キングボブさんの映画レビュー・感想・評価 - 34ページ目

黄金のアデーレ 名画の帰還(2015年製作の映画)

4.1

ナチスドイツとユダヤ人の話は今までにたくさん見てきたが、オーストリアを主とした話は初めてであり、非常に勉強になった。
そしてイメージとは違って法廷サスペンスに近い内容に驚いた。

絶対不利と言われなが
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アリスのままで(2014年製作の映画)

4.3

自分がなるのも、家族がなるのも辛い…ただただ辛い病気、アルツハイマー。
映画だからだいぶ綺麗に映し出しているが、きっと実際にはもっともっと地獄の日々が続くのだろう。この後のことを想像しただけでも、胸が
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セイフ ヘイヴン(2013年製作の映画)

4.1

よくあるラブストーリーとよくあるサスペンスをうまく組み合わせて、今までにない感じの作品に…飽きさせない上手い作りだと思った。

レクシーとジョシュが非常に可愛くて、ほっこりさせられる場面が多い。さすが
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ハリー・ポッターと賢者の石(2001年製作の映画)

4.0

原作を読んでからの鑑賞。
あの分厚い話を 2時間半にまとめるのだから、だいぶコンパクトにされている。だから映画だけ見てもなかなかついていけない部分があるのではないか。
そういう意味でも原作を先に読むこ
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アイアンマン3(2013年製作の映画)

4.2

アベンジャーズのNY決戦がトラウマとして残ってしまうトニー・スターク。1、2の自信に溢れた感じよりもだいぶ人間的になって、そこが人間ドラマとして興味深かった。
ただ、ロキ率いる宇宙人たちを相手にしてき
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アイアンマン2(2010年製作の映画)

4.0

内容としては退屈な場面も多く、正直シリーズではもっともポイントが低いが、ブラック・ウィンドウの初登場やコールソンのニューメキシコ異動やら、キャプテンのシールドが出てきたりと、今後のアベンジャーズに繋げ>>続きを読む

ゴーン・ベイビー・ゴーン(2007年製作の映画)

3.6

ケイシー・アフレックの演技は兄よりも好きである。さすがモーガン・フリーマンやエド・ハリスといった重鎮が出演していることで、ストーリーに深みがある。

二転三転とするミステリーにどんどん見入ってしまうが
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インポッシブル(2012年製作の映画)

4.5

インド洋沿岸で津波によって20万人以上の犠牲者を出した史上最大規模の大災害、スマトラ沖地震。
実話に基づくストーリーということだが、実際にはこんなものではなく、もっと悲惨で過酷なものであったに違いない
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ペレ 伝説の誕生(2014年製作の映画)

4.9

ミネイロンの惨劇を思い出した。2014年W杯ブラジル大会準決勝、ブラジル対ドイツ。優勝候補と言われていた開催国ブラジルが、まさかの0対7で惨敗し、ブラジル国中が涙で溢れたあの試合…。
ブラジルにとって
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私の中のあなた(2009年製作の映画)

4.2

「きみに読む物語」の監督ということで、感動することは間違いなかった。多くのシーンで涙が出てしまったが、多少御涙頂戴を狙った感は否めなかった。
でもケイトを取り巻く人々の素晴らしさが際立っていた。恋人の
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007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

3.8

ダニエル・クレイグのジェームズ・ボンド初観賞。アクションもカッコよくて、さすがは007とは思ったものの、ストーリーがあまり新しくなく、どこかで見たことあるような感覚であった。カジノというだけあって、ポ>>続きを読む

あの頃ペニー・レインと(2000年製作の映画)

4.5

ブラックサバスやローリングストーンズにフーといった、70年代から80年代のロックバンドが多く登場したのは非常に熱く、シングストリートを彷彿とさせた。
1人のジャーナリストとして、音楽をドラッグやセック
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.4

140分間、全くダレることなくワクワク感で満たされっぱなしだった。こんなにポップカルチャー満載な映画は他にないだろう。これだけお祭り騒ぎが出るのはスピルバーグだからこそなせる技。

見ている間には見落
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グーニーズ(1985年製作の映画)

4.3

これが自分の原点かな。
小学生の時に数え切れないほど観て、台詞も完璧に覚えた。もちろん吹き替え版だが…

今思えばスピルバーグにクリス・コロンバス、音楽にシンディ・ローパーが関わっているとはなんと豪華
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レクイエム・フォー・ドリーム(2000年製作の映画)

3.7

どこまでもドン底に落ちていく話…
最後に向かうにつれて引き込まれる感はあるが、全てが絶望でしかない。
麻薬防止の啓発のための映画にすればだいぶ効果が表れるんじゃないかと思うくらい、悲惨な現実を映し出し
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ピーターラビット(2018年製作の映画)

4.5

期待をはるかに上回る面白さ。ほっこり系の内容かと思いきや、ブラックなコメディになかなか激しめのアクション。95分という長さもちょうどよかった。
何よりウサギたちが可愛い。動物の実写というのはどうやって
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イースタン・プロミス(2007年製作の映画)

3.8

ヴィゴ・モーテンセンがやたらとかっこいい。でも髭があった方が好きかな…
キャストも素晴らしく、演技は見応えじゅうぶんなのだが、謎が謎のままに終わってしまった感が強く、マフィア系のクライムサスペンスとし
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ジャッジ 裁かれる判事(2014年製作の映画)

