読む

丹下左膳 飛燕居合斬り(1966年製作の映画)

3.9

アップの多さとかクローズアップのデカさはちょっとテレビ的かもと思ったけど、とても面白い作品だった。

丹下左膳が刺客を切り終えてその場を離れてから死体が落ちてきたり、斬りかかると相手の着物が切れて持っ
>>続きを読む

江戸っ子繁昌記(1961年製作の映画)

-

落語の芝浜と番町皿屋敷を基にした作品で、錦之助は下町の魚屋とお殿様を演じている。
皿屋敷を基にした話の設定や、長屋の金貸しのおばあさんが殺されたエピソードも話にどう関わりがあったのか分からなかった。
>>続きを読む

夜の河(1956年製作の映画)

-

山本富士子さんのトークショー付きで鑑賞。本作出演時にお富士さんは25歳ぐらいで、主人公は30過ぎの設定(「彼岸花」はこれよりも後の出演作)。まとめた髪がぴっちりなるように、監督が特にこだわったそう。>>続きを読む

人生模様(1952年製作の映画)

-

O・ヘンリー原作の5本のオムニバス映画。原作の面白さもあってか、粒ぞろいでどれも面白かった。
1話「警官と賛美歌」劇場では一番ウケていた。
2話「クラリオン・コール新聞」O・ヘンリーなのにサスペンスな
>>続きを読む

沓掛時次郎 遊侠一匹(1966年製作の映画)

4.5

渥美清が橋の上で仁義をきるオープニングから、映像もやってることも圧倒的で最高で、それが最後まで途切れなかった。なんていうロマンチシズム。大好きです。

「錦之助映画祭り」@ラピュタ阿佐ヶ谷

虎鮫(1932年製作の映画)

-

ホークス作品をいくつか見たので、これはこうなって終わるぞと予想したら、ひとひねりしてあった。エドワード・G・ロビンソンは愛されキャラで、リアルならモテそうな気がする。最初はすごく健気だった奥さんが「夫>>続きを読む

バーバリー・コースト(1935年製作の映画)

4.3

すごくツボな内容で良かった。ホークス作品の心のベストテン第1位。特に大人にしみる内容ではないかな。後半はセリフの一つ一つが泣かせる。
いろいろな登場人物が後から後から出てきて、話が予想外の方向に転がっ
>>続きを読む

群衆の喚呼(1932年製作の映画)

-

あの時キャグニーがドライバーをやるようになった経緯の説明が最後にあると思っていたら、ただの笑わせるオチでビックリした。でも、クライマックスは手に汗握る展開だし、オチもキャグニーらしくて楽しいし、まあい>>続きを読む

江戸っ子奉行 天下を斬る男(1961年製作の映画)

-

前半の丘さとみの危機から錦之助の素性が分かる展開、その後の大きなセットを使った立ち回りの場面はとても良かった。疲れていたので、後半ウトウトしたのが残念。
山形勲のメイクの汚さにプロを見た。
愛しの大川
>>続きを読む

反逆児(1961年製作の映画)

-

気楽な作品かと思って見てたら、すごくドロドロで乗り切れず、失敗した。
杉村春子は恐ろしく、岩崎加根子は格調高い演技で、本当に姫様育ちでプライドが高そうに見える(時代劇はこれが初めてと聞いて驚いた)。錦
>>続きを読む

永遠の戦場(1936年製作の映画)

-

ホークスの別の作品と同じオチなので、途中で結末は分かってしまうけど、それでもジーンとくる。三角関係と老兵の話があって、クライマックスですべてを解決している。リアルな戦闘シーンも良かった。

「ハワード
>>続きを読む

大自然の凱歌(1936年製作の映画)

-

大人の男性が若い女性を好きになる話。ちょっと吉村公三郎&新藤兼人みたい。自分の娘にはいい親なのがホッとする。大木を伐採するシーンがすごい迫力。
酒場で乱闘になり、バーニーがロッタに「隠れてろ」と言うと
>>続きを読む

奇傑パンチョ(1934年製作の映画)

-

粗野な女好きで、残忍なパンチョだけど、マデロと仲直りするときに見せるかわいい一面もあって、愛されキャラ。マデロとの熱い友情はホークス映画の感じだけど、マデロの敵を打つためにパンチョが再び立ち上がって、>>続きを読む

風雲児 織田信長(1959年製作の映画)

-

錦之助の信長ぶりがすごくて目が離せなかった。上半身はだけた姿から立派な着物姿に変わって驚かせ、格調高いセリフも堂に入った話し方。
香川京子さんが出ているので、娯楽時代劇じゃなくて、本格時代劇という雰囲
>>続きを読む

特急二十世紀(1934年製作の映画)

