shinobuさんの映画レビュー・感想・評価 - 16ページ目

極私的エロス 恋歌1974(1974年製作の映画)

4.2

1995年に山口県萩市で開催された萩映画祭。
映画祭はゲストに原一男監督と深作欣二監督を呼び、両監督作品の特集と対談がありました。これに行かない映画ファンはいないでしょ?当然行きました。

そこで本
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WE ARE Perfume WORLD TOUR 3rd DOCUMENT(2015年製作の映画)

3.3

まずボクは熱心なPerfumeファンではないです。 CDはレンタルした作品数枚程度とテレビに出たら見る程度。

今作はワールドツアーの舞台裏オンリーなんで、熱心なファンでないと正直イマイチかな。
同監
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ルパン三世 ルパンVS複製人間(1978年製作の映画)

3.0

いやーもー何回観たんだろ。
特に語る事もないんだけど面白かったですよ。最高にクールなアバンタイトルシーンを見てると、声優やスタッフに故人が多くて切なくなりました。

未来少年コナン特別篇 巨大機ギガントの復活(1984年製作の映画)

1.0

テレビシリーズの未来少年コナンは素晴らしかった。
これは、コナンのエピソードを再編集し無理矢理…リピート無理矢理一本にした映画。

wikiによると

TVシリーズで人気の高かった「ギガント」「インダ
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冬冬の夏休み(1984年製作の映画)

3.6

1984年制作の台湾映画。舞台は当時の1984年だがもう32年前の映画だ。
まるで、となりのトトロを観ているかの様にノスタルジックな郷愁を感じる。

山田耕筰の赤とんぼも劇中に流れるが、これは日本統
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ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

古谷実の原作は最高である。
下手に触らないほうが良いと思う。
ボクは映画「ヒミズ」を気に入っていないんだ。いや、原作原理主義者ではない。「ヒミズ」を好きな感じがあの映画からは感じられない。監督は自分が
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10 クローバーフィールド・レーン(2016年製作の映画)

3.4

「クローバーフィールド HAKAISYA」は映画館で鑑賞。大満足の一本だった。
「10クローバーフィールドレーン」はその続編らしい…全然期待してなくて、続編程度ってくらいの前情報なしに観たのが、(きっ
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

4.3

シング・ストリート最高だったから、まだ観てないジョン・カーニー監督の「はじまりのうた」(原題begin again)を借りたんだけど…

まぁ、これが素晴らしくてね。
何で映画館で観なかったんだろ…と
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岸辺の旅(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ある日3年も失踪してた夫がふらりと帰ってきた…霊体として。
夫の肉体は水の底に沈み蟹に食われてしまった。そんな霊体の夫、優介(浅野忠信)に妻、瑞希(深津絵里)は言う。

「おかえり」

そして、優介の
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マジカル・ガール(2014年製作の映画)

4.0

先が読めない展開という言葉は本作の為にある。あまりの展開になんじゃこりゃ!となった。

あれ?確か余命僅かな娘の為に、父親が娘が好きな魔法少女のドレスを何とかして買ってあげる話だったよな…

本当にな
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

アカデミー作品賞を受賞した傑作下ネタコメディー映画。
今回は(も?)作品の性質上下ネタは避けられないので 笑 ご注意を。

アメリカン・ビューティーは薔薇の品種。
薔薇は美しさの象徴。
映画内で主人公
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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ボクの身近にアスペルガーの人がいる。
だからオスカーの分かる部分もある。

ただアスペルガーを知らない人はオスカーを愛せるだろうか。

ボクが知っているアスペルガーの人はもうかなり良い歳だが働いていな
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X-MEN:ファイナル ディシジョン(2006年製作の映画)

2.5

やっぱり肌に合わないX-メン。
お話は色々と面白くなりそうなんだけど、どーもねぇ?
好きになりたいんだけどなぁ。

ケビン・ベーコンが出てたファースト・ジェネレーションが1番好きだな。

バベル(2006年製作の映画)

2.8

《Babelは聖書の地名シナルの古都》旧約聖書の創世記にある伝説上の塔。ノアの大洪水ののち、人類がバビロンに天に達するほどの高塔を建てようとしたのを神が怒り、それまで一つであった人間の言葉を混乱させて>>続きを読む

リアル 完全なる首長竜の日(2013年製作の映画)

2.8

この摩訶不思議なタイトル。テレビ局がスポンサー。主題歌がミスチル。主演が佐藤健に綾瀬はるか。全く興味を持てない映画だ。そこに魔法の言葉を見つける。
「監督・黒沢清」…マジか。

てな訳でテレビで放送さ
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初恋(2006年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

実際の3億円事件の結末は皆が知っている。そしてタイトルの初恋。
初恋は大抵が実らないものだ。

皆が知っている「あらかじめ決められた話」や結末に挑むの中々至難の技と言えるだろう。

柳下毅一郎先生の
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大脱出(2013年製作の映画)

2.5

地上波ゴールデンタイムの放送!
スタローンとシュワルツェネッガーの共演!これは漢なら観るしかない!

