SONIAさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

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アイデンティティー(2003年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

嵐の中の連続殺人は13日の金曜日系の山小屋で次々殺される的な流れ。途中まで真犯人は誰かいろいろ想像しながら観ていたら、結局夢オチというか、多重人格殺人犯の妄想上の出来事だった。人とはいえ格を殺し合うと>>続きを読む

ソウ(2004年製作の映画)

3.2

どんでん返しもので有名な作品というつもりで観たが、私の理解力がなくてなんだかよくわからなかった。

最初の密室脱出ゲーム的なところは『cube』みたいでなかなか面白かったが、命を大事にしろという世直し
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ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

3.4

ストーリーは特に面白い訳でもない。魅力的ないとこが訪ねてきて、1年後に友人と彼女の所に訪ね、3人でフロリダに旅行するだけの話。それ以上の起承転結は特にない、それなのに日常の一部を切り取ったような映像が>>続きを読む

ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

子供の頃観たときはよくわからなかったけど、これはなかなか上質なスリラー。だってあんなおせっかいなおばさんが隣に住んでいて夫が取り込まれたらそれだけで恐怖じゃないか。

途中までカルト教団か、それともロ
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

昔の007シリーズしか観たことない、つまりダニエル007を多分初めて観た私が思ったままを書きます。ファンの人には怒られちゃうかもしれないけど。

まず007がおじさんだなあと思った。アラフィフだからし
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ねえ!キスしてよ(1964年製作の映画)

3.3

ストーリー自体は面白いんだけど、登場する男達がみなゲス過ぎてコメディと言えどもちょっと気分が悪い。

夫の異常な嫉妬心、有名音楽家になるため意味不明な作戦を考える友人、嫁(仮)を差し出すってどういうこ
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フラッシュダンス(1983年製作の映画)

4.6

いいね~。当時一斉を風味した映画。
音楽もダンスもとてもいい。
女子がジャンパー着て溶接工というアンマッチさ加減、衣装やレッグウォーマーとか当時のオシャレが詰まってる。
80年代のアイコンとも言える作
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シュレック(2001年製作の映画)

3.5

なんでこんなキモイおっさんのようなキャラクターが主人公?と思ったら、外見は気にしないというお話だった。

ストーリー自体はなんということないけど、登場してくるおとぎ話のキャラ達が個性的でブラックユーモ
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あなただけ今晩は(1963年製作の映画)

3.2

ビリー・ワイルダーの作品は好きなんだけど、これは
ちょっとドタバタ過ぎるかな。いくら何でもあり得ないだろうという話の展開としょうもなさ過ぎるギャグがビリー・ワイルダーの小洒落た感を消しているような気が
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母なる証明(2009年製作の映画)

3.6

息子を助けるために奔走する母の話・・・で間違ってはいないのだが、なかなか辛辣な終わり方だった。
まあバカな息子を持つと親は苦労するということだ。

ライフ・オブ・デビッド・ゲイル(2003年製作の映画)

4.0

面会する若い女性と牢にいる中年男性。ちょっと「羊たちの沈黙」みたいだと思った。

真犯人を捜すミステリーと死刑制度の怖さと、さらに死刑制度を支持するカルト的な怖さもあり面白かった。

エスター(2009年製作の映画)

4.5

これは怖かった。
天使の顔をした悪魔。大人びた色気を持つ少女。
ジェイソンのようないかにもな感じでなく、少女の風貌に周りが翻弄され騙されていく。
いやいや、こんな危ない子を野放しにさせておくなよ~
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真実の行方(1996年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

どんでん返しもの。

目新しさはそれほどなかったが、面白かった。オチは鈍い私はわからなかった。

神父様がろくでもないということや多重人格というのはわりと定番。
でも少年が有罪か無罪か、真犯人はいるの
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リオ・ブラボー(1959年製作の映画)

3.7

西部劇はほとんど観たことないけど、これこそ正統派西部劇だと言うことはわかる。

正義の味方の保安官、クセのある仲間たち、美女。ストーリーはいたってシンプル。

日本の時代劇&チャンバラみたいに、人はこ
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女神たちよ(2016年製作の映画)

4.2

脚本が秀逸。
シリアスなフェミものかと思ったら、「僕が監督した映画が公開されないよ〜」とアルコールに溺れ、嫁に呆れられてアルコール依存から立ち直る話‥というわけでもなかった。前半は軽めだが、中盤あたり
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SANJU/サンジュ(2018年製作の映画)

3.7

この作品のモデルとなっているサンジャイ・ダットを知っていると、仕草や喋り方が本当にそっくり。主演のランビール・カプールは彼もまたサンジュ同様、大物芸能一家の育ちであり、境遇は似てる。その後は全然違うが>>続きを読む

用心棒(1961年製作の映画)

3.5

世界のクロサワ作品にこれ以下の評価を付けるわけにはいかなかったので3.5にしたが、個人の好みだけで点数をつけるなら3.0くらい。

ストーリーは対立するヤクザを流れ者の浪人が知恵を絞り壊滅に向かわせる
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プリズナーズ(2013年製作の映画)

3.7

比較的長めの作品でありながら、最初から最後まで緊張感が続く。暴走する父も、娘が誘拐され死んでしまうかもしれないという極限状態ではわからなくもない。

わりとグロい描写もあるのだが、観終わった印象はそれ
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ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

