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彼だけじゃなく、ひとりひとりの持つ形が、丁寧に繊細に描かれていた。一方から見たら分からないことを、一方からの気持ちを思ってから順番に解されてくみたいに、それぞれ全く別の存在が一緒に生きていくこととして>>続きを読む
ほぼ全編通して戦いまくりだった。達人の格闘アクションの凄まじさに刃物や銃やその場にある様々なものが加わって、人体破壊のオンパレード。序盤のシチュエーションが精肉店だったから、ここだけそういうパートなの>>続きを読む
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とても素晴らしかった大好き。カラフルで眩しくて気持ちよくて、すごく笑えて楽しい。結末に向けてつらい気持ちになってくるけど、そこで思うのがまた、それまで楽しく観てた時間のことだった。
駆け回って叫んで大>>続きを読む
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感情的になった氷室をなだめる田村、いつもとは逆で、でも最初のほうの回想もあって、そうだった、氷室はそうだった。氷室の肩にかかっているものの大きさを感じさせられながら、田村のあの言葉はたまらない。素敵。>>続きを読む
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ゴリゴリに強すぎるマ刑事、一騎打ちに持ち込めばハラハラする隙がないほどの無敵さで、でもそこに至るまでに散々ヤキモキさせられたので、ぶちのめす力に全部乗っけられてたまらなかった。
残忍で無慈悲な暴力に埋>>続きを読む
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元工藤組から侠尽会までのずっと続いて積み重ねてきたものが一気に決着、それぞれが相応の目にあって、特に倉本社長のジタバタぶりはよかった。しかし、棟方…その苦しみ、それぞれの思いを受けて選択しながらも、既>>続きを読む
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周りに責任を転嫁して、自分で背負う気持ちがなくて、その弱さからこうなってしまった、となれば、とても哀れで、なるべくしてなったこととして、何発も撃ち込まれるのを見ていた。そしてクリフハンガー…!!
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丸神連合とぶつかりあうのがそう遠くないのだろう、氷室と鶴見の接触たまらなかった。そして現状は木島と奈村の吠え面かくとこ見たすぎるのだった。
やりたい放題の真田にブチ切れた田村の、ギリギリ抑えた体のまま一線越えてるのを伝える睨み最高すぎた。おもしろかったー!そして観終えた今すぐ27が要るー!やってくれたな!
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得体の知れない世界の奥行きまでは感じられなくて、小さくて狭いように感じて、すごく表面的にみえてしまった。ひとつひとつの振り回すみたいなことも、見たまま感じられたらと思ってしまう。そう言うのだからそうな>>続きを読む
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めっちゃいい感じの人情話として締まるまでのイケイケが超スピーディーで、ゆるいBGMのパートとの緩急でおもしろい。各地でそれぞれ先が気になることが起きていて、たのしみ。氷室に心を引っ張られてく若者たちと>>続きを読む
彼のいう、愚かだ、というところが、むしろ間違ってしまったことも込みの人間味ありまくりのところで、自分の価値観にぶつけながらひとつひとつ見ていくのが面白かった。そして人面疽あの感じのが好きだよー!
