lgKaoringさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

4.0

ストーリー的には賛否両論あると思う。
私自身、ある登場人物にはイライラしたし、ご都合主義と感じる所もいっぱいあったし。

だけど何より、世界でここまでゴジラが認められた事がすごく嬉しかった。

映像も
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希望の灯り(2018年製作の映画)

4.2

何気ない日常を淡々と描いた今作。

ほとんどスーパーの中のみの展開なのに、素敵な音楽と画だけで全く退屈しない。
2時間超えは長いと思っていたのに、それすら感じさせない。

フォークリフトでワルツとは斬
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金子文子と朴烈/朴烈(パクヨル) 植民地からのアナキスト(2017年製作の映画)

4.2

良く日本で上映できたなと思う。
賛否両論は当たり前だろう。
政治的な事は分からないけれど、考えなければいけないと思わせる作品。

しかし金子文子と朴烈の関係には圧倒させられた。
人それぞれ思想はある。
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ハロウィン(2018年製作の映画)

3.9

2やら3やらすっ飛ばして、1作目からの直接的な続編。
1作目は低予算だったそうだが、ここまでブギーマンが定着すると予算も充分あったはず。

なのに敢えて、極端に設定を変更する事もなく、最新の映像を駆使
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

3.8

タイムトラベルものって、SFのイメージしかなくて避け気味なんだけど…

コレはタイトル通り、愛おしい時間が描かれてた。
決してタイムトラベルが重要ではなく、それよりも大切な気持ちが描かれてた。

ビル
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バッド・ウェイヴ(2017年製作の映画)

2.8

ついてない男のその後…的なフレーズを繰り返す予告に興味を惹かれ、ついつい観てしまったけど…

なんだコレは。

鑑賞後、良く分からないアメリカンジョークを聞かされた気分になった。

なんだコレは。

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.2

もっとコメディ寄りかと思っていたら、なかなかの社会派だった。
映像はスタイリッシュで音楽もオシャレ。
その上、差別の問題だけではないメッセージ性がすごい。

それにしても、あんなにバレないものだろうか
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飼育(1961年製作の映画)

3.5

舞台は戦争中。閉鎖的な村。
誰かの何かのせいにして、自分は悪くないとホッとする。
戦争中だから?
いや、どこでも誰にでも起こりうるだろう出来事。

後味は悪いが、訴えて来るものは大きい。

三國連太郎
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フリークス(怪物團/神の子ら)(1932年製作の映画)

3.8

フリークスと呼ばれる色んな障がいを持つ人々を中心とした、サーカスでの復讐劇。

今の時代では考えられない映画だろう。
だけどこの映画はあまり差別的に感じられず、障がいがあるなし関係なく、善人は善人、悪
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日日是好日(2018年製作の映画)

4.0

改めて樹木希林という女優の巧さに唸った。
惜しい人を日本の映画界はなくしたのだなと痛感。
黒木華もうまい。

ほとんどがお茶のシーンだが、全く退屈せず観れる。
退屈どころか、ひとことひとことのセリフや
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ビル・エヴァンス タイム・リメンバード(2015年製作の映画)

3.5

ビル・エヴァンスの名前は知っているが、ジャズにもさほど興味がない私。
最初は正直退屈していた。

だが彼の短くも濃い人生に、だんだん引き込まれて行った。

若くして亡くなったが、音楽やら恋愛やら、濃い
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たちあがる女(2018年製作の映画)

3.5

なんだかトボけた不思議な映画。
アイスランドの景色が抜群に美しい。
随所にはさまれる牧歌的な音楽と、主人公ハットラの行動のギャップも面白い。
強い山女のお話。

魂のゆくえ(2017年製作の映画)

3.7

教会と環境破壊が結びつくとは、今までにない斬新さ。

決してつまらなくはないが、イーサン・ホークとアマンダ・セイフライドでなければ退屈で終わったかも知れない。

ラストは唐突過ぎて唖然としたが、嫌いで
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ザ・バニシング-消失-(1988年製作の映画)

3.6

噂には聞いていたが観る機会がなかった今作。

「サイコ」や「セブン」を超えるとの宣伝文句だが、古い映画だからなのか期待し過ぎたからなのか、そこまでの衝撃はなかった。

だけども、ラスト鬱展開なのは確か
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ラブ・アペタイザー(2007年製作の映画)

3.5

日本未公開なの?
知らないまま、ずいぶん前にレンタルで観て心に残ってる作品。

ラダ・ミッチェルが、どうにも我慢出来ない恋に走る姿が忘れられない。
共感しちゃいけないけど、共感しちまったわ。

祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)

4.0

先日「砂の器」鑑賞後オマージュ作品と聞き、アマプラで発見したので鑑賞。
これ…号泣。なんなら「砂の器」より号泣したかも。

確かに想像以上にオマージュってましたね。

東野圭吾原作の映像化の中では「容
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砂の器(1974年製作の映画)

4.5

何の重みもないテレビドラマを観た後に、お口なおしに何年ぶりかで観てみた。

今では信じられないほどの豪華キャスト。
大好きだった笠智衆、加藤嘉、緒形拳まで…この人も出てたっけ?と感慨深い。

圧巻のク
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ホイットニー~オールウェイズ・ラヴ・ユー~(2018年製作の映画)

3.9

こんなに歌の上手い人は他にいない。
聴くと鳥肌が立つ。
イントロを聴いただけで、ホイットニーの曲だと分かる。
ホイットニーの歌声を聴くと、猛烈に「ボディガード」を見返したくなる。

