SONIAさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

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鈴木家の嘘(2018年製作の映画)

3.4

面白く観られたのだが、あまりにも不自然な設定に違和感を持ち続けていた。

シリアスなようであり、わざとズラして軽くて見せる演出はともかく、引きこもりという社会問題が、結局家族の中だけで完結しており、広
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スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

設定的にはありえない感じではあるのだけれど、それが気にならないほどダンス、というかタップが素晴らしい。
多少ストーリーに粗がが見えても歌と踊りがいいと楽しいよな~と思っていたら次第に不穏な雰囲気をかも
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第十七捕虜収容所(1953年製作の映画)

3.3

冒頭見た時、大脱走かと思った。
戦争というよりは収容所の人間模様をビリー・ワイルダーらしく時にコミカルに描く。辛いながらも少しでも楽しく過ごそうとする捕虜の人々。この手のジャンルを描くのは珍しい。
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サンセット大通り(1950年製作の映画)

3.8

軽快なタッチのビリー・ワイルダー作品の中では比較的しっとりとした作品。
忘れられた元大女優と貧しき脚本家の関係がメイン。

元大女優が過去の栄光を忘れられない気の毒な女性として描かれているけど、主人公
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オズの魔法使(1939年製作の映画)

3.6

あまりにも有名な作品なのに、なぜかこれまで読んだこと、見たことがなかった。

まずは「オーバーザレインボー」はこの映画の曲だったのかと驚き。
そして絵本から飛び出してきたようなお伽噺の世界だった。ある
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イップ・マン 序章(2008年製作の映画)

3.8

イップ・マン最強過ぎる。静かに燃える男。武術が本当に美しい。キレッキレである。若くて勢いがあるだけのアクションではなく、中年の風格と円熟味が感じられる。

ストーリーはシンプルだが力強い。
歴史的にや
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チャイニーズ・ゴースト・ストーリー(1987年製作の映画)

3.0

可もなく不可もなくといったところ。
美しい幽霊とのラブストーリー。
悪くはないけど、さすがに特撮は1987年とはいえ、ちょっとちゃち過ぎる。子供騙しというか、わざとそうしてるのかと思うほど。

でもシ
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男たちの挽歌(1986年製作の映画)

4.1

いいねー。
人が死にまくるノワール系ってそれほど好きではないけれど、この作品は裏世界の兄と警察の弟、親友、元部下の男など、人間関係が主になっていて、それぞれの描き方がとても良い。
ラストもグッとくるも
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

なかなか痛快だった。
麻薬取り締まり班たちが潜入捜査のため開いたチキン屋が大繁盛、ゆる~い感じがいい。

おちこぼれのメンバーかと思いきや、実はみんなキレものだったというオチにはニヤリとさせられた。ア
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

2.8

それなりに有名な作品なのでまあまあ期待して観たのだが、結論から言えば全然私好みの作品ではなかった。

最初はサスペンスかな?と思ったらエクソシストのようなホラーで、途中ゾンビっぽくなった時はコントみた
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ベン・ハー(1925年製作の映画)

4.3

59年のベンハーも素晴らしいが、こちらも素晴らしい。

サイレント映画で退屈かな?と思ったらとんでもない、逆に記録映画のようでリアリティがあるように感じられたほどだった。
100年も前にこれだけの壮大
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりに観たが、やっぱりクールでカッコいい!
音楽と映像がシンクロしてて、小気味いい。もはや見るロックだ。音楽と映像を合わせるのは時々あるけど、ほぼ全編にわたって貫いてる。
カーチェイスもイカしてる
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ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)

4.3

おフランスのお洒落なミュージカル。
「シェルブールの雨傘」にもビックリしたけど、こちらも負けない。

ポップなビタミンカラーの衣装に彩られたフランスの街。美しい歌、フランス語の響き、バレエを基調とした
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Mr.&Mrs. スミス(2005年製作の映画)

3.9

こういうラブコメ大好物。
ド派手な夫婦喧嘩からの仲直り。
しかも二人は敏腕スパイ。

ブラピとアンジェリーナ・ジョリーという後の夫婦になる美男美女カップルが銃をぶっ放しながらのアクションは観ていてゴー
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チュルリ(2021年製作の映画)

3.2

ジャリカットゥの監督作品。
やっぱり私はダメだ。
抽象的な概念についていけない。
見てる私が渦巻きに巻かれてしまったという感じ。

ジャリカットウと同様、インドの田舎の村でむさ苦しい男達が何かに怒って
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ウォーターワールド(1995年製作の映画)

3.8

思ったより他の人の評価が低いけど私はこの近未来世界観好きだな。マッドマックスが砂の世界なのに比してこちらは水の世界。

そして私が大好きなユニバーサルスタジオのアトラクションでもある。ようやく原作が観
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スター・トレック(1979年製作の映画)

3.3

この作品は1979年当時はどういう評価だったんだろうな。スターウォーズの柳の下だったんだろうか。はっきり言ってストーリー自体はよくわからないし、宇宙船の中での台詞が多くて動きがほぼない。今見るとチープ>>続きを読む

鉄道員(ぽっぽや)(1999年製作の映画)

3.6

1人の鉄道員、ぽっぽやの人生。
人生をかけてきたローカル線の駅長職、家族、友人、時代の流れ。
辛いことが多そうだったけど、幸せだったのかも。

セピアがかったモノクロームの中で、ところどころ色がさして
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ワイルド・スピード(2001年製作の映画)

