キングボブさんの映画レビュー・感想・評価 - 36ページ目

オーシャンズ11(2001年製作の映画)

4.5

豪華キャストによる一級のクライムエンターテイメント。集まった全員に見せ場があり、最高にスカッとする内容に仕上がっている。
それにしてもジョージ・クルーニーとブラッド・ピットの格好良さが半端ない。そして
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ストレイト・ストーリー(1999年製作の映画)

4.2

マルホランドドライブからのデヴィッド・リンチ繋がりで・・・と思ったら、全くのテイストの違いにビックリ!世に知られているデヴィッド・リンチ作品とはかけ離れすぎ。
免許のない腰の悪いおじいちゃんが、脳卒中
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マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

4.0

評判通りの難解さ。途中までは正直何が起こっているのか全く分からず、途中からは配役が変わってさらに大混乱。最後の最後でようやく一本に繋がるかと思いきやそうでもなかった・・・。
ただ解説を見たり、きちんと
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静かなる叫び(2009年製作の映画)

4.2

これは映画というよりドキュメンタリー。モントリオールで起こった銃乱射事件を犯人を含めた3人の視点から追って行ったもの。事件後もその後遺症などに苦しんでいる人々の内面も描き、非常に心に突き刺さるものを感>>続きを読む

SHAME シェイム(2011年製作の映画)

3.1

マイケル・ファスベンダーの演技は素晴らしい。X-MENシリーズで若きマグニートーを演じた時とはまた違った魅力がある。
性依存症の主人公と恋愛依存症の妹。2人の兄弟愛を描きたかったのか、正直分からない。
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.2

オープニングは最高!こんなにワクワクさせるオープニングは、そう滅多にあるものではない。
音楽好き、映画好きには間違いなく受け入れられる作品であろう。
ライアン・ゴズリングとエマ・ストーンの配役もピッタ
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愛を読むひと(2008年製作の映画)

4.2

ケイト・ウィンスレットという女優のすごさを知った。正直「タイタニック」や「エターナル・サンシャイン」では分からず、どちらかというとあまり好きではない女優であった。しかし今作ではあまり言葉を発することな>>続きを読む

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.8

4回目くらいの鑑賞だが、久々に観たら非常に良かった。これだけファンが多く、世界中で愛されている作品は他にないが、若い頃は正直、この暗さと理不尽さについていくことできていなかったのかもしれない。そういう>>続きを読む

天使にラブ・ソングを2(1993年製作の映画)

4.7

1と同等の素晴らしさ。やんちゃな高校生たちを音楽の力で引っ張っていき、成功させるというハッピーエンドストーリーは数多く存在するが、今作が原点であるように感じた。
最後のコンテストももちろん素晴らしいが
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アバター(2009年製作の映画)

4.5

ゾーイ・サルダナ繋がりで久々の鑑賞。色も青くどこから見てもエイリアンであるネイティリがどうしてこんなに魅力的なのだろうか・・・。
初めて3Dというものを劇場で体験。とにかく映像の素晴らしさとスケールの
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ターミナル(2004年製作の映画)

4.7

スピルバーグでは一番好きな作品。感動作だがところどころコメディ要素を盛り込むことで、非常にいいテンポ感を作り出している。
最初は言葉も通じずに周りが敵だらけだが、実直で勤勉な性格から色々な人を味方につ
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ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

4.6

LGBT系の話に分類されることも多い作品だが、自分の中では全く別物。そしてこれは本当に深い愛の話であると観るたびに思ってしまう。
何よりもキャストが素晴らし過ぎる。ジョーカーとは全く違った寡黙で不器用
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.4

単純に面白かった。本当に無駄という無駄を全て省き、観るものにスッキリとさせる脚本や演出は素晴らしいと感じた。映画の重要な要素のうち、キャストに不安があったが、全く心配なく最後まで観れたのは、これも脚本>>続きを読む

ザ・ロック(1996年製作の映画)

4.8

自分の中の三大アクションの1つ(後はフェイス・オフとダイハード)。今作は悪役の方のドラマもしっかりと描かれているために、主役3人全てに感情移入ができる。個人的にはシャワー室での銃撃戦が最高!
それにし
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アナベル 死霊人形の誕生(2017年製作の映画)

3.8

公開順で考えると順番を間違えてしまったようだが、時系列的には問題なさそう。
先日「死霊館」を観て、少しこのシリーズに興味を持ってしまい鑑賞。ホラーは苦手なのに・・・
時系列的にはエピソード1というとこ
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死霊館(2013年製作の映画)

4.1

日本のホラーの怨念に比べると、悪魔や憑依といった今作の方が後味がいい。
しかし何度もビクッとさせられるところなど、怖いところはしっかりと怖い。そういった意味では非常に良質なホラー映画を観たという感想を
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ローン・サバイバー(2013年製作の映画)

4.0

戦争ものは評価が難しい・・・
何をもって正義というのかが、本当にわからなくなる。
アフガニスタン紛争のレッドウィング作戦という実話を描いた本作は、当然アメリカ軍海兵隊の特殊部隊ネイビーシールズの目線で
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ナイスガイズ!(2016年製作の映画)

4.3

コメディ映画を観たくて鑑賞。笑える場面も多く、その点は満足だが、これはクライムミステリーアクションコメディというべきか、いろんな要素を持っている作品であった。
ラッセル・クロウとライアン・ゴズリングの
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題名のない子守唄(2006年製作の映画)