スタローンとシュワルツェネッガー
スタローンとシュワルツェネッガー
スタローン(以下スライ)シュワ
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リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

3.7

リップヴァン・ウィンクルとは何か?
それはワシントン・アービングの小説のタイトルだ。
「主人公にとってはいくらも経っていないのに、世間ではいつの間にか長い時が過ぎ去っていた。」
そう、リップヴァン・ウ
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.0

マーティン・スコセッシ×レオナルド・ディカプリオで傑作を待つなら「ウルフオブ・ウォールストリート」まで待たないといけない。

これがあのスコセッシかと思うと目を覆わんばかりである…と蓮實重彦先生風に書
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.9

主人公が音楽好きだとはおもえない。
バンド結成の目的が女の子で最後まで女の子ことだけ。
バンド経験ない奴ばかりなのに演奏がいきなり上手い。よってバンドらしくなるプロセスがほぼ無い。
他のバンドメンバー
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ルーム(2015年製作の映画)

3.8

7年間小さな「部屋」で監禁され続けた母親(ブリー・ラーソン)と息子ジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)親子の物語。

全然思ってたのと違っていた。
緊張感溢れるサスペンス映画と人間ドラマとのマッシ
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恋人たち(2015年製作の映画)

4.8

オープニングから中盤までひたすら重苦しく辛かった。いろんなタイプの悲しみがチクチクと胸に刺さる。
悲しい過去を持つアツシ。そりが合わない姑とただいるだけの夫を持つ瞳子。
完璧主義のエリート弁護士 四ノ
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キャロル(2015年製作の映画)

4.7

参った。50年代のニューヨークを完璧に再現した映像、衣装、カメラ、車、写真、小道具、演技、演出…全てが美しく映画的としか言いようがない。神は細部に宿ると言う言葉は映画「キャロル」にこそ相応しい。

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スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

3.5

スーサイド・スクワッド。
バットマンなどから捕らえられた悪党・犯罪者たちが、減刑と引き換えに政府の汚い仕事を引き受けるために結成された、アンチヒーロー・チーム。

お話といい、クイーンのボヘミアン・
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わたしに会うまでの1600キロ(2014年製作の映画)

3.6

想像してたのと全然違ってディープな内容だった。

主演のリース・ウィザースプーンが立ち上げた映画製作会社パシフィック・スタンダードを通して、シェリル・ストレイドの自叙伝『Wild: From Lost
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AMY エイミー(2015年製作の映画)

4.8

エイミーのアルバムBack to Blackは衝撃だった。リハブを最初に聴いた時は、その圧倒的なボーカルと60'sのヒッツヴィルUSA産のようなサウンドに惚れたものだ。

プロデューサーのマーク・ロン
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ブレイクアウト(2011年製作の映画)

1.2

日曜美術館を見ていたら映画監督の園子温さんが出ていた。
園子温さんはアートについてこう話された。
「アートは何も役に立たない。ただワクワクするものだ」
これは自分と同じ考えというか皆んなそう感じてるん
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ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)

3.5

1984年(ジョージ・オーウェルじゃなくて)楽しみにしていた映画と言えば3G!「グレムリン」「ゴジラ」「ゴーストバスターズ」だ。

「ゴジラ」は4つ上の兄ちゃんと観に行った。1997年US版の「ゴジラ
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I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE(2015年製作の映画)

3.0

最初はなぜCGで?と思ったけど実際に観ると違和感は感じませんでした。

漫画PEANUTSは1950年から連載開始されチャールズMシュルツ氏が亡くなる2000年まで連載されていた伝説の漫画だ。
最初は
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ブリッジ・オブ・スパイ(2015年製作の映画)

4.4

「ミュンヘン」「戦火の馬」「リンカーン」と近年は次々と地味ながらも傑作(「インディージョーンズ / クリスタル・スカルの王国」は除く。ありゃつまらん「タンタンの冒険 / ユニコーン号の秘密」は観てない>>続きを読む

オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)

3.6

タイトルがダサい感じなので観てなかったのですが意外に面白かったです。
本当にRPGのような展開で燃えましたね。

トム・クルーズはひょっとしたら史上最高のアクション俳優なのかも。
まぁトム・クルーズは
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007 スペクター(2015年製作の映画)

3.7

前作「スカイフォール」が素晴らし過ぎた。
素晴らし過ぎた弊害が起きてるのが「スペクター」だ。
007といえばアバンタイトルシーンだかスカイフォールのアバンタイトルシーンはタイミング、アデルの音楽、音楽
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ゴーストバスターズ(2016年製作の映画)

3.0

うーむ、3D日本語吹き替え版で観たからかな…あんま笑えなかったです。

オープニングからエンディングのように弾けてたらもっと良かったのになぁ。
あのテーマ曲のイントロが流れた時「きたー!」っと思ったら
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グリーン・インフェルノ(2013年製作の映画)

3.7

皆さんソーシャル・ジャスティス・ウォーリアー(以下SJW)ってご存知でしょうか。
本作の監督イーライ・ロスは手軽にネットで正義をふりかざすSJWが嫌いで、そんな奴らは食人族に食われてしまえ!と本作を作
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リング(1998年製作の映画)

2.5

2回目の鑑賞。

リングの静けさはとても良い。
松嶋菜々子の演技、演出はテレビドラマの演技で全然良くないが真田広之がとてもよい。
しかし引ん剝いた目ってのは怖いのかな。
あと死ぬ間際に変顔で死ぬのは、
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オブリビオン(2013年製作の映画)

2.6

「オブリビオン」「オールユーニードイズキル」立て続けに似たような作品の印象。「ミッション・インポッシブル」のような素晴らしい映画も間にあるけど何となく観る気が起きなくてテレビであったので観ました。>>続きを読む