こまちさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

こまち

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ビッグ・ダディ(1999年製作の映画)

3.9

友人の息子だという突然現れた男の子を、アダム・サンドラー演じる主人公が父親となって子育てをする。

さすがアダム・サンドラーで、いくつになっても少年みたいな主人公が、ジュリアンに下品なことやいたずらば
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T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

4.3

20年の時を経て再会するが、かつては若さでぎりぎり誤魔化せていた荒んだ生活ももう誤魔化せず、やはりそれぞれに荒れた生活を送っている。
みんないいおじさんになってて、前作の青臭さ危うさに代わって、全体的
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ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!(2020年製作の映画)

3.7

時空崩壊の危機を音楽で救う!タイムリープで行ったり来たりして色んな偉人たちも巻き込んで、はちゃめちゃだけど面白い。

ビルとテッドが声合わせて叫んでるのはあまりにも年齢にそぐわないし子供すぎるけど、憎
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.6

ビートルズを知っているのは自分だけになってしまった世界。
鳴かず飛ばずのシンガーソングライターだった主人公は、世界に残さなければとビートルズの曲を奏で続け、いつしかエド・シーランに目をつけられ一躍有名
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ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

4.7

お互い思い合っているが故に思いを届けられない切なさ…

前作は、電車で出会い意気投合した2人が別れまでの短い時間の中で、言葉と愛を紡ぐときめきがあった。

今作は、そんな2人が9年ぶりに再会するも、お
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ロボコップ(1987年製作の映画)

3.5

ロボコップの視点の映像が斬新。
当時だともっと映像のつくりやテーマに新鮮味があったのかも。

予想以上にグロい描写が多く、バイオレンスシーンへのこだわりは感じた。

ロボットって結局人間の都合いいよう
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花とアリス(2004年製作の映画)

4.5

友達との他愛ないノリ、嘘から始まった、先輩と花とアリスの不思議な関係。
あどけなさが残る思春期の初々しさが瑞々しく描かれている。

花の嘘が強烈だなと最初思ったけど、中高生の時の突拍子もない言動を後か
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.9

禁薬しようと心に決めるも、中々抜け出せない若者達。
薬物の恐ろしさも実感できるけど、それがどうこうよりもむしろ生き方というものを今一度主人公と共に見つけ出すような映画だった。

薬物に溺れる若者映画か
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午前4時にパリの夜は明ける(2022年製作の映画)

4.1

大好きなミカエル・アース監督最新作!

離婚して悲しみに暮れる母親が、仕事に就いて様々な人と出会いながら、成長していく子供たちと共に再スタートする物語。

相変わらず登場人物たちとの程よい距離感と優し
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四月物語(1998年製作の映画)

4.5

新鮮な気持ちと不安な気持ちと、色んな感情が入り混じる春が詰め込まれている。

自転車というモチーフが大好きだから、自転車で駆け巡るシーンがたくさん登場してそれだけでワクワクした。
何気ない日常のワンシ
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undo(1994年製作の映画)

4.0

劇場初公開作品ながら研ぎ澄まされまくってる。
どこか繋がっているようなもつれているような、空虚な夫婦関係。

自宅で仕事をしていて、物静かで少しそっけない夫(きっと彼なりには愛情表現をしているつもり、
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クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

4.1

仕事に必死だった父親、家事につきっきりで虚しかった母親。子供にとっては、2人とも大事な父と母。
どちらが悪いとも良いとも言えない、夫婦や親子の在り方を突きつけられる。やっぱりちゃんと話し合うことが大事
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バラ色の選択(1993年製作の映画)

3.5

自分の愛する人は、自分の夢に関わる人物と不倫関係にある、という苦しい状態。

もどかしいけど、サクッと見れて心温まる。
パーティー会場で、色んな人に嘘をついていたら関係のない夫婦たちがこじれかけてて面
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ザ・エージェント(1996年製作の映画)

3.5

エージェントの仕事を通して、仕事だけではなく友情も恋愛でも成長していく姿や、クライアントと共に支え合い、高め合える関係が良かった。

唯一のクライアントとなったロッドがすごい情熱のある人物で、ずっと主
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リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

4.7

思春期ならではの鬱屈した感情、誰もが持つ心の深層で蠢く衝動を不純物としてではなく、純粋に表現しているように感じた。

現実にはあり得ないような過剰過激と思える演出もあるけど、それは現実離れしてるという
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.4

あっという間の高校生活を思い返した時のようないいテンポ感。
都会に憧れ、自分の住む田舎街も家族も全部嫌だーと反発する主人公。でも突拍子のないものではなく、思春期らしいプチ反発。

レディ・バードと自称
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天国から来たチャンピオン(1978年製作の映画)

3.7

天国への案内人が手違いで、アメフト選手である主人公を天の国に連れてきてしまい、毒殺されたての資産家に乗り移れることに。

主人公はなんとかしてその体でアメフト選手になれないか奮闘するけど、資産家とは思
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キネマの神様(2021年製作の映画)

3.5

かつて映画監督を志していたゴウは、今や競馬に借金にアルコール依存。
そんな彼を支え続ける妻、小さい映画館を営む旧友との過去、そして映画界を去ることになった理由が回想で描かれる。

彼を支え続けてくれた
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ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

4.1

ゾンビランド2作目!