このドキュメンタリ
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手紙は憶えている(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

〜ラストに驚愕の真実が〜
こういう煽り文句もネタバレじゃないのかと思ってしまう。
色々と想像してしまい、まさかの的中。
何も考えずに観たかった。

彼は偽の記憶に生き、ラストで罪を思い出し本当の記憶が
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ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出(2015年製作の映画)

3.5

最近観た映画の出演者が何人か出てて、あれ?これ〇〇の〇〇役じゃん!って。
こういう時、なんだか嬉しい。

特にサラ・ガドンの美貌が素晴らし過ぎて目の保養。

正体がバレてから随分と引っ張ったけど、嫌い
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世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)

4.0

なにこれ…辛い。

うまくレビュー出来ない。
何が正解か分からない。

だけど、こういう愛の形もあるんだなぁと、泣きながら思った。

エミリア・クラークが可愛すぎてヤバい。

隣人は静かに笑う(1999年製作の映画)

3.3

ハラハラドキドキのサスペンス映画ですが、レンタル禁止とか…分かる気がします。
特にアメリカとかではアカンやつでしょう。
ラストの衝撃、引きずります。

ナインイレヴン 運命を分けた日(2017年製作の映画)

3.3

9.11
思い出したらすごく辛くなるのに、何故かまた映像を見たくなる。
それは決して面白半分ではなく、あの事件に遭った人の運命を忘れたくないから。

この映画はフィクションかも知れないが、同じシチュエ
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喜望峰の風に乗せて(2018年製作の映画)

3.8

毎日の疲れなのか気分的に海の映画が観たくなり、邦題からしてハートウォーミングかなというこの映画を選んだ。

時間もピッタリだったし、大好きなレイチェル・ワイズの美貌を拝んでホッとして帰ろうと思っていた
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.8

魔夜峰央のあの耽美でシュールな世界、それも未完の物語をどうやって映画化するのかと心配だったけど…

くだらなさに笑った。(褒めてます)
原作のイメージを全く損なわず、クソ真面目に演じている役者が素晴ら
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パッチ・オブ・フォグ −偽りの友人−(2015年製作の映画)

3.2

自業自得の哀れな男の物語。
自分のした事がバレない様に、一所懸命何度も取り繕う様が滑稽すぎる。

しっかし、その男に執着してしまうもう1人の男の気持ち悪さと言ったら。
顔も演技も不気味で、怖い。

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ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男(2016年製作の映画)

3.5

ドリス・ヴァン・ノッテン。
ファッションデザイナー。
彼のデザインのインスピレーションは花。

私ごとだが、ずいぶん昔アパレル業界にいた。
当時勤務していた会社のデザイナーも、花をモチーフにしたテキス
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家へ帰ろう(2017年製作の映画)

4.0

ホロコースト関係のストーリーを聞くと、私たちには計り知れないといつも思う。
この映画でも、口に出したくない程憎んでるってよっぽどの事だよなと思った。
経験した人にしか分からないのだろう。

主人公は、
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少女邂逅(2017年製作の映画)

4.6

ある年頃の女の子には独特の世界がある。
それも異性との間ではなく同性との間に。

それは無垢ならではの危うさだったり、純粋さゆえの残酷さだったり。

眩く美しいその時代は、儚いもの。
痛みさえも永遠に
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

町山さんが家族の物語とおっしゃっていたから、てっきりホラーだけど家族愛のお話かと。

そっちかよ…

勘違いした自分が悪いが、どうも悪魔とか出て来ると無宗教者の自分にはピンと来ない。(「エクソシスト」
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

4.2

ある日突然死んでしまった夫。
病院でシーツをかぶったまま立ち上がった夫は、開けられた死の世界への入り口に入らず、妻の居る自宅に向かう。
妻には夫の姿は見えず、悲しみに暮れる妻を静かに見守る夫。
やがて
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わたしに会うまでの1600キロ(2014年製作の映画)

3.8

人は間違いを犯した時、過酷な方法で自身を戒めたくなるものなのだろう。

お国は違えど、ある意味お遍路と同じなのではと思った。

ただただ痛々しかった彼女が成長するまでの物語。
すごく共感できる物語だっ
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.5

久しぶりに映画らしい映画を観た気がする。

ノンフィクションの映画化は忠実に描かれるべきとか思っていた。
バンドのしがらみやメアリーとの事も現実はもっと複雑で、波乱万丈だったと思う。
だけど観客が観た
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それだけが、僕の世界(2018年製作の映画)

3.8

ありがちなストーリー。
だけど演者が素晴らし過ぎるお陰か素晴らしい。

オーラを消したイ・ビョンホンの演技も素晴らしいが、パク・ジョンミンの演技がずば抜けている。
高度なピアノ曲を吹き替えなしで演奏し
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アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

3.9

音楽含め、レトロな雰囲気。
なのに、中味は思いっきりサブカル。

あちこちに張り巡らされたポップカルチャーや暗号。
楽しい。そして少し怖い。

こんな事、本当にあるのかも知れない。
そう思うと怖いけど
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ロブスター(2015年製作の映画)

4.0

45日以内にパートナーを見つけられないと、動物に変えられる。
動物に変えられたくないから、無理にパートナーを選ぶ。
似ている性格なら上手くマッチングするだろうと、相手に合わせてみる。
だけど結局失敗に
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