サランドラ(77米)
荒野を渡る一家を殺人鬼が襲う。犬のスプラッタのみなどグロは控え目で、ホラーとしてはゆるい部類。殺人鬼との攻防などサスペンスよりである。終わりも唐突で設定はやや甘い。何かが物足>>続きを読む
ゾンビとなった男が向かう先は―。制作費45ポンド(約6000円)で話題になった作品。モキュメンタリーかと思えばそうでもなく、主人公の目線を通して世界を描いているがリアリティはなく、発想だけで勝負して>>続きを読む
ハロウィン(78米)
ハロウィンの夜、子守をする少女達を狙う殺人鬼。ブギーマンであり、マイケル・ロイヤースである。意外なことに流血シーンが無く、狙われる恐怖が主な特徴。殺人鬼ものの古典だが、今か>>続きを読む
ハウンター(13米)
一日がループするようになった少女がその秘密を探る。話の理解のためか、最後まで引きつけられた。逆に言えば、ある程度集中して見る必要がある。それでも謎は残る。幽霊は出るがホラー要>>続きを読む
キャリー(76米)
年動能力に目覚めた少女が自分をいじめた者や学校に復讐する。話はつまらなくはないが映像に助けられているところが大きい。カメラの長回しによっていい具合に緊張が続き、爆発する。映像美>>続きを読む
96時間(08仏)
誘拐された娘を助けに元工作員の父親がパリに向かう。目が離せなくなる展開が早く話に無駄が無い。あっという間である。全ては娘を救うためと容赦無く撃ちのめし、時には友人をも脅す。ア>>続きを読む
ゾンビ自衛隊(05日)
富士樹海にUFOが墜落したことにより、死体が人を襲いだすSFホラー。悪霊ありサイボーグありというとんでもなのだが、最後まで見られる出来。養生シートなど予算の都合の片鱗があち>>続きを読む
死霊のしたたり(85米)
医学生が作った蘇生薬が巻き起こす騒動。ラブクラフト原作。女優さんの脱ぎっぷりがすごい。エロとホラーは切っても切り離せないのかもしれない。話自体は特別優れているわけではない>>続きを読む
ソウ(04米)
バスルームに閉じ込められた二人の男が脱出方法を探る。有名シリーズとなった本作だが低予算の割には面白いといった印象。100分超と冗長であり、正直ダレる。現在→回想→現在と繰り返される>>続きを読む
グレイブエンカウンターズ2(12米)
1が映画として公開され、映画製作の若者達がその真相を暴く。1に比べたら怖くは無く、サスペンス色が強い作品となっている。前半は飛ばしても構わない撮影のシーンが続>>続きを読む
グレイヴエンカウンターズ(11カナダ)
撮影のため廃墟潜入したクルーの記録。正直、異形が登場する後半より存在を匂わす前半の方が怖いし、正体が割れてからはただのお化け屋敷になっている。また記録映画風>>続きを読む
クライモリ(03米)
森に来た若者達を謎の三人組が襲うホラー。サスペンスでもある。殺人鬼もののポイントを押さえており、ハラハラはするが展開は読みやすい。逃げることに焦点が置かれ、今できることをや>>続きを読む
ペイ・フォワード(00米)
世界を変えようと受けた親切を別の人に渡す運動を始めた少年の物語。LAで大ブームとなっていると言われてもその具体的な描写が無いため、納得できない。あくまで少年の近辺=少年>>続きを読む
猿の惑星(68米)
宇宙飛行士の男が降り立ったのは猿が人間を支配する惑星だった。現代知識で俺TUEEEかと思ったらそんなことなかったし、正直オチありきの印象。冒頭の歩くシーンも冗長だと思った。特殊>>続きを読む
REC3(12西)
結婚式中の夫婦を感染者が襲う。1、2とは監督が異なり、なんとPOVでもなくなる。RECの世界観で作ったゾンビ映画である。襲い方も人物が気を抜いたところを襲うというようにパターン>>続きを読む
REC2(09西)
感染事件が起きたアパートに特殊部隊が突入する。感染事件の真相が明かされる本作は解答編と言え、1と2で一つの物語と捉えるべきかもしれない。隊員は撃つべきか葛藤する。そこがじれった>>続きを読む
REC(07西)
ビデオに録画されたのは、アパートで起きた感染事件。(物理的に)追われる恐怖に特化したゾンビ映画である。感染した身内を助けようとする「お約束」も踏まえており、「早く逃げろ」とこちら>>続きを読む
ザ・ドア 交差する世界(09独)
娘を失った男が不思議なドアを潜るとそこは5年前の世界というSFサスペンス。中盤までは特に面白味なく進むが、ある人物の正体が明らかになった辺りから面白くなる。彼女達>>続きを読む
ミスト(07米)
