lgKaoringさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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ロング,ロングバケーション(2017年製作の映画)

4.0

キャンピングカーで旅に出る老夫婦。
ダンナはアルツハイマー、妻は末期ガン。
そんな2人の人生最後の旅。

笑って泣いての珍道中。
奥さん、ドライブインに置いてけぼりにされたり、ダンナの以前の浮気が発覚
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海の上のピアニスト 4Kデジタル修復版(1998年製作の映画)

4.2

名作なのは知っていたが観ていなかった今作。
4Kデジタル修復版の美しい映像で観る事ができて良かった。

のっけから圧巻の音楽と映像で、名作で大作間違いなし。

船の上で生まれ、生涯一度も船を下りなかっ
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戦争と一人の女(2012年製作の映画)

3.8

江口のりこさんが本当に良かった。
昔から脱ぎっぷりのいい女優さんとは知っていたが、今作もそれがすごく良かったし、声がいい。
坂口安吾原作だからこその昔風の台詞回しも、江口さんにはピッタリ。

内容は理
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.0

観始めてしばらくはアレなノリについていけず…

途中からは面白くなって来て、スッキリとしたラストも良かったんだけど、そこまでの評価は付けられず。

歳とったかなぁ…

わたしは金正男を殺してない(2020年製作の映画)

4.0

ここ最近仕事が忙しく、疲れ&ストレスがMAXで、映画を観る元気もなく…

ようやく落ち着いて、やっと観れたのはこの社会派ドキュメンタリー。

事件の事は知っていたけど、いかにもの報道のせいで彼女達がや
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カラー・アウト・オブ・スペース 遭遇(2019年製作の映画)

3.3

わざと古臭く作ったであろうポスターに古臭く作ったであろうコピー。
「狂気の始まり!」

そんでもってニコラス刑事の主演となれば、期待と不安が入り交じる。

案の定、前半なかなか面白いじゃんと思っていた
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悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

3.5

スプラッターは苦手。
その中でも切断系は無理。
その2つを伴うこの作品。
なのにとんでもなく有名。

当然昔から知っていたし、だけど死んでも観れないと思っていたこの映画をまさか観る気になるとは…

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僕のワンダフル・ジャーニー(2019年製作の映画)

3.5

前作を観た後、ダンナが家に帰っても涙が止まらず、続編はもう観れないんじゃないかと思っていましたが…。

アマプラにあったので、今なら観てくれるのかもと無理矢理ダンナを誘い、なかば強引に一緒に観ました。
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ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

4.2

映画の中の「音」がどの様にして作られていたのか。

私自身、映画の「音楽」は心に残るものの「音」にそこまで関心を持った事がなかった。
ほとんどの人がそうではないだろうか。

この映画で音は作られたり消
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きっと、いい日が待っている(2016年製作の映画)

5.0

久しぶりにいい映画に出会った。
…という感想はラストまで観てからこそ。

冒頭から幼い兄弟がある施設に預けられた事で、体罰やら虐待やら(性的なものも含め)酷い。
これが事実に基づいているとは。

そん
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アングスト/不安(1983年製作の映画)

4.5

奇妙なアングル、独特なカメラワーク。
どうやって撮影してるんだろう?と思うシーンの続出。

長回しのシーンが多く、ともすれば退屈に思われそうなのに1秒たりとも目が離せない。
どのシーンも、無駄がない。
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透明人間(2019年製作の映画)

4.2

期待以上に面白かった!
クラシックなキャラクターをこんな設定にするとは、斬新。
ツッコミ所はあれど、面白い。

久しぶりに最初から最後まで、手に汗握る体験をさせてもらった。

でも、演技は大変だったろ
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馬三家からの手紙(2018年製作の映画)

4.2

たまたまハロウィンの飾りを買ったアメリカの主婦が、箱の中にひっそり挟まれている手紙を見つける。
それは中国の馬三家労働教養所に収容された政治犯の、知られざる拷問や洗脳されている事を訴えるSOSのメッセ
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エレファント・マン(1980年製作の映画)

3.7

確か若い頃に観たと記憶している。

しかし、記憶とはいい加減なもので、ジョン・メリックの本当の姿は最後の方まで出て来なかったと思っていた。
結構、しょっぱなから公開されてた。

今回の4K修復版はさす
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あやしい彼女(2016年製作の映画)

3.9

韓国版は、以前鑑賞済み。
すごく良かった。

この日本版は、主人公の子供が息子から娘に変更されており、その点が違った感動を見せてくれた。

ラスト近くの母と娘のシーンで涙腺崩壊。
泣いた。わんわん泣い
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きっと、またあえる(2019年製作の映画)

5.0

インド映画を観た事があっただろうか。
多分「マダム・イン・ニューヨーク」位かなぁ。
ヒット作「きっと、うまくいく」も観てないし、大人気だった「バーフバリ」も観ていない。

だけど今作は、6月に主人公役
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

色々とヤバイ噂は聞くけど、新作が出るとどうしても気になってしまうウディ・アレン。

この映画も、さすがのウディ・アレン節!
この小気味良さだよ。
相変わらずのセリフの応酬にも、引き込まれる。

しかし
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劇場(2020年製作の映画)

3.7

いつも演技があざとく感じて、あまり好きではなかった松岡茉優。
この映画ではすごく魅力的だった。
彼女は映画の方がすごく映える気がする。

それと、山崎賢人の意外にも色気ダダ漏れの髭面にやられた。
彼の
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マルモイ ことばあつめ(2018年製作の映画)

4.1

盗みやスリで生活していたパンス。
字が読めなかった彼は、ひょんな事から働き始めた職場で初めて字を教わり、それから彼は変わって行く。
しかし哀しいかな、それが彼の運命を変えてしまう。

