Boschさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

ムーンフォール(2021年製作の映画)

2.0

月が軌道を逸れて地球に向かってくるという奇想天外な設定。

「アルマゲドン」「ディープインパクト」系のストーリーかと思えば、そこからの話の展開はなかなか工夫の跡は見られる。

しかし、キャラが薄っぺら
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グレイマン(2022年製作の映画)

4.5

原作は全て読んでいたので、最初はテイストが違う気もしたが、ロケ地を変えながらテンポ良く話が進むので気にならなくなる。

キャラをライトにして、ストーリーもかなり単純化しながらも、キレの良い演出で2時間
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JOLT ジョルト(2021年製作の映画)

1.5

強いヒロインが悪党と闘うと言うパターンの作品だが、そこに至るまでが長い。

30分位は薄っぺらなロマンスを見せられるし、コメディタッチも無用に退屈なだけ。
しかも、話の底は、見え見えで特に大きなヒネリ
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ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

4.0

再見。
新生ジュラシックパークの1作目であり、シリーズとしては通算4作目。
再びパークがオープンするが、当然のことながら惨劇が訪れる、と言うお約束の展開。

基本的には1作目と同じ構図ながら、キャラも
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ジュラシック・パーク III(2001年製作の映画)

3.0

ストーリーのテンポは良いが、雄大なロケは遠景程度で、セット使用での撮影が多く、その分緊迫感が薄い。

キャラもさほど魅力がなく、大袈裟な銃を出したかと思えばあっさりお終いだし、”家族の再生”みたいな、
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.0

ジャンル的に言えば、サスペンスと言うことになるが、前半はむしろ淡々とした展開。
後半、話しは動くがそんなに派手な展開ではない。

ストーリーそのものはシンプルだが、脚本が良くできておりキャラが魅力的で
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劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班(2021年製作の映画)

2.0

今までの黒幕が一気に暴かれる、と言う意味では集大成の作品となる。

しかし、肝心のストーリーが大味で、派手なアクションやファイディングシーンを入れてはいるが、このシリーズにそんな事を期待している人はい
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ガーディアン24(2019年製作の映画)

1.0

強盗団が深夜のスーパーに押し入るが、そこに元傭兵の警備員がいて…
もはや定番のアクションシークエンス。

ところが、この強盗どもがバダバタとうるさいだけのコメディレベルで、なんと設定こそアクションなが
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カウントダウン(2019年製作の映画)

2.5

何かをしたら死ぬぞ、系のホラー。

呪文を唱えたり、悪魔を呼び寄せる儀式をしたり、ビデオを見たり、ダメなところに行ったり、箱を開けたり、写真を撮ったり…とにかく若者たちがタブーを犯して死んでくタイプの
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イコライザー2(2018年製作の映画)

3.5

3回目?

前半は色々なドラマも織り交ぜてテンポが良いのだが、後半は少し間延びする、

前作のように敵がスッキリした方が爽快感ごあるような気がするし、台風シーンが主人公の心情を表しているのだろうが、か
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

5.0

この作品の評価は見方で大きく変わるだろう。
単品としてこの作品だけを見る。
前作をDVDやアマプラで見てから見る。

そして、30年前に前作をタイムリーに観た人が観る。
30年前に劇場で観たものとして
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フロッグ(2019年製作の映画)

3.5

ジャケ写のイメージとタイトルから、コミックのフロッグのようなサイコパスの話と思っていた。

解決済の児童誘拐殺人事件が再開される一方で、担当刑事の家で奇妙な出来事が頻発して…

一見関係のない2つの事
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トップガン(1986年製作の映画)

4.0

もう35年前の作品で懐かしい。
お約束の展開ながらキャラもしっかり描き分けられており、アクションシーンの合間にはしっかりドラマも入れてあり、主人公の成長物語としても上手く描かれている。

トム・クルー
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プラットフォーム(2019年製作の映画)

1.5

設定は面白いが、妙に持って回った会話が多いのは、話を持たせるためだろうが冗長で退屈。

登場人物が少ないだけに、脚本に工夫の後は見られるがキャラの行動に説得力が無いので展開にも共感出来ない。

そもそ
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パニック・フライト(2005年製作の映画)

1.0

主演がレイチェル・マクダムスとギリアン・マーフィ、しかも監督がウェス・クレイブンという事で、ホラーかサスペンスかな?と思いながら見ていると…

とにかくテンポが悪い。飛行機が飛び立つまでで30分近くか
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コラテラル(2004年製作の映画)

4.0

晩にわたるヒットマンと運転手の、殺しと逃避行を描く。

マイケル・マン監督らしい切ないまでにリアルで美しい夜のロサンゼルスロケが主人公たちの持つ孤独感とシンクロする。

ハードなストーリー展開ながら、
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ザ・インタープリター(2005年製作の映画)

4.0

再見ながら、2時間余の長さを感じさせない見応えあるポリティカルサスペンス。

脚本がしっかりと組み立てられていて、少しずつ謎に近づく展開はスムーズだし、横糸となる2人のキャラの陰影がうまく出来ていて、
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オールド(2021年製作の映画)

3.0

いつもながらのシャラマン監督のワンアイデアで押し切る展開。

細部を積めてあるので無理な設定ながらラストまで見れるし、オチはそれなりに効いている。
ドラマとミステリアスな展開もバランスが取れていて、小
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スパイラル:ソウ オールリセット(2021年製作の映画)