3.8

これはスクリーンで観たかったやつ。
さらに爆音上演とかだったらなおさら楽しかっただろう。
イカす音楽をBGMに色鮮やかピッカピカでチューニングしまくりの車が爆音轟かせて風のように走り抜けていく様は車好
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ツナグ(2012年製作の映画)

3.3

自分の母を亡くし、何かにすがるような思いでこの作品を観た。
いくつかぐっとくるセリフはあったものの、作品としてはファンタジーでイマイチ乗り切れなかった。
もちろんファンタジーという形式をとって、今の自
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冬冬の夏休み(1984年製作の映画)

3.8

子供時代はこういう光景が目に入っていたよなあと思い出させてくれた作品。知らないこと友達になること、他愛もない遊び、大人の世界。緑の青さ、風、川遊び。カメラはずっと子供の目線で追っている。

子供ながら
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ナイト&デイ(2010年製作の映画)

4.4

好き。
ジェットコースタームービーというか。
彼が何者なのか、なぜ彼女が巻き込まれているのか、場面は国を変え、雪山から南の島までくるくる変わる。
トム・クルーズが無敵過ぎる。現実離れしてるなんてどうで
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カクテル(1988年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

これすごく流行った。80年代を代表する1作だと思う。
トム・クルーズがカッコいいのとバーテンダーのパフォーマンスもカッコよくて。あれ、かなり練習したのではないかな。紅花のステーキパフォーマンスを思い出
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シャウト・アウト(2020年製作の映画)

3.4

ボリウッドのアクションヒーローの座を獲得した感があるタイガー・シュロフ主演作。シリーズもの3作目。

タイガーのアクションとダンスがキレッキレ過ぎて笑えるレベルだった。回し蹴りは足が伸びていて本当にき
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今日から俺は!! 劇場版(2020年製作の映画)

3.4

これってまんまビーバップハイスクールじゃん、なぜ今の時代に?と思ったら原作もだいぶ前のものだった。それにしてもなぜ今の時代に?
でもビーバップ世代としては決して嫌いじゃない。女子の髪型やスカート丈が当
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オーシャンズ13(2007年製作の映画)

3.3

アルパチーノ登場。敵の敵は味方。舞台はカジノに戻る。
もはやストーリーというよりは豪華ゲストといつものメンバーのシリーズ作を楽しむといった感じ。
ゴージャスだけどあまり印象に残らなかった。

オーシャンズ12(2004年製作の映画)

3.4

前作11の時の続編で、前回のメンバー総登場。一人増えたのはジュリア・ロバーツをカウントしたということかな。

盗むものが小ぶりになって規模が小さくなるかなと思いきや、途中からコメディ路線なっていて面白
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プレステージ(2006年製作の映画)

3.8

2人のマジシャンの確執とマジックのタネを知りたいという観客の心理を操り、ノーラン流のミステリアスな展開で話が進んでいく。その先にはあっと驚くタネ明かしが待ち受けている。

これを見た瞬間、インド映画『
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夕陽のガンマン(1965年製作の映画)

3.6

正直言って、西部劇には特に心引かれるものはないんだけど、カッコいいとは思った。

構図というか見せ方がクール。
口笛のような音楽もいい。
人殺し過ぎだけど、日本の時代劇もそんなもんか。

インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1984年製作の映画)

4.6

これぞ冒険アドベンチャーといった作品。DVDも持っているが、TVで放送されていたので録画して久しぶりに見た。

冒頭からスリル満点。
今ほどCGの技術が進んでいなかった時代によく作られていると思う。
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グランド・イリュージョン(2013年製作の映画)

3.4

見事に騙された。
タネがわかれば比較的王道などんでん返しだったかも。

マジシャンの話だが、映画だとどんなマジックも可能になってしまうしなあ。目的達成のためならそんな無駄骨を折らなくてもいいのではと思
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赤ちゃん教育(1938年製作の映画)

5.0

1938年の古い映画ということとタイトルがいまいち作品を表していなくて見過ごされそうだが、これはすごいコメディだった。

吉本新喜劇ばりのべったべたのコメディとマシンガントークのかけあい、軽快なテンポ
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サタデー・ナイト・フィーバー(1977年製作の映画)

3.4

一世を風靡した映画。
もっとダンスがメインの映画かと思ったら、どちらかというと当時の若者たち(ちょっとワル)の生き方がメインのようだった。ワルじゃないダンスのパートナーも本当かどうかわからない有名人に
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グリース(1978年製作の映画)

4.3

ほぼ誰もハイスクールの高校生に見えなくても、大したストーリーがなくても、こういうの大好きだ。

曲がどれもいい。オリビアの透明感のある声。
ちょっとはずしたようなダンスもいい。
ボーイズ&ガールズの恋
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アリスの恋(1974年製作の映画)

3.6

ダメ男好きのシンママ、アリスの恋。
息子とのちょっとへんてこなやり取りに始まり、登場人物たちのキャラクターの描き方はさすがスコセッシ監督。
ハード映画を撮るイメージがあったが、こういう作品も描けるんだ
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マッチスティック・メン(2003年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

これは言い騙され方だった。
しかし強迫神経症で詐欺師、ある時生まれてから会ってなかった娘がやってきて詐欺をするという設定がなかなかすごい。

潔癖症っぽいのにタバコの煙とか匂いとか灰はあまり気にならな
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