3.3

ちょっとしたズレや勘違いで大騒動、最後に笑うのは?
スタイリッシュで脚本がよく練りこまれているのはわかる。ファンが多いだろうなというのも納得するが、クライムものはどうも好きになれなくて。登場人物はそれ
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ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

5.0

これは個人的にとても気に入った作品だった。大人のファンタジーというか。

ファンタジーというと魔法学校みたいな子供向けのイメージだが、あり得ない設定も死生観とか人生がうまく絡んで、とても奥深いものにな
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男と女(1966年製作の映画)

3.7

シャバダバダの音楽があまりにも有名なフランス映画。
まさか子持ちの男女の恋愛とは思っていなかった。
女優さんがめちゃくちゃ綺麗。
ストーリーはわりとシンプルなんだけど、音楽がとにかくよい。映像と合わせ
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ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

4.1

何も情報を入れずに観だして、ふと詳細を見でジョニー・デップとディカプリオの大スター競演だったことを知る。全然気がつかなかった。ジョニー・デップが普通のお兄さん役だった。私が知っている彼は強烈な個性の役>>続きを読む

マジック(2017年製作の映画)

3.5

ヴィジャイ作品は観ていて気持ちがいい。世の中の不正や不条理に怒り、制裁を与えるストーリーは大将が大得意とするところ。

日本では「正義」なんて死語になってしまいつつあるけど、ヴィジャイは正義だ。ルンギ
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双璧のアリバイ(2019年製作の映画)

3.8

これは面白いサスペンススリラーだった。タイトルでうっすら想像できたものの、実話ベースということで更にびっくり。インド映画得意の手法が存分に生かされてる。

インド映画のサスペンススリラーはなかなかレベ
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フル・モンティ(1997年製作の映画)

3.4

失業した男たちがひと稼ぎするためにストリップをするという、インパクト勝負の作品。悪くない。

父を見守る息子の教育的にはいかがなものかと思ったが、それほど下品にもならず、ラストは盛り上がる。

十戒(1956年製作の映画)

3.8

壮大な歴史スペクタクル。
旧約聖書の世界を映像化したのは素晴らしい。3時間半はさすがに長く感じたが、豪華な衣装やセットは見ていて楽しかった。

クライマックスの海が割れるシーンなどの映像は、当時として
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

内容は知らなかったがどんでん返しものということはわかって見ていたので、特に驚きはなかった。
というか、途中で随分と匂わせていたので『シックス・センス』のように最後にびっくりというよりは、悲しい出来事に
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赤ひげ(1965年製作の映画)

5.0

赤ひげ先生のほのぼの診療日記みたいなのを想像していたらとんでもなかった。
1人の若い医師の目を通した人の壮絶なる生と死を描いた作品だった。

原作は読んでいないが、人間の情念をこれほどまでに映像で表現
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キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

うさん臭いコメディアン志望の男。
徐々にうさん臭さを通り越して病的に思えてきて、ついにはホラーの域になってくる。

それなのに、捨て身の売り込みが功を成し、ついには成功して“キングオブコメディ“に。な
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俺だって極道さ(2015年製作の映画)

3.3

「その方向性はおかしくないか?」と思うような行動を登場人物達が普通にとっていく。まず警官の子がまったく警察を信用してない。かと言って極道になりたいって?彼女の父親に対するすぐバレる嘘、彼女の彼に対する>>続きを読む

マスター 先生が来る!(2021年製作の映画)

3.6

ヴィジャイ作品の楽しみはまずどうやって登場するか。足だけ見せて、次は背中、スローモーションからじらしにじらしてジャーン!おおー!みたいな。

欧米映画だとすぐ銃を出してズキュンで終わりってのが多い。イ
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ザ・カンニング [IQ=0](1980年製作の映画)

1.8

何というか、時間の無駄だった。
80年代おフランスの若者向け青春おバカ映画といった感じ。

ありがちなギャグは笑えたり笑えなかったり。
笑えるやつも別に映画でわざわざ見るほどのものでもない。
若者向け
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イングリッシュ・ミディアム(2020年製作の映画)

3.4

イングリッシュ・ミディアムというよりはオヤジたちのロンドン行き珍道中、もしくはハチャメチャ滞在記といった感じ。脇のエピソードが多くてちょっととっ散らかってるが、娘のためになりふり構ってられない父の姿は>>続きを読む

グレート・インディアン・キッチン(2021年製作の映画)

4.3

美味しそうなインド料理と食べ散らかした食後の光景。
エンドレスに続く日常と家事を余計なセリフは入れず、映像で語る。でもそれですべてを察することができる。

夫の家族は決して悪い人たちではない。嫁を虐待
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トゥルー・ロマンス(1993年製作の映画)

3.6

『俺たちに明日はない』がオシャレなクライム映画だとすれば、『トゥルーロマンス』は明るいバイオレンスという感じか。愛とバイオレンスをセンスよくまとめている。

映画とコミックが趣味の普通の男がにわかコー
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ホテル・ルワンダ(2004年製作の映画)

4.0

凄惨な映画だった。
事実に基づいているので映画という形式をとった記録映画と言ってもいいかもしれない。
日本ではあまりなじみが無いアフリカのルワンダという国で起きた出来事はニュースで見聞きした覚えはあっ
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