マサミチさんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

マサミチ

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スペシャルアクターズ(2019年製作の映画)

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若干テンポの悪さが気になったかな?

無名俳優たちの起用はまだ色に染まってない新鮮味ある演技を見れるメリットはあるが、素人臭い芝居は画の間が持たないデメリットがある。

前作はそれをテンポとある種のヘ
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ギャラクシー・クエスト(1999年製作の映画)

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往年のSF番組をドキュメンタリーと勘違いした宇宙人たちに頼まれ、本当の宇宙で戦う事になった売れない役者たちの活躍を描くSFコメディの佳作。

淀みなく流れるストーリー展開と伏線回収が見事で、俳優を演じ
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

この映画の意味が分からないとゆう人に今まで何人か出会った。

全てのストーリーとゆうのは主人公の行動を通して描かれるわけだから、行動を取るとゆう事は目的と動機がある。

その目的と動機が全くこの映画の
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一枚のめぐり逢い(2012年製作の映画)

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出来の悪い月9ドラマみたいな、あんまりよろしくない脚本ですね。

写真の持ち主の彼女のお兄さんは、別に主人公のせいで戦死した訳じゃないし、後半に事実を知った彼女が主人公に対して怒る理由もいまいち分から
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ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009年製作の映画)

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【ジョーカー】の監督さんの代表作とゆう事で観てみたが、何が面白いのかまるで分からない、全く笑えなかった。

飲みすぎて昨晩の記憶を無くした男たちが謎を探ってドタバタする設定自体は興味は引くが、矢継ぎ早
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ジョーカー(2019年製作の映画)

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作品としては本当に立派で傑作の部類に入るが、精神疾患を抱えた社会的弱者が不幸に不幸を重ねて、やがては狂気に走っていく流れがあまりにも観てて悲惨で辛すぎた。

"主観"とゆうキーワードがセリフにも出てく
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荒野にて(2017年製作の映画)

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なんとも瑞々しい感覚に満ちた、抱きしめたくなる秀作。

少年と馬とゆうクラシカルな設定がビジュアル的に力強く訴えかけてくる。

云うまでもなく、人生は喪失する事の記録である。

それを15歳で立て続け
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恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

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オンボロの吊り橋をトラックで渡る場面の地獄絵図のような光景には息を呑んだ。

が、やはりH・G・クルーゾー監督の本家の精緻を極めた演出には敵わない、と思う、比較すれば。

見方を変えれば、サスペンスの
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アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

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早い話が人造人間キカイダーの女の子バージョンですね、原作の銃夢は読んだこと無いが。

アンドロイドがアイデンティティを探していく話なので尺の問題もあるが、主人公が目的と動機をようやく見つけた所で続編へ
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

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思ってたほど笑えなかった。コメディとしてはもっと小ネタ満載にして欲しかったな。

直前にこの監督が演出したドラマの【ルパンの娘】を観ていたので、近いノリを期待していたが、まァしかし、映画としては果たし
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ダンスウィズミー(2019年製作の映画)

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興行は見事にコケましたけどね、好きなんです。

ミュージカルとゆうジャンルに一つの見解を示した意欲作と思いますけどね。

矢口史靖作品としては初期の作風への原点回帰でもあったのがファンには嬉しかったで
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見えない目撃者(2019年製作の映画)

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いやァ、一分の隙もなく全く飽きさせずに見せきったサイコサスペンスの秀作でしたね。面白かった。

吉岡里帆とゆう女優さんは今まで観てきた中ではあまり引っ掛かる芝居は無かったが、本作では弟と視力を失った元
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

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三谷幸喜ならこれくらいの出来やろね。

彼の忖度する作風ならありえないが、安倍政権をディスるネタを加えるようなモノを観たかったのが本音。

クスクス笑える小ネタは多いけどね、なんかヒネリが足りない感じ
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ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

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ただただ不快な2時間50分。汚い映画やね。

要はこの人、黒人を侮蔑する××ーって言葉が死ぬほど好きなんやろね。

前作で黒人奴隷制度をテーマの一つに取り上げて、とりあえずは私は差別主義者ではありませ
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トランスフォーマー/ロストエイジ(2014年製作の映画)

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キャストが一新して多少ストーリー展開に新鮮味があったがそれも中盤まで、あとはお馴染みのまるでパチンコ屋の新装開店みたいなド派手でうるさいアクション描写の連打が飽きもせず続く。

人類VS機械生命体とゆ
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トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン(2011年製作の映画)

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要は展開にメリハリが無いのよ。

それからこれだけ複数のキャラを出すのなら、どのキャラがどこで戦っているのか、その位置関係をキチンと分かりやすく見せないと。

演出がヘタやね。

トランスフォーマー/リベンジ(2009年製作の映画)

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脚本なんてあってなきが如し、とにかくカッコいいカットとVFXと爆発シーンの雨あられ。

展開を分かりやすく理解させる工夫が足りない、まるで頭に入ってこない。

と、とっくにゴールデン・ラズベリー賞を受
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ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

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この監督の映画って、一見ふざけてるように映る欠点があるから(実際ふざけて作ってるわけは無いが)、黒人側から批判的意見が出たのは仕方ない。

