マサミチさんの映画レビュー・感想・評価 - 18ページ目

マサミチ

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キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

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結局この監督は戦争映画を撮りたかったのか?

VFXとロケーションは圧倒的だが、ご都合主義な脚本とアニメのような稚拙な演出にうんざりした。

なにより主要キャラの数が多いし、それぞれにそれなりの見せ場
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K-20 (TWENTY) 怪人二十面相・伝(2008年製作の映画)

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ハリウッド映画のテンポを研究して、日本産エンターテインメントとしては頑張った方だと思う。

しかしかつて少年時代に少年探偵団シリーズを食い入るように読んでた身としては、クライマックスの二十面相の正体は
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ダブルボーダー(1987年製作の映画)

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プロットだけは凄く面白そうなんだがな。

これと云って欠点があるわけじゃないが、なんとも地味な印象で全編乗り切れないまま終わってしまった記憶がある。

恐らく60年代に作られていたらそれなりに評価され
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炎の少女チャーリー(1984年製作の映画)

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80年代前半のB級サスペンスホラー、とゆうチープさを踏まえて観ればそこそこ楽しめる作品。

クライマックスはあまりに予想通りで笑ったが。

自分は日本のアニメや漫画にあまり詳しくないが、これと似たよう
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バーバー(2001年製作の映画)

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コーエン兄弟の作品が嫌いだ。

あまりにもストーリー作りが上手すぎるから。

松本清張ミステリーにも通じる人間心理のイヤらしい部分をこれでもかこれでもかとグイグイ押してくる。

またそこにある種の快感
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ドラゴンボール超 ブロリー(2018年製作の映画)

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どうも原作終了後の【神と神】辺りから敵は単に強い相手とゆうだけで、かつての初代ピッコロやフリーザ、セルみたいな残忍で凶悪な悪役キャラが登場してこないのが不満。

非道な敵を倒して強くなっていくとゆう展
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パッセンジャー(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

一人目覚めてしまった男が孤独に耐えきれずに一目惚れした女性を睡眠カプセルから意図的に目覚めさせてしまうプロット自体は面白い。

しかしこれ、あまりにも簡単に彼女にバレるし、しかもどう考えても許さないで
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パワーレンジャー(2017年製作の映画)

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アベンジャーズより全然面白かったよ。

馴染みあるスーパー戦隊モノがベースにあるのと、5人のキャラが世間のアウトサイダー的ポジションにいる所が好感持てる。

クライマックスに登場する戦隊ロボはあまりに
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バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(1990年製作の映画)

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公開当時はアメリカで興行的にコケた作品だが意外と好きだったりする。

モニュメントバレーで本格的に撮影した西部劇の世界はワクワクさせられるし、メアリー・スティーン・バージェン演じるドクと恋に落ちる女教
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戦火の馬(2011年製作の映画)

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名犬ラッシーの馬バージョンみたいな話。

戦場を舞台に馬の持ち主が変わるたびに個々のドラマがオムニバス風に展開する、いささか変わった戦争ドラマ。
クライマックスに馬が最初の持ち主と再会し、せっかくピシ
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トレジャーハンター・クミコ(2014年製作の映画)

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オススメしません。意味分かりません。

コーエン兄弟の【ファーゴ】を観て本当に大金が埋められてると信じた日本人のOLが、無軌道なままアメリカの田舎町に金探しに行ってしまう。

モデルになった実際の事件
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許されざる者(1992年製作の映画)

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主人公の心情や生き様がスゥ〜と胸の内に入ってきて思わず身震いする映画なんて、一生のうちになかなか出会えるものじゃない。

序盤から既に名作の風格が画面の奥行きから漂ってきて、観ていて自然と背筋が伸びる
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カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

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とにかくラストが衝撃的だった。

昔は精神疾患患者の治療にこんな酷いことしてたんですね。

人間の尊厳とはなんだろう?と本当に考えさせられた。

監督のミロス・フォアマンは東欧のチェコ出身ですからね、
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ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

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いやァ、面白かった。

ほとんど花のない男だらけのキャストに、小屋に観に来てた客層もオッサンおひとり様が目立ち、さながら館内は加齢臭祭り。

海と陸のそれぞれの作戦行動を交互に描き、それが一つに重なっ
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

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どうもなァ・・・ストーリー構成上特に必要のない無駄に長いカットをせめてあと20分は刈り込んでたらもっとテンポアップして面白く観れたのに。

長くすればいいってもんじゃない。

エンドゲームとゆうだけあ
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空母いぶき(2019年製作の映画)

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戦闘シュミレーション映画としてはあまりにも緊迫感が無く、呆れるほど面白くなかった。

艦内での艦長と副長の対立の構図も【クリムゾン・タイド】ほどはっきりと描かれているわけではなく、そもそもキャラのドラ
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コンフィデンスマンJP ロマンス編(2019年製作の映画)

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ドラマのノリのまま、ちょっとだけスケールアップしただけで、映画として捉えたら否定的にならざるを得ない。

似たようなケースで【踊る大捜査線】の成功があるが、このテレビ屋さんたちはまだ甘い汁を吸えると思
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居眠り磐音(2019年製作の映画)

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時代劇は作られる機会が少なくなってるし応援したいけどな。

話の本筋が大きく分けて二つあるのだが、これが絡むように一つに重なる展開を期待していたら、結局最後まで交わることなく終わってしまった。

シリ
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女子ーズ(2014年製作の映画)

