チーズマンさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間〈スペシャル・エクステンデッド・エディション〉(2001年製作の映画)

4.5

ファンタジー物だと近年はゲーム・オブ・スローンズがちょっと色んな角度から凄かったんで、さすがにこの“LOTR”シリーズもとうとう古くなってしまったんじゃないかと久しぶりに観ました。

全くそんなことな
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ブラックホーク・ダウン(2001年製作の映画)

3.9

こんなに市街地でRPGが飛び交う戦争映画もなかなか無いかもしれません。

アメリカ映画なので当然の如くアメリカ側からの視点でのみ作られた映画です。
街なので戦闘の合間に子供や女性など一般人の姿が定期的
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王立宇宙軍 オネアミスの翼(1987年製作の映画)

3.6

当時ほとんど無名の若者達が多種多様なそれぞれの才能を持ち寄って1本の劇場用長編アニメを作り、ついに劇場公開させてしまうという胸熱なストーリーの方が本編の退屈なストーリーよりもよっぽど面白いという欠点以>>続きを読む

ウィズアウト・リモース(2021年製作の映画)

3.6

ステファノ・ソッリマ監督にテイラー・シェリダン脚本に主演がマイケル・B・ジョーダンという俺得な組み合わせの作品です。

ドライな銃撃戦や、アクションシーンなど期待通りの面白さを観せてもらいました。
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この茫漠たる荒野で(2020年製作の映画)

3.5

2020年に作られる意味全開なアメリカ映画でした。

めちゃくちゃ美しい映像で、ゆったりしたテンポで進む傷を抱えたおじさんと傷を抱えた少女のロードムービーです。

トム・ハンクスの圧倒的な存在感の、特
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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

4.3

色々と忙しい我々現代人の代わりに、誰も頼んでないのに人生の意味を問い続け考え続けてくれているピート・ドクター監督ならではの、はっきり大人向けの作品でした。
それでいて物語の面白い仕掛けや、面白い映像表
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殺人の追憶(2003年製作の映画)

4.4

久しぶりに観返しましたが、警察モノの傑作映画であると同時に独特なユーモアがやっぱポン・ジュノの作品だなあとおもいました。
いやあ面白かったですね。

そのユーモアが一切話の流れを邪魔しないのにしっかり
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ジャドヴィル包囲戦 6日間の戦い(2016年製作の映画)

3.5

1961年の冷戦時代のコンゴが舞台の戦争映画で、コンゴが独立して始まった「コンゴ動乱」の最中で起こったカンタカ州ジャドヴィルでの局地的な戦闘を描いた作品です。
国連の平和維持活動として派遣されたアイル
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1941(1979年製作の映画)

3.4

うわぁ…こんなにお金かけちゃって…

今となってはですが、スピルバーグ作品の中でもあらゆる意味で特殊な作品ということで、これはこれで良し…無いよりはあった方が良し!ということになると思います。

戦争
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凪待ち(2019年製作の映画)

3.9

映画でのベストオブ香取慎吾なのは間違いないと思いますが、ミステリー要素は半分ぐらいで思ったよりも普通にドラマと筋立てがしっかりしていて面白かったです。

郁夫だけじゃなく登場人物達の皆が皆それぞれに現
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

4.1

今まで聞こえるということの捉え方がとても狭かったことを、自分では気付かなかった世界の見え方を疑似体験させてくれる素晴らしい作品でした。

Amazonプライムでのオリジナル作品ということで、どうせ配信
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時の面影(2021年製作の映画)

3.8

船で始まって船で終わります。

イギリス考古学的に重要な、7世紀アングロサクソン時代の船埋葬を1939年にアマチュア考古学者のバジル・ブラウンが発掘するに至った経緯が描かれる作品ですね。


ほとんど
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.8

予想よりもスカッと楽しめる娯楽作品に仕上がってました。


ジョーカーと別れたことにより、急に何者でもなくなった女性が自分の力で自立していく話です。
これまで〇〇の彼女とか妻とか、社会からそういう認識
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レナードの朝(1990年製作の映画)

3.9

これが実話ということなので、奇跡の素晴らしさと現実の残酷さを単純に天秤にかけられない気持ちはありますが、映画という作品のメッセージ性としてとても良くまとまっていたと思います。

劇中の言葉で言うところ
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マッチポイント(2005年製作の映画)

3.9

サラッと観れる割に最後はドスンと来るしで、いやあいいですね。

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

きっと誰もがパンフレットの重さに驚くことでしょう。

自転車泥棒(1948年製作の映画)

3.7

とりあえず買っとけ系積みBlu-rayの中に発見し、ふと観ましたがDVDより断然に画質がきれいになったことで、画面に映る主要人物または庶民や街の貧しさがより鮮明になっていて良かったです。
特に人物の衣
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ミッドナイト・スカイ(2020年製作の映画)

3.9

なんかだか今はこのぐらいの温度感の作品がちょうど良かったみたいで、しんみり染みました。

淡々とひたすら寂しい描写が続きますからね、普通に考えて退屈っちゃ退屈だと思います。
地球が終わろうかという時に
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バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生 アルティメット・エディション(2016年製作の映画)