4.4

ロバート×ロバートだけでも非常に魅かれるが、ビリー・ボブ・ソーントンやヴェラ・ファーミガが出てたりと、非常に豪華なキャスト陣で、それだけでもだいぶ楽しむことができた。
ミステリー要素はあるものの、これ
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

5.0

最高だった!
鑑賞後ライブエイドの本物映像を観たが、ほぼ100%忠実に再現されていることに感動。一曲目にボヘミアン〜を、そして最後にチャンピオンをもってくるというセットリストも、それまでの内容をしっか
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ペネロピ(2006年製作の映画)

4.6

いや〜面白かった!
美女と野獣の逆バージョンのような感じもするが、最後のハッピーエンドまで、素晴らしい内容だった。
ファンタジックラブコメディという感じかな…。
クリスティーナ・リッチがブタ鼻になって
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ラブ&ドラッグ(2010年製作の映画)

4.6

いい意味で裏切られた作品。ジェイク・ギレンホールとアン・ハサウェイの「ブロークバック・マウンテン」の2人が…ということで話題にはなったものの、その後評判をほとんど聞かなかったので、失敗作だったのかと思>>続きを読む

明日、君がいない(2006年製作の映画)

4.0

高校生という最も不安定な時期。多くのことに悩みながらも、他人には虚勢を張り、そして自分のことで精一杯。19歳という年齢だからこそ描けたストーリーなのかな。
ある高校生の自殺。その日の朝からインタビュー
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ムーンライト(2016年製作の映画)

3.5

なんともつかみづらい作品であった。テーマが黒人差別というわけでもなくLGBTというわけでもなく、母親愛としても少し弱いかな…
とは言っても映像やフレーミング、音楽など素晴らしいところはたくさんあり、ア
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

4.0

エディレッドメインの演技は素晴らしかったが、正直リリーを綺麗とは思えず、その影響もあり深く入り込めなかった。
あまり女性的な人だと、違和感がなさすぎて、逆に伝わらなくなってしまうのを避けたのかそのあた
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ライフ(2017年製作の映画)

3.9

こんな緊張感が続く映画は珍しい。宇宙空間+エイリアンものということで、ゼログラビティやスピーシーズみたいなものを予想していたが、そんなに外れるわけでもなかった。
キャストもジェイク・ギレンホールをはじ
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イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

4.3

非常に楽しいラブコメディであった。深くもなく、紆余曲折もわかりやすく、それでいて人生における教訓的なものも教えてくれる。
NOよりはYES
ネガティブよりもポジティブに
しかし何事もバランスが大切であ
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セブン(1995年製作の映画)

4.7

映画全体に漂う暗い雰囲気。衝撃のバッドエンド。何をとっても自分にはハマらないはずだが、こんなにも面白いものかと感動してしまった。
これは「羊たちの沈黙」と並ぶクライムサスペンスの最高峰。4度目くらいの
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ライフ・オブ・デビッド・ゲイル(2003年製作の映画)

4.5

死刑制度の是非を問うテーマに、サスペンス要素を取り入れたストーリーで、様々な伏線回収から最後のどんでん返しまで、息つく暇もなく見入ってしまった。
内容も秀逸だがケビン・スペイシーとケイト・ウィンスレッ
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スーパーバッド 童貞ウォーズ(2007年製作の映画)

4.0

ジョナ・ヒルはずっとこんな役をやっているんだなあ。
最初から下ネタ満載で本当にどうしようもない作品。
ジャンプストリートの時にも思ったが、デブでグズだけどプライドだけは高くというジョナ・ヒルの役にイラ
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.5

う〜ん…
難しいというか深いというか…
これをミステリーとして観てはいけないものだと思った。
謎は多く、最終的には観ている側に判断を委ねる形なので、正直モヤモヤが残ってしまった。
是枝作品は「海街da
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あの日の声を探して(2014年製作の映画)

4.8

最初から涙が止まらない。ハジの行動や表情全てが紛争の悲惨さを表し、再会の場面ではキャロルを見つめる目にやられた。

チェチェンの被害者であるハジの物語と、強制入隊させられた加害者側のロシア人青年の物語
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ダイ・ハード2(1990年製作の映画)

4.8

アクションの最高峰「ダイハード」の2作目。1に負けず劣らない名作である。
アクションのぶっ飛んだ感じは1作目の方が確かに上だが、ストーリー展開やスケールの大きさは前作を上回っていると感じた。特に最後の
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グッバイ、レーニン!(2003年製作の映画)

4.1

ドイツの統一は小学生の頃。なんとなく世界で大きなことが起こっているという意識であったが、ドイツ人にとってはとてつもなく大きな出来事だったのであろう。
東西冷戦の歴史をもっと知っていれば、より楽しめた(
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トレイン・ミッション(2018年製作の映画)

4.2

リーアム・ニーソンに歳を感じた。「シンドラーのリスト」のシンドラーや「スターウォーズ」のクワイ・ガン・ジンからだいぶ時が経ってしまったことを実感させられた。
ストーリーは非常にテンポが良く、後半からの
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エベレスト3D(2015年製作の映画)

3.8

命を落とすかもしれない危険がある中で、なぜ人間はチャレンジしようとするのだろうか…
世界の最高峰というブランドが、登山家たちを狂ったように魅了するのであろう。

映画館で観なかったことが悔やまれる映像
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しあわせはどこにある(2014年製作の映画)

4.3

最初から内容がわかってしまっていて、当然オチまでも予想がついたので、ある意味穏やかな気持ちで観ることができた映画であった。
何不自由のない生活を送っている精神科医が本当の「幸せ」とは何かを求めて世界中
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