lgKaoringさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

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いろとりどりの親子(2018年製作の映画)

3.9

障害を持ちながらありのまま生きようとする人たちや、自身の障害を個性と受け入れ人生を謳歌している人たち。
そんな子どもを苦悩しながら見守る親。

だけど、果たして障害を持つ人たち全員が、そう生きているの
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マイ・プレシャス・リスト(2016年製作の映画)

3.6

彼女はハーバード大学を飛び級で卒業するほどの天才。
それ故なのか、まわりとうまく馴染めない。

そして間違った事が許せない。
倫理通りにしか生きられない。
まわりはそんな彼女を融通が利かないと思うだろ
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運命は踊る(2017年製作の映画)

3.7

あの時こうしていたら…
私たちは日々後悔する。
だけども…あの時ああしていてもこの映画の原題のステップ通り、決められていた場所に、決まっていた運命に辿り着くのではないか。

「運命は踊る」という邦
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(2018年製作の映画)

3.5

最初、村上虹郎ミスキャストか?と。
童顔のせいか、SEXに奔放な危険な香りのする役とは程遠い様に感じた。
一人称で自身の心情を語るのも、小説ならいいだろうが、映像だと何だか気恥ずかしい。

心の揺れは
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早春(1970年製作の映画)

3.4

あのテの女は一生男を弄ぶ。
そんな事が微塵も分からない程の、主人公の若さが痛々しい。
その上、弄ばれ過ぎて夢中になり、ストーカーじみたおかしな行動をとりはじめる。

だけど人を好きになってどうしていい
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輝ける人生(2017年製作の映画)

4.0

最近、仕事が忙しく疲労困憊で…
普通に笑って気楽に観れる映画に癒されたかった。

そんな気分で期待したのが今作。
失礼ながら、単に年配の方がダンスに目覚めて成功するストーリーだとばかり。

それがここ
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アンナ・カレーニナ ヴロンスキーの物語(2017年製作の映画)

3.7

アンナ・カレーニナという誰もが知る文芸作品を、別の視点から描いている。

慣れないロシア語、知らない俳優。
それでも、豪華な衣装やセットに途中から引き込まれる。

当然ながら、ロシアにも美男美女は居る
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眼には眼を(1957年製作の映画)

3.5

こんな仕打ちは嫌だ。

水分いっぱい準備して観てください。
喉の渇きに耐えられなくなります。
(注:コカコーラは余計に喉が渇く気がします…)

復讐は、自らを犠牲にせずしては成り立たない。

それにし
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海底47m(2017年製作の映画)

3.0

サクッと観れるサメ映画と言うべきか。
肝心のサメの出番はあまりなく、他にツッコミどころが多い映画。
だけど、決してつまらなくはない。

90分と言えども、ずっと海の中はこっちまで息苦しい。

こんなツ
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バグダッド・スキャンダル(2018年製作の映画)

3.5

この驚きのストーリーが実話とは。
知らなかった事実に驚愕。
フィクションも散りばめられているだろうが、それでもなかなか骨太の映画だった。

若手テオ・ジェームズはじめ、ベン・キングズレーや懐かしきジャ
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エヴォリューション(2015年製作の映画)

3.2

少年と母親しかいない島、って設定から興味津々。
圧倒的な映像美にヤラレていたら、物語はかなり謎な方向に…
しかし、気味の悪さグロさが無性に興味を引きつける。

これ、ホラーじゃないコーナーにあったけど
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教誨師(2018年製作の映画)

4.0

大杉漣さんが亡くなった時、私はダンナと居酒屋で飲んでいた。
スマホに速報が流れた時、周りで盛り上がってるリーマンに大声で叫びたくなった。
「大杉漣が亡くなったよ!」と。
あの日が忘れられない。

その
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タリーと私の秘密の時間(2018年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

妄想じゃないよね。
自分がなりたかった自分になったんだよね。
若かりし頃の自分の力を借りて。

多分、若かりし自分も今の自分も好きじゃなかった。
だけど、コレで少しは自分を好きになれたかな。

ひとり
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ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男(2017年製作の映画)

4.0

熱い!
すごいもん観た。

テニス部員だった(軟式だけど)私の憧れだったボルグ!
マッケンローは暴言ばかりが取り沙汰され、好きではなかった。
テイタム・オニール、なんであんなヤツと結婚したんだ?と…(
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.0

ウインドリバー先住民居留地という広大な土地で起きた少女殺人事件を追う物語。

ホラーかよと思うほどの不穏な音楽。
それに重なるスノーモービルの爆音が、より一層緊張感を煽る。
なかなか重厚な作品。

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あん(2015年製作の映画)

4.0

傷付いた経験のある人に惹かれる。
他人の痛みが分かると思うから。
これは、そんな人達の物語だと思う。

ストーリーは勿論だが、これはやはり樹木希林さんあっての作品だろう。

役柄によって全然違う演技を
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シークレット ウインドウ(2004年製作の映画)

3.1

スティーブン・キング原作。
ジョニデが主人公。
結末が読める読めない関係なく、楽しめる。

ああ栄冠は君に輝く(2018年製作の映画)

2.5

高校野球で70年間歌い継がれた「栄冠は君に輝く」の誕生秘話と家族の物語。

いい話だし、作り手の意欲は感じられる。
だけど、いかんせん地味過ぎる。

無名塾のメンバー総出であろうとも、あまり存じ上げな
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グッバイ・ゴダール!(2017年製作の映画)

4.7

ああ素敵過ぎる!

