めかぽしやさんの映画レビュー・感想・評価 - 15ページ目

めかぽしや

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ディス/コネクト(2012年製作の映画)

4.2

『ディス/コネクト』

現代社会が抱えているインターネットの闇の世界

遠隔操作&ネット詐欺
リベンジポルノ(少し違うけど)
未成年のポルノサイト

を上手くドラマ仕立てにして警鐘しつつ人間や家族の絆
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8月の家族たち(2013年製作の映画)

3.8

『8月の家族たち』

中年の3姉妹は父親の失踪をキッカケにオクラホマの実家に戻る。
毒舌家でガンに患い薬漬けの母親、叔母夫婦と息子、長女夫婦と反抗期の娘、次女と婚約者、そして3女。

親族が集まり、母
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ブルージャスミン(2013年製作の映画)

3.8

『ブルー ジャスミン』

ジャネット、いやジャスミンは資産家の夫の元セレブ三昧の暮らしをしていたけど、
夫の金融サギ、不動産サギが明るみに出て自殺。一気に没落への道に進む。

頼りになるのは妹のジンジ
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そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

3.9

『そこのみにて光輝く』

感情も世の中を捨てたような達夫。
パチンコ屋で使い捨てライターを貸したのをキッカケに拓児と出会う。
人懐っこく、押しの強い拓児に誘われるまま拓児の家に行く。

その家は海のそ
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.2

『チョコレート ドーナツ』
原題 ANY DAY NOW

私、あまり映画観て泣かないけど、ラストは涙があふれました。。

70年代後半のカルフォルニアが舞台。
当時のアメリカはゲイに対する偏見と毛嫌
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題名のない子守唄(2006年製作の映画)

3.9

『題名のない子守唄』

北イタリアのトリエステにやってきたウクライナ出身のイレーナはどうしてもアダケル家に近づきたかった。

何故?

イレーナはアダケル家の