KAJI7さんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

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戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

4.3

この映画が、ユダヤ系の人々の辿った歴史を描いた作品の中で最も直視すべき映画作品だと僕は思います。
この『戦場のピアニスト』という作品は、日本で言うなら『火垂るの墓』に相当する価値のある代物です。当然脚
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サスペリア PART2/紅い深淵(1975年製作の映画)

3.5

フリードキンの『エクソシスト』、ドナーの『オーメン』そしてダリオ•アルジェントの『サスペリア』…
"世界三大ホラー"と巷では並び称されるかのサスペリアのpart2との事で鑑賞しました!!
…が、実際は
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にがい米(1948年製作の映画)

3.8

ジュゼッペ•デ•サンティスの描く水田の女達。
48年製作のイタリアの名画ですね。🇮🇹
長尺のダンスシーン、歌掛け合いバトル、肉弾戦、ロマンス、社会性…めちゃくちゃに詰め込んでいる作品ですが、不思議と品
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子宮に沈める(2013年製作の映画)

3.6

衝撃的過ぎてコメント出来ない作品でした。

でも、ネグレクトは映画の世界の話ではない。
こういう家庭が少なからず日本にあるという事に対して僕たちはもっと真摯に向き合うべきだけど、被害者である子供の発信
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エンドレス・ポエトリー(2016年製作の映画)

4.2

前衛演劇をルーツに持つアレハンドロ•ホドロフスキーの才能が鮮烈に炸裂した自伝作品『リアリティのダンス』の後編にあたる映画です。

観たのはかなり前ですが、どのシーンもコミカル且つ衝撃的なインパクトがあ
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シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.0

『激突!』が代表作のスピルバーグ監督作品です。(たぶん代表作ではない。)
こちらも観たのはだいぶ前、ですが話の内容をほとんど思い出せる事にびっくり。
特に赤いコートの映像が脳裏に焼き付いている…🎈
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悪の教典(2012年製作の映画)

3.2

はすみん!!
僕は今作の公開時は中学生たったのですが、周りがみんな観に行っていて教育機関への謀反を企てていたとかいないとか…笑
個人的にはあんまり好きではない、、

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト(1968年製作の映画)

4.7

僕の中のチャールズ•ブロンソン像がこの映画内で完全に完結してしまっている。

私的にはレオーネ最大の傑作ですね。
近々モリコーネの映画もあるのでそちらも大変楽しみ!
⭐︎4.7!!マカロニ•ウエスタン
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GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

4.1

こちらもmark漏れ!!
何度この映画を観たことか分かりません。
押井守は天才です。

響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)

3.3

平手友梨奈扮する主人公の響をどこまで気に入れるかが本作の評価に直結するのかな…と思います!何にせよ凄まじい存在感。

ストーリーとしては、ペンは剣よりも強しって事で。そこまで驚くような展開では無いです
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ホドロフスキーのDUNE(2013年製作の映画)

-

そして我らがホドロフスキー監督のDUNEです。笑笑
なんて楽しそうに話すんですかこのお爺ちゃんは…🎬
どんだけ映画にのめり込めばこうなれるのか…最高じゃないっすか笑笑

なんていうか、昔との比較をすれ
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砂の惑星(1984年製作の映画)

3.4

リンチ版のDUNEですね!中学生の時に借りてきて観てとてもワクワクした記憶がありますが、同監督作品をほとんど観た今振り返って考えてみると、この映画ってびっくりするくらいデヴィッド•リンチ感はないです。>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.9

ドゥニ版のデューンはデュークのお話…!

砂の惑星と銘打ってるだけあっねVFXはとんでもないクオリティで、映像体験としてだけでもかなり良かったですね。
しかし、僕はリンチ版のあの安っぽい長方形シールド
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籠の中の乙女(2009年製作の映画)

3.7

家に閉じ込められて育ってしまった家族のお話。
ヨルゴス•ランティモスの変態性がかなり顕著に表れている作品ですね。

めちゃくちゃ卑猥なアダムとイブみたいなお話です。
似た系統の展開の映画で言えばパゾリ
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.6

高校生の時に短編読んでたのでいけるかと思いましたが、こんな内容でしたっけ…?笑

映画としては、こうなったら行き着くとこまで行ってしまおう、というお話。
とても静かな映画ですが、流れている映像はとても
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かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~ ファイナル(2021年製作の映画)

3.0

梅田で酔っ払った時に誤ってレイトショーで入ってしまいましたが、それなりに楽しめた記憶!
いわゆる最近の恋愛コメディです。

ブエノスアイレス(1997年製作の映画)

4.2

この映画を観て以来、あの滝を訪れる事が死ぬまでにやりたい事のかなり上位に食い込んでいる…🇦🇷

ミニシアター派のシネフィルの間でちょくちょく話題に上がっているようですが、映画自体は決して難しいものでは
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脳男(2013年製作の映画)

3.1

昔観たのを思い出したのでmark…
主演の生田斗真よりも染谷将太が良かった記憶があります。笑笑

不能犯(2018年製作の映画)

2.9

んーーー微妙だなぁ…。
いくらでも話が面白くなりそうな状況設定とキャスト陣なのに、話がイマイチ盛り上がりきらないのは作り込みの浅さでしょうか…?心理学をテーマにしているサスペンスにしては知的さにも欠け
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揺れる大地(1948年製作の映画)

4.0

イタリア語を学び始めて4年が経ちますが、本土の使用語彙との差がありすぎて全く聞き取れないシチリア方言…🇮🇹

…それはさておいて、社会派、と言うよりもむしろ、貧困に喘ぎ続けるシチリアの社会そのものを捉
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リヴィッド(2011年製作の映画)

3.3

だいぶ前に観た!!
怖くない!!よく分からない…

凶悪(2013年製作の映画)

3.5

好き!!!
レビューの下書きが10作までなので観たやつとりあえず適当に…笑笑
ただ、白石監督の代表作は『麻雀放浪記2020』である。

ダーク・アンド・ウィケッド(2020年製作の映画)

3.6

人間は何を恐れるのか…?
そういうのがホラー映画のそもそもの根源的主題だと思いますが、そういう意味ではすごくストレートな提案をしてくる作品だったかと思います。

じわじわと恐怖が感染していく様子はなか
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新宿タイガー(2019年製作の映画)

-

来年から東京なので、タイガーさんに会えたら声をかけてみたいなぁ…

作中に出てくる喫茶店も飲み屋も良いところが本当に多くて飲みいきたくなる笑
新宿のゴールデン街。レトロな雰囲気と素敵な文化の根付いた良
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ロボゲイシャ(2009年製作の映画)

2.4

「と見せかけて、ドーーーーン!!」

竹中直人の面白さを丸々味わうならこの映画でしょう。間違いない。
馬鹿な映画ですが、この全力疾走な感じ、初期衝動全振りの攻撃性、悪くないです。

デストイレⅡ 復讐の悪魔便器(2019年製作の映画)

1.0

続編…低俗編…。
最低の映画です、褒めてないです、ええ、本当に褒めていない。
めちゃくちゃ笑いましたけど、こんなんで笑ってしまう自分が大人として本当に恥ずかしい。
寧ろ、そういうある種の試練なのかもし
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ラルジャン(1983年製作の映画)

4.2

どうやらこれがブレッソンの遺作だったようで、凄く完成された映画だったように思います。

"L'argent"、「お金」にまつわるお話です。
偽札をつかまされた、ただただ不条理に巻き込まれた青年が、自ら
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ざくろの色(1971年製作の映画)

5.0

パラジャーノフ初挑戦。

とても難解。
コーカサスの、横風の止まない土色の映像美学。ただ、映像を観るだけでも価値があると思わせる圧倒的な神秘主義という感じがしましたね。
パゾリーニにも、ズラウスキーに
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道化死てるぜ!(2012年製作の映画)

3.0

どうかしてるよ本当に…。

観てるこっちまで気が触れそうになる危険な作品でしたね。笑笑
コメディタッチなスプラッターホラー映画という分類になろうかと思いますが、にしても倫理観が本当に終わっている。(賛
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.7

"辿り着く景色だけが全て"

ヤサグレOLと遺骨になった親友のバックれロードムービーでした。📽
ある種、今作が傑作『テルマ&ルイーズ』への、現代的なアンサーになっていると言えるかも知れませんね。

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BAD CGI SHARKS 電脳鮫(2019年製作の映画)

5.0

全てのZ級サメ映画ファンに送る、サメ映画レクイエム。🦈

今まで何の得にもならないバカ映画を見てきた甲斐がありました。(スノー•シャーク、ウィジャ・シャーク、ゾンビーバー、シャーク•ショック、etc.
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