マサミチさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

マサミチ

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MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

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原作では日本人だったらしい役を全て中国人に置き換えて脚色した、もう今更ツッコむ気にもなれん好きにしてよ、なサメ映画、とゆうより海獣映画。ジェイソン・ステイサムが主演な時点でだいたいの展開は想像つく。可>>続きを読む

妹の恋人(1993年製作の映画)

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ほとんど公開の時以来の鑑賞だったが、こうも清々しく気持ちのいい余韻の映画もなかなかない。

それなりに重たいテーマも内包しつつも基本的に明るいカラーで描けるのはアメリカ人特有の楽観主義が根底にあるから
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チャイニーズ・ゴースト・ストーリー(1987年製作の映画)

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80年代に隆盛を極めた香港映画だが、当時中学生くらいの駆け出しの映画ファンだった自分はほとんど興味を持ってなかった。今に至るまでも本当に片手で数えるくらいしか観てこなかったが、そんなうちの1本がこの映>>続きを読む

The Witch/魔女(2018年製作の映画)

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なんか、【ユニバーサル・ソルジャー】に【ニキータ】に【ロング・キス・グッドナイト】にまさかの【ターミネーター3】まで、これだけパクって平気な顔してるのはあらゆる意味で凄いわ(笑)

序盤から話の方向性
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奇跡のひと マリーとマルグリット(2014年製作の映画)

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人と人の心の触れ合いと別れを繊細なタッチで描いた良作だが、三重苦を描いたほとんど同じ趣向の【奇跡の人】とゆう名作が先に存在している以上、どうしてもそちらと比べて観てしまい、健闘はしてるが後続作品として>>続きを読む

遠い空の向こうに(1999年製作の映画)

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好みの作品だった。田舎町、炭鉱、頑固親父、コンプレックスを抱いてる息子、と良作に仕立て上げようとする材料があまりに揃い過ぎてるきらいがあるが、小さい事の積み重ねがやがて大きな夢を生み出すとゆうテーマを>>続きを読む

閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー(2019年製作の映画)

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開幕、笑福亭鶴瓶演じる死刑囚が執行後に息を吹き返し、一度は執行されたと判断されて精神病院に収容されるが、こんな事例は辛うじて明治時代に1件あったとされるぐらいで、少なくとも現代においては一度法務大臣が>>続きを読む

風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

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本当にデカい王蟲は初めて観た(笑)スクリーンで観るのが初めてとゆう意味だが、それにしてもなんと分厚く巨大で美しいテーマだろう。アフターコロナの時代の今だからこそ響くものもあった。

さすがに36年前の
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コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

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TV屋さんたちの作った映画は基本的に自分は映画と認めていない。

飽きさせないことに関してはドラマの仕事で長けているんだろうが、画面の奥行きが薄っぺらいし、画面からの性急力が足りないと思う。

そんな
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ブリット=マリーの幸せなひとりだち(2019年製作の映画)

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終始軽快なテンポで無駄なく進んでゆくが、もう少しクスッとした笑いが所々にあった方が好きになれたかな。

高齢の専業主婦が家出して紹介された仕事が田舎町の少年サッカーの指導者とゆう、これはスウェーデンで
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劇場(2020年製作の映画)

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又吉氏の作品って、何かを追いかけてた若い頃の古傷を結構つついてくる物があるんよね。

しかも振り返るように「あの頃こうだったね」じゃなくて現在進行形で描き出す所は凄いなと素直に思う。

話のパターンと
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ドラゴンクエスト ユア・ストーリー(2019年製作の映画)

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酷いな、これは(笑)クライマックスの途中まではドラクエ5の膨大なストーリーのポイントポイントを生かして上手い具合に脚色してるなァと感心して、何故に評判悪いんや?と不思議に思ってたら・・・。

山崎貴氏
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男はつらいよ お帰り 寅さん(2019年製作の映画)

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なんで今更こんなの作っちゃったの?・・・とゆう半ば呆れ気味な気持ちで鑑賞。

作家になった満男と、再会した泉の話が現在パートの中心として描かれる都合上、若き日の2人の恋愛パートが回想場面として多いのは
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透明人間(2019年製作の映画)

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飽きずに観れるレベルでは及第点だが、全体的にはローバジェットのB級サスペンスの範疇を越える出来ではない。この程度のクラスの作品なら結構ある。

エリザベス・モスとゆうあまり聞かない名前の女優さんは結構
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のぼる小寺さん(2020年製作の映画)

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前半はいまいち近藤くんの立ち位置がはっきり分からず内容に入っていきずらかったのだが、正にこれははっきりしない10代の曖昧さを描く事を主眼に置いてる事に気づいた。

小寺さんを中心として、最初はバラバラ
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

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上映終了後、あちこちの観客からこんな声が聞こえてきた。

「こんな母親いると思う?」

まァ否定は出来ない。自分も幸運にも十分に愛情を注いでくれる親に育てられたし、フィクションだとしたら嘘くさく感じた
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カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

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作中の主人公と同世代で尚且つボスが好きとゆう共通項もあり、なんとも清々しい気持ちにさせてくれる佳作だった。

パキスタン移民一家である主人公と父親との確執、何者かになりたい、でもこの街や親の管理下では
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

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自分としてはオーソドックスな構成を期待してたし、それがもっとも映えるストーリーと思ってたのだが、今回の映画化は話の時系列をあえて組み替える構成で、単純な古典的お涙頂戴物にしないぞ!とゆう作り手の気概な>>続きを読む

ランボー ラスト・ブラッド(2019年製作の映画)

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いやァ面白かった。やはり復讐とゆうテーマはストーリーを引き締める効果がある。

闘いを忘れて、穏やかな牧場生活で余生を過ごすランボー。お手伝いの老婦人とその孫娘との家族のような付き合いの中で、その人生
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レプリカズ(2018年製作の映画)

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ご都合主義と中学生にも書けるプロット、今さらこんなモノを一体製作者側はどうゆう客層をターゲットにしてるんやろか?