この作品のアメリカ国内での評価の高さは未だ白人が大多数を占め
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スモーク(1995年製作の映画)

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禁煙成功後は初鑑賞。もう何回も観てるが。

もう映画のお手本。なんやろね、この丹念な人物描写の積み重ねで描く濃厚な香り高い脚本は。

人間の繋がりが希薄になった今やからこそ余計に響く。特にラストシーン
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キル・ビル Vol.2(2004年製作の映画)

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前作では隠されていたビルがいよいよ登場、×××にとんでもない危機が待ち受ける・・・。

前作の日本映画リスペクトの次は中国カンフー映画か。

山奥での特訓シーンや隻眼の女殺し屋との対決シーンのバカっぽ
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キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

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ここまで自分の趣味嗜好を貫けば納得するしかない、単純にパクリのオンパレードと云わせない強烈なエネルギーに満ちている。

でも元ネタと云われる映画、梶芽衣子主演の【修羅雪姫】も観てないから(10年くらい
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デッドプール(2016年製作の映画)

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噂通り下品でお下劣なセリフの数々に呆れ返ったが、不思議とイヤな気持ちにならないのは復讐談としてストーリーの柱がしっかり出来てるからかな?

映画ファンならニヤけるネタが満載なのも気に入った。

トランスフォーマー(2007年製作の映画)

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う〜ん・・・【バンブルビー】が思いのほか面白く出来ていたのでキチンと観て来なかった本元シリーズを、と思ったのだが。

多分つまらなく感じたのは、マイケル・ベイ監督特有の編集のテンポ重視で時として観客を
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愛と宿命の泉 PART II/泉のマノン(1986年製作の映画)

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前編から10年後、美しい娘に成長したマノンを中心に父の復讐が始まる。

しかしダニエル・オートゥイユが彼女に惚れる展開も安直過ぎるし、マノンが偶然発見した泉の水源を塞き止めするが、若い娘が立ち入れるよ
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愛と宿命の泉 PART I /フロレット家のジャン(1986年製作の映画)

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話はやや冗長でキャラの掘り下げが浅いとか辛気臭いとかツッコミたくなる箇所は多いが、そんな細かい批判もなぎ倒す分厚いボリュームのフランス映画界の総力を結集した大型2部作の大河ドラマ。

人間関係の構図や
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

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"距離感"とゆうモノが視覚的に貫かれている作品と感じた。

荒野を歩くトラヴィスの孤独を空の青色を背景にロングで捉えた距離、彼の弟との心の距離、弟の妻との距離、息子との距離、そして、クライマックスでの
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ラストエンペラー(1987年製作の映画)

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20数年ぶりの再見。ベルトルッチの流れるような華麗な演出さばきに酔う。

その反面、監督の作家性が強く出過ぎて演技陣が当時の賞レースでもまるで評価されなかったが(黒澤明の乱もそうだった)、今回改めて観
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幻の湖(1982年製作の映画)

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日本映画史に残るトンデモ映画と名高いこの作品をついに観たが、なるべく評価を気にせずに裸の目で鑑賞しようと心掛けた。が、予想を遥かに凌駕する展開に唖然。なんじゃこりゃ!?

マラソンが趣味の健康志向のソ
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

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ハリウッドの寓話とゆうか、タラちゃんはいつも直球投げないけど、それでも、あ、こう来たか!な感想。

60年代当時のハリウッド事情や社会環境の基礎知識をある程度知っておかないと楽しめないかも。

個人的
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ロケットマン(2019年製作の映画)

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現実と虚構の描写をない混ぜに、エルトン・ジョンの生き様を描いた至極真面目な半自伝映画。

富と栄光を掴んだ陰で人に愛されることを求めた孤独感が全編貫いて描かれ過ぎていて、ヒット曲が散りばめられていても
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バンブルビー(2018年製作の映画)

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何気に借りて何気に観始めたら、むちゃくちゃ面白かったんですけど。

このノリってなにか懐かしいなァと思ったら、明らかに80年代の【E.T.】を筆頭とする、"少年、或いは少女と異星人の友情"のパターン。
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ダンボ(2019年製作の映画)

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アラジンとライオンキングの影に隠れて目立たなかったが、ディズニー製作のティム・バートン監督による実写映画版。

お馴染みのコンビのダニー・エルフマンの音楽が20世紀初頭の少しシュールな移動サーカスの世
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バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

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何とも幸せとパワーを与えてくれるインド映画の快作。

演出に若干たどたどしさとわざとらしさがあるが、まるで世界名作劇場のアニメになりそうなあまりに純粋な主人公の行動動機には心打たれる。

舞台はインド
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ファースト・マン(2018年製作の映画)

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う〜ん・・・地味な淡々と盛り上がりに欠けた人間ドラマですね。

アポロ11号による月面着陸がアームストロング船長の人生のピークであり、そこをクライマックスに持ってきたい気持ちは分かるが、立花隆氏の名著
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ALONE アローン(2016年製作の映画)

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傾向としては【フォーン・ブース】とか【127時間】と同じ、"ここから動けません"的な設定。

そこに降り掛かってくるリアルな障害を如何に潜り抜けるか、なサバイバルを期待してたら、なんや主人公が過去の幻
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