どど丼さんの映画レビュー・感想・評価 - 28ページ目

ソプラノズ ニューアークに舞い降りたマフィアたち(2021年製作の映画)

3.1

2000年前後に放送されていたHBOの現代マフィアドラマ「ソプラノズ 哀愁のマフィア」の前日譚映画。本編ドラマ未見。

1960年代の実際の黒人運動(ニューアーク暴動)が軸になっているというから一本の
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劇場版マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!(2021年製作の映画)

3.6

これから観る方、、「覚悟するんよー!」

「マクロスΔ」の総集編ではない完全新作! 正直本編の続きを観るのが怖くて、新作やります!と言われた時は戦々恐々としていましたが、一つの作品をそれなりに綺麗に終
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劇場短編マクロスF 時の迷宮(2021年製作の映画)

3.8

劇場版マクロスF二部作からのしっかり続編。ほぼ10年越しなのでファンの方でも「F・おぼえていますか」状態だと思うけど、美麗なアニメーションと菅野よう子の楽曲があまりに最高でエモーショナル。ランカ、相変>>続きを読む

劇場版マクロスF〜サヨナラノツバサ〜(2011年製作の映画)

3.3

戦闘シーンと楽曲、これに尽きる。一本の映画として観るとだいぶ微妙だが、TVシリーズ踏まえての展開と観ればエモいのだろうか。今観るには色々とキツく、昔観ておけば良かったなと後悔。三角関係の着地点に至った>>続きを読む

劇場版マクロスF〜イツワリノウタヒメ〜(2009年製作の映画)

3.2

曲はめっちゃ好きなのにアニメは観たことなかったシリーズ。TVアニメの内容を端折った上で恋愛要素にフォーカスしている(っぽい)ので全体的に薄味だが、バトルシーンと楽曲のクオリティは格別で最強。菅野よう子>>続きを読む

ジェームズ・ボンドとして(2021年製作の映画)

4.0

NTTD公開を受けてダニエル・クレイグがボンドとしてのキャリアを振り返る。ダニエルのボンドに賭ける思いがグッと伝わってくる。大きなプレッシャーの中本当にお疲れ様でした。

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.8

ダニエルボンドお疲れ様。

IMAXレーザーGTに対応している部分が序盤だけでそれ以降普通のシネスコだったのなんか……なんかな。

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.5

目の前に広がる壮大かつ圧倒的な世界観。広大な宇宙をポール達と共に旅をしているかのよう。
哲学的で重厚感のある原作の手触りを見事なまでに的確&忠実に映像化してしまったヴィルヌーヴ監督の手腕に平伏。何度で
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モンタナの目撃者(2021年製作の映画)

3.6

これテイラー・シェリダン?てぐらい話がベタで小粒感あるけど、モンタナの森林、山火事、名優達のアクションが掛け合わさって映像センスは安定に抜群。

悪役ながらニコホルがニコホル史上トップクラスにカッコい
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クリプトズー(2021年製作の映画)

3.8

東京国際映画祭のラインナップの中でも一際強いカルト味を感じ鑑賞。空想動物を保護する動物園を経営する女性の一人が、全てのキッカケとなったバクを保護しようとする話。(ただしこの物語上では空想ではない) >>続きを読む

マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)

3.7

前作より登場人物それぞれの意味合いが強く、ミステリーも練られてて良かった。新田=キムタクだな〜。

MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

3.8

淡々とはしているが、老いた写真家の葛藤を描く作品として見応えがあり、水俣病を世界に伝える作品としても意義のある良作。水俣病に重点を置き切ってはおらず細かく触れている訳でもないので、あまり知らない人はド>>続きを読む

Unpregnant(原題)(2020年製作の映画)

3.5

中絶手術のために女の子が友達と二人で旅をするロードムービー。あらすじだけ見ると「17歳の瞳に映る世界」とほぼ同じなんだけど、こちらはまさかのコメディタッチで、とにかく明るく乗り越えてこうという話。>>続きを読む

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

4.0

批判多すぎて忌避してたけど観るものなくて困っていたのでようやく鑑賞。スタジオ地図史上最高クオリティの歌と映像で描かれる少女の成長と孤独からの解放。骨子はベタだが、現実のSNSやゲームの世界を(やや偏っ>>続きを読む

Everybody's Talking about Jamie~ジェイミー~(2021年製作の映画)

3.7

今日本でも「ジェイミー!」のタイトルで舞台公演が行われている、ドラァグクイーンになりたい高校生を描いたPrimeVideoオリジナル作品。

全方位配慮で徹底的に多様性を描きながら、主人公が様々な障壁
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クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

3.6

クリント・イーストウッド御大最新監督・主演作は超王道ロードムービー。少年をメキシコからアメリカに送り届ける話だからといって社会問題に大きく提起する訳でも、ストーリーに大きな起伏を持たせる訳でもなく、人>>続きを読む

3年目のデビュー(2020年製作の映画)

4.0

純粋に良きアイドルドキュメンタリーだった。顔と名前がようやくほぼ全員一致笑。欅坂との温度差よ笑。こさかなはまた休養中だし、無理しすぎず今後も頑張って欲しい。

マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

3.7

ミステリーは安定の東野圭吾、ホテルマンの話としてもよかった。ロイヤルパークホテルのセットも綺麗。小日向さんの犯人感よ笑。

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

4.2

「死霊館」「ソウ」の生みの親ジェームズ・ワン、約5年ぶりのホラー監督作……!お帰り!