ヌーヴェルヴァーグが大好きで、フランス映画とフレンチポップスに傾倒していた若かりし自分を思い出した。
やっぱり自分はこのテの映画が好きなんだと痛感。

とにかくオシャレ。

ステイ
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映画 聲の形(2016年製作の映画)

3.8

最初はなんだか「間」が長く感じて戸惑ったけれど、いつのまにか慣れ、どんどん引き込まれて行った。

ヘヴィーな内容だけど、とても丁寧に作られている。

痛々しさとか色んな感情が伝わって来た。

この様な
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ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス(2016年製作の映画)

4.0

素晴らしい、のひと言。

枯れてもなお、求められれば返り咲く。

歌さえあれば歌に生き歌で死ねる。

こんなに羨ましい事があるだろうか。

私も彼等の様に、そういう何かを持つ事が出来るなら。

ゲッベルスと私(2016年製作の映画)

3.4

彼女は本当に何も知らなかったのか?
そんな事は問題ではない。
こんな歴史があった事が問題なのだ。
重い。

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.3

数々の賞賛に、疑いの気持ち少々で観に行った今作。
すっごく面白かった!

これは、どんな些細な前情報も入れずに観に行った方がいい。
その方が絶対に楽しい。

今の世の中、後にレンタルでも観れるしDVD
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ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

3.9

スタイリッシュで残酷。
たまらなくカッコいい音楽。

全体に漂う絶望感にヒリヒリする。
だけど嫌いではなくむしろ好きなのだ。

おとなの恋の測り方(2016年製作の映画)

3.6

ひょんな事から出会った男性は、知的な会話や行動で現実を忘れさせてくれる素敵な人。
だけど彼の身長は136㎝。

あのカッコよく渋いジャン・デュジャルダン。
その彼がCGで思いっきりちっちゃくなっていて
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静かなふたり(2017年製作の映画)

3.5

タイトル通り「静かなふたり」だった。

知的な会話、胸に来るセリフが素晴らしく心地いい。

イザベル・ユペールの娘、キュート!

こんな恋愛もあるんだなと、いつまでも観ていたいふたりだった。
だが、そ
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追想(2018年製作の映画)

3.9

愛に溢れた若いカップル。
愛に敵わないものはないと信じている。

その2人の初夜。
些細な事から気持ちがどんどんすれ違って行く。愛しているのに。
その様は痛々しくて観ていられない程だった。

交互に流
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ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

4.0

やっと、やっと観れた!
ああ恐竜さん達!前作以上にすごい!
ジュラシックパークへのオマージュも嬉しい。

だが、正直、こういう方向に行ってしまったのかと。
ありえない設定が多くツッコミたくなったけど、
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フジコ・ヘミングの時間(2018年製作の映画)

4.0

素晴らしいまさに「フジコ・ヘミングの時間」を見せてもらった。

80歳越えの彼女。
世界中を飛び回るバイタリティがどこにあるのか。

自分が好きなファッション、部屋。
好きなモノに囲まれている彼女が幸
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ディヴァイン・ディーバ(2016年製作の映画)

4.0

歌、踊り、全てにおいてプロの、素晴らしいショーを観せてもらった。

あの時代、偏見や差別と闘って来た彼女達。
その生き様は素敵としか言いようがない。

誇りを持ち、迷いなく生きている彼女たちが羨ましく
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君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

3.0

浜辺美波ちゃん可愛かったけど、セリフが少し鼻につく感じ。
だけど美波ちゃんのせいではないよね。

何にしても心に響いたのは、いつ何があってもおかしくないって事。
余命宣告を受けてても、何があるか分から
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

4.2

チャランポランな人間だったタクシー運転手。
それが、光州で民間人が軍に撃ち殺されるという信じられない光景に愕然とし、自問自答しているうちに彼の中に正義が生まれていく。
ソン・ガンホならではの演技に引き
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.6

心を揺さぶられた。
いまだに胸が痛い。

こんなにも美しい物語があるだろうか。
風景も主役2人も美し過ぎる。

特にティモシー・シャラメがいい。
中性的な顔とまだ少年の様な華奢な体つきが、役にピッタリ
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男と女、モントーク岬で(2017年製作の映画)

3.5

「ブリキの太鼓」の監督が撮った大人のラブストーリー。

男は幻想に生き、女は現実に生きていくって事か?
だけど、女の方も過去だけに縛られて生きているのではないか?それを男のせいにして。

どちらにしろ
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ラジオ・コバニ(2016年製作の映画)

3.7

そういうシーンがある事は分かっていたが、やはりいたたまれなかった。

見慣れない死体。
警察なら見る機会はあるだろうが、日本の我ら凡人なら、せいぜいお葬式くらいだろう。
それが日常の生活の中にあり、ま
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女と男の観覧車(2017年製作の映画)

4.0

あらすじだけ読むと、どういう風にストーリーが展開して行くのか想像つかなかったが、結果それが良かったと思う。
深読みせず観た方が面白い。

面白いとは不謹慎だろうが、これは他人事だからこそかも知れない。
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