単純なエンタメとしての面白さ、メッセージ性、撮り手側の創意工夫どれをとっても一級品の素晴らしい作品だった。
前半怒涛のキャラ紹介とサイケデリックともいえる編集スタイルに少し疲労と眠気を感じてしまったが>>続きを読む
ジャン・バルジャンという1人の男の一生を中心に添え、赦しとアイデンティティを歌に乗せて語る名作だった。昔の歌は正しい歌詞など無く、気持ちの高まりが言葉という依代に「思わず」出てしまうという話を聞くが、>>続きを読む
みんなが身体性の伴う悦びを共有出来たらいいよね。
見てる途中、感情がどんどん劣化していって、許容出来なくなって言って細分化してかないといけないって説教されてる気分になっちゃって序盤かなり心配でそれっ>>続きを読む
口を開けばセックスで、金がなくなれば盗みを働き、足が欲しくなれば車を盗む。本当に最低な主人公なのに薄っぺらくならない脚本。まさにヌーヴェルヴァーグの代名詞ともいえる撮影や第四の壁を破る始まりと終わり。>>続きを読む
公開当時鑑賞できず公開していた作品。やっと鑑賞できた。
"I'm a star!!!"と劇中叫んでいたミア・ゴスさん、あなたはスターです。ジャックニコルソン以来のサイコパスの似合いっぷり。しかも彼女>>続きを読む
一つ一つのカットが洗練されており、とても65年前の作品とは思えない。美しいモノトーンの映像と多層式の脚本は92分の上映時間をあっという間に感じさせてくれる。VFXも派手なアクションもいらない。血も出さ>>続きを読む
シン・ゴジラともハリウッドゴジラとも異なる新たなゴジラ作品に仕上がっていた。
・容赦ない"山崎貴"という名のゴジラ
ジュラシックパークみたいな大戸島のオープニングシーケンスから徹底的に主人公の敷島を>>続きを読む
4月に咲いた美しい花々を後から生えてきた雑草が枯らしてしまうという「花殺し月」。タイトルから今作を非常に上手く描写しているものと言える。
「非世間」であったネイティブアメリカンの村は油田の発見により市>>続きを読む
東京国際映画祭にて鑑賞。世界公開前に観れたことは本当に幸運だった。
こんな世界がずっと続いてくれたらいいなと思わせてくれる今年ベスト級の素晴らしい傑作。
上映開始直後は不気味なピアノを奏で、奇行を繰り>>続きを読む
ここまでどストレートに面白い話を描けるってすごいな。香港映画のリメイクとは言え、上手くスコセッシ風味を混ぜこんで「自分のモノ」にしている。さすが巨匠、ミスは無い。
No.2フェチの自分にはフレンチー>>続きを読む
どストレートの純度100%SF超大作であることは間違いない。だが、異様とも言える現実味を帯びたベトナム戦争的なストーリーラインとハンス・ジマーの手がけた素晴らしい劇伴がただの夢物語では終わらせてくれな>>続きを読む
一見歪すぎる組み合わせが奇跡のマッチを果たした奇才の仕掛けた似非JAPANの頂点。Cyberpunk 2077、ブレッドトレイン、ジョン・ウィックなど後世の同系統作品に与えた影響は計り知れない。原点に>>続きを読む
好き。美味い町中華みたいな作品。
正直アクションのクオリティは予算の規模が違うだけでジョン・ウィックとあんま変わんない。伊澤彩織さんのアクションの質がたっっっかい。ラストバトルの肉弾戦は映画というよ>>続きを読む
1人の黒人少年の心を素晴らしい色彩感覚とカメラワークによって細やかに描写した傑作。いい意味で非常にA24らしい作品でもあった。
一見、作品全体としてセリフも少なく説明もほとんどしないMVのような作りに>>続きを読む
『ウルフ・オブ・ウォールストリート』でもそうだったがスコセッシ監督の実話に基づいた栄枯盛衰劇は"古き良き時代"への愛が素晴らしい。特に今作はそれが色濃く出た作品だったように感じる。アメリカニューヨーク>>続きを読む
今泉監督の作品は結構好きなんだけど個人的にはなんか今作はくどかった。
リリーフランキーが演じる探偵が遊園地で最終報告をした後からの失速がすごい。それまではすごく好みの作品だった。なんとなーく緩い良い感>>続きを読む
なぜここまで日本で話題になってないのか不思議なくらいの良作。スパイダーバースを彷彿とさせるFPS少なめの文字通り「動く漫画」スタイルの映像はクオリティが高く見ていて一瞬たりとも観客を飽きさせない。
タ>>続きを読む
ちっちゃい頃狂ったように見ていたエピソード2。今見ても決して色褪せることない銀河戦争譚としての面白さ。シリーズを通して最も大規模な戦いであるジオノーシスの戦いを含めた数多くの見せ場は2時間以上ある今作>>続きを読む
あまりにアソーカが面白いのでスターウォーズ熱が再燃。やはりダースモール戦はプリクエルの中でも屈指の見せ場。BGMの「運命の戦い」も相まって素晴らしい。あと、ナタリーポートマンって本当に綺麗。
アミダラ>>続きを読む
自分はグランツーリスモは1度もプレーした事もなければ、そもそもレースすら興味が無かったので今作も観る予定は全く無かった。だが、あまりに評判が良いので鑑賞。納得。今年を代表する魂揺さぶるアツい傑作だった>>続きを読む
Rest in Peace Lance Reddick.
