キングボブさんの映画レビュー・感想・評価 - 32ページ目

プリティ・リーグ(1992年製作の映画)

4.6

非常に感動的な話の中にも、お腹を抱えて笑えるシーンが多く、テンポよく話が進んでいくあたりが素晴らしい。
トム・ハンクスという俳優の幅広さにただただ感心するばかりである。最後の怒りを抑えるシーンは最高!
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エアフォース・ワン(1997年製作の映画)

4.2

ロシアの大統領がやたらとマヌケに描かれていたりと、とにかくアメリカ至上主義どっぷりの作品。
ツッコミどころは本当にたくさんあるけど、大衆娯楽としては十分に楽しめる映画だと思った。

そして見どころはや
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ブレイブハート(1995年製作の映画)

4.6

アカデミー賞作品賞繋がりで鑑賞。
あっという間の3時間だった。
これを39歳という年齢で作ってしまうメル・ギブソンはすごい。

700年も前の話であり、しかも日本から遠く離れたスコットランドの戦争の話
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複製された男(2013年製作の映画)

3.4

ドゥニ・ヴィルヌーブとジェイク・ギレンホールの最強コンビ。しかしレビューのポイントは低めなので期待と不安でなかなか観ることができず、本日ようやく。
結果…残念(泣)

終始ドゥニ・ヴィルヌーブの雰囲気
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.4

アカデミー賞作品賞繋がりで。

作品賞、監督賞など、同年のアカデミー賞を総なめにしたサイコスリラーの傑作。個人的には近年の「エスター」や「ゲットアウト」の方がやや好きかな。目を覆いたくなる描写や虫のく
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イングリッシュ・ペイシェント(1996年製作の映画)

4.3

戦争を背景にした壮大なラブストーリー。豪華キャストといい、アカデミー賞総なめは納得の作品だが、少々長いと感じてしまうところもあって、多少ポイントはダウン。しかし非常に重い悲劇に対し、ハナ演じたジュリエ>>続きを読む

ミスティック・リバー(2003年製作の映画)

4.6

終始暗く重い話であるが、主役3人の名演が光る一級のミステリー。「スリーパーズ」と「プリズナーズ」を彷彿とさせる。どちらも大好きな作品であるので自分は楽しめた。(辛い話のため楽しめたという表現はおかしい>>続きを読む

レディ・バード(2017年製作の映画)

4.1

シアーシャ・ローナンにこのようなぶっ飛んだ印象がなかったので、そのギャップは非常に新鮮であった。
スクールカーストだったり、進学だったり恋愛だったりという悩める高校生の話は非常に多いが、これは完全に愛
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ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

4.3

難解だった…
いろんな解釈ができ、それは本当に十人十色になるのだろう。
あの衝撃的なオープニングは何を表しているのか。なぜエドワードは「夜の獣たち」を送りつけてきたのか。ラストシーンに隠された真意など
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インビクタス/負けざる者たち(2009年製作の映画)

4.8

素晴らしい。
アパルトヘイトという人種差別を取り扱っているが、題材がラグビーというスポーツであるためあまり重くならずに観ることができる。
それにしてもモーガン・フリーマンはいい。27年間も投獄されなが
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ロッキー4/炎の友情(1985年製作の映画)

4.1

話の展開が多少マンネリ化してしまった気もするが、「クリード」シリーズに向けては非常に重要な話である。
たださすがに無理な設定であることは否めず、泣けるシーンも多い中、首をかしげてしまうシーンもあった。
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ショコラ(2000年製作の映画)

4.8

記念すべきフィルマークス400作品目。

映画全体に漂う雰囲気がたまらなく素敵である。これを観てチョコレートを食べたくならない人はいないだろう。可愛らしいおとぎ話風に仕上げるのは、さすがラッセ・ハルス
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彼女が目覚めるその日まで(2016年製作の映画)

3.6

邦題がだいぶミスリードな気がする。確かに「BRAIN ON FIRE」ではマーケティング的に難しかったのであろうが、この内容と邦題は全くマッチしない。
本作は原因不明の病に侵された女性と家族、恋人、そ
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容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

4.4

東野圭吾原作で、新参者シリーズと並ぶ本格ミステリーの映画化作品。
シリアスな新参者シリーズに対して、コミカルに描かれてきたガリレオだが、今作にその要素はなく、そのトリックの巧妙さにただただ圧倒された。
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あの日のように抱きしめて(2014年製作の映画)

3.2

ラストシーンは素晴らしい。
全てはこのためにあったといっていいのではないかと思うくらい。

ただただ悲しく、これも戦争という不毛さが生んだ悲劇なのだろう。
ただ淡々と描かれ過ぎてしまったことが残念。
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キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

4.5

お台場SCREEN-Xにて。
初めての体験であったが、なかなかの臨場感を楽しめた。このスクリーンにバッチリハマる映画は、すごいことになるだろう。

スカーレット・ヨハンソンやエリザベス・オールセンと、
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レナードの朝(1990年製作の映画)

4.5

ロバート・デ・ニーロとロビン・ウィリアムスの共演を見るだけでも、十分価値のある作品。こんなに幅の広い俳優は他にいないだろう。しかも共演となれば…。

健康な時にはその価値に気づかず、病気になって初めて
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イコライザー(2014年製作の映画)

4.3

このタイプの作品を見るとどうしても気になるのが、これだけ殺して罪にとらわれないのかというもの。相手が悪質なギャングであってもやはり気になってしまう。
観ていてスカッとするのでフィクションということであ
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ロッキー3(1982年製作の映画)

