ミーミミさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

タクシードライバー(1976年製作の映画)

5.0

子どものころ、3つ上の兄がよく観ていた『タクシードライバー』

一緒に熱く観てて、兄が観なくなってもひとりで何度も観ていたな

子どものころの印象は、道路の溝からの蒸気に霞む黄色のタクシー。ネオンに集
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人生スイッチ(2014年製作の映画)

4.2

なにか不安なことがあるとしましょう

もしくは、やる気がでなくて無気力だったり。

そんな時、人生讃歌の映画を観て、元気をもらうことってありますよね

でも今回は、もうひとつの方法を!

それは…その
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

5.0

81歳の伯母さんの家で今日、ドラマ「この世界の片隅に」の最終話をまた観たの

先週一緒に観たんだよ

でも毎週待ってたドラマ、終わってしまって

土曜日いつも観てたのにねって

「なんかわかんないとこ
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火花(2017年製作の映画)

4.0

「おまえは、ほんっまに アホやなぁ!」

大阪弁のこの言葉な…

めちゃくちゃあったかい

大好きやわ…


ヒュ~ パチパチパチ ヒュ~ パチパチパチ

お互いが絡まり合いながら
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ロミオ&ジュリエット(1996年製作の映画)

4.0

ディカプリオ遺産に認定!

あのシェークスピア悲劇が

まるでギリシャ悲劇の様相で

詩的形式を踏まえながら

計り知れない自由を手にする

魔法版「ロミオとジュリエット」


砂浜に建つは野外劇場
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エル ELLE(2016年製作の映画)

3.6

「恥も外聞もないわね」と自嘲気味の友人

「恥なんて気にしてたら何もできないわ。
 本当よ」

と彼女に言ってやる主人公(イザベル・ユペール)

親切そうに。不親切そうに。


分かりにくいといえば分
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ファニーゲーム(1997年製作の映画)

4.0

『観客の誰もが「ばかにしてんのか!」と怒りだす映画を作ってください』と監督の貴方が頼まれたとします

約束ごとはー陰惨な暴力場面を見せないことー1点のみ

さて貴方は、約束ごとを守りつつ俗に言う胸糞映
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アンノウン(2011年製作の映画)

3.9

「うまくいくわ、あなたなら」

 妻から熱い眼差しでこう言われるご主人て…

 飛行機でベルリンへ向かう夫婦

 入国審査

「バイオテクノロジーの学会でプレゼンテーションをするんです」

惚れ惚れす
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カサンドラ・クロス(1976年製作の映画)

4.0

「好み」を司るのは何が起因してのこと?

そんなのは一概に言えないのだろうけど

「良いなっ」て思う映画を並べてみると

なにか法則がある気がしてくるから不思議よね。

根本は辿りたくとも辿れないけど
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ハイジ アルプスの物語(2015年製作の映画)

4.0

誰がなんと言おうと『アルプスの少女ハイジ』は唯一無二で、他のハイジの入り込む隙なんて1ミリもある訳ないやーいって、異常なほどに頑なな私

のはずが


あれれ❔いとも簡単に陥落しておるではないか

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戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

5.0

「伝える」ことへの気概が凄まじい

映画の存在理由のもしかしたら柱になるのは、こういう史実をきちんと伝えることにあるのかも知れない

主演のエイドリアン・ブロディをはじめ、他の役者さんも皆さん誠実に演
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バクマン。(2015年製作の映画)

4.0

佐藤健と神木隆之介
ふたりは合わないと思い込んでいたよ

週刊少年ジャンプ連載を目指す高校生

漫画家を目指す少年ふたりを映画にするの?

映画としては難しいんじゃない?

漫画を描くっていう動き、地
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モテキ(2011年製作の映画)

3.9

その時の喜怒哀楽、その気分にぴったりの曲を無意識に口ずさんでるってあります?

小学生とか中学生くらい、よく友達に言われたんです
「こんちゃん!いっつも鼻歌歌ってるよね」

ふふ! その鼻歌は、無意識
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世界の中心で、愛をさけぶ(2004年製作の映画)

3.8

長澤まさみちゃんが無性に観たくなる時ってありませんか?

私は大いにあるのです、笑

長澤まさみちゃんの独特なしゃべり方!!あの声が聞きたくなって!

彼女のはじめての主演作、振り返りました、笑

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僕とカミンスキーの旅(2015年製作の映画)

4.0

相手を知ろうとすると自分に行きつく

相手の過去に向き合うと自分の過去がよくわかる

相手の未来を見つめると自ずと自分の未来も見えてくる

すべては相手あっての物種

この相手が一筋縄でいかない曲物な
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28日後...(2002年製作の映画)

4.0

なぜこんなに美しい?

これホントにゾンビ映画かな?

実験的な映像だ

よし!これを研究対象にしよう


では助かる為の全力疾走の訓練から!

そして楽しいお買い物を存分に堪能して!

泥臭と洗練と
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001年製作の映画)

5.0

大阪万博はタイムリーに知らないが、跡地に建つ「太陽の塔」への思い入れは人一倍あるつもり。

昨日、息子が「太陽の塔」内部見学に行っていたので、今作を懐かしく思いだした。

『クレヨンしんちゃん』には破
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ルイの9番目の人生(2015年製作の映画)

4.0

なんだ? この感覚は?

味わったことのない感覚


こんなに深く愛されることがあるだろうか?

