マサミチさんの映画レビュー・感想・評価 - 17ページ目

マサミチ

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47RONIN(2013年製作の映画)

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噂に違わぬ珍作やわ。

もうこれ観たらお口直ししたくて次の日に大映の忠臣蔵の映画をすぐに借りたくらい。

まァ、日本人俳優を中心にキャスティングしてる所は【SAYURI】と比べて誠意は伝わるが。

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わたしに会うまでの1600キロ(2014年製作の映画)

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なんやろ・・・24時間テレビの感動押し付けVTRを延々と見せられてる感覚に近いとゆうか。

所々に入る回想シーンが流れを逐一寸断していく。

観ていてこんなにイライラした作品もあまりない。

最後まで
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ウォンテッド(2008年製作の映画)

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アメリカの必殺仕事人かいな。

アクション場面に逐一インサートされるスローモーションがウザい。

ストーリーは一応ヒネリがあるが、もうひとヒネリなんとかならなかったか?

弾道曲げなどマンガチックな描
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

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実話を元にした、優等生的作りの作品。

でも何か引っ掛かるモノがない。

エニグマ解読で多くの兵を救ったとナレーションがあるが、救えたはずの命の重さをどこまで彼は抱えていたのか。

天才変人の苦悩の重
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祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)

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回想場面が多くてクドいのと、監督が元々ドラマの演出家なのでそのクセなのだろうが、映画としての佇まいとゆうか落ち着きがなくキャラが喋りすぎ。

見せるカットと見せないカットの整理が上手く出来てない印象を
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チェンジング・レーン(2002年製作の映画)

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強引な車線変更による追突事故が、住む世界がまるで違う二人の人生を交錯させる、とゆうプロットが巧みなサスペンス映画の逸品。

キリスト教色が隠しテーマ的に使われてる事に改めて気づく。

不運が憎しみを生
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嘘を愛する女(2018年製作の映画)

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タイトル以上の中身はあまり感じなかった。

真相よりもそこへ行き着くまでのエモーショナルな感情の流れを重視したホンなので、ハリウッド映画風の謎解きサスペンスを期待すると裏切られるかもしれない。

ビミ
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アルティメット・サイクロン(2015年製作の映画)

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【アルマゲドン】をものすごく小規模にしたような話。

まァこうゆう働く男の生き様を描いた映画って好きな方だが。

ストーリー自体は在り来りだが、キャメラと編集が良く、劇場未公開のDVDスルーとしては
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息子(1991年製作の映画)

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寅さんを別にしたら、山田洋次作品で一番繰り返し観たし一番好きな映画かな。

三國連太郎演じる親父の子供たちの中で、永瀬正敏演じる出来が悪い末っ子には、似たような境遇だった自分は著しく感情移入してしまう
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ヒューゴの不思議な発明(2011年製作の映画)

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なぜにこれをスコセッシが?な雰囲気の出だしだが、ストーリーの本筋が見え始めてから納得。

確かにこの題材なら、この人しかいないかも。

ただし昔のスピルバーグ印の作品みたいな、

"ワクワクさせてるつ
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映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

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なんとも・・・夢も希望もない息苦しい映画やったな。

この時代に生きなければならない人間たちのリアルをシビアに切り取ったモノが評価されるのはキネ旬ベストテンらしい。

なんと云うか、偏差値としては高い
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

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歴史からこの断面だけ切り取ればね、ダンケルク撤退と共にヒトラーに噛み付いた男として英雄視出来るかも知れんが、この人の全体像として果たしてこんな描き方でいいの?とゆう感じがするが。

ラストの演説が空疎
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ビッグ(1988年製作の映画)

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最近DVDを購入したので何度目か忘れたが再鑑賞。

思春期の少年(日本なら中1くらい?)が30過ぎの大人になってしまうストーリーだが、脚本を書いたのがスピルバーグの妹で、監督はペニー・マーシャルと女性
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ガメラ2 レギオン襲来(1996年製作の映画)

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日本の怪獣映画の最高峰と思う。

怪獣が都市を狙う理由付けを疎かにせず、きちんと考えて丁寧に描写している。

またこの映画の真の主役は自衛隊である。

それまでの怪獣映画の圧倒的ヤラレ役だった自衛隊が
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WOOD JOB!(ウッジョブ)神去なあなあ日常(2014年製作の映画)

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面白いね、この映画。

伊藤英明演じる山男の最初の場面は爆笑した。

三重の山奥ののどかな風景もずっと観てたいくらい癒し効果がある。

矢口史靖監督の映画って、観てると自然と顔が綻んでくるんよね。
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オーロラの彼方へ(2000年製作の映画)

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生きていた頃の父親と現代に生きる息子との交信手段がレトロなアマチュア無線とゆう小道具の上手さがノスタルジーを誘う佳作。

時間物SFならではのサスペンスの作りが面白い。

俺も禁煙して良かった(笑)

恋文(1985年製作の映画)

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余命少ない元カノの為、妻子を残して家を出た夫。納得出来ない妻は元カノに会うために病院を訪れるが・・・。

連城三紀彦の原作の大ファンなのだが、【恋文】とゆうタイトルの意味が明らかになるクライマックスは
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プラスティック・ナイトメア/仮面の情事(1991年製作の映画)

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今までミステリー映画でオススメを聞かれたら、何本かの内に大抵これを挙げてきた。