3.7

こっちのバージョンの方が好きですね。
劇場公開版よりは物語の筋がちゃんと繋がっていて作品として成立する感じにはなっていたと思います。

ただ、悪役のルーサーの動機が一応セリフ上ではそれっぽい事を言って
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デンジャラス・プリズン ー牢獄の処刑人ー(2017年製作の映画)

3.9

うわ、雑な邦題だなと思っていましたが、観終わるとそれもそれで味に思えました。


妊娠中の妻を人質にとられた主人公が、とある囚人を始末するように命令されて刑務所地獄めぐりをする話です。
ゆったりとした
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TENET テネット(2020年製作の映画)

-

この映画を楽しむには、細かい事を考えながら観るのではなく、分からないことはそのままにしてIMAXの大画面に身を任せ没入するのです。

その結果、気が付いたら寝てました。

すごく疲れがとれたような気が
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ビルとテッドの大冒険(1989年製作の映画)

3.9

たま〜に作品名をチラッと聞くぐらいでスルーしたままでしたが、なにやら29年ぶりに続編が公開されるということで、初めて観てみました。

タイムスリップ系の映画でここまでノリと勢いと適当さで突っ走った作品
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X-MEN:ダーク・フェニックス(2019年製作の映画)

3.0

確かに劇場で観ましたが、なぜか内容はほとんど思い出せません。

内容は思い出せませんが、闇のパワーでプッツンした女子に思いっきりやられておろおろするマグニートー(マイケル・ファスベンダー)の新鮮な姿が
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.2

とある人物の「そりゃ行くっしょ!」で作品が終わった時に思いました、どうやらまた新たな青春映画の傑作が生まれたようです。

あれだけバカで下品な笑いを提供してくれているのに実は色々と願いや考えが行き届い
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ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

3.8

たまたま同じぐらいに観た『ブックスマート』のゲラゲラ笑える感じの方が個人的には好きなんだけど、この映画の優しげな気分が観終わってからしばし余韻に残る感じも良かったです。


なんだかウェス・アンダーソ
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EXIT(2019年製作の映画)

4.3

劇団ひとりばりの泣き顔芸の主人公ヨンナムと、これまたそれに負けじと鼻の先を真っ赤にして泣き顔芸を炸裂させるヒロインのウィジュ。

もうね、この2人がびっくりするほど泣き虫、なのに全然諦めないの。笑
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

リアルタイムで劇場で観ることのできたタランティーノ作品の中では1番好きな作品となった。

時代の変わり目に右往左往する者達の話と、明確な物語がないまま進む群像劇の些細なやりとりに全てが込められているよ
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ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -(2019年製作の映画)

3.8

細部まで手を抜かない丁寧な丁寧な仕事に、涙腺を刺激された。
揺れる髪が美しい。

街では鉄塔の建設が始まり、次の時代の足音が聞こえ始めながらも、変わらずに手紙1通の尊さを描く今作。

遠くへ何かを伝達
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アド・アストラ(2019年製作の映画)

3.8

これで十分伝わるんじゃないか。

『2001年宇宙の旅』と『地獄の黙示録』を足して『ファースト・マン』で割ったような映画。



全然面白く観たんだけど、少しもったいないとも感じた。
主人公が果てしな
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ワイルド・スピード/スーパーコンボ(2019年製作の映画)

4.0

ただでさえワイルドなシリーズのスピンオフということで、アクション以外の場面はほとんどふざけ倒していて最高。

そしてデビッド・リーチ監督だけあってアクションシーンも見応えあり、『アトミック・ブロンド』
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きみと、波にのれたら(2019年製作の映画)

3.6

これが実写だったら普通だけど、アニメでイチャイチャされると何だか異常に照れ臭く感じてしまうのはなぜだろうか。
そこに川栄李奈の声優として非プロ感が非常に良い塩梅で混ざって、前半はなんだか凄いことになっ
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海獣の子供(2018年製作の映画)

-

線の一本一本にすごい生命力を感じるアニメだった。

物語の内容に置いてけぼりくらう人もいるのは分かるけど、少なくともそのアニメ表現の部分に関しては観客の大抵の人は「なんか、すごっ」って感動できると思う
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永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.9

おやおや、いい意味で予想と違った。

サイコパス×青春映画ということで、悪魔的に、いや天使的に瑞々しさに溢れた映画。

実際の連続殺人犯を緻密にリアルに描くというよりは、なんて言うか地上に降りたった天
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アイ・アム・マザー(2019年製作の映画)

4.0

低めのハードルありがとう、予想に反して面白かったよ!

内容は今っぽいAI未来予想図系のSF映画なんだけど、少ないキャストでここまで興味を長く持たせられるならたいしたのもだと思う。

無垢で小綺麗だっ
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アラジン(2019年製作の映画)

3.6

お、この為のガイ・リッチーか!と思わせるジャスミンの覚醒シーンはカッコいいし、ウィル・スミスのジーニーが想像以上にハマってたから全然楽しんだけれど、1992年のアニメ版から現代向けの実写作品として、変>>続きを読む

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

-

子供の頃に誕生日のオモチャの代わりに親にねだって買ってもらったトイストーリーのVHSをめっちゃ観てたんでね、結構思い入れがある方だと思う。


アンディとウッディという「持ち主とオモチャの関係」を結末
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