こんなにも、深く


意識と意識で繋がっている

どんな状態であろうとも

どこで朽ちようとも


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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

むふふ

エンディングでなんか泣けてきました

なんかね…愛おしくて…羨ましくって


家で観てる感覚になってたよ
おっ!劇場だったか

明るくなったら、少し遠くの人がなんかドラえもんみたいな あ
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オーメン(1976年製作の映画)

4.0

子どもにグロいの観させられた時に、基本不機嫌になる傾向にあって…結局観るって決めたの自分なんだから、八つ当たり!とおもいながら…!どうも無表情になる、笑

残酷なシーンの良し悪しの境界線がいまいちはっ
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クーデター(2015年製作の映画)

3.9

2015年の年明け、タイのバンコクへ行った。会社の旅行。

その数ヶ月後、見覚えのあるバンコクの祭壇で爆破テロがあった。

海外では、テロやクーデターの危険性は相対的に高まるというが

この映画のよう
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オルカ(1977年製作の映画)

5.0

オルカに海に誘われたらどうします?

遊ぼうよ!じゃなくって!!

オルカが貴方を呼ぶのです

海に来いよ!って!!

その眼が貴方を捉えます

その顔!忘れない!って!!

なんとなくB級の香りがし
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ホーリー・モーターズ(2012年製作の映画)

5.0

お盆のドライブの帰り道、父と私ちょっと喧嘩しちゃったんだ。その時父が言った

「こんなのキライだ。もっと楽しい話をしよう!前向きな建設的な話を!」

それで私が「だね!じゃー将来何になりたい?」

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となりのトトロ(1988年製作の映画)

4.5

ダメだよ!もぅ涙腺ヤバいよ

帰ったらやってたけど、どこからでも大丈夫!

観てないとこの補完は瞬時にできますよ

それで一気にトトロの世界

「夢だけど夢じゃなかった!」あぁ幸せ!

時代屋の女房(1983年製作の映画)

3.4

高校入ったくらいかな?父親と観に行ったよ

『寅さん』は毎年家族で恒例だけど、たまたま二人で「映画でも」ってなった記憶

でも父親はすぐに劇場で寝ちゃうし、いまいち乗り気じゃない!

父親の重い腰を上
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LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

去年の6月頃、ひさびさにTOHOシネマイレージカードを作ったの

期間限定です♪と出てきたのが、
「ローガン!」カード

特に何の感情も抱かず、使い始めて早1年2か月。

このお盆『グリース』を観に行
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エボリューション(2001年製作の映画)

4.0

100回は観たよ、たぶん笑

だから、またまたホームグラウンド!

落ち着くやつ、笑

キャストが好き~♪曲も好き~♪クリーチャーも好き~♪撃退方法もバカらしくてだーい好き~♪

「You are s
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アンブレイカブル(2000年製作の映画)

4.0

こんなサミュエル・L・ジャクソン
観たことない!

こんなブルース・ウィリスも観たことない!

こんなヒーロー映画!観たことない!

グリース(1978年製作の映画)

5.0

もぅ!名作中の名作!傑作中の傑作!!

(思い出補正付き^ ^)

でも映画ってそういうもんよね♪♬

いいの!いいの!
だって思い出しただけで確実にテンション上がるんだもの

ジョン・トラボルタが意
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キュア ~禁断の隔離病棟~(2016年製作の映画)

3.5

あぁ!『クロニクル』の人かぁ!なんか良いよね!この俳優さん!

普段の忙しさでは2時間半の拘束はツラいケド

こんな長期のお休みなら、ぴったりの映画かも知れないわ♪観入っちゃうし♬

それで海外行き
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がんばれ!ベアーズ(1976年製作の映画)

4.2

『がんばれ!ベアーズ』この響き!この字体!この空気!あぁ~キュンとする!

パンフレット持ってるよ~これこれ!ふたりが寄り添ってるよ(あぁ幸せ!)

すべて好き!何から何まで!!

こんなに感情移入す
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マッキー/Makkhi(2012年製作の映画)

4.7

心をカラリと乾燥機にかけて元気チャージしたければ『マッキー』を観よう!!

呪詛のようなテーマソング!突き抜けた人生のわかりやすさにホッとしたければ『マッキー』がマストさ!

異種格闘技に腹筋!懸垂!
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手紙(2006年製作の映画)

4.0

くは~! ラストの漫才くるわぁ~

兄が収監されている刑務所に、漫才師だった弟が慰問にきます

もと相方の粋な計らいで。

それまでいろんな感情で鬱屈していたものだから

この漫才シーンに涙がとまりま
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髪結いの亭主(1990年製作の映画)

4.0

閉じ込められた美しさ

確かに美しい

愛されることへの恍惚

彼に見られることによる価値

女性にとっては至福

ただその狭い世界から出ていけないの

その到達が続く保証なんて無いから

今のこの感
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怪物はささやく(2016年製作の映画)

5.0

故人の息子が先日のお葬式でいいました。

『母の死は辛すぎる!』

そう。母は辛すぎるね

なのでその息子はお骨を納める際『骨噛み』の儀式を一人しました。

骨噛みーとは、自分のなかに故人を生かし続け
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ヴァーサス/ケン・ローチ映画と人生(2016年製作の映画)

5.0

昨日、大事な人のお葬式に出て考えた

思い出すのは

故人の生き方の集まりで構成されていて

生き生きとそのポリシーが垣間見られ

カッコいいんだよね

全うしてるんだ!


だから、私たちは与えられ
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