inudaoneさんの映画レビュー・感想・評価

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ビューティフル ドリーマー(2020年製作の映画)

4.5

映画が好きでこんな時代を過ごした人達は結構いるのでは。
10代終盤の自分が思い出されまくってなんだか恥ずかしくて終始身悶えしてました。
まさにうれしはずかしで冷静には見られませんでしたが、自分の青春時
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.8

祝福された作品ー。
難解であるにもかかわらず、纏った魅力に引き寄せられて観客の方が理解しようと努力を始めるような、作り手も頭から煙吐きながら考えて創造した新しいアイデアにちゃんとした資金が集まる。
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スパイの妻(2020年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

もう十年近く前になるのか、仕事で90を越えた方と80代の方の対談を収録する機会があり、二人のお話を聞いているうちに気が付いたのが「しゃべり方が白黒映画時代の人たちのしゃべり方やん!」ということ。
映画
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

2019年1月16日の今日までこの情報過多の時代にネタバレ情報を目につかせなかった優しい世界と、上映を続けてくれている映画館に感謝。
ようやく見れました。
マイナーな作品というとひねった要素があるもの
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ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

「何描いとるの。怪獣?」「怪獣やない、恐竜。」
幼少のころ親や先生などの大人と何度もしたやり取り。
かつて実在した古代生物を想うことは単なる空想や妄想ではなく、復元でありちょっとした科学だった。
その
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かぞくへ(2016年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

施設で育ったボクサーの話、というのはある程度の年代以上には既視感が否めない設定なのだけれども、あまりにも真っすぐで真摯な姿勢がいやが応にも突き刺さる作品でした。
不器用だけどとにかく誠実な主人公、でも
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

世の中には、“あなたの言うことは正しい、正しいけど、でもさぁ…”と思うことがたくさんあって、この“でもさぁ…”を見事に形にした作品だと思いました。
この家族(仮)を形成する中心となってる夫婦(仮)は間
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リズと青い鳥(2018年製作の映画)

4.7

気が付けば通り過ぎて行ってしまう時代の儚い部分を、形として焼き付けるために本気で向き合って作られていると思いました。
眩しいくらいに瑞々しいのだけれど青春の息苦しさを纏っていて、そして百合という好きな
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.6

曲が始まるたびにワクワクし、夢のような演出に何度も涙しました。
素敵なショーに酔いしれる作品。
ステージの様に拍手や掛け声をおくりたい。

坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK : async(2017年製作の映画)

5.0

とても気に入ったアルバム、asyncにまつわる設置音楽展・ドキュメンタリーを鑑賞し、坂本龍一氏の音楽の現在をできるだけ理解したいと思った。
同じ曲でもCDとライブとでは違うものだと感じました。
模索や
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バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

4.5

もう無条件に楽しい。
ツッコミ入れるとか野暮でしかない。
CGもインドテイストにはよく合うと思います。
つかみでバーフバリに陶酔したら後はひたすら王を讃えるのみ。
カッタッパが絡むエピソードは普通に泣
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Ryuichi Sakamoto: CODA(2017年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

芸術と対峙することは作家の生き様にダイブすること。
それなりの覚悟と意思を持って挑まないと手ぶらで帰ることにもなりかねない。
そんな本気の鑑賞をすることが出来るすばらしい作品でした。
冒頭から津波に遭
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

期待通りの哀しい話でした。
前作の時にも思いましたが、そこまで感情持たせたらもう人間扱いでええやんとか思いますが、自分が観た範囲ではハリウッド映画って絶対人間とロボットを共存させない印象があります(ギ
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メッセージ(2016年製作の映画)

4.5

80年代にSFが流行っていた頃、SF好きな大人達はこういう作品がSFだ、みたいなことを言っていた感じの映画でした。
空想科学はあくまでも仕掛けでその仕掛けならではのドラマが上手な物がもてはやされていま
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ダンケルク(2017年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

戦争なんて映画だけで十分。
個人的にノーラン監督の作品は内容が饒舌だという印象があるのだけど、この映画は何も語らずいきなり戦地に放り出されて最後まで登場人物達と命が消耗される様を体験してぼろぼろになる
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人生フルーツ(2016年製作の映画)

5.0

家族など、パーソナルな所では経験するかもしれないが、作品として記録されることはめったにないと思われる、人間の営み、想いが未来へ受け継がれてゆく様を目撃することになる奇跡のような作品だと思いました。>>続きを読む

夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

4.0

「四畳半神話体系」を観てたので続編を見る感じで鑑賞できました。

あれですか、京都の町というのはこんな魑魅魍魎学生が跋扈しとるのですか。
京都の夜の町を歩いてみたいです。

楽しかったです。

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

5.0

もう批評とか何とかするのもおこがましい。

ただただ多くの人に観てもらってあの時代を生きた人々に思いを馳せて欲しい。

ターシャ・テューダー 静かな水の物語(2017年製作の映画)

5.0

ドキュメンタリー用に撮影されたこの作品の1カット1カットは演出されたドラマなどと違って特定の意味を訴えかけることはない。

この映画に足を運ぶ方々はおそらくターシャ・テューダーという方のことを知った上
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夜明け告げるルーのうた(2017年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

3.11に想いを馳せてしまう、ラストに入るあたりからそういうメッセージを込めた作品だと思って観てました。

後で監督のインタビューなどちらっと見る限りでは全くそういったことに触れてないので、自分の感想
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