愛野弾丸さんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

ある男(2022年製作の映画)

3.5

いやー、いいよね、安藤サクラの演技。

愛した男が名前も全く異なる謎の人物だった、
というミステリー要素が強めの映画。
謎の男の素性を紐解いていく部分と、
安藤サクラと窪田正孝の部分は、
いいヒューマ
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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

4.0

「12モンキーズ(1995)」リメイク元の原案で、
押井守監督にも影響を与えた作品だとか。

SF短編映画。
スチール写真(静止画)にナレーションだけという、
長編映画には不向きな短編映画ならではの手
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長ぐつをはいたネコと9つの命(2022年製作の映画)

4.0

まぁアニメだし
…と思ってたら予想外に面白かった。

オープニングの戦いからすでに、
スピード感・躍動感・迫力がある。
3Dアニメーションがめっちゃ活きてる。
かと思えばアニメ塗りの絵っぽくなったり、
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コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

3.5

「客室番号6」
北の国ロシアを舞台にしたフィンランド映画

北極圏の壁画を目当てに一人旅をする女性が、
長距離列車で同室となった男と出会うお話。
粗暴で印象の悪い男との出会いだったが、
長旅を共にして
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反則王(2000年製作の映画)

3.0

ソン・ガンホ初主演作

うだつのあがらない銀行員の主人公。
プロレス道場を訪ねたことがきっかけで、
悪役の覆面レスラーとしてデビューしていく。
タイトルで言うほどの反則感はなく、
割りとシュール気味の
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犬王(2021年製作の映画)

3.5

室町時代が舞台
能楽ロック!のミュージカル

アニメーションの作画ええね

え、犬王実在したの

やがて海へと届く(2022年製作の映画)

3.0

うーんやっぱ浜辺美波かわいいよな
消えた親友役だから脇役で出番少な目だけど

女性を主役に置いて、静かに心情を表す。
監督の手法は相変わらず。

一瞬爽やかそうな感じから陰を落とす、
池田良の安定感は
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ヤマトタケル(1994年製作の映画)

3.0

インド映画にはインド神話の出典が多々あることを最近知り、
よろしい、ならば邦画で日本神話だっ!ということで鑑賞

衣装小道具、演出、VFX、効果音、BGM、
何から何までノリがスーパー戦隊モノのソレ。
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ガンズ・アンド・キラーズ(2023年製作の映画)

3.5

ニコラス・ケイジの西部劇

映画の尺の短さもあって、
内容的には少し物足りなさ。
最強のガンマンという割に、
銃撃の腕の見せ場が少なかった。
山場でもうちょっと活躍ぶりが見たかったなぁ。
無感情でクー
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動く馬(1878年製作の映画)

3.5

鑑賞(済)

世界最初の映画
すべての映画の始祖
エジソンの映写機発明よりも前の時代という驚き。

映画「NOPE/ノープ(2022)」から

[余談メモ]
キネトスコープはエジソンの発明ではなく、
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ブラインドネス(2008年製作の映画)

3.5

コロナ禍を経てから観ると、
なかなかウームってなるな。

感染性失明のパンデミック物かと思いきや、
狭い隔離施設での人間同士の争いになったり、
最後はディストピアからの家族愛になったり。
話と展開がも
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英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

4.0

やっぱヘレナ・ボナム=カーターの存在感すきなんだよなぁ
コリン・ファースの吃音で言葉につまる演技も秀逸。

イギリス王室で吃音症に悩むジョージ6世と、
オーストラリア出身の言語聴覚士ライオネル・ローグ
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ひみつのなっちゃん。(2023年製作の映画)

3.0

オネエたちのロードムービー・コメディ

話の起伏とか、意外性とか、どんでん返しとか、
もうちょっと何か感動が欲しかったなぁ

心の故郷・岐阜を舞台にしてくれた点で星3.0

[余談]
なんか「お熱いの
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マガディーラ 勇者転生 <完全版>(2009年製作の映画)

4.0

■RRR公開1周年祭(10/21)
■コムラム・ビーム生誕祭(10/22)

…として選んだのが本作<完全版>
<オリジナル版>は視聴済みなので実質2回目。
(オリジナル版を上回ったので実質★4.1扱
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遊星からの物体X(1982年製作の映画)

4.0

有名映画の履修タイム

南極で発掘されたTHING(=謎の生物)が、
基地隊員に襲いかかるパニック・ホラー映画。

クリーチャーがグロキモい。
個人的にグロいの苦手なんだけど、
クリーチャーのグロさは
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オットーという男(2022年製作の映画)

3.5

「幸せなひとりぼっち(2015)」のハリウッド版リメイク
内容に関しては割愛、オリジナル版にて。
本家スウェーデン版がとても良いので是非。

この主役をトム・ハンクスに演じさせたらハズレないわな。
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コンペティション(2021年製作の映画)

3.0

自分の好みの映画とは違ったので星3.0
ペネロペの美貌がウリじゃないのは個人的に残念

世界的名役者と、ベテラン舞台俳優
全く反りの合わない主役2人に加え、
風変りで奇抜な女性監督の破天荒ぶり。
カオ
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セットアップ(2011年製作の映画)

3.0

ヒップホップ歌手でもある50セントが主役の、
クライム・サスペンスもの映画。

兄弟同然の3人が高額の強盗を成功させるが、
仲間を撃って裏切った1人がすべてを奪って逃走。
辛うじて命拾いした主人公のサ
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ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