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いつも憧れてしまうのは、それぞれ空気を少しずつ担って作られてたものをぶち抜いてしまうくらいのひとりで、ぶち抜いた結果は最悪の最悪の最悪でも、その基となる心はどうしても嫌えなかった。
嫌いな人がたくさん>>続きを読む
いよいよだぜ、いざだぜ!という場面のテンションがそこまで上がりきらずに心ふにゃふにゃのまま、なんでここをこんなにじっくり、というスローモーションに音楽のせた拘りどころのわからなさに戸惑いながら観てた。>>続きを読む
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ものすごく引き込まれて、ものすごく入れ込んで観ていたところで、途中一気に我に返ってしまうような、弾き出されるような台詞があって、その違和感とか薄ら寒い感じが、その後の展開に繋がっているようでもありなが>>続きを読む
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とても面白くて、笑えて、胸が熱くなった。そして同時に、いてもたってもいられなくなるような、焦がれるような気持ちにさせられてしまう。どんな形でも、自分の人生で自分なりのこういう瞬間を掴みたくてしかたなく>>続きを読む
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監禁してる側の二人の関係のなかで、気持ちを踏みにじられて、嫉妬して、傷ついて、瞬間的に溢れた感情をグッと飲み込んで涙をぬぐってから声をかけるところ。娘がいなくなって、別居中の母親と父親の会話、父親の言>>続きを読む
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パッケージと煽り文句の印象とはけっこうかけ離れていて、とても丁寧にひとつひとつ気持ちを汲み取ってるように感じた。部屋に入ったんだから同意したようなもんだろう、みたいな暴論は暴論でしかないと肌で感じると>>続きを読む
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ボコボコにされたり、嫌味言われたり、ひどいんだけど、ムカつくんだけど、ものすごく半端なところがあって、コブラ会の先生の指示を聞いてのオロオロした表情でいたたまれなくなってしまった。そして試合終わって即>>続きを読む
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囲まれて、塞がれて、圧縮された空気で鼓膜がおされるみたいにして、傍で寄り添いながらたまらない気持ちのまま爆発までを見てしまった。ずっとなにかが必要で、カメラを手にして、能力を手にして、そのとき彼に見え>>続きを読む
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どんなに強制しようとしても、個々の心は頑として個々に存在し続けるのだった。
彼は反省や謝罪や心の問題は求めずに、父親自ら手を下す家族一人の死という事実だけを求めていて、徹底していて、少しの余地も与えな>>続きを読む
不穏さが途切れない。なにから隠れるのか、なにを騙すのか、なにを出し抜くのか。なにもわからないまま包む空気ごと全部が不気味だった。
建物の外の遠いところから撮っているところは、好きだった2Dホラーアドベ>>続きを読む
そのときにできる最大限のやり方で生き抜いていく戦い、壮絶なアクションに圧倒される。見せ場の連続にシビれる。
一話目の突き落とされるところでなんか掴まれた。試みとか捻りとか一筋縄ではいかない面白みを確かめるみたいにして最後まで楽しんだ。
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BiSHの密着ドキュメンタリーでありながら、アイドルキャノンボールとかガチ恋とか撮ることとか対象への向き合いかたとか、さらにドキュメンタリー作品として仕上げることそのものに向かったセルフドキュメンタリ>>続きを読む
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がんばっていてもその方向を間違えてしまい、悔し涙にとてもグッときてしまった。なんとかしよう、なんとかなろう、やってやろう、という気持ちにあてられてしまった。そして最初から撒き散らしまくる男のやり切りか>>続きを読む
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いろんなものに蓋をして、取り作ったみたいに保たれているものをぶち壊して、乱して、そこに貫けるだけの鋼の心臓があるのかといえば、そんなことはなくて、いろんな感情を受け止めながら、めちゃくちゃ揺れて、めち>>続きを読む
バタバタして荒くてグラグラくるアクションシーンが、ボロボロにされていく人生に抗って振り回すみたいな気持ちに重なる気がする。身体投げてザクザクに傷ついてくみたいに、壮絶。
竹やぶとか蓮美さんとか、遭遇の一部始終の感じがテンション上がるし面白い。やる気のないスタッフのサボりがバレるとこニマニマしちゃう。
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装置に殺られる感覚がたまらなくゾクゾクしてしまって好き。自分の罪に蓋をしてしまう弱さと、狡さと、ずっと向き合ってこなかったのを極限で悔いるとこまできて、絶望。一言発したのが届かないとこが…
そしてくる>>続きを読む
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運がよかったな、と言われても、あれは運ではなくて、彼がどんなふうに生きてきたのか、という積み重ねがあってのものだと思う。顔色うかがって日和見でコロコロせずに、自分を貫いていた。そしてそれが相手を一時で>>続きを読む
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なにがなんでも復讐を完遂する強靭な意志はいつからか復讐そのものへの中毒みたくなってきて、身を滅ぼすほうに自分を追い込んでしまう。徹底した正確さが圧巻。リロードも含めた止まらない銃撃アクションに見とれる>>続きを読む
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めちゃくちゃ剥き身の心に刺さりまくって超痛くて、良香に寄り添い一喜一憂して観ながら悶えた。会話も可笑しくて切なくて苦しくて、くるくるかわる表情も愛おしくて、脳内再生で増幅させてしまうとことかそこで組上>>続きを読む
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法廷制度からひろがって人々が折り合いをつけながら生きていくためのシステムについて、三隅の器としての存在を通して、思わされて、気づかされるようだった。判決がくだるとき、被害者と加害者だけではない、検事や>>続きを読む