1.5

ジグゾースタイルで連続警官殺人が行われる…。

今までと違うのは密室などの閉鎖空間で殺人が行われるのでは無く、次次と起きる事件を主人公達捜査陣が追う展開になる。

しかし、話のテンポが悪いし事件にもさ
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テイクバック(2019年製作の映画)

1.0

雄大な自然を背景に、誘拐犯グループとそれを追う元軍人の母親…しかも主演はジーナ・ガラーノ。

しかし、魅力の無い脚本の上、一つ一つのシーンが長くて退屈だし、悪党どもは間抜けすぎてもはや滑稽レベル。アク
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ビブリア古書堂の事件手帖(2018年製作の映画)

1.5

古書店に持ち込まれた一冊の本から、過去の切ない物語が立ち昇る。
話のメインが、過去の話を読み解く設定と思っていたが、現在の古書をめぐる事件と過去のドラマが並行して描かれる。

しかし、過去のダラダラと
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罪の声(2020年製作の映画)

4.0

未だ未解決の森永グリコ事件をモチーフにして、その真相を記者が追う。

事件を追う過程は緻密で面白いが、やはり邦画の特徴で、犯人グループの描き込みも途中から弱くなり,その分ドラマのウェイトが高くなる。
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追憶(2017年製作の映画)

3.0

まるで「砂の器」のように、サスペンス系ではあるがドラマがメインとなる。

事件に巻き込まれた3人の少年達が中年となった時、刑事、容疑者、被害者として邂逅する…

話はしっかりしているが、重いドラマを必
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.0

過去のテレビ作品にリスペクトを払ってとも、ノスタルジアを込めてとでも言えるが、今の観客から見たらストーリーがブツ切れで消化不足。

あれこれエピソードを入れたは良いが繋がりも弱いし中途半端。
メンバー
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きみに読む物語(2004年製作の映画)

4.0

回顧形式で描かれるが、話の展開が見えるだけにこの構成はどうなんだろう?

話自体は真正面からのメロドラマで、ピアノや手紙のエピソードが効果的だし、何よりゴズリングお馴染みの抑えめの演技と、マクアダムス
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ズーム/見えない参加者(2020年製作の映画)

3.0

パソコン画面の中だけで話が進むと言うのは「サーチ」「アンフレンデット」「ブラックハッカー」などがあるが,こちらはさらにzoom内で話が進むところが新しい。

何と68分と言う短さながら15分くらいは何
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チューズ・オア・ダイ:恐怖のサバイバルゲーム(2022年製作の映画)

1.0

映画としての作りはしっかりしているが、ストーリー、特に脚本がゴミ。

ゲームが人の生死を決めていくと言うのは悪く無いが、そこからの話の発展が消化不良でどんどん悪化。しかも肝心のゲームが馬鹿らしくて、全
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逆光(2021年製作の映画)

3.5

60分程度の長さなので、取り立てて大きなストーリーがあると言うより、主人公にとっての切ない夏の数日を切り取って描く。

設定が70年代、さらに尾道の旧家をロケに使う事で、ノスタルジックな雰囲気が全面を
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レッド・ノーティス(2021年製作の映画)

2.5

狙いはわかるが、コメディ、クライム、アクション、サスペンス…どれも中途半端。
意表を突く展開、二転三転する騙し合いを狙ったはずが、どれも意外性がないか現実性がないかで退屈。

ライアン・レイノルズとド
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ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット(2021年製作の映画)

4.0

オリジナル版とは全く別作品と思える程のレベルに仕上がっている。
当然メインプロットは同じだが、それぞれのドラマが掘り下げられ、敵の設定がスケールアップして、それが同時に次の作品を示唆する終わり方になっ
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ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ(2022年製作の映画)

3.0

映画作品ではなく、当時の監督・キャストによる座談会。

ただ、皆が一堂に介して喋るのではなく、映画の制作順に、その監督を中心にメインキャストを交えて当時の撮影様子を振り返るので、色々裏話がわかって面白
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ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

5.0

前作のラストから話が始まる。
過去2作を上手く絡め、さらにはシリーズを通してのテーマ“どん底からの再生”“自己犠牲”が貫かれて壮大なるサーガが終わる。

緻密な脚本に、濃厚な演技、どこまでも力強くシャ
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

3.5

前作がダンブルドア側とグリンデルバルトとの闘いが始まったところだったので、期待が大きかった。

しかし、いきなり全面戦争とはならず、大統領の座を巡っての闘いとなった分、話はスローペース。

敵味方に新
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ダークナイト(2008年製作の映画)

4.5

2回目、3回目かな?
シャープなオープニングからグイグイ引き込まれる。
濃厚極まりないストーリー展開で2時間半があっという間。
緻密に練られた脚本に多彩な登場人物が絡んでラストまで片時も目を離せない。
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クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

1.5

続編ではあるが、そもそもの発端を冒頭で描き、そこから前作の続きとなる。
(ここだけは前作の成功で予算アップの恩恵かな 
?)

音を立てられないと言うワンアイデアと、逃避行の緊張感でラストまで引っ張れ
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ナイト・ウォッチャー(2020年製作の映画)

1.5

映像は綺麗だが,肝心のストーリーが中途半端で、ドラマもサスペンスもどれも凡庸で退屈。

タイ・シェリダン、アナ・デ・アルマスと若手2人は魅力的だが、愛憎も心理描写か浅いし、ジョン・レグイザモに至っては
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