初めこそ 「死霊館」と同じ典型的な密室ホラーの文法だが、序盤から張り巡らされた伏線が回収されていき、凄まじい展開
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

4.3

名アーティストの人生をかけた、今伝えたい想いが詰まっていた。不条理でも、明日何が起きるか分からなくても、希望をもって生きていくこと。強い音楽の力を感じた。

TOVE/トーベ(2020年製作の映画)

3.6

ムーミン一家の物語の裏に、これほどまでに熱く哀しい愛の物語があったとは。トーベの愛した女性との関係性は決して美化しきれないけれど、ある種の固い友情としても映った。天才と評される偉大な芸術家もまた一人の>>続きを読む

空白(2021年製作の映画)

4.2

苦しい。何度も退場しようと思った。行き場の無い怒りと悔恨。善意とは、正しさとは。埋めきれない空白が苦しい。辛くて泣いてしまった作品は初めてかもしれない。強烈。

ディナー・イン・アメリカ(2020年製作の映画)

4.0

アナーキーな問題児との出会いから、主人公が生の喜びを実感していく姿がパンクかつ爽快!下ネタ多めのギャグもかなり効いて見応え抜群。ちょい役ながら弾けたリー・トンプソンに爆笑。最高にスカッとした!

シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

3.4

中国映画。とにかくマーベル感がない、中国アニメ「白蛇」シリーズや「ラーヤと龍の王国」と同じ匂いがするが、実写としてのクオリティは非常に高くアクションも豊富。だがマーベルで見たい世界観だったかと言われる>>続きを読む

ぼくたちのチーム(2016年製作の映画)

3.5

「シンデレラ」ロバート王子役イケメンの過去作漁り。高校生の青春映画。セクシャリティ含めて型にハマるな!というよくあるメッセージ。友情物語としても良い。サラッと観れるティーンムービーとして悪くない。

シンデレラ(2021年製作の映画)

3.8

「ピッチ・パーフェクト」の監督がやりたい放題撮った現代版シンデレラ。ショーン・メンデスの"セニョリータ"ことカミラ・カベロが主演ということで楽しみにしていたんだけど、彼女の歌声と可愛さが大炸裂で最高だ>>続きを読む

レミニセンス(2021年製作の映画)

3.4

なんだか惜しい作品。この作品の魅力は、心躍る近未来の世界観に、手に汗握るサスペンス、そして悲しくも美しい恋愛ドラマの3点。……なのだが、これらが個々ではとても面白いのに、全てが微妙に噛み合っていない。>>続きを読む

オールド(2021年製作の映画)

4.0

時間は大切にしよう。

例の蛇足部分は反ワクチン? 自粛生活が強いられ人々の時間に猶予ができるコロナ禍で撮られたことが非常に頷ける内容。

アンダー・ユア・ベッド(2019年製作の映画)

4.0

変態映画というか、変態ではあるし容認は出来ないけど純愛映画、、いや変態映画。究極の陰キャ主人公もDVを受け続ける元陽キャヒロインも、人間の生み出す狂気に殺されてる。最後まで息が詰まり、決して美しい話に>>続きを読む

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.7

任侠モノのテンプレを重層的に描いた前作と比べると作風が少しスタイリッシュになり一人一人の人間ドラマ重視に。メインキャラに若手キャストも増えてフレッシュだったけど、全体的に抗争重視で人相も悪くエログロの>>続きを読む

Snow Steam Iron(原題)(2017年製作の映画)

3.5

ザック・スナイダーの技術と世界観が凝縮された、圧倒的な短編作品。セリフ無しでもダーク極まれり。

G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ(2021年製作の映画)

3.8

好きしか詰まってない映画だった……。結構なシーンを日本でロケ敢行しているのに世界観はまごう事なきエセ日本でもう最高……! 見慣れた史跡やネオン街、一般高速道路等、日本国内の様々なロケーションで繰り広げ>>続きを読む

17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

3.6

辛い。ドキュメンタリータッチだからか、多くは語らない映画なのに胸を打ってくる。目で訴えたり風景で見せるそれっぽい演出が冗長。男性全般の描写が酷すぎる点には嫌悪感。

メインストリーム(2021年製作の映画)

3.9

狂人に取り憑かれた女と炎上YouTuberとして成り上がっていく狂人の顛末を描いた話。狂人への恋と倫理観の狭間に立った彼女の物語としても、狂人・凡人の双方から見たインターネットの狂気を描く話としても面>>続きを読む