突然謎の霧に覆われ、スーパーに立て篭った人々の話。あー面白かったと充足感に浸れ、誰かと語り合いたくなる映画である。じれったい場面もあるが、それさえもこの結末の前には吹き飛ぶだろ>>続きを読む
悪魔のいけにえ(74米)
若者がテキサスに墓参りに行ったらサイコな一家に襲われた話。スプラッターと思いきやグロ描写は無い。序盤から「やべえよこいつ」と思わず息を飲み、チェイスのシーンは実にハラハラ>>続きを読む
サイレントヒル:リベレーション(12米)
異形が住まう闇の世界に侵食された街を父親を探して彷徨うゲーム原作映画。探索も戦闘も人間関係もすべてが中途半端で物足りない。映像演出はすごかったので小さく>>続きを読む
キックアス・ジャスティスフォーエバー (13米)
ヒーローに憧れる男子高校生を悪人達が付け狙うアクションコメディ。なのだが、容赦なく人が死ぬ。流血。それもあっけなく。そのギャップもまた本作の魅力の>>続きを読む
ゾンビが蔓延る近未来、あるゾンビが知恵を付け始める。お金かけてるだけあって荒廃した街並は見事。人物造形もグッド。ただ、ゾンビの侵攻と主人公の任務が同時並行に描かれるのだが、関わりが薄いのが物足りない>>続きを読む
幽霊の正体を暴きに学校を訪れた女性が体験するゴシックホラー。判明する事実がちょっと予想外でびっくり。ぞわぞわと緊張状態を盛り上げていく方法は見事。惜しむべくは簡単に心開きすぎである点。恋愛要素が唐突>>続きを読む
映画監督志望の学生がゾンビ災害の様子を撮影したドキュメンタリ。メディアと倫理についてのメッセージ色が強すぎて鼻に付くのが残念。またドキュメンタリ風なのにくさい台詞が散見(訳の問題かもしれない)。PO>>続きを読む
贖罪に苦しむ女性と「もう一つの地球」の関わりがもたらす救済の物語。もう一つの地球にはもう一人の自分がいるというSFであるがあくまで設定に留まり、本流は人間ドラマである。切ない音楽ときれいな夕焼け、鮮>>続きを読む
会社員の男が憧れの女性社員を助けるために愉快な仲間達と会社に向かうゾンビコメディ。何だろうこれほど感情移入できない主人公は初めてだ笑。ゾンビの演出など予算がかかっているのはわかる。肩の力を抜いて作品>>続きを読む
ゾンビがはびこる孤島からの囚人達のTV番組風脱出劇。攻撃の瞬間にエフェクトが入るので間延びしているように感じられるのが残念。出てくる人物が悪人達ばかりなせいか、ゾンビに襲われていてもさほど可哀想に感>>続きを読む
12人の陪審員達が評決するまでを描く。間違いなく傑作である。偏見により有罪と決め付けられていた意見が、論理的な考察により無罪と転じていく様は見事。場所はほとんどが一室のみで展開し、映画の基本は脚本と>>続きを読む
南極基地を謎の生物が襲うSFホラー。人間と同化する生物のせいで疑心暗鬼になっていく一種のミステリである。相手を避けるのではなく話し合う大切さがわかるだろう。隊員達の顔と名前が一致しないため、犠牲者な>>続きを読む
精神病の主人公に人型の兎が世界の終わりを告げたことから物語は始まる。難解である。さらに精神病という設定が現実と幻覚の境を曖昧にしているため、何が事実なのかわからなくなる。SF、サスペンス、ミステリ、>>続きを読む
屋敷に三人の使用人が訪れたのを境に奇妙な現象が起こり始める。緊迫した心理、緊張した雰囲気、不可解な現象が恐怖を構成しており、約100分の間、オチを知っていても飽きることなく作品に引き込まれた。感動で>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
弁護士が書類を取りにとある村に向かい、呪いの館に足を踏み入れる。ゴシックホラーである。突然現れる黒衣の女、動き出す人形達。どきっとする怖さがあり、一人でいると怖くなる。最後のオチは残念。亡くなった妻>>続きを読む
感染した都市から娘を救出するよう依頼された兵士の話。ゾンビ映画はホラーでありSFでもある(本作では感染者)。ロボットが出ても違和感が無いのは科学が根幹にあるからだろう。序盤は退屈で寝てしまった。中盤>>続きを読む
夏休み、少年達がグールの謎を追う話。少年達は幻想を追うことで現実から逃避しようとしたのではないか。しかし、現実はどこまでも現実である。だからグールを仕留めても何の感情を見せなかった。むしろ虚しさだけ>>続きを読む
大学生達がキャンプに赴き自分の死体を発見する話。序盤はかったるい会話と共にパズルの欠片を見せられる。中盤以降にそれらが一気に形作っていくが、そこまで壮観ではない。ほら、すごいでしょ?とわざとらしい感>>続きを読む