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今やビッグネームになった旬の若手女優たちがブレイク前に出演した映画なので、少しはマシかと思って観てみたら・・・。

素人が学芸会のノリで作ったとしか思えないくらいテンポが悪い。

間の抜けた会話を長々
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

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自分はあまり世間の評価をなるべく気にせずに作品を観たいと思っているタイプだが、これに関しては何故に評価が高いのか分からない。

非常に退屈で仕方なかった。

恐らくアメリカの回帰願望、誰しもが夢を見れ
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隠し剣 鬼の爪(2004年製作の映画)

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個人的には山田洋次監督による藤沢周平三部作の中で最高傑作だと思う。

なにより永瀬正敏の立ち振る舞い、ああ、こんな侍が本当にいたんだろうなあとゆう存在感が良い。

一種の復讐物でありながら爽やかな余韻
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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

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名も無き戦士たちが任務遂行の為に壮絶に散ってゆく話、とゆうプロットには惹きつけられるが、やはりと云うか、スターウォーズ臭とでも云うか、コアなファン向けサービスが臭う。

要はさほどシリーズファンでもな
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シベリア超特急(1996年製作の映画)

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これは優れたコントです。
なおかつ様々な事を我々に投げかけてくる作品です。

例えば、政治評論家が本当に政治家になってしまったらどうなるか?

それは前東京都知事の失態を見れば分かるのと同じく、これは
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恋人たち(2015年製作の映画)

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夢も希望もないようなストーリーだが、三者三様にそれぞれの立ち位置で居場所を見出してゆく着地のさせ方は何か心地よい。

説明台詞を極力廃したさり気ない描写に作り手のセンスが光る。

成嶋瞳子演じる冴えな
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カリフォルニア・ドールズ(1981年製作の映画)

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名匠ロバート・アルドリッチ監督の遺作だが、全盛期の傑作の数々と比べれば少し落ちると思う。

でも割り切った人間関係が優先される現在じゃ、こうゆう泥臭い人間同士の混じり合いとゆうか、肌と肌との擦れ合いみ
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あん(2015年製作の映画)

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予定調和なストーリーだが、囲いから抜けられない人生を送ってきた人間同士がどら焼き屋の狭い店内で一種の擬似的な母子関係のような邂逅を結ぶとゆう構図がいい。

樹木希林の演技に賞賛の目が集まるのは当然だが
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ルーム(2015年製作の映画)

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前半を舞台劇のように室内空間に限定して、後半から一気に外の世界へと開放されてゆく構成が秀逸。

だが結局は世間の偏見と家族間のわだかまりで母子の居場所が限定されていってしまう現実を描いていく後半のドラ
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アンフェア the end(2015年製作の映画)

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【踊る大捜査線シリーズ】もそうだったが、売り時とゆうものがあるわけで、間が開きすぎてしまって完結する頃にはもはや大半の人の興味は削がれてるような気もするが。

いや、あまり期待せずに観たわりにはそこそ
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クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)

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ロッキー世代、とゆうよりも"ロッキー4世代"の一人だが、どうせまたマンネリな展開やろ?と、多少訝しい目で観てみたが。

ロッキーに敗れて以来、負け犬人生を送ってきたドラゴ演じるドルフ・ラングレンが予想
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葛城事件(2016年製作の映画)

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この映画は殺人鬼を育ててしまったある家族の崩壊を描いている。

父親は確かにクソみたいな親父である。

マイホームを建て、理想的な家族像を夢見て、家族の気持ちなんかまるで考えもせず、家庭崩壊の原因が自
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しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

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あまり話題にはならなかった作品だが、落ち着いた佇まいのある、しみじみと魅せる秀作。

まさか泣くとは思わんかった。

実話をベースにしているが、粗野な男と無垢な女の不器用な二人の組み合わせは、恐らく
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トト・ザ・ヒーロー(1991年製作の映画)

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誰しも、「アイツさえいなければ」と思う人間は一人か二人はいるわけで、もちろん大半は理性でその感情を押させているわけだが、それを実行しようとしたある老人の話。

しかし、少年期、中年期、老年期とバラバラ
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SAYURI(2005年製作の映画)

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なんとも珍妙な世界を見せられたわ。

作品として良いとか悪いとか以前の、何を考えてこんなの作っちゃったの?みたいな。

芸者役を中国人のチャン・ツィー、先輩芸者をマレーシア人のミシェル・ヨー、それに日
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赤毛のアン(1986年製作の映画)

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純粋に良い作品は何度でも観たい。

しかし廃盤になっているのか、なかなかこの名作がレンタル店に置いていない事が悲しい。

TSUTAYAでお取り寄せリクエストしてようやく観れた。

どのエピソードもい
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ストリート・オブ・ファイヤー(1984年製作の映画)

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往年の日活の小林旭主演の無国籍映画(生まれる前の世代だが)みたいなプロットだが、まァ、マイケル・パレがとにかくカッコイイ。

ロックンロールの寓話とゆうテロップが出るOpから自然と体が乗ってくる圧倒的
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怒り(2016年製作の映画)

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要は人間関係が希薄になってる現代で人への信頼性を描きたいテーマ自体は分かるが・・・。

何故にこうも泣いたり喚いたり叫んだり稚拙な表現ばかり見せたがるのか、頭痛くなった。

俳優さんたちが顔を真っ赤に
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