3.0

ところどころシリアスになるのか…うーん。
コメディ全振りという感じでもないのね。
もっと突き抜けたゾンビ・コメディを想像してた。

期待値を上げすぎたかなー。
なんかわからんけど、いまいちハマらんかっ
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ニューヨーク東8番街の奇跡(1987年製作の映画)

3.5

作中にも何度かこのフレーズ出てきてるけど、
英語の原題「※電池は付属してません」が洒落てるわ。

ビル建設のために古アパートから退去をせまられる住人と、
そこへやってきた「小さな来訪者」の心温まるドラ
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ジャッリカットゥ 牛の怒り(2019年製作の映画)

3.5

食用に捌く牛が逃げ出し大暴走
山奥の田舎村を舞台にした、牛追いスリラー映画

みなが望むインド映画とは異なるが、
サスペンス・パニックものとしては秀逸。
牛を捕まえるため村人たちが一致団結するのかと思
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ある用務員(2020年製作の映画)

3.0

高校で働くある用務員の男が、
ヤクザ者の刺客たちを相手にするアクションもの。

「べイビーわるきゅーれ」の原形があった。
別物ではあるけど、エピソード0って感じで観てた。
伊澤彩織のアクションがキレッ
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.0

アイスランド産の北欧ホラー映画。
あまり観たことのない類のホラーとしては面白い。
大自然の美しい風景が映える。

羊を飼って山奥で暮らす夫婦が、
生まれたある仔羊をきっかけに…。

難点は明確にならな
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ラブストーリー(2003年製作の映画)

4.0

ひゃー、しっとりとしたピュアなラブストーリーだった!

「猟奇的な彼女」の監督なの?
もっと軽妙なコメディじゃなかったっけ
全然映画の趣向違うな

ていうか「私の頭の中の消しゴム」のヒロインか
でもっ
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ロボット2.0(2018年製作の映画)

3.5

見応えある派手なCG・VFXのラッシュ
主演のラジニカーントが痛快・豪快に大暴れ
良い意味でインド映画らしからぬSF映画

そのせいかインド映画の熱量&バワーは薄め
歌と踊りは不足気味で物足りなさ
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いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)

3.5

余命わずかのシングルファーザーが、
幼い子供のために里親探しをするもの。

ドラマチックな展開があるわけでもなく、
静かに淡々と感情の機微を映し出す映画。
最後には誰を選ぶのか、が本題なのかな?
ひと
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スマイル(2022年製作の映画)

3.5

不穏なタイトルコールがイカす

いきなり音や画面に出てきて「ワッ!」と驚かす。
思いっきりビックリ系やなぁと思ってたら、
後半はきちんと精神的にホラーしてきて安心。
グロさほどほどのいい塩梅の良作ホラ
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.5

いい話でおもしろかったんだけどなぁ。
クライマックスの盛り上げ方とか、ラストとか。

ただただキャラデザインと作画が惜しい…
(あとで原作小説の表紙絵を見たら余計に)

反面、イジメの演出がわりと鋭利
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響け!情熱のムリダンガム(2018年製作の映画)

4.0

映画スターの推し活くらいしか能のない青年が、
ムリダンガム奏者の巨匠と出会いをきっかけに、
伝統楽器と古典音楽に魅力される音楽映画。

インド映画の軽妙さはわりと薄口で、
ストレートに青春・音楽ものだ
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窓辺にて(2022年製作の映画)

2.5

浮気者のブルース
今泉監督あるある
会話劇がメイン
画はあまり動かない

浮気のクロスリンクはおもしろかった
高校生のルアとおっさん主人公の掛け合いが、
ところどころコメディっぽくて面白かった。

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ドンバス(2018年製作の映画)

3.0

ロシアのウクライナ侵攻の口火となった、
ドンバス戦争をモチーフにした映画。

ウクライナ政府からの分離派が、
新政府ノヴォロシア(新ロシア)を立ち上げるも、
略奪などの横暴な行為で…

あ、これまさに
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非常宣言(2020年製作の映画)

3.5

犯人役のサイコパス感がええな
絶妙な緊張感を生み出してくれる

冴えない中年感のソン・ガンホ…
やる時はやる男のソン・ガンホ!

韓国お得意の情に訴える映画としては良作。

ただ、上手くいきすぎなご都
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国葬(2019年製作の映画)

2.5

ソ連(現ロシア)の共産・社会主義の象徴とも言える、
最高指導者スターリンの国葬を映したドキュメンタリー映画。

国をあげて国民総出で死を悼む光景は、
一見すると美しいものに見えるけれど…。
独裁政権と
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ダーク・パスト 不確かな正義(2014年製作の映画)

3.0

スキマ時間の映画
なんとなくU-NEXTの新着からチョイス
ミステリー・サスペンスもの

中盤くらいまでバリーの挙動が謎で、
脈絡の不自然さが気になるところ。
まぁミステリー要素だからしゃーないのかな
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

4.0

うわっ、これはコワおもろい。

予告編でウェーイなパリピが悪ふざけで鉄塔に昇り、
降りられなくなるB級パニックものかと思ったら、
冒頭からシリアスでガチな高所スリラーだった。

とにかく高所のスリリン
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