4.5

「クリード」を知っているだけに、海辺のシーンやラストシーンでは涙なしでは観られない。
そしてまたしても初めて弱音を吐いたロッキーを蘇らせたエイドリアン。愛の力は偉大だなあ…

今作はロッキーのテーマと
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ルディ/涙のウイニング・ラン(1993年製作の映画)

4.8

背も低く才能にも恵まれない主人公が、ほんの少しの夢を叶えるために努力し、周りの本当に素晴らしい人物を巻き込んでいくサクセスストーリー。
見栄もプライドも捨て、とにかく夢に向かって突き進むルディの姿に感
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LIFE!(2013年製作の映画)

3.5

正直何を言いたかったのかわかりづらかった…。
一歩踏み出す勇気や、信念をもって貫き通す大切さといったところだろうが、いろいろなところが中途半端に感じてしまった。
最後のシーンは素晴らしく、ジーンと来る
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死霊館のシスター(2018年製作の映画)

3.9

なんかずっと怖かったなあ…。
オープニングでエンフィールド事件が出てきてワクワクし、始まったらビクビクしっぱなしの90分。でもさすが死霊館シリーズである。最後のエピソードがなるほどと思えるくらい見事な
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ブラック・スワン(2010年製作の映画)

4.3

ナタリー・ポートマンがあまり好きでなかったので、これまで敬遠してきたが、サスペンス作品を観たくて鑑賞。
彼女の圧倒的な演技力に度肝を抜かれた。
前半は臆病で泣いてばかりいたニナだったが、後半へ向かうに
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ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

4.5

シリーズ全てが大ヒットを飛ばしている「ミッション・インポッシブル」第1弾。もう20年以上も前の作品なんだ…

それにしてもテーマ曲のワクワク感はたまらないし、ジョン・ヴォイトにジャン・レノ、クリステン
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マレーナ(2000年製作の映画)

3.9

美しいシチリアの街並みには、やっぱりモリコーネの音楽が非常に合う。そしてこの雰囲気を出せるのは、ジュゼッペ・トルナトーレだけであろう。
前半は正直、モニカ・ベルッチファンのためのコメディ映画に思えてし
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デジャヴ(2006年製作の映画)

4.7

ハリウッド屈指のヒットメーカーであるジェリー・ブラッカイマー。マイケル・ベイと組むのも好きだが、トニー・スコットとの組み合わせも非常に好きである。
過去に戻るなど、だいぶSF要素があるものの、設定がち
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アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

4.6

また命の重さをテーマにした映画を観た(2回目だが…)。人を殺せば死刑になるが、戦争で殺せばヒーローになる。まさにそこに焦点を当てた映画であり、祖国のために160人以上の命を奪った最強のスナイパーの抱え>>続きを読む

エネミー・オブ・アメリカ(1998年製作の映画)

4.5

ウィル・スミスが「インディペンデンスデイ」「MIB」とヒット作を連発した直後の作品。監督のトニー・スコットは「デジャヴ」でもこのような監視システムの映画を撮っているが、彼らしいスピード感溢れるテンポの>>続きを読む

オンリー・ザ・ブレイブ(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

命をかけて火に立ち向かう男たち。ホットショットに昇格する話や、古き木を守る姿など、途中までは本当にかっこよく素晴らしかった。ジョシュ・ブローリンも指揮官として威厳があり、マイルズ・テラーも娘の存在によ>>続きを読む

告発(1995年製作の映画)

4.6

内容云々の前に、やはりケヴィン・ベーコンとゲイリー・オールドマンかな。どんな役でも彼らの色を存分に出しながら、観てるものを夢中にさせるその演技は圧巻。この映画の翌年に「スリーパーズ」で看守の役をやると>>続きを読む

ロッキー2(1979年製作の映画)

4.4

今のボクシングの試合では、このような壮絶な殴り合いはありえない。こうなる前にアポロのTKO勝ちだろう。
今作品での試合の場面は、何度殴られようと不屈の精神で立ち上がるロッキー、日本の名作漫画「あしたの
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ロッキー(1976年製作の映画)

4.4

言わずと知れた名作。ボクシングものであるが、アポロとの試合の時間は結構短く、エイドリアンとのラブストーリーやミッキーとの確執などドラマ要素が強い作品であることを、何度目かの鑑賞で知った。
それにしても
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ベスト・キッド(2010年製作の映画)

4.8

心に闇を抱えるカンフーの達人にジャッキー・チェンを。その配役だけで熱くなる。そしてジャッキーの演技を見ただけで涙が出るほど。
中国のカンフーなのに、原題がなぜ"KARATE "なのかはわからないが、内
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ある天文学者の恋文(2016年製作の映画)

4.4

ジュゼッペ・トルナトーレ+エンニオ・モリコーネの「ニューシネマパラダイス」のコンビによるラブストーリー。
非常にロマンチックで、映像も綺麗で、トルナトーレ独特の切なさが常に漂っている。
エドとエイミー
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アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)

4.3

笑いもあり、前作同様とても楽しめた。シビル・ウォーやインフィニティ・ウォーとの繋がりも納得できたし、エンド・ゲームとの繋がりも…まさかあんなエンディングが待っていたとは。
エンド・ゲームがまたさらに楽
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クラッシュ(2004年製作の映画)

4.5

初めて観たときは、正直訳もわからず、なぜこの作品が名作「ブロークバック・マウンテン」をおさえてアカデミー作品賞を取ったのか謎であった。
しかし今回、何度目かの鑑賞で人間誰もが持っている心の弱さや闇、そ
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