lgKaoringさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

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ラブレス(2017年製作の映画)

3.7

予想以上に胸糞悪い映画だった。

自分の幸せの為に、離婚したくてたまらない夫婦。
お互い既に新しいパートナーもいて、毎晩子供を押し付け合い罵り合う。
それを聞いて隠れてむせび泣く子供。

その子供が失
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四月の永い夢(2017年製作の映画)

3.1

淡々とした、下手したら退屈とも取れるストーリー展開。
何故かそれが心地よい。

今ではあまり感じられない昭和の香りも漂っていて、良かった。

物語自体は地味な印象だったが、主人公の心情が丁寧に描かれて
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モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)

3.5

「女神の見えざる手」でジェシカ・チャステインを知り、今作も期待。

ただ、展開が早すぎて、登場人物それぞれの心の変化に共感しにくい。
短くまとめるしかない映画界では仕方のない事なのか。

残念ながら「
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俺物語!!(2015年製作の映画)

3.1

原作の大ファンでいながら、今更の鑑賞。

そこには確かに猛男が居た。
さすがカメレオン俳優、鈴木亮平。
すなも大和のキャスティングもピッタリだった!

永野芽郁ちゃん、この頃から猛烈可愛い。
猛男じゃ
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.5

確かに間違っていた。
何から何まで。

だけど、そこには確かに家族がいた。
バラバラだけど家族が。
愛すら見えた気がした。

血の繋がりって何だろう。

「誰も知らない」の子供達が、どこかの誰かとこん
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昼顔(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

こういう結末しかないだろうなとは思っていた。

誰にだって間違いはある。
まわりを深く傷付けたのに、変わらず自分達の事しか考えていない2人。
それを認める結末にする訳にはいかないだろう。

だけどラス
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ベルリン・シンドローム(2017年製作の映画)

3.2

テリーサ・パーマーの身体を張った演技には感心した。

少し長く感じたけれど。

途中ヒロインがストックホルム症候群的な事に陥っていたが、そこからどうなるかは想像できなかった。

だけど宣伝文句ほど斬新
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デッドプール2(2018年製作の映画)

4.5

「いい加減、俺ちゃんに会いに行くぞ!」
観る観る詐欺を繰り返すダンナの尻を叩いて、やっと鑑賞。

もう、サイコーだわ!

最初から最後まで小ネタのオンパレード。
目が離せません。

うん。コレは確かに
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ラッキー(2017年製作の映画)

5.0

やっと観れた。それも映画館で。
私こそ「ラッキー」だ。

「パリ・テキサス」のハリー・ディーン・スタントンの遺作。
期待し過ぎると…という懸念を裏切らない作品だった。

サボテン達の景色にイエローの「
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クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

3.2

観る前に原作のあらすじだけ調べたら複雑そうだったけど、映画はうまくまとめた感が。
例の部屋の描写も映像ならではだと思う。
クリーピーさも出ていた。

だけど何だか物足りないのも確か。

それでも感心す
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さよなら、僕のマンハッタン(2017年製作の映画)

3.3

音楽は良かったし、ジェフ・ブリッジス始め役者の演技も素晴らしかった。

主人公が段々と成長して行く過程が丁寧に描かれている映画なんだろう。

だけど、途中からの急展開にあんぐり。
それに対する登場人物
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しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

4.3

今の時代はモノが溢れ過ぎている。
溢れ過ぎて選べなくて満たされない。

彼女たちの様に生きて行けたなら。
どんなに不便でも、幸せはきっと小さな事。
フッと笑える事がどんなに幸せか。

スクリーンのモー
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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

4.0

原作ファンです。

今まで小松菜奈ちゃんの顔が怖くて(ゴメンナサイ)あまり好きではなかったんだけど、この映画で大好きになった。
あきらのイメージにピッタリ。

大泉洋はいつもの大泉洋だったけど(笑)そ
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軍中楽園(2014年製作の映画)

3.2

娼館が舞台だが、過激な描写はない。

時代に弄ばれた男と女の運命が、情感たっぷりに描かれている。

妙に心に残るのは、切ない雰囲気からか。

物悲しい表現は素晴らしいけど、雰囲気勝ちのイメージ。

ザ・シークレットマン(2017年製作の映画)

3.7

ウォーターゲート事件。
聞いた事はあるのに、恥ずかしながら詳しく知らなかった。

そのウォーターゲート事件を描いた今作、登場人物が多い上、聞き慣れない外国人の名前ばかりで頭の整理が追いつかず。
パンフ
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帝一の國(2017年製作の映画)

3.6

いいなぁ〜、この映画。

何も考えず、ただストーリーにまかせて笑える映画もいいもんだ。

菅田くん始め、旬なイケメン軍団の突き抜けた演技。爆笑!
特に野村周平がいい。

楽しかった!

ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)

3.5

予告を観てすごく興味が湧いて、ノーマークだったのに観に行った。

ザ・ロック様、ありえないくらい強すぎやろっ!ダイハード以上かよっ!

なんだかんだツッコミどころはあるけど、スカッと気持ち良い映画。
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

5.0

いや〜、楽しかった!

最近、甘々なスコアを付け過ぎると思って考えたけど…
コレは…コレは満点付けるしかない!

