空衣さんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

I Am Here-私たちはともに生きている-(2020年製作の映画)

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トランスジェンダー可視化の日(3/31)にあわせて視聴。
戸籍変更要件の、とりわけ子なし要件がいかに人権侵害で不当なのかわかる。なぜ子どもという“他者”がいることで、その人の権利阻害が成り立つのでしょ
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フォルトゥナの瞳(2019年製作の映画)

1.3

「自分が何もしなかったせいで誰かが死んでしまったんだ」
死にゆく人の運命が見えるからそう言う、というストーリーだけど、何でもかんでも自分が解決できたはずだと思い込む姿は全然共感できず。傲慢にすら思えた
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アメイジング・スパイダーマン(2012年製作の映画)

3.0

過不足なく観やすかった。欲を言えば、スパイダーマンが糸張って飛び回るシーン、映像のリアリティ(素朴感というか、もっと雑な日常)があったらな。

超能力手に入れたけど、足撃たれたらそれは回復しないのか?

桜のような僕の恋人(2022年製作の映画)

3.8

兄貴いい奴。あらすじを知らなかったので、こういう物語で泣くとは思わなかった。最期に年老いた姿を気づいてもらえないこと、助けたのに愛する人だと気づかず走り去ってしまうこと、残酷なシーン。

ユー・ガット・メール(1998年製作の映画)

2.8

メール出始めの時代、作風、街並みがとても良かった。なのに恋愛で見る2人が好きになれず。男性側だけ先に、お相手が誰かわかるのねー

デッドマン(1995年製作の映画)

2.7

紳士みたいなジョニー・デップが、ナチュラルな人殺しになるまで。でも全然内面が外面に悪く影響しないというか、さながら元あった性質がようやく顔を出したかのような。「タバコは吸わない」

ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

5.0

旅に出たくなる。日常の幸せや、細々としたすれ違いを身に持って感じられるようになってからなおさらジム・ジャームッシュ作品が好きになってる。ミステリー・ホテルではなく、トレインなんだなー。
3エピソードが
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カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

1.4

イギリスでパキスタン移民が排斥されている様子、ブルースに救われる様子、は初めて見る光景だった。
ただ結局のところ、頑固親父とそれに抗う(関係が良好になっていく)息子の話だった。私だったら、スピーチ本番
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ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

2.9

2を先に観ていたが......
変態老人くたばれと思って、強盗3人組(すぐ2人組に減らされる)の闘争劇を追っていた。近くに潜んでいたら、静かにしていても嗅覚や気配でバレそうだ。

カランコエの花(2016年製作の映画)

3.6

LGBTの授業をしたら、「クラスにいるんじゃね?」と暴き出す状態に。ラストはことの発端である、保健室の先生とのたわいない恋バナが流れて、その数日後のアウティングがいかに残酷だったか知らされる。SOGI>>続きを読む

SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

3.0

残念ながら予想通りではあるが、酷い現実。何度ペニスが映っただろう?性的な児童虐待に加担した男の、流暢であり支離滅裂な自己弁護。
エンディングで「少女だけでなく少年も被害者になりえます」と注意書きがある
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マグノリアの花たち/スティール・マグノリア(1989年製作の映画)

1.5

年代的にも女性たちのある意味内輪ノリの会話にもついていけないが、強くしぶとく生き抜く女性たちの描写が作中ずっと続くのは凄い。会話にくたびれてしまい、もう映画終わるかと終わったらまだ半分だった。

ゴースト・ドッグ(1999年製作の映画)

4.2

ジム・ジャームッシュ監督特集を観に行けなかったので、代わりに自宅で。
静かに暗殺する。洗面台から撃ち抜くシーンは記憶に刻まれる。分かっててやってます、気障でしょう?

胸が鳴るのは君のせい(2021年製作の映画)

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少女漫画っぽい恋愛映画に対して、キュンキュンでもイライラでもなく、なんだか途方もなく爆笑してしまうのが寂しい。
モテ男だと受け身ばかりでいいんだな、客観的に見ていて不快だった。
これで浮所くんの顔覚え
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息子のままで、女子になる(2021年製作の映画)

3.4

まずドキュメンタリー映画を製作してくださったことに感謝したい。一人の建築士として、女性として、大学に通う者として、トランスジェンダーの表象は偏ってきたから、そうした他のバックグラウンドがあることが示せ>>続きを読む

37セカンズ(2019年製作の映画)

