キングボブさんの映画レビュー・感想・評価 - 35ページ目

エベレスト3D(2015年製作の映画)

3.8

命を落とすかもしれない危険がある中で、なぜ人間はチャレンジしようとするのだろうか…
世界の最高峰というブランドが、登山家たちを狂ったように魅了するのであろう。

映画館で観なかったことが悔やまれる映像
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しあわせはどこにある(2014年製作の映画)

4.3

最初から内容がわかってしまっていて、当然オチまでも予想がついたので、ある意味穏やかな気持ちで観ることができた映画であった。
何不自由のない生活を送っている精神科医が本当の「幸せ」とは何かを求めて世界中
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プレステージ(2006年製作の映画)

4.8

クリストファー・ノーランはまさに天才である。非常に難解なストーリーではあるが、時系列の使い方や伏線の回収など、観終わってからしばらく放心状態になる。
ハッピーエンドではないし、こんなのありかよと思って
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パシフィック・リム(2013年製作の映画)

4.0

あまり期待をしていなかったが、予想以上に楽しめた。
先の展開が予想できてしまったが、それくらいシンプルな方がこういうジャンルはいい気がする。
ただトランスフォーマーやエヴァンゲリオンがすでに存在する以
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タイタニック(1997年製作の映画)

4.7

知らない人はいないだろう名作。今更と言う感覚で鑑賞(多分5回目くらい)したが、全く色あせることなく感動できた。きっと嫌いな人はいないのではないかという大衆映画である。
この作品の素晴らしさは、①ジャッ
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はじまりへの旅(2016年製作の映画)

4.8

素晴らしかった。教育とはなんなのかというテーマを少し極端に、そしてコメディ要素も含めながら描いている。初めて街に出た子供達が太った人を見て「彼らは病気」というシーンが非常に印象的である。
ヴィゴ・モー
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マイ・マザー(2009年製作の映画)

3.5

究極マザーコンプレックスの話。絶対的な愛を求めてしまうが故の憎しみ…なんとも切ない話であった。
ただ正直感情移入はしづらく、もどかしい気持ちになってしまった場面がいくつもあったため、自分としてはあまり
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ルワンダの涙(2005年製作の映画)

4.0

同じルワンダ大虐殺を描いた「ホテルルワンダ」とは本当に全く違ったテイスト。ホテルルワンダが残酷な中にも最後は希望が見えた作品であるのに対し、本作品は全く希望のない、ただただ真実を突きつけられたような内>>続きを読む

モリー先生との火曜日(1999年製作の映画)

4.7

「死に方が分かれば、生き方が分かる」
本当に多くのモリー先生の名言に溢れた作品。その根底には愛があり、海と波の話も肩の鳥のくだりも全てはそこにつながっているんだと思える。

なんと言っても無駄なストー
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

4.4

今日は残りの人生の最初の日。死ぬ日という例外を除いて…

初めて鑑賞したときは、退屈で正直よく分からない映画だった。しかし自分も人生経験を積み、様々なことがわかってくるとこの作品の奥深さというものが理
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海辺の家(2001年製作の映画)

4.7

みんながみんなぶっ飛んでいる話。余命を宣告されてしまった男が、残りの余生で家を建てようとし、愛され不足でグレてしまった息子を更生させていく…。ここまで聞けば非常に感動的な話になりそうだが、隣人を巻き込>>続きを読む

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

4.0

なんかずっと怖かったなあ。135分という時間の中で怖くなかったのはほんのわずか…。ホラーが苦手な自分としては、非常に疲れる作品であった。
しかし内容はしっかりしていて、最後は青春映画としてしっかり感動
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とらわれて夏(2013年製作の映画)

4.1

若きジョシュ・ブローリンといえばやっぱりグーニーズ。今のジョシュはサノス…また新たな一面が見られて面白かった。

やっぱりケイト・ウィンスレットはすごい。雰囲気は「愛を読む人」に近いものがあったが、こ
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人生、ここにあり!(2008年製作の映画)

4.7

純粋に素晴らしかった。精神に障害を抱えてる人たちが、自分たちの能力を見出し自立し、その支援をする労働組合の話。
全体的にコメディタッチで描かれているので、重いテーマながら楽しく観られる。理事長のシーン
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ラヂオの時間(1997年製作の映画)

4.6

「カメラを止めるな」を観て思い出し、久しぶりの鑑賞。こんなに面白かったかと感動した。
唐沢寿明や鈴木京香、奥貫薫といった大好きなキャスト陣が勢揃い。世界のケン・ワタナベがあんなにふざけたチョイ役で出て
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ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

3.5

テンポもいいし、非常に質の高いクライムアクションコメディという感じだが、パルプフィクションといい、トレインスポッティングといい、この手の話はどうもハマらない。
しかし最後のシーンは面白くて好きになれた
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パトリオット・デイ(2016年製作の映画)

4.5

実話を元にした映画として、非常にリアルに描かれていたと思う。
ボストンマラソンの爆発事件。またテロが起こったなあという温度でしか感じていなかったが、犯人逮捕までにこんな凄まじい攻防戦が繰り広げられてい
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ベティ・ブルー/インテグラル 完全版(1992年製作の映画)

3.5

正直キツかった。通常盤を観たかったのだが、レンタルに完全版しかなかったので。それにしても長い…
究極のラブストーリーであることは間違いないが、ベティの感情の起伏の激しさには正直引いた…
それを大きな愛
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ディープ・インパクト(1998年製作の映画)