4.3

あまりにも切なく重い話に、見終わった後もしばらく放心状態・・・。ドゥニ・ヴィルヌーブ監督の「灼熱の魂」を観た時の感覚に似ている。
ジュゼッペ・トルナトーレ監督にエンニオ・モリコーネの音楽という「ニュー
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パイレーツ・ロック(2009年製作の映画)

4.6

リチャード・カーティスといえばラブストーリーだろうという自分の中の固定観念があったが、これはまさにリチャード・カーティスであった。
そしてこの監督には間違いなくビル・ナイがドンピシャリ。間違いなく。ラ
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インクレディブル・ファミリー(2018年製作の映画)

4.7

最高に面白かった〜!
前作もまあまあよかったが、さすがピクサー、大幅に上回る作品を作ってきたなと感激。
118分というアニメにしては長めの時間も本当にあっという間に感じたし、ファミリーということでそれ
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.6

聞いた評判はホラーコメディ。実際に観た印象はサイコスリラーかな・・・
何をもってホラーというのかは分からないが、怨念や憑依というものがホラーであると自分では思っているので、今作はホラーの部類にはならな
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ターミネーター2(1991年製作の映画)

4.7

中学生の時初めてテレビで観て、この世にこんなに面白い映画があるなんて・・・と衝撃を受けた覚えがある。その後おそらく人生で最もたくさん観た映画であることは間違いない。
通常シリーズ物において2が1を上回
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ハッピーエンドが書けるまで(2012年製作の映画)

3.8

ひとつのハッピーエンドの映画としては、満足できるものであったが、親が子どもに「大麻以外はダメ」とか「もっと経験しろ」と言うなど、どうしても文化(価値観?)の違いを感じてしまう箇所が多かった。
キャスト
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.0

非常に胸が苦しくなった。これは物語というよりも、イギリスの社会保障制度をテーマにしたドキュメンタリーという方が合う気がする。
現実社会においても、お役所仕事のずさんさにはイライラさせられるし、ダニエル
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たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

3.9

登場人物は5人。そしてたった1日だけを描いた今作。若き天才グザヴィエ・ドランが何を表現したかったのか、正直自分には分からなかった。しかし人物の表情や光の使い方で人間の感情をここまで表現できてしまうのは>>続きを読む

ボーダーライン(2015年製作の映画)

4.4

今のところ、ドゥニ・ヴィルヌーブ作品にハズレなし。
とにかく重たいが、最初から最後まで半端ない緊張感があり、本当にあっという間に感じるほど。これは「プリズナーズ」の時の感覚に似ている。いや、「メッセー
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麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜(2011年製作の映画)

4.2

「祈りの幕が下りる時」の鑑賞によって、新参者系を観たくなった。東野圭吾のミステリーは本当に完成度が高く、3度目くらいの鑑賞にも関わらず(原作も読んでいる)この内容に驚かされてしまう。
そしてやはり阿部
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エスター(2009年製作の映画)

4.5

ホラーが苦手なので敬遠してきたが、これはサイコスリラーの傑作である。隙のないストーリー展開も素晴らしいが、観るものに恐怖を与えるためのフレーミングであったりの仕掛けが絶妙に散りばめられており、終始ハラ>>続きを読む

危険なプロット(2012年製作の映画)

4.3

最初からウディ・アレンの雰囲気を漂わせていたが、劇中に出てくる映画が「マッチポイント」であることでいろいろ繋がった感はあった。
途中で現実なのか非現実なのかがよく分からなくなってしまった部分があり、こ
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コッホ先生と僕らの革命(2011年製作の映画)

4.8

素晴らしいの一言!
規律と服従を重んじるドイツの教育に、一人の教師がイギリスの自由さやフェアプレーを持ち込み、保守派から疎まれるというありがちなストーリーで「いまを生きる」を彷彿とさせるが、負けず劣ら
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祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)

4.4

ガリレオと並んで、非常に好きなシリーズ。珍しく原作を読まずに鑑賞してしまった。
トリックは東野圭吾らしく非常にクオリティの高さを感じた。さらにこれまでの新参者シリーズにも掘り下げているので、ファンには
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スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐(2005年製作の映画)

4.6

ファントム・メナスが結構明るい設定だったのに対し、前作と本作は非常に暗いトーンである。
ドゥークーやグリーバスが呆気なくやられすぎだとか、アナキンのダークサイドへの堕ち方が急すぎるなど、ツッコミどころ
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スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃(2002年製作の映画)

4.2

総合的にあまりポイントの高くない本作。前回の10年後の設定に様々な矛盾が生じてしまっていることにも要因はあるのだろう。
自分の中での違和感としては、オビ=ワンとアナキンにそこまでの絆を感じないこと。こ
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プールサイド・デイズ(2013年製作の映画)

4.5

104分という時間も絶妙で、非常に楽しめた。
クズな大人たちに振り回される子供たちの苦悩を見事に描き、さらにその中に甘酸っぱい恋愛であったり、青春映画としての要素も存分に描かれていた。
良い人役が多い
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スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス(1999年製作の映画)

4.3

ハン=ソロを観てスターウォーズ熱が再び高まり、トレインスポッティングでユアン・マクレガーを見たら、どうしても観たくなり鑑賞。
新3部作の中では一番惹かれなかったが、アナキンのパドメやオビ=ワンとの出会
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