4.7

主体性が原動力で、とっても楽しかった。なんとタイまで!
男女の密室空間における性加害が映画の定番だと感じさせられているので、介護士が脳性麻痺ですぐには動けないユマを襲うのではないかと落ち着かない気分だ
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事故物件 恐い間取り(2020年製作の映画)

2.2

「見える」人だとあらゆる瞬間に気を奪われて生活大変そう。亀梨演じるヤマメは普段は見えない人で良かったね、と。

クルーレス(1995年製作の映画)

3.0

アメリカンなアメリカが観たいときにぴったり。私は普通の女の子〜と冒頭で自己紹介あるが、こんな夢溢れる豪邸住める普通の女の子はいない。
セクハラ・強盗シーンまでトラウマなくポップに描くのでこれはこれで良
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CURED キュアード(2017年製作の映画)

1.4

ゾンビ映画が見たかったので、ゾンビ度激薄だった。感染からの回復者がテーマで、COVID期に合う。

モモ(2016年製作の映画)

3.9

ほお韓国語!よくぞ映像にしてくれました!レズビアンカップルの別れ。飼い猫はどうする?元カノに「たまに(猫の)写真送るから」と言うと、今カノは当然嫌な表情をする(というより凍った無表情)。

お前、本当に梅吉か?(2014年製作の映画)

1.9

トランス女子なんかーい!
イメチェンしてイケメンになり過ぎた梅吉は、サブキャラとしてとても良いやつ。

老ナルキソス(2017年製作の映画)

1.9

老いていることにさえ老人が生き生きしているように見えた、と言ったら語弊があるかな。(私自身が老いを美から遠ざけていないからかもしれない)
東海林監督の中では台詞が多い。

愛と青春の旅だち(1982年製作の映画)

2.6

結婚して平穏に暮らしたいからパイロットになるのを辞めた友人、「私は“パイロットと”結婚したいの」と振られるのが哀しすぎた。
教官との勝負での股間蹴り痛そう、それで負けて結局無事にパイロットになって卒業
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ホモソーシャルダンス(2019年製作の映画)

4.6

表現でここまで可能なのかと素晴らしい。グザヴィエ・ドランを思い出す。
ホモソーシャルを体現する男性陣は男性器を模す、一人独自の立場でホモソ内にいた女性も女性器だとあとから気づいた。ホモソに馴染めなかっ
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片袖の魚(2021年製作の映画)

2.5

大音量上映なので水槽の音が他人事ではないレベルで大きい。ひかりの好きだった「たかし」は、なんでこんなデリカシーない男好きになったのだろうと謎、再会シーンは酷かった。
同時上映の他作品があまりにも良かっ
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23:60(2007年製作の映画)

4.0

もっと見ていたかった。不穏な世界の平穏な日常。2007年作品かーインターネットがまだ現実とは別物である感覚が良い。

NANA2(2006年製作の映画)

1.3

シン役の本郷奏多さんはハマり役。ハチと歌は前回の方が好き。タクミがいい奴に見えてくる魔法。

NANA(2005年製作の映画)

2.1

奈々と幸子の話し方がうざいのも含めてアニメに忠実!レンの髪型は実写版ではどうしてもショボく感じてしまう…..
レイラの歌Endless Storyがとても良い。今聴いてる。

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

1.9

三島由紀夫生きていたんだな。このような熱量は今の男子学生からげっそり抜け落ちている。
論争相手(共産党?)の人の方が好きだった。三島のように日本人日本人、とアイデンティティ化することには辟易とする、今
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フタリノセカイ(2021年製作の映画)

2.6

10年を描いた内容なのでテンポが早い。予告で見ていた動画は前半であっという間に終わり、子どもの作り方は驚き。体外受精ではないのか。
気になるところ色々あるが、花笑監督が5、6年かかってこぎつけた上映、
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

2.2

災害時の人々の無能さを皮肉っているのは良いんだが、レオ様観たかったんだが、内容はつまらなかった。いきなり地球滅亡後のオチで驚き、何が続くのかと思いきやシンプルにエンドロールがとても長かった。

銀座カンカン娘(1949年製作の映画)

4.5

どこかで聴いた気がする「銀座カンカン娘」。日本のミュージカルというとこうなるのか。捨ててくるよう言われた犬がきっかけで映画出演、銀座での仕事獲得。最後に映ったポチの顔が可愛すぎる。68分で登場人物もれ>>続きを読む

ジュリアン(2017年製作の映画)

2.8

演技上手。クソ親父に共同親権が渡るとろくでもない、銃撃されかねない。