サイコーだよ、スピルバーグ!
昔は好きじゃなかったけど、コレは彼じゃないと作れなかった
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私はあなたのニグロではない(2016年製作の映画)

3.5

私は日本人だ。日本に住んでいる。
海外に行って差別される事はあっても、日本に帰って来れば平和に暮らせる。

彼らはアメリカ人で黒人。アメリカに住んでいる。
なのにそこで差別される。
彼らの祖国はどこに
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エターナル(2016年製作の映画)

3.6

「3回も観たのに分からないのよ〜」

上映前に、おばあちゃま達の会話で結末らしき事を聞いてしまい、聞き間違いであって欲しいと祈ったかすかな希望は叶わず…

結末を知ると観る目変わりますね。
伏線やら
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blank13(2017年製作の映画)

3.7

まず前半のシリアスなシーン。
借金取りに追われる家族に同情する。

後半のお葬式のシーン。
アドリブだとは信じられないが(佐藤二朗以外は)笑った。
そして泣いた。

いい映画だなぁ。
斎藤工初監督とか
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人生フルーツ(2016年製作の映画)

5.0

観たいと思った時には地元でも上映が終わっており、諦めていた所にまさかの1日限定上映。
友人を誘っての鑑賞。

評判通り、素晴らしい作品だった。

老いる事は怖いと思っていた。
だけど、歳を重ねてからこ
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パシフィック・リム アップライジング(2018年製作の映画)

3.5

面白かった。
すいてるのに隣にカップルが来て、気が散るかと思いきや、それが気にならないくらい面白かった。

だけど、なんだろう。
一作目ほどのインパクトがない。
パンチも、もっと溜めてからじゃないのか
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男と女(2016年製作の映画)

3.7

雪が綺麗で、とにかく綺麗で、感傷的になるしかない映画。

最初に女を強く求めたのは男の方。
なのに実は女の方が深く求めていたのか。
このラストは、せつな過ぎる。

けど何故か、気持ちがそれぞれ分かる気
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希望のかなた(2017年製作の映画)

4.0

難民問題に切り込んだ今作。

だけどカウリスマキ監督の独特のユーモアでシリアスになり過ぎず、劇場内でもクスッと笑いがしばしば。

重い問題を重いだけの表現だけで終わらせない、さすがの力量。

あ〜、好
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ルイの9番目の人生(2015年製作の映画)

3.8

観る前、ある程度推理していたつもりが、まさかの真相。

ホラーでもファンタジーでもなく、ジャンル分けが難しい。

ルイのママが美し過ぎてうっとり。
だけど、子供さんにはあまり観せたくないかな。

俺たちの明日(1984年製作の映画)

3.6

パンフレットの整理をしていたら、懐かしい青春映画を発見!

田舎の、それも思春期ならではの、若者たちの苦悩。
ヒリヒリとした感じを思い出す。

若いダリル・ハンナも懐かしい。
心がキュンとする。
スカ
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アバウト・レイ 16歳の決断(2015年製作の映画)

3.6

トランスジェンダーのレイ、それを簡単に受け入れられない家族。
その葛藤が、かなりリアルに、だけど愛情たっぷりに描かれていた。

エル・ファニング、「パーティで女の子に話しかけるには」では超キュートで
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きみへの距離、1万キロ(2017年製作の映画)

4.2

全く期待していなかったのに(失礼!)すごく良かった!

世の中には女性の自由が認められない国があるんだって事を改めて気付かされたし、ゴードンの取った行動はいささか強引だが、気持ちが良い。

ツッコミど
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デトロイト(2017年製作の映画)

4.0

鑑賞してから数日が経つが、どうレビューしていいやらだった。

実話がここまでストレートに描かれていたら、それに対して何が言えるだろう。

哀しみ、悔しさ、怯え…沢山の感情が、経験者でない私達にも伝わる
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アンドリューNDR114(1999年製作の映画)

3.2

BS放送を録画していて、やっと観た作品。

アンドロイドの映画はいくつかあるものの、やはり永遠の命を持つ事に自分ならどう思うかと考えてしまう。
命に限りがあるから今を頑張れるんではないだろうか。

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去年の冬、きみと別れ(2018年製作の映画)

3.0

良く出来たストーリーだったし、面白かった。

なのに何ていうか…残らない。
重厚感がないと言うか、これ程の重たい話なのに物足りないし、登場人物にも感情移入出来ない。
どうしてなのか説明はつかないんだけ
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ハッピーエンド(2017年製作の映画)

3.7

すっかり知った気になっていたが、どうやら初ハネケらしい。

最初から最後まで淡々としていたし、長回しのシーンも多かったけど、全然退屈しなかった。

死に対する思いだけで繋がる祖父と孫。
とても引き込ま
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.0

まさかのデルトロ作品が、アカデミー賞受賞!
すごいよ!おめでとうございます!!
これは観るには今日しかないと、少し遠出して観に行って来ました。

観てる途中は、期待し過ぎたかな〜と思っていたのですが、
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否定と肯定(2016年製作の映画)

3.8

この様な裁判があったとは、全く知らなかった。
あの誰でも知っているホロコーストが、無かった事にされるなんて。

確かに私達は歴史をそのまま鵜呑みにするしかない。
その時代を生きていないのだから。

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ラーメン食いてぇ!(2018年製作の映画)

3.2

妻を亡くし絶望した老いたラーメン店主、悩みを抱え傷付いた思春期の少女達、海外で遭難した料理研究家…
それぞれがラーメンにより立ち直って行く物語。

修行する2人の少女の涙ぐましい努力。
体力も必要なの
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