こまちさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

こまち

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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.0

しっかりミステリーで面白いし、そこまでひねくれた話じゃないからすっと入ってきた。真相を分かったつもりでいてもやっぱりいいところでひっくり返してくれる。

マルタが嘘をついた時に出る症状が、まじで苦手な
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.5

80年代、ニューウェーブ好きには至福の映画!

学生たちが友達の家に集まって、窮屈に練習してる風景が熱い…とにかくエイモンが万能すぎる。

mvもmvを撮ってるシーンも、青臭さと背伸びしたかっこよさが
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ミッドナイト・ラン(1988年製作の映画)

3.6

警察がマヌケで、追われてる側に翻弄されっぱなしの映画最高。
2人のユーモア溢れる会話に元気づけられた。

フェリーニのアマルコルド(1974年製作の映画)

4.3

ティタの家族を中心に、町の日常が描かれている。どのキャラクターも個性的だけど、そこが愛くるしさでもある。

家族、青春、恋、性、死と色んなトピックが盛り込まれている。全部胡散臭くないというか、人間臭さ
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モーリス(1987年製作の映画)

4.0

自分の気持ちを素直に貫き通したモーリスと封じ込めることにしたクライブ。

2人が愛を育む映画かと思いきや、同性愛が罪だった時代における恋愛の難しさやそれぞれの感情や環境、体裁との向き合い方を考えさせら
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ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

3.7

対称の構図、独特な撮り方、豊かな色彩、緻密な小道具、リズムの良い会話など、本当におとぎ話の世界に入り込んでしまったみたいな感覚。

ピュアだけど少し背伸びしたい2人の恋愛模様も、子供らしい反抗や争いの
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フルスロットル(2013年製作の映画)

4.3

アクションがとてもかっこよく、少し苦手意識のある私でも興奮してしまうほど。
パルクールの、鮮やかに狭い隙間をくぐり抜けたり柵を飛び越えたりするのが、見ていて気持ちがよかった。

ブリックマンションがた
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ブリジット・ジョーンズの日記(2001年製作の映画)

4.0

ブリジットとマーシーがお互い変に張り合って素直になれないところがめちゃくちゃ可愛い。

ヒューグラント演じる上司がクズすぎるんだけどやっぱりかっこいい()
でも、どこか堅くて本当は優しいはずなのに空回
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(2020年製作の映画)

3.4

お互い運命に翻弄されながらも2人はずっとどこかで繋がり続けていて、まさに糸。

とにかく葵の境遇が辛すぎる。

遠回りをしたけれど糸で結ばれているから〜ということなのは分かってるけど…
個人的には、私
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.5

心温かくもあり、心苦しくもあるお話。

まず、たまたま隣に住んでいて、恐らく育児放棄状態だったダウン症のマルコのことを気にかけて、自ら家族のように面倒を見て愛してくれる人なんて中々いないのでは…マルコ
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アビエイター(2004年製作の映画)

3.6

見応えがあるけど長い!
その分、過剰な潔癖症とか強迫観念に苛まれるシーンが際立っていて、個人的には航空機とかのシーンもかっこよかったけどそういうパーソナルなシーンの方が印象に残ってる。

まさに伝説の
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もしも昨日が選べたら(2006年製作の映画)

3.9

リモコンをいつどう使うか、使う人の日々の行動を記憶して自動で早送りしてくれたり、都合よく停止することもできたり、超便利なリモコン!かと思いきや、思わぬ事態に。

普段当たり前すぎて気づかないこととか面
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マネーボール(2011年製作の映画)

3.6

まず、全然メジャーリーグを知らないから、チームをつくる上で裏でこんなにたくさんの人が関わっているってことに驚いた(!)

最初の方は会議など会話中心で分からないことも多かったが、厳密なデータを用いた理
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英雄は嘘がお好き(2018年製作の映画)

4.0

暗めの奥深い映画を立て続けに観た後にこれを観たので、なんだか救われた気持ちになった、、

銃を選ぶシーンで、時間稼ぎのためにやってるポーズが滑稽すぎてめちゃくちゃ笑った。

ブルージャスミン(2013年製作の映画)

3.9

これだけの悲劇を喜劇のように見せられるウディ・アレンさすがすぎる。

主人公の女性は夫の詐欺まがいの仕事や浮気が原因で優雅な生活から一転、人生が破綻しノイローゼになってしまって可哀想とは思いつつ、やけ
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リベリオン(2002年製作の映画)

4.0

初めて見たガンカタ!
無駄な動きのないアクションがスマートでカッコいい。

感情を統制した世界観。
この間見たギヴァー記憶を注ぐ者〜も似た設定だが、リベリオンの方が抑制力とか支配力は強く、災の元ともな
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ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)

3.6

頭すっからかんで見ることができる、アメリカだな〜という映画。
ゴーストが可愛いし、ホラーというより神話の世界が出てきて予想以上にぶっ飛んでた!

ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016年製作の映画)

4.6

ずっと見たかったうえに期待通り、否それ以上にとてもいい作品だった。

主人公のジェームズが薬物依存と闘う最中で、奇跡みたいに彼の元に現れた猫ボブ。このボブがとんでもなく可愛い…!
ずっとジェームズの肩
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新解釈・三國志(2020年製作の映画)

3.5

三国志は国と代表的な将軍しか覚えてなくても楽しめた。というか、何にも知らなくても面白い!
大爆笑!ではないけど何回もクスッと笑わせてくれる。

キャストも内容もザ・福田雄一。
広瀬すずの使い方が贅沢〜
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リプリー(1999年製作の映画)

3.8

陰気臭いマット・デイモンとイケイケのジュード・ロウ。

嘘に嘘を重ね、歪んだ愛情から取り返しのつかないことに。しかも、それをリプリーは何食わぬ顔でやるから怖い。

(実際に、嘘を重ねることで嘘と現実の
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カクテル(1988年製作の映画)

3.9

the 80年代!な雰囲気。
トムクルーズがはっちゃけまくっている。さすが付き合ってはいけない3B(古い…)に入るバーテンダー。ハンサムと巧みな話術でどんな女性でも落としてしまうのでしょう。
なんです
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スパイ・ゲーム(2001年製作の映画)

3.6

会議室での心理作戦、それと同時にどんどん過去も明らかになっていて見応えがあった。でも、私は途中で追いつかなくなってしまいあまり理解できず、、、

実際に似てると言われる、ブラピとレッドフォードコンビが
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ギヴァー 記憶を注ぐ者(2014年製作の映画)

3.7

感情を抑制しているのなら友情って生まれるのか…?とか疑問を感じてしまう点はちょいちょいあったが、白黒の世界から色がついていくという工夫が面白かった。

こういうのを見ると、感情ってネガティブにだけでな
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ショコラ(2000年製作の映画)

3.7

チョコレートにかけてるのかと思うくらい、生きてる中での苦しい部分がちゃんと描かれながら最後にはスウィートが引き立つような、苦味と甘味のバランスの良い温かい映画だった。

ジョニーデップの出番はかなり少
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ミザリー(1990年製作の映画)

4.0

怖すぎる狂気的なファン。
やっぱり人間が一番怖い。
突然牙を剥いたり笑顔になったり、キャシーベイツに翻弄されっぱなしだった。
かなり痛い!グロい!シーンもあって辛かったワ

今まで見たスティーブンキン
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

3.6

前作のブレードランナーでもやってしまったけど、なんだかこの近未来的かつ湿度の高い世界観が心地いいし、映像はもちろん綺麗で、bgmもヒーリング音楽かと勘違いしたのか何度も寝てしまった。家で見たから尚更…>>続きを読む

A.I.(2001年製作の映画)

4.1

賢いロボットを作っても結局人間にいいように使われて、ロボットが脅威だから邪魔だからと酷い扱いをする。

本当に将来こうなってしまう時が来るんじゃないかと思わせられるリアリティで怖かった。しかも、子供の
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.8

この設定を考えた方がすごい。
自分の人生がエンターテイメントとして作られて見られていたなんて知ったら、自分の今までの人生って何なんだよって絶対思う。コメディというよりかなり哲学的に捉えてしまう!

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あん(2015年製作の映画)

4.6

繊細な心情が伝わってくるような、邦画の素晴らしいところが詰まっていて、素直に見ることができて良かったと思える。本当に樹木希林さんが出演してる映画にハズレがない…

限られた人物達の交流を描いていて、そ
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ドリームガールズ(2006年製作の映画)

4.4

どこの音楽業界も結局はビジネスなんだろうな…と思ってしまう。
特に黒人は白人に勝手に曲とられるとか、どう生き残るかで苦戦するとか困難が多かったことが分かる。

ジェイミーフォックスの魂の歌がとにかく圧
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.8

青春モノというと、背伸びをしたいまだ子供の小中学生が冒険に出る系が多い気がするが、この作品は、大人にならなければならない大学生たちが子供みたいにバカやるという逆のタイプで面白かった。

笑いあり涙あり
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存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.1

本当にドキュメンタリーのようで、痛々しい惨状を突きつけられた。とはいえ映画だから美しく撮られてもいるので現状はもっと残酷でしょう、、、

ゼインの目がとても綺麗なのにどこか虚ろで、すごい演技だと思って
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最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)

3.9

最後に見つけた最高の友と人生を締めくくる最高のひとときを過ごすという幸せ…!

正直ジャックニコルソンが金持ちだからこそできたことだなと現実的なことを考えてしまったが、時間は短めながら満足感ある映画だ
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フィラデルフィア(1993年製作の映画)

3.6

この時代は今よりもエイズやLGBTへの差別感情が高く、表立って嫌がらせを受けることも多かったかと、、そんな中で、体が蝕まれながらも裁判で闘い続ける姿が勇ましい。
こういう方のおかげで少しでも多くの人に
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セブン(1995年製作の映画)

4.2

終始暗いムード、内容もかなり精神的にダメージを食らうもので、何と言ってもラストがおぞましい。

どういう結末を迎えるのか気づいた時には戦慄が走った。
デビッドが悲惨すぎるし、どういう反応をするか予想し
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グリーンブック(2018年製作の映画)

3.9

コミカルではあるが、人種差別によってその人を個人として対等に接することができないことがどれだけ残酷なのかを思い知らされる。

丁寧に歓迎してくれているのかと思いきや、トイレは黒人用に…なんて酷すぎる。
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