日本統治下の韓国
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7500(2019年製作の映画)

3.7

主人公役のこの人、何だか見た事あるぞ…
そんな既視感に囚われ出演作を調べてみたら、「スノーデン」…「あっ、あの人か!」と。
それも映画自体は観てもないのに、ジャケ写が頭に浮かんだ。
ジャケ写って意外と
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チ・ン・ピ・ラ(1984年製作の映画)

3.5

ふと思い出し、レビュー。

かれこれウン10年前、東京に出て行ったばかりの学生の頃。
男女数人のグループで集まる度に、このDVDを繰り返し観て盛り上がった。

とにかく、柴田恭平とジョニー大倉の粋なコ
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その手に触れるまで(2019年製作の映画)

4.0

唐突に始まり唐突に終わる。
それでいて、途中は夢中で事の行方を追っていた。

頑なな少年は、ひたすらアラーを信じ、ある意味健気だ。
まだ幼く無垢で純粋な彼は、意地を張るかの様に、自らにミッションを課し
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ANNA/アナ(2019年製作の映画)

3.6

ベッソンお得意の、美しき女殺し屋シリーズ。

今回はロシアのスーパーモデル、サッシャ・ルスを主人公に抜擢。
さすがのセンス。

最初は、パートナー役のモデル、レラ・アボヴァの方が際立って美しいやん!と
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アニエス・Vによるジェーン・b(1987年製作の映画)

3.6

懐かしき今作。
昔鑑賞したのを、ふと思い出しレビュー。

当時からジェーン・バーキン大好き。
それは、最初にズキュンとヤラれたセルジュ・ゲンズブールから。
そして当たり前にシャルロット…
とにかくこの
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15年後のラブソング(2018年製作の映画)

4.2

すごく素敵な映画。
何なら先日立て続けに観たブルース・リー三昧より、かなり没頭。
(ブルース・リーは緊張しまくりだったので)

簡単に言えばヒロインの成長物語なんだけど、イーサン・ホーク演じる元ミュー
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ブルース・リー/死亡遊戯(1978年製作の映画)

4.3

ブルース・リー4Kリマスター復活祭2020にて

ブルース・リーが亡くなって、しばらく経ってから何とか完成となった今作。

前半は、どのシーンがそっくりさんなのか、そこばかりが気になって完全集中。
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ドラゴンへの道(1972年製作の映画)

4.0

ブルース・リー4Kリマスター復活祭2020にて

なかなか時間が合わなくて、半ば諦めていた今作。

いや、チャック・ノリスとの死闘は観ておきたいといざ参戦。
それよりも、彼の憂いある表情と立派な胸毛が
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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.8

評価が分かれる作品だけど、私は好き。

とにかくキャストが豪華過ぎて、お腹いっぱい。
ビル・マーレイとアダム・ドライバーのとぼけた会話が小気味良い。

ティルダ・スウィントンの美しい刀さばきを拝めたの
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白い暴動(2019年製作の映画)

4.0

差別の話は山ほどあるが、イギリスのこの件は恥ずかしながら知らなかった。

ショックだったのは、あのクラプトンやデビット・ボウイが?
そこまで差別が根付いていたとは。

ずっと辛い思いで観ていたが、ラス
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ドラゴン怒りの鉄拳(1972年製作の映画)

4.0

ブルース・リー4Kリマスター復活祭2020にて

「ドラゴン危機一発」がイマイチ乗れず、ダンナは挫折してしまったので1人で鑑賞。

しかし…
なにコレ、サイコー!
怪鳥音は何言ってんのか不明だけど、カ
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ドラゴン危機一発(1971年製作の映画)

3.3

ブルース・リー4Kリマスター復活祭2020にて

幼い頃、小学校の前で配られていた割引券を持って、公民館に走ったあの頃…
(歳と田舎者がバレますね)

何年かぶりに観た今作。
こ…こんなんだっけ??
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イーディ、83歳 はじめての山登り(2017年製作の映画)

3.7

世のシニアの方達に希望を与える作品だろうと思いきや、観終わってみればむちゃくちゃ刺さった。
意外にも若者の観客も多かったし。
これは年齢なんか関係ない。

最初は頑固な婆さんとしか思えなかったイーディ
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シェイクスピアの庭(2018年製作の映画)

4.0

誰もが知る偉大な人物の、晩年の物語。

家族を故郷に残し、単身ロンドンでヒット作を飛ばすが、グローブ座の大火災を機に断筆して家族の元に戻ったシェイクスピア。
しかし、20年も帰らなかった彼と家族との間
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ヴィットリオ・D(2009年製作の映画)

4.0

私にとっての初デ・シーカはテレビで観た「ひまわり」でしたが、幼少の頃の私には監督が誰とか分かるはずもなく。

そんな私が初めてデ・シーカ監督を意識したのは「自転車泥棒」。
ネオリアリズムの傑作とされる
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世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ(2018年製作の映画)

3.6

世界でいちばん貧しい大統領の、任期満了後の「愛」あるゆったりした生活のお話かと思っていたら…
とんでもない、ほとんど「闘争」のお話でした。

政治に疎い私にとっては、なかなか難しい内容。

昔ゲリラと
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花のあとさき ムツばあさんの歩いた道(2020年製作の映画)

4.0

花を咲かせてふるさとを山に還す…
こんな事を考えられる人は、きっと心が美しく豊かな人なんだろう。

そのムツばあさんを中心とし、限界集落に暮らす数人の村人。

「命のある限り、ここで農業を百姓を続ける
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