事故で犠牲になった4人の家族のうち、成り行き上1人はクローンで蘇らせられない展開の戸
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オアシス(2002年製作の映画)

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2晩続けてのイ・チャンドン監督作品は何とも鮮烈なラブストーリーを見せつけられた。鑑賞後、暫し呆然としてしまった。

ムショ帰りの社会から弾き飛ばされた男と脳性麻痺の女性のあまりにも純粋すぎる恋愛模様。
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ペパーミント・キャンディー(1999年製作の映画)

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初めて観たが痛切に胸を抉ってくる映画だった。

特に色んな挫折を経てかつての夢も無惨な中年になった今になって観れば殊更強烈で、そのインパクトはあの【ジョーカー】級。

韓国の近代史をもっと知っておけば
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カメラを止めるな!リモート大作戦!(2020年製作の映画)

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#リモ止め

勿論この監督さんとスタッフさんキャストさんたちの心意気は凄く伝わるし、これはこれとして試みとしては面白いとは思う。

が、この監督さんが才人であるだけに、このまま自主制作の延長線上で小
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映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ(2019年製作の映画)

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公開時にスマッシュヒットを飛ばしたのは単なるキャラクターの可愛らしさだけではなかったのは観ている内に気づかされる。とにかくストーリーが凄く良く出来ている。

それぞれに拗ねに傷のある(?)各すみっこの
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

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なんとも思春期の頃を思い出して懐かしい気分にさせられる。

何者かに早く成りたくて、先ばかり見据えていた十代の頃ってちっぽけな事で悩んでばかりで、でも振り返るとその時に感じたモノの全てって大人になって
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赤い風船(1956年製作の映画)

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コロナウィルスで疲れきった心に染み入るような映画を探していたらこの短編に行き着いた。

まるでRタイプのフォースみたいに、石畳の街を少年にいつまでも着いてくる赤い風船。これは癒される。

60年以上前
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初恋(2020年製作の映画)

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面白かったな、この映画。

シャブを運ぶ少女を巡ったヤクザと悪徳刑事とチャイニーズ・マフィアの三つ巴の抗争にひょんなことから絡む余命少ないボクサー、こんなストーリーに【初恋】なんてふざけたタイトルと思
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野性の呼び声(2020年製作の映画)

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元々原作は犬を擬人化して書かれた内容なので、CGで描かれた犬、特に主役のバックの表情などは初めて原作に忠実な映画化とも云えるのでは?

まァ原作のネイティブ・アメリカンの描写は時代に合わせてさすがに脚
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Fukushima 50(2019年製作の映画)

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役名はついてないが当時の民主党政権の総理大臣の菅直人を思いっきりどーしようもない人物として描いてる部分は、政治的意図と云うよりも作劇上ああゆう風に描かなければ現場の人たちをヒーローとして持ち上げられな>>続きを読む

ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

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ジュディ・ガーランドって当然リアルタイムで知らない世代なので、通して観た作品もほとんど無いと思う(【オズの魔法使い】は何故か家にDVDがあったが)。辛うじてライザ・ミネリの母親とゆう認識くらいしかない>>続きを読む

よこがお(2019年製作の映画)

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時系列をズラして分かりにくく観せるのって、観客への嫌がらせに思えた前半だったんですけど。

話の本筋が見え始めた中盤から少し面白くなってきたが、彼女の復讐の手段は、ありきたりでしょーもなーと思ってしま
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半世界(2018年製作の映画)

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内面をいちいちセリフにしなくても役者の表情で感じさせて欲しい、と思った。

稲垣吾郎はちょっとミスキャストやない?
職人の骨太さが見えず上辺で演じてる感じに映ってしまった。

話に意外性が無くて分かり
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ジェミニマン(2019年製作の映画)

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漫画のゴルゴ13に【バイオニック・ソルジャー】とゆう回があり、軍事プロジェクトによって生み出された最強の兵士がゴルゴを追いつめるとゆう話だったが、非常にプロットが似ている。もしかしてハリウッドよ、パク>>続きを読む

凪待ち(2019年製作の映画)

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香取慎吾がクズ男を演じてる事をプラスと捉えるかマイナスと捉えるかで評価は変わる気がした。

今まで観てきた中で白石監督はどす黒い世界の中で必死にもがく人間を描く事を得意としているが、その演出はあくまで
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黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

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コロナウィルスを恐れながらも我慢出来ずに鑑賞。

結果として観て良かったと思えるウェルメイドな力作だった。

ジェイミー・フォックス、ブリー・ラーソンとゆうアカデミー主演賞受賞俳優が脇を固める中で、マ
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スキャンダル(2019年製作の映画)

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超保守派メディアのセクハラ会長に敢然と立ち向かった女性キャスターたち、と簡単に書けるほど単純な内容ではなく、キャリアアップを狙う女性同士の探り合いや足の引っ張り合いも描かれていて、語弊はあるが面白かっ>>続きを読む