上映時間は脅威の約3時間だが、常にシリーズを通して「魅せ方」が最高潮に達した圧巻のアクションがアドレナリンをドバドバ出させて続けてくれる。ジ>>続きを読む
これは完全に主観なのだけれど、人に分かりやすく伝えるのも1種の技術だと思うし、一定の枠組みの中で美しさを見出すのが僕の美学。だからここまで自由に色々やられちゃうと好きとは言えない。ストップモーションで>>続きを読む
最っっっっ高。脳内麻薬ドバドバ出るイカれたカーアクションにタランティーノ節。
それに足、足、足、足。
最っ高。
100年前にあった事件のドキュメンタリー作品ではないが、いまを生きる日本人として見るべき作品ではないだろうか。
真珠湾攻撃のころから令和の現在に至るまで変わることのない「空気の支配」。その恐ろしさをこ>>続きを読む
この気持ちにさせてくれる作品は中々お目にかかれない。“HATE”の4文字の代わりに“LOVE”を。
楽曲、構図、カメラワーク全て余すとこ無く利用しつくして登場人物たちの心情をとことん表現する傑作。素晴>>続きを読む
「悦び」に対する価値観の違いでかなり困惑するが、人類が肉体的に進化するという作品は今までなかったので非常に興味深かった。
基本的にこの作品は、人類の進化というテーマを中心にそえ、それを阻もうとする勢力>>続きを読む
初ウェス・アンダーソン作品。1度でいいから監督の目を通して世界を見てみたいと思わせてくれるような構図美とクスッと笑える可愛さの奥にメッセージを感じる素晴らしい作品だった。
開始とともに、テレビ放送が始>>続きを読む
流石グレタ・ガーウィグ監督。「バービー」という簡単に儲けやすいコンテンツを最大限活用し、しっかりと社会にまで落とし込み傑作の域まで持っていった。
・スタートから掴まれる
映画の開始とともにワーナーブ>>続きを読む
これまでのトランスフォーマーシリーズの「お約束」はうまく踏襲しつつ、ビーのポジションを代わりに務めることになったミラージュなど新たな魅力的要素を組み込んだ夏のアクション超大作。
今作はまずとにかく見せ>>続きを読む
自分にはまじで合わなかった。正直見に行ったことを後悔。序盤こそ不気味な雰囲気と随所に散りばめられた不穏さと幾何学的な美しいカメラワークが素晴らしいマッチだったが、その雰囲気のまま2時間同じことが繰り返>>続きを読む
トム・クルーズというアドレナリン中毒者のために作られたハリウッド超大作。
かなり初期の段階から脅威の「崖からバイクで飛んでパラシュート降下する」という漫画のようなスタントが広告として打たれており、最>>続きを読む
短絡的に「同性愛」というコンテクストに当てはめるのではなく、純粋な「愛」としての描き方はとても美しかった。現代社会の外側にこんな楽園が築けたのならどんなに良かっただろう。だが、その理想郷はある意味この>>続きを読む
やっぱこの手のA24の作品はどれも自分の好み。ファーストカットからエンディングまで最高に優しくて愛に溢れた映画。アメリカのカトリック社会を非常にいい塩梅で描いていて描写も一つ一つ美しい。だけど、美しい>>続きを読む