佐藤さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

佐藤

佐藤

映画(227)
ドラマ(5)
アニメ(0)

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.4

きれいなポスターしてるだろ。
ウソみたいだろ。
ホラーなんだぜ。これで…
と、思うくらい始めはそんな映画とは知りませんでした。
しかし、蓋を開けてみたら、色彩の豊かさ故の、明るいからこそ怖い全く新しい
>>続きを読む

ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

3.5

人生に刻まれるべき映画の内の一つです。

ストーリーとしては、老いた姿で生まれ時が経つにつれて容姿が若返っていく男の一生を描いたものです。
その主人公が実年齢が近しい女性に恋をします。
二人の人生の中
>>続きを読む

グッドライアー 偽りのゲーム(2019年製作の映画)

3.3

予告で面白そうだなと思っていたら、気付いたら映画館の座席に座っていました。
ストーリーは概ね予想され得る着地点にたどり着いてしまったので、もっとキャストやコンセプトの持ち味を活かして欲しかったです。

マイノリティ・リポート(2002年製作の映画)

3.2

テーマやプロットが面白いだけに、それが上手く形に出来ていない気がして少し心苦しいです。
しかし、この粗削りな作りがひと昔前の作品の雰囲気を醸し出していて、これもまた味です。

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.7

いかにもな設定で、いかにもな舞台で、いかにもな探偵が現れて事件を解決していくベタベタなミステリー映画。
かと思いきや全くもってそんなことありませんでした。

なんとこの映画、驚くべきことに予想より遥か
>>続きを読む

セブンティーン・アゲイン(2009年製作の映画)

3.4

タイムリープものですが、時間は戻らず身体だけ若返るという少し捻りを加えた設定の作品です。
このジャンルは、主人公が自分の人生をやり直そうとしがちですが、この映画では家族の人生をよりよくしようと立ち振舞
>>続きを読む

ブルー・マインド(2017年製作の映画)

3.6

大人になる過程で現れる変化への葛藤、不安、心の機微を繊細かつ複雑に描いています。
しかし、この分かりにくさこそが思春期の胸中のそれなのではないかと自分を納得させてみます。

ヨーロッパ系の映画は、娯楽
>>続きを読む

ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)

3.5

普段はしがない会計士だが、実は凄腕の殺し屋でした。

こういう本気出したらスゴいんだぜ系映画は大好物です。
主人公が絶えず無双しているので爽快感抜群です。

スパイ×アクション好きな人にぜひおすすめし
>>続きを読む

ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

3.5

前作よりもよりホラー成分薄めになりました。
しかし、導入から既にワクワクさせてくれる仕上がりです。

1で消化しきれなかった部分もうまく処理しつつ、あらゆる死に方で楽しませてくれます。
これを誰かと一
>>続きを読む

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.6

誕生日に何者かに殺害された主人公は目を覚ますとその日の朝だった。
何度も同じ日を繰り返し、犯人を突き止めようというホラーです。

ホラーと言ってもそれは最初の方だけで、後半からは最早コメディです。
>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.0

2020年、映画館での1本目、乗っけからとんでもないものを観ました。
これはぜひとも皆さんにも観ていただきたい作品です。


監督自らネタバレ厳禁、なんなら序盤の展開すら言ってほしくないというくらいな
>>続きを読む

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

3.7

9作目で完結となった某銀河の戦争シリーズを始め、個人的には2019年はアダム・ドライバーの年であったと言っても過言ではありません。

余談はさておき、この映画はマリッジストーリーという題名と打って変わ
>>続きを読む

6アンダーグラウンド(2019年製作の映画)

3.3

2020年、記念すべき1本目はマイケル・ベイ監督に!

こんなにする必要ある?と感じるぐらい爆発してました。
アクションと派手さはピカ一で観ていて清々しさすら覚えます。
そして、アクションシーンにおけ
>>続きを読む

スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

3.6

ある意味スターウォーズらしさがない作品でした。
というのも、冒頭からこれまで最重要アイテムであったライトセーバーを放り投げるシーンから始まり、最高指導者の最後はあまりにも味気なく、レイの親の正体にもが
>>続きを読む

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.9

42年に渡る物語が遂に幕を閉じます。
非常に素晴らしい作品でした。


スターウォーズシリーズを通して観たとき、主人公が選択と決断を迫られるシーンが多い映画だと気付きます。
アナキンはパルパティーン皇
>>続きを読む

スター・ウォーズ/フォースの覚醒(2015年製作の映画)

3.7

これまでの作品やスターウォーズファンの思いを尊重しつつ、残すべき世界観はそのままで、それでいて、今までの型に収まらないよう新たな形へ挑戦しようという気概を感じられました。
メインとなり得るキャラである
>>続きを読む

ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

3.4

他の恋愛映画のように劇的でなかったり、いたって純なシチュエーションですが、そこがむしろ身近さに繋がっている気がしました。
出会ったり別れたり、叶ったり破れたり、近づいたり遠ざかったりと、世界の人の数だ
>>続きを読む

アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

3.9

まず第一に、リトルアナとリトルエルサが尊いです。
かと言って、大人アナと大人エルサがそうではないかと問われますと非常に愛おしいかぎりです。
能力を遺憾なく発揮するエルサ、応援しない者などいるのでしょう
>>続きを読む

ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.7

素晴らしい映画でした。
キューブリック版とキング版のどちらにも敬意を払いつつ、上手く融合させ、いい落としどころを見つけた監督は天晴れです。
しかし、シャイニングとは毛色が違い、ほぼ別物と思って観た方が
>>続きを読む

ブライトバーン/恐怖の拡散者(2019年製作の映画)

3.1

音でビックリさせてくるウチの子変なんですけど系ホラー。
予告通りスーパーマンが闇落ちしたらという設定で、まごうことなき純粋悪で暴力をふるっていきます。
結局、人類はミツバチで、主人公は捕食者であるスズ
>>続きを読む

ピアノ調律師(2010年製作の映画)

3.8

あるインド映画の元となったショートフィルム。

栄誉を目前としたピアノコンクールで失敗をした主人公は、盲目のふりをしたピアノ調律師となる。
しかし、ある日訪れた家で殺人現場を目撃する。
何も起こってい
>>続きを読む

盲目のメロディ~インド式殺人狂騒曲~(2018年製作の映画)

3.5

本当は目が見えるのに盲目のふりをしていたら、殺人現場を目撃してしまうインド映画。
もっとポップなテイストかと思いきや、意外とダークでヘビーな内容でした。
しかし、冒頭からの繋がりや、Liverの肝臓と
>>続きを読む

ダークタワー(2017年製作の映画)

3.3

気にはなっていたけど劇場では観なかった映画。
何の気なしに観始めて、途中であれ?と思って調べてみたら、やはり原作スティーヴン・キングやんけ!
そして、見えたら終わりの“それ”や、237号室が有名な某ホ
>>続きを読む

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

3.7

最も有名なインド映画の1つ。
観終わった後に題名の通り、きっと、うまくいくんだろうと思わせてくれる作品でした。
私もこんな風に周りにいい影響を与えられるような人間になりたいです。
奇しくもこのタイミン
>>続きを読む

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

3.5

3時間弱ピエロのおもてなしを存分に味わう映画です。
お化け屋敷7軒連続で訪れた気分です。
長いし怖いしでトイレ休憩を挟む人がたくさんおり、こんなに途中で人が抜けていく映画初めてや!と感動しました。
>>続きを読む

クロニクル(2012年製作の映画)

3.1

謎の物体に触れて超能力を手に入れた高校生が一悶着を起こす映画です。
違和感のない自然なPOVで、初期のYouTuberを彷彿とさせました。
しかし、超能力を手に入れたら大半の人はスーパーヒーローになら
>>続きを読む

イン・ザ・トール・グラス -狂気の迷路-(2019年製作の映画)

3.3

これからピエロの続編やホテルの続編で忙しくなる、あのスティーヴン・キング原作の広大な草むらに閉じ込められるという密室型に近いホラー。
ゾワゾワする怖さがじわじわと来ます。
序盤の得体の知れなさからくる
>>続きを読む

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.7

ジョン・ウィック
ああジョン・ウィック
ジョン・ウィック

初めて劇場でジョン・ウィックを観たということもあってか、前作よりもかなりアクションに磨きがかけられている気がしました。
銃はもちろんのこと、
>>続きを読む

ジェミニマン(2019年製作の映画)

3.1

驚異的なウィル・スミスの画面支配率!
2年分くらいのウィル・スミスを見ました。

内容は良くも悪くも予想通りで安定感があるものでした。
バイクアクションのシーンは迫力抜群です!
しかし、設定はよくある
>>続きを読む

イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.6

ビートルズの偉大さをこの映画から知れました。
登場人物がみんないい人で優しい気持ちになれます。
世界で初めてYesterdayやLet it beを聴いた人はこんな衝撃を受けたのかなと疑似体験できます
>>続きを読む

アップグレード(2018年製作の映画)

3.7

SAWでお馴染みの監督が脚本を手にとりゲットアウトの製作陣が撮った低予算ムービー!
これだけでもう観ようとなりました。
しかもあらすじは、愛する妻を殺された主人公は自身も四肢麻痺になるが、ハイテクなA
>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

追い詰められた社会的弱者が狂気に堕ちていく救いのない映画。

この作品が居たたまれなくなるような、鬱な気分になるような映画と言われる所以が少し分かった気がします。
それはおそらくジョーカーの行いや暴力
>>続きを読む

ダークナイト(2008年製作の映画)

3.9

溢れ出るアンニュイな雰囲気に燃えるのを見て楽しむ人たち、まさに現代の我が国!
というのは置いておき、ジョーカーありきのバットマンで、バットマンがいてこそのジョーカーのように思え、残酷な運命を背負わされ
>>続きを読む

バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

3.6

一本の映画とは思えないほど濃厚な内容でした。
キャストがこの人にしか務まらないのではないかと思えるほど自分の中でドンピシャだった気がします。
そして、突如現れる渡辺謙。
さてはこの監督、渡辺謙が好きだ
>>続きを読む

スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐(2005年製作の映画)

4.0

終わりにして全ての始まり。
点と点が線になる瞬間。
発散していたものが収束していく様子。
May the force be with you.