別に大傑作ではないしB級作品だが、面白いサスペンス映画って、気を張らずにソファで寝そべってスナック菓子頬張りながらリラ
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GOAL! ゴール!(2005年製作の映画)

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絵に書いたようなサクセスストーリーだが編集と音楽のテンポが上手く、知らぬうちにグイグイ乗せられてゆく作り。

前半のロスの下町の明るさと、後半のイングランドのニューキャッスルのくすんだ感じとのキャメラ
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ニック・オブ・タイム(1995年製作の映画)

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こうゆうB級のノリ大好き。

職人ジョン・バダム監督によるリアルタイム・サスペンスの快作。

時間も90分と短く、テキパキとテンポよく、非常にDVD鑑賞にはうってつけ。

こうゆう映画に細かいツッコミ
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山河ノスタルジア(2015年製作の映画)

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結局何を云いたいのかまるで分からない。

長い長い過去パートのアバンタイトルで三角関係の内の二人がくっ付いて一人は去った、それから現代パートで去った男が妻子を連れて故郷に戻ってきて・・・。

と、ここ
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サウルの息子(2015年製作の映画)

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好き嫌いは分かれる作品だと思う。

主人公の目線でのみ描かれるワンシーンワンカット、キャメラは彼一人をしつこいくらいグルグル追い続け、音楽も一切無し。

ユダヤ人捕虜の死体を処理し、焼却した大量の灰を
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海賊とよばれた男(2016年製作の映画)

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岡田准一演じる主人公のモデルになった人物が成しえた事からすれば、決して綺麗事では済まない部分もあったはずだが、そこを抉りとって観せる荒々しさが無い。

得てきた部分の功績を高らかに描くよりも、一人の個
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フローズン・グラウンド(2013年製作の映画)

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実在した連続殺人鬼を描いた作品。

若い女性のみを狙う所は日本で云えば大久保清に似てるかな。

自分はなかなか見応えがあった。

凄惨を極める犯罪行為の実態を克明に描くことよりも、むしろ犯人とそれを追
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フォエバー・フレンズ(1988年製作の映画)

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まァ、泣いた泣いた。コテコテのお涙頂戴映画ですね。好きなんですが。日本のドラマの【素顔のままで】の元ネタとしても有名。

地球が静止する日(2008年製作の映画)

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んっ?期待せずに観始めたら結構面白いぞ・・・と思ってたら最後にありゃりゃな展開に。

リメイクとゆう事ですが、どっかで観たぞ?な場面が色々あるにはある。

クライマックスでの宇宙人が地球人類に対する考
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るろうに剣心(2012年製作の映画)

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こうゆう類いを時代劇と思われたら困る。

感覚の違いと云われればそれまでだが、なんでも派手に魅せればいいとゆうものではない。

イケメンをただひたすらカッコよく映して、人斬りの哀しみとか云われても何も
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博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

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宇宙はどこから始まり、どう終息してゆくのか?

まるでそれになぞらえるように、これは一つの愛の始まりから終わりまでを描いた映画である。

この構成が見事で、二人の間の感情の流れが手に取るように伝わる。
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妻への家路(2014年製作の映画)

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良い作品だった。

記憶障害の妻と彼女を見守る夫のさり気ない空気感。

重厚かつ繊細に淡々と切り取った演出。

圧巻のコン・リーの演技、そして流石のチャン・イーモウである。

黙秘(1995年製作の映画)

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スティーブン・キング原作とゆうだけで売りになるのは、曰本なら松本清張原作ならなんでもドラマ化されるのと同じようなもんか?

ストーリーを一言に要約すれば、

"家政婦は見られた"

中心にある二つの事
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おみおくりの作法(2013年製作の映画)

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身寄りのない他人の死をただ事務的に処理してきた主人公の役人が、その向こう側に見つめているのは同じく孤独である自分自身である、とゆう作り手の目線には共感できる。

イギリスらしい皮肉なオチを迎えるが、ラ
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岸辺の旅(2015年製作の映画)

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思い詰めた表情の夫婦のストイックな雰囲気のあるジャケ写とファンタジックな設定に釣られて観るとかなり肩透かしを喰らう。

死んだ夫の霊との旅をメインに描くと思いきや、その行く先々で出会う人々の人生模様を
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太秦ライムライト(2013年製作の映画)

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福本清三さんのプロモーション映画。

監督が若いせいか、場面が間延びしていて訴えてくる力が足りない。

時代劇の終焉を憂う気持ちをいちいちわざとらしく台詞で語られてもな。

北のカナリアたち(2012年製作の映画)

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吉永小百合が離島の分校教師を演じているが、正直この回想場面の若づくりが観ていて痛い。

陰で不倫している後ろめたさが感じられない。

要はミスキャスト。

また成長した生徒達も揃いも揃って全員理解ある
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タイム・トゥ・ラン(2015年製作の映画)

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面白いことは面白い。

プロットの組み立て方、伏線の張り方、娯楽映画としてよく出来てる。

ただしラストはちょっとご都合主義過ぎ。序盤からのハードなタッチを徹底して貫いてくれれば傑作になったのに。
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散り椿(2018年製作の映画)

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なんかなァ、日本映画が嫌いって人ならますます嫌いになりそうな悪い部分ばかり集めて作っちゃった、とは云いすぎかな?

初っ端からの説明ゼリフのオンパレードにはウンザリしたが、そんなホンを書いたのが黒澤明
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