4.6

人生で初めて映画館で号泣した作品。ロケットで隕石に突っ込むことを決めた飛行士たちが、家族と交わす最後の会話…そりゃあ泣けるに決まっている。
当時ほぼ同時公開であり内容も似かよっている「アルマゲドン」と
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ルパン三世 トワイライト☆ジェミニの秘密(1996年製作の映画)

4.0

クリカンルパンでは最も好きな作品。若干絵に違和感があるのはスタッフが大幅に変わったためなのだろう。
個人的には次元や五右衛門が活躍する方が好きなのであるが、今作品では少し地味だった印象。特に次元のコン
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.7

実話であったり、本人がそのまま出演していたりと、すごいなと思うシーンはたくさんあった。
スペンサーの生い立ちが、この事件の犠牲を最小限にとどめたことは、前半からのエピソードからも良くわかって感動的だっ
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ルパン三世 ヘミングウェイ・ペーパーの謎(1990年製作の映画)

4.2

ルパン三世シリーズで最も好きな作品。栗田貫一さんも好きだが、やっぱりこのオリジナル声優陣には敵わない。
4人のストーリーがしっかりしていて、それが1本に繋がるというのはルパンシリーズの王道であるが、今
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わたしを離さないで(2010年製作の映画)

3.7

ノーベル賞をとったイシグロカズオさんの原作だが、提供やら終了やら、正直内容に引いてしまった自分がいる。原作は読んでいないが、もう少し引き込まれる部分もあるのではないかと思った。
キャリー・マリガンにア
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バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(1990年製作の映画)

4.8

3部作でここまで質を落とさずに完結するというのはすごい。なんだかんだでpart1が1番好きだが、2の最後から始まったり、1の場面に戻ったり、やはり3作で1つの作品であるということを味わうことができた。>>続きを読む

シュリ(1999年製作の映画)

4.8

韓国映画の最高傑作。
南北分断が生んだあまりにも悲しいストーリーに、何度観ても号泣させられてしまう。
心を揺さぶるラブストーリーに、ハリウッドにも負けない銃撃戦。そしてラストの20分の手に汗握る展開。
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ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ(2017年製作の映画)

4.3

実話かつ本人主演というのは、エンドロールでびっくり。

ラブストーリーでありながら、人種や宗教の問題も投げかけ、非常に深い問題を取り上げているにもかかわらずすっきりとみられるのは、主演がコメディアンと
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

4.5

クリス・エバンスがキャプテンアメリカのキャラから脱却できるのか非常に不安であったが、そこは見事にやってのけたと思う。
ストーリーはまあまあよくある話だが、シンプルで非常にわかやすく、登場人物に感情移入
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.2

最高に男臭い作品。血と汗にまみれた映画だが、ブラッド・ピットとエドワード・ノートンの演技を見るだけでも価値がある。
最後の展開はグッと引き込まれたが、それまでが多少長いなと感じてしまうことが残念であっ
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バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年製作の映画)

4.8

Part1との繋がりが最高に面白い。個人的にはpart 1の方が1ポイント上だが、やはり同じ場面を違う角度で見せる手法などは流石である。
2015年には何かと話題になったものであったが、描かれていた未
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フェイス/オフ(1997年製作の映画)

4.8

ダイハード、ザ・ロックと並ぶアクション映画の最高峰。フェイスをオフするというその斬新なアイディアがまだ幼かった自分には新鮮で興奮した。
何と言ってもジョン・トラボルタとニコラス・ケイジというスター2人
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ホテル・ルワンダ(2004年製作の映画)

4.7

これでもだいぶ万人に見られるような配慮がされているのだろうが、それでもオープニングから漂う不穏な空気感や、終始発せられる緊張感も、残酷な虐殺のシーンも、全てが目を覆いたくなるような作品。
しかし事実で
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デザート・フラワー(2009年製作の映画)

4.7

ソマリアの遊牧民の娘として生まれたワリス。ロンドンでスーパーモデルになるまでを描いたシンデレラストーリー・・・と思いきや、胸の奥深くに突き刺さるほどの深い話であった。
ロンドンで成功していく過程を描き
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死霊館 エンフィールド事件(2016年製作の映画)

4.1

前作に引き続き、恐ろしくもグッと引き込まれるストーリーが素晴らしい。怖いところはとことん怖がらせ、しかしすっきりとした後味で終わらせる。しかも次作への期待を高めるというエンディングも秀逸。
ただ、テレ
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マーヴェリックス 波に魅せられた男たち(2012年製作の映画)

4.5

巨大な波というのは、恐ろしくもあるが同時に非常に魅力に溢れている。サーフィンを行わない自分がそう思うのだから、サーファーにとってそれはもっと大きなものなのだろう。
サーフィンというとお遊び的なイメージ
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ある愛へと続く旅(2012年製作の映画)

4.3

ドゥニ・ヴィルヌーブ監督の「灼熱の魂」やトルナトーレ監督の「題名のない子守唄」を観ても思ったが、この手の話は本当に体力がいる。観終わった後の疲労感が凄まじい。もちろんそれは心を大きく動かされるからであ>>続きを読む

バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

4.9

幼少の頃観て以来、約30年ぶりの鑑賞。
こんなに面白かったのかと感動してしまった。
誰からも愛される名作中の名作。本当に無駄がなく、あっという間にエンディングを迎えてしまうほど夢中になってしまった。
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