前作からゾンビを爽快に倒してたけど、それがもっとパワーアップしてゾンビが分類されて名前がつけられてたり、チーム連携でやっつけていったりゾンビ慣れが半端ない。
前作から10年経っ
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テッド(2012年製作の映画)

3.7

愛くるしいテディベアの見た目とは真逆すぎる言動!下品なジョークに激しい女遊び、しかも薬まで。

子供の頃友達がいなかったジョンが、クリスマスプレゼントにもらったテディベアに、永遠の友達になってほしい、
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.7

初タランティーノ。
落ち目の俳優演じるディカプリオの哀愁漂う雰囲気も、そのスタントマン役のブラピの落ち着きある余裕もいい。
2人の付かず離れずな程よい関係も素敵。

あまり60年代のことや映画ネタは分
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.8

列車で出会ってすぐ息の合った2人が、ウィーンで1日だけのデートを楽しむ。

2人の知的で哲学的かつ俗っぽさもある会話劇に惹き込まれる。会話に出てくる話も言葉も、俳優も撮り方もユーモアの塊。

訪れたレ
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いまを生きる(1989年製作の映画)

4.2

ロビン・ウィリアムズ演じる先生の奥深い言葉が沁みる。

生徒たちが夜中にこっそり洞窟でワイワイやってる学生らしいシーンは見てて楽しいし、先生の授業を受ける中で自分を見つけようと変わっていく姿に心揺さぶ
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めまい(1958年製作の映画)

3.8

見てる方もめまいを起こしそうな展開。

高所恐怖症でめまいが起きてしまう瞬間の映像や、幻覚、悪夢の表現がユニーク。今見ても目を見張る斬新さ。

最初は主人公と同じ目線で、取り憑かれているという友人の奧
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Summer of 85(2020年製作の映画)

4.0

儚い夏を描いた詩的な作品。

主人公のアレクシは友人にあっさり自分より恋人を優先されて、1人ヨットで海に出たところ転覆してしまい、そこで助けてくれた年上のダヴィッドとすぐ息が合う。彼と夏を満喫する間に
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シングルス(1992年製作の映画)

4.0

シングルの若者たちが集うアパートの住人たちの恋路を描いた作品。

なんせグランジバンドも出演しており、音楽からファッションや雰囲気まで90年代シアトルってこんな感じだったのかなと味わえる。映像のくすん
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裏窓(1954年製作の映画)

4.4

画面の中で起こることに派手さはないのに、主人公たちの会話と裏窓から見える住人たちの行動だけでこれだけ魅せられるって凄い。

骨折で動けない主人公は暇なため、窓からアパートの住人たちの生活を覗き見るよう
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ブギーナイツ(1997年製作の映画)

5.0

7、80年代のポルノ業界に生きる人々、主人公の成功と転落を描いた作品。
映像もおしゃれかつダンサンブルな音楽に、テンポの良いストーリーで2時間があっという間だった。

主人公は男優として見出され一躍ス
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ゴースト/ニューヨークの幻(1990年製作の映画)

4.2

強盗に襲われてゴーストとなってしまった主人公が、恋人を守るために奮闘する。

ゴーストになったことで辛い真実も知ることになってしまうけど、守りたい人をここまで守り抜けるのがかっこいい。

ストーリーが
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理由なき反抗(1955年製作の映画)

3.8

ティーネイジャーの、大人でもなければ子供でもないが故の葛藤。

寂しい気持ちが積もりに積もって衝動的に暴走に走ってしまう登場人物も。

子供が本当のことを警察に話そうとしてるのに、それすら止めようとし
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ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

3.9

施設を脱走したダウン症の青年ザックと、兄を亡くし自暴自棄になった漁師のタイラーが、お互い探していたものを見つけたように意気投合して旅をする。

ザックの、友達は自分で選べる家族、とか真っ直ぐな言葉が印
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ヴァレリアン 千の惑星の救世主(2017年製作の映画)

4.3

分かりやすいストーリーで、何より壮大な世界観を見ているだけでワクワクする。童心をくすぐられる感じ。
よくある未来の宇宙の世界観を凝縮した感じはあるけど、濃密に表現されていて全く安っぽさがなく圧倒された
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ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

3.7

前作で謎に包まれていた男アレハンドロが主人公。
内容は今作の方が分かりやすいが、その分重さや緊迫感は前作ほどではない。

政府が企てた極秘作戦だったりカルテルとの残酷な戦いだったり、同じ世界で起こって
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エデンの東(1954年製作の映画)

3.9

どこか溝がある家族で、孤独感に苛まれる主人公。家族や兄弟であるからこその難しさを如実に描いている。

兄は真面目で父親に可愛がられているのに、弟である主人公は父親にも兄にも不良扱いされ、近づこうとすれ
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ファーザー(2020年製作の映画)

3.9

認知症の方の視点から、日常生活での戸惑いや混乱が描かれる。

認知症の方と接する難しさはもちろんのこと、嘘をついたり相手を馬鹿にしているつもりはないのに疑われたり、自分の記憶との齟齬に苦しみ苛立ってし
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パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち(2003年製作の映画)

4.5

久しぶりのパイレーツオブカリビアン!!

小学生の時、好きな映画を聞かれたら絶対これを答えるくらい大好きだった。

昔は海賊すげえ、ジャック・スパロウ面白いしかっこいい、ぐらいの気持ちで見てたけど、今
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