-

主人公カップルがすごいハイテンションでビックリしたけど、見ていると妙にクセになる感じがあって、面白かった。ジョン・バリモアが「書き取れ」と言って、言われた相手が何かを取り出すので、メモ帳かな?と思った>>続きを読む

弥太郎笠(1960年製作の映画)

-

面白くて感激した。冒頭でいつものスターが集合している楽しい場面があるけど、すぐにみんなバラバラになってしまう展開に驚いた。
撮影が美しくて、親分の家は大きなセットを組んでいて、これを利用した凝った映像
>>続きを読む

宮本武蔵 巌流島の決斗(1965年製作の映画)

-

シリーズ最終作で感無量。これまでの登場人物が大体出てくるけど、みんなちゃんと歳を取っていて(製作に5年かけたからかメイクなのか?)、特に決闘に行く武蔵を同郷の人たちが集まって見送る場面に感動した。「お>>続きを読む

遊星からの物体X(1982年製作の映画)

-

面白くてサラッ見られる。前半が見せ場たっぷりで派手。中盤からは、基地を舞台に誰が人間か、誰がエイリアンか分からないという、ひねりのある展開に

この素晴らしいアイデアは原作にあるらしいけど、これさえあ
>>続きを読む

一心太助 男の中の男一匹(1959年製作の映画)

-

シリーズ第三作で、期待通りで満足。豪華俳優陣に大きなセット、大勢のエキストラを使った迫力のあるシーンが多くて、特に横移動のカメラが多いのがかっこいい(撮影できるようにセットの横をあけてある)。
錦之助
>>続きを読む

ヒズ・ガール・フライデー(1940年製作の映画)

-

新聞記者のケイリー・グラントが元妻で部下のロザリンド・ラッセルの再婚を止められるのかという話と、精神障害のある囚人の死刑を止められるのかという話がスピーディーに交差して、すごく面白い。登場人物もほとん>>続きを読む

冷飯とおさんとちゃん(1965年製作の映画)

-

山本周五郎原作の3話オムニバス。3話とも錦之助が主役で、年齢職業の違う3人を演じ分けている。
「冷飯」、伏線がきいてる楽しい話でお屋敷のセットも大きくて良かった。錦之助の古書オタクぶりがかわいい。
>>続きを読む

若き日の次郎長 東海の顔役(1960年製作の映画)

-

他のマキノの作品で悲恋に終わった錦之助と丘さとみが次郎長とお蝶を演じているのが良かった。
大きなセットと多数のエキストラを使った迫力のある場面が多くて、映像もかっこいい。次郎長の子分を知ってたらもっと
>>続きを読む

宮本武蔵 一乗寺の決斗(1964年製作の映画)

4.3

第四部。ひょっとしたらこれが一番好きかも。二つの決闘が映像的にも格好良く、意外性もあって、テンション上がる。一乗寺下り松はセットなのか! すご過ぎる。
これまでは武蔵は表面上は穏やかで黒い部分がのぞく
>>続きを読む

喧嘩犬(1964年製作の映画)

3.8

「犬」シリーズ第2作。第1作が良かっただけに部が悪いけど、これも面白かった。オープニングやエンディングが鴨井のキャラクターを生かしていて、演じる二郎さんにも花がある。映像も凝っていた。
坂本スミ子さん
>>続きを読む

女であること(1958年製作の映画)

-

撮影の仕方に工夫があって、さすが。ストーリーは、全体のバランスが悪くて、うまく語り切れてないと思う。

多分、女性が迷う(横道に逸れそうになる)話だろうけど、男性が原作者のせいか、上から目線が鼻につく
>>続きを読む

天使も夢を見る(1951年製作の映画)

-

映画内映画で、2、3カットだけだけどモリマと木暮実千代が出てくる(「純白の夜」から)

「一年遅れの生誕百年 映画監督 川島雄三」@神保町シアター

洲崎パラダイス 赤信号(1956年製作の映画)

-

傑作らしいのだけど、この監督の他の作品に比べて特にどこが優れているかはよく分からない。

群像劇でロケ多めなのは、この監督のらしい。カット割りが多めで、私の好きな川島雄三的場面はやや少なめ。でも、セッ
>>続きを読む

関の彌太ッぺ(1963年製作の映画)

-

Twitterで号泣映画として話題になった作品。
こういう作品をあれこれ語るのは野暮かもしれないけど、錦之助が素晴らしくて。泣かせるストーリーに加えて、彌太っぺを演じる錦之助の繊細な優しさ(10年後外
>>続きを読む

お坊主天狗 前篇(1954年製作の映画)

-

総集編を鑑賞。
「三人吉三」の翻案だが、千恵蔵と錦之助の仇討ちの話で、歌舞伎とは違う。和尚吉三もあまり出てこない。
現存するフィルムが一つだけらしいが、あまり状態は良くない。総集編で、だいぶ省略されて
>>続きを読む