SONIAさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

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マイライフ・アズ・ア・ドッグ(1985年製作の映画)

2.0

少年が親戚の家に預けられてちょっと大人になって思い出を作っていく話。

少年はちょっと落ち着きがないものの、普通の男の子。お母さんは病気ということもあるけど、ちょっと我が子に対する愛情が少ない気がした
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鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

鑑定士であり完璧主義者の男が広場恐怖症の若い女性の依頼人と出会う。絵画とか病気とかいろいろミステリアスで興味深いコーティングはされているものの、平たく言えばじじいが初めて恋に落ちて舞い上がって騙される>>続きを読む

ネバーエンディング・ストーリー(1984年製作の映画)

3.1

劇中劇というか、いじめられっ子の少年が読む本の中の話がリアルに再現する。主人公は勇気ある少年だ。そしてそれはいじめられっ子の少年のもう一つの姿でもある。子供向けには本当にいい映画だと思う。 

名作な
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

3.8

そんな簡単に時間を戻せたら人生苦労しない、人生は一度きりだから面白いんだよ、と思いながら観ていたが、やはりそんな簡単なストーリーではなかった。というか思ってた以上にいい終わり方だった。

あの時ああし
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バタリアン(1985年製作の映画)

3.5

B級映画界の中のA級映画。
マイケルジャクソンの「スリラー」を思い出した。
バタリアンの人たちを含め、みんな頑張ってるのが伝わってきた。
グロいけどなんとなく笑えてしまうさじ加減がいい。
最後のオチも
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ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

2.8

いかにも外国人が見た日本、といった感じ。
ディスっているわけではないのかもしれないが、日本人が見ると小馬鹿にされている気がして不愉快だった。あながち間違いではない分、余計に。ほとんどが東京(日本)の紹
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ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)

3.2

普段だったら関わることのない5人が偶然休日登校させられることによって、自分の心の内を語り、ほんの少し変わる。

これは高校生の時あたりに観たら全然印象が違っただろうけど、今の年齢になって観ると青臭いな
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フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

3.6

基本的に人が多く死ぬ作品はあまり好きではないのだが、これは思わず見入ってしまった。さすがキューブリック監督といったところか。

前半は軍の海兵隊訓練所、後半はベトナムでの戦時下の様子を描く。第一印象は
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エクソシスト/ディレクターズ・カット版(2000年製作の映画)

4.4

真夏の土砂降りのひんやりとした深夜、ムードを盛り上げて見た。何十年も前は「怖い」というイメージだったが、今観ると「80年代の作品にもかかわらず、よく出来てるな~」と感心してしまった。

そもそも日本人
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ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

3.8

男と少女の詐欺の旅。
なかなか面白かった。が、いくつか引っかかるところも。

まず一つは少女の喫煙シーン。
まさか本当に吸ってないよね⁉︎と心配になった。

最初は少女の大人顔負けの悪知恵がこまっちゃ
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エレファント・マン(1980年製作の映画)

3.4

とても話題になった映画。
いわゆる一般受けするタイプではないと思うが、それだけ衝撃的だったということだろう。

異形の人々に対し、今日の私たちや映画中の教養ある人々は特殊な目で見ず平等に付き合おうとし
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追いつめられて(1987年製作の映画)

3.7

地位ある男と不倫しつつイケメンとも関係を持つというビッチ女が死んでから本当の物語が始まる。
無実のトムがどんどんと追いつめられていく様はなかなか見応えがあった。そして・・・
そんな偶然あるかいな、と思
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フェリスはある朝突然に(1986年製作の映画)

2.0

勘違いしたガキが調子こいてるとしか思えない作品だった。
学校さぼってやったことが、そんなの休日にやればいいじゃんと思えるような創造性のないこと。しかも友人を巻き込んで。

確かに学生時代は学校さぼって
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ライフ(2017年製作の映画)

2.9

まあざっくり言えば、こういうストーリーにはありがちなのだが、危機管理が甘すぎる。計画がなってない。指揮系統が機能してない。頭いい人たちばかりのはずなのに、なんかマヌケだった。だからハラハラドキドキとい>>続きを読む

トータル・リコール(1990年製作の映画)

3.5

いかにもハリウッド映画といった感じ。

火星移住というスペースものに加え最強シュワが悪者に立ち向かっていく。

この映画の見所はむしろ特殊メイク。あまりにもリアルで怖かったが、素晴らしいと思った。
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バンテージ・ポイント(2008年製作の映画)

3.7

1つの事件にかかわった人物のそれぞれの視点から描いた話。ものの見方によって、同じ事件がまったく違うものに見えてくる。同じ時間帯の描写を6とおり描くという実験的な作品ではあったが目新しいと思った。

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オーロラの彼方へ(2000年製作の映画)

4.1

タイトルだけ見て宇宙的な話かと思ったら全然違った。
オーロラは関係あるようなないような、といった感じだったがそれでもとても良かった。

作品の軸は父と息子の愛。時空を超えてつながっていく様子はバックト
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シティ・オブ・ゴッド(2002年製作の映画)

3.1

事実がベースになっていてとても興味深く観た。が、やはり観ていて胸糞悪かった。

クソガキ共が強盗、人殺し、薬を何の罪悪感もなく日常的に行われている世界。警察はまったく機能していない。つまり国は何をやっ
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マッハ!(2003年製作の映画)

3.7

キレッキレで美しく、カッコいいアクション満載だった。
CG使ってなさそう、と思ったらそのとおり。生身の人間の迫力にはやはりCGは敵わない。

一体どうやって撮ってるんだろうと思う場面がいくつもあって、
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サイドウェイ(2004年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

結婚式を控えた友人との独身最後の旅行。お互いワイン好きなのであちこちのワイナリーを訪れる。

ワインの味の表現がうまい。
目的を持った旅というのもいい。
しかし良かったのはそれだけ。

結婚を控えてい
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バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

4.6

これは発想が素晴らしかった、

もしあの時ああしていたら、というのは誰でも考えることだが、もしそうしていても必ずしもいい結果にはならない。それどころかもっと悪い人生になっていたかもしれない。

そして
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ジャッカルの日(1973年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

大統領の命を狙うヒットマンと逮捕をしようと追い詰めていく警察の再現ドラマのような映画。

追われているとわかりつつ、大胆な行動をとるジャッカルとジリジリ犯人に近づいていく警察とのやりとりが面白かった。
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ドライビング Miss デイジー(1989年製作の映画)

4.5

裕福なユダヤ系白人の老婦人と黒人の運転手の心の交流。

相容れない2人がそのうち打ち解けて‥というストーリーは想像できるし、実際ほぼその通りなのだが、それでもとても良かった。一歩踏み込んで人種差別も描
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ウェディング・シンガー(1998年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

懐かしの80年代ソング満載のラブコメ。
だけどストーリーが安っぽいなあ。誰にでも思いつくような展開だった。

婚約者がいる女友達に他の男とのキスを促す友人。
初対面の男に結婚しても浮気をすると宣言をす
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未知との遭遇(1977年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ラスト30分がすべての映画。
正直それまではちょっと退屈だったし、主人公は頭のイカれた親父としか思えなかったが、それでも最後は壮大でみごたえがあった。

ブームになるくらい話題になった作品だったが、音
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コマンドー ディレクターズ・カット版(1985年製作の映画)

3.6

シュワルツェネッガー最強!という映画だった。いかにもアメリカ映画らしい、派手なアクションに加えて肉体が最高の武器、といわんばかりにシュワルツェネッガーが大活躍する。
ストーリーはもはやおまけみたいなも
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山の郵便配達(1999年製作の映画)

4.2

山間の村々に郵便を運ぶ父の仕事を継ぎ、父と息子が2泊3日の仕事に出かける。それほど昔の話ではなさそうだが、今もこのようなシステムは残っているのだろうか。

息子は仕事を通じて村の人々の生活を知り、それ
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チャンプ(1979年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

オリンピック期間中だったのでスポーツものを観ようと思って選んだが、ボクシングはクライマックスだけで大筋は父息子ものだった。随分昔に観たはずだがすっかり忘れていた。

ひたすらTJがよかった。助演男優賞
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13日の金曜日(1980年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

何十年かぶり?に観た。
もっとB級臭ただよう作品かと思っていたが、なかなかよかった。というか、CGでごまかしてしまう今どきの作品よりもよっぽど凝っていた。忍び寄るカメラワーク、風や影を巧みに使い、恐怖
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閉ざされた森(2003年製作の映画)

3.7

登場人物を把握したり、どんでん返しに次ぐどんでん返しで本筋がよくわからなくなってくるが、それでもコロコロ変わる展開は素直に楽しいし、気持ちよくだまされた。後味も悪くない。

トム・ジョーンズの華麗な冒険(1963年製作の映画)

2.0

アカデミー賞作品賞受賞作品でありながら、なぜか視聴困難な作品だった。U-NEXTで観られるということでお試し登録。

嫌な予感は当たり、全然面白くなかった。
女好きなトムのドタバタコメディで、イギリス
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.6

いろいろ考えさせられる映画だった。
ホームレスではなくハウスレスな流浪の民の生き方。
アカデミー賞作品賞というよりはミニシアター系の雰囲気があり、ドキュメンタリー作品のようだった。

アメリカでなけれ
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ブリキの太鼓(1979年製作の映画)

2.1

このレビューはネタバレを含みます

薄気味悪い映画だった。評価が高いのは知っているが、個人的にはこの点数。

周りの人間は次々死んでいき、悪魔の子のような、ホラーのような。ガラスが割れる特殊能力はなんなの?
そして太鼓への異様なこだわり
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お熱いのがお好き(1959年製作の映画)

3.8

ビリー・ワイルダーらしい小洒落たラブコメだった。
マリリン・モンローがセクシーでかわいくてキュート。時に時代のアイコンと軽んじられるが、彼女の魅力満載だった。この作品の半分以上は彼女によるものでは?と
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レイジング・ブル(1980年製作の映画)

3.4

実在の人物がモデルになっているらしい。
ボクシングは強かったのかもしれないが、人間的にはかなりのクズ。特に妻に対する嫉妬は病的ともいえるもので、ドン引きした。
それを人間らしいとか男の弱さとは思えなか
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気狂いピエロ(1965年製作の映画)

2.4

なるほど、これがゴダール、ヌーヴェルバーグか。

監督が感覚で撮っている。ストーリーはあってないようなもの。そこに意味を持たせているのか、凡人にはわからない。わかる奴だけついて来い、って感じだが、つい
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