KAJI77さんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

KAJI77

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生きちゃった(2020年製作の映画)

3.4

生きちゃったから、言えなかったから。
言いたかったけど、生きたかったけど。

大島優子さんってこんなに女優の顔するんですね。仲野太賀くんも良いですね、冴えない男を好演してました。

個人的にはシナリオ
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空白(2021年製作の映画)

3.8

空白ねぇ…
ガチギレする陰の者の演技に定評のあるデュエリスト、松坂桃李君。

たった一度の出来事が周りにいる多くの人間を翻弄するという現象に、生きてればきっと誰しも直面します。
この作品のような事故だ
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リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

4.0

僕にとってのリリイ•シュシュは「ゆらゆら帝国」と『地獄の黙示録』と言える気がします。
あと、ダツは怖いので、僕なら飛んでくる前にこっちからダツに突き刺さりにいきます。

再鑑賞したのでmarkしておき
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ヘンリー(1986年製作の映画)

3.7

お仕事体験、猟奇殺人鬼編。
頭のイかれた2人の男と、その妹との狂った共同生活をスクリーンに納めた映画作品でした。
こんなに簡単に人殺しして良いんですか?

ダラダラと続く生活の中に見出せる快楽ってそん
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ヒッチャー(1986年製作の映画)

5.0

めちゃくちゃ好きでしたこの作品。

とにかく直線的な映画です。
いわゆるトロッコ問題ってやつ。
果てしない一本道に、追う男と追われる男。基本的に1人か2人かしか画面には映らないし、台詞だって決して多く
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屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ(2019年製作の映画)

3.9

ブラックブッシュをロックで飲みながらこの作品観て完全にキマりましたね…🥃
この恐ろしい生き物が人間だって?笑わせてくれます。

「平家にあらずんば人にあらず」と平氏は言いました。
平家の人間が最もモラ
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ひまわり(1970年製作の映画)

4.2

視界の端で、ビル群の影が一つまた一つ、線になって溶けてゆく。
四角い窓の外の風景は僕を背にしてどんどん南へと流れていって、もう二度と元の形には戻らない気がする。
今の自分には天さえ動かし、星さえ操れる
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ゾンビーバー(2014年製作の映画)

3.0

もしかしてビーバーってメチャクチャ強いのでは…??

『ハングオーバー』製作陣とのことで、馬鹿映画ながらもコメディとしてはしっかりしていた印象です笑笑🦫(監督はトッド•フィリップスでは無いけど)

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麻雀放浪記2020(2019年製作の映画)

2.9

今日は一日白石監督巡りでしたが、もちろん最後は麻雀放浪記2020…🀄️

大学生なので僕も麻雀する事があるのですが、これは麻雀の実力ではなくイカサマの実力勝負でしたね…
そして人間は結局AIには勝てな
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凪待ち(2019年製作の映画)

3.9

いやぁ、香取慎吾くん…。
完全にこういうクズ男に見えましたね。素晴らしい演技でした。
というかこれ本当に香取慎吾か???
てか香取慎吾って誰だっけ…??(錯乱)

さっき『狐狼の血 レベル2』観たので
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.7

「こがん田舎で飲むとたいぎいのう」

地元が瀬戸内の人間なので、広島弁が耳に心地良いですね。実質帰省した気分です。
全く心地の良い映画ではないんですけども…

ということで、レベル2ですね。
なんだか
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ブルー・マインド(2017年製作の映画)

3.8

秋が好きだった僕ですが、最近では一周回って1番好きな季節は春になりました🌸
春は出会いと別れ、そして桜とビールの季節ですね。
今日は生憎の雨で気温も低いですが、壁に飾られたエアコンはスヤスヤと小さな寝
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何がジェーンに起ったか?(1962年製作の映画)

4.3

いやいや本当に何が起こったんだよ…?


怖いですねぇぇぇ…
人間の執念、嫉妬、そしてアル中…🍻

1962年なので、今から60年前の映画ですね。この時期に僕くらいの歳だった方は今80代…そう考えると
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.7

一目惚れってありますよね。ただ、後々知ってしまってイザコザがある事も多いです。

マルコムX(1992年製作の映画)

4.0

最近は物騒で恐ろしいニュースが連日報道されていて何だか地に足がつかない心地…。

21世紀にもなってこんなことが起こるのか…とは個人的には流石に思いません。人間の本質はそんじょそこらの事で変わったりは
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スノーシャーク 悪魔のフカヒレ(2011年製作の映画)

1.4

雪ザメですね。❄️🦈
ザブタイが「悪魔のフカヒレ」とのこと。
全ての選択を間違った『FARGO』といった感じでした笑笑

基本的に登場人物が頭っから喰われていくので会話を聞く必要がなく、何も考えずに鑑
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シャーク・ショック(2017年製作の映画)

3.6

ショックで目が開いた僕は痺れて感電中⚡️
サカナクションの新曲はこの映画から着想を得ているかも知れません。(大嘘)

ポスターのダサさとサメが出てくるということ以外はかなり評価できるサメ映画でした。🦈
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ばるぼら(2019年製作の映画)

3.7

二階堂ふみさんの綺麗な身体にドギマギさせられる作品でした。
芸術の神ミューズの役に相応しい怪演だったと思います。
(ちなみにラテン語のΜοῦσαミューズはMusicの語源🎶)
稲垣吾郎ちゃんは言わずも
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シャークトパスVS狼鯨(2015年製作の映画)

1.0

就活ですり減った精神を正常に保つ手段をZ級サメ映画に見出した梶岡です。

シャークトパスも狼鯨もCGの造形がしっかりしていてかなり良かったと思います。一瞬『ヒックとドラゴン』かと空目するほど…()
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ノスタルジア(1983年製作の映画)

4.0

海辺に車が停まっている。
ミディアムブラウンのラクティスだ。
運転席に座っている女性はドアを無邪気に開けっぱなしにしていて、ショートのデニムパンツからやけに白い脚を投げ出している。
彼女は少しウェーブ
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ライトハウス(2019年製作の映画)

4.3

面白かったです。クールベの絵画みたいな映画でした。

「孤独なとき、人間は真の自分自身を感じる」と、トルストイは言いました。
それはそう。他人という光に当てられた皮膚は影よりも滑らかに目に映えるのです
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朝が来る(2020年製作の映画)

3.9

朝6時くらいまで友達と飲んで半分寝ながらしりとりした時に、最初を「あ」にしたら、友達が「亜鉛イオン」って言って気絶しました。

カーテンの向こうには、不揃いな朝が来ていたと思います。

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

3.4

天使なはずのガブリエルが受胎を告知しない映画でした。

ジェームズ•ワンってシナリオ面には成功している作品が多いけど、全然怖くないってイメージ…ギャグ的な要素を入れてくるのはわざとなのかガチなのか、こ
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SKIN 短編(2018年製作の映画)

4.2

こうやって人類の歴史にダ・カーポが打たれてゆくのか…

Netflixに来てました。前々から観たかったのですがやっと鑑賞できました。

この映画に対する一番素直な感想は、「よく出来ている」って事です。
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ウィジャ・シャーク 霊界サメ大戦(2020年製作の映画)

1.3

またこうして人生を一時間無駄にしました…

山ホバリング幽霊ザメという怪奇現象が観たい方はこちらへ…

北北西に進路を取れ(1959年製作の映画)

3.8

こんにちは、梶岡です。今日は節分ですね!
2022年今年は、恵方巻きが僕らの進路を北北西に定めさせるらしいです。

原題が"North by Northwest"ってなっているのを見るに、何とも格好の
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死神の谷/死滅の谷(1921年製作の映画)

3.7

やっと見ました『死神の谷』!(邦訳次第では『死滅の谷』と題されてるぽい。原題は"Der müde Tod")
『メトロポリス』のフリッツ•ラング監督作品ですね。ドイツ古典映画の名手とは彼のこと。

1
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カット/オフ(2018年製作の映画)

3.8

『es』のアヒル口兄貴がこんなところに…笑
シンプル面白かったです。
ドイツホラー映画特有の無機質な乾いた冷たさが、追い詰められていく焦燥感に拍車をかけてきます。

ただアヒル口兄貴の存在感が圧倒的す
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くれなずめ(2021年製作の映画)

3.8

「どうしても、もう、とても、生きておられないような心細さ。これが、あの、不安、とかいう感情なのであろうか。」
             『斜陽』太宰治


やっと卒論のテーマが決まった梶岡です。
西洋
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.2

人類ってこんなに頭が悪いのか…??
ちょっとやり過ぎな気がしてあまり世界観に入り込めず……

ニュースも科学も確かに信じられないことがとても多いです。
でも彗星が来るって天文学者が言ったら一応そうなん
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コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

3.7

"THOSE THINGS'LL KILL YA"

: 若いし大丈夫だよ(梶岡訳)
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コーヒーが肺を黒ぜしめるのは何故かという疑問をサラッと解消してくれる一作。

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噂の二人(1961年製作の映画)

5.0

大傑作。

原題は"The Children's hour"
観終わってから元のタイトルを見るとかなり恐ろしい…

『ローマの休日』と『ベン•ハー』が独り歩きしがちなワイラー監督作品やけど、やっぱり
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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.8

全然そんなつもりなのにかなり惹き込まれた挙句涙まで流してしまった…笑笑

脚本や構成が良かったんですけど、正直展開に関してはかなり伏線が多いので割りかし序盤から話のオチは読めてしまう…
それでもそんな
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

3.2

狩る人間と、狩られる人間と…。

こういう食う食われるの繋がりがこの星で破綻せず昔から存在するのは、絶対的な力量差があるからなんだなぁ…と思わせられる作品でした。
例えば、鹿は絶対に虎には敵わないから
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嘆きのピエタ(2012年製作の映画)

3.9

飲み過ぎでドロドロに溶けきった脳を、溢れないようにそっとコップに納める。
ぴったり擦り切れ一杯。チワワの瞳みたいにブクブクしていて、ともすれば病的なすれすれ加減だ。
僕なりに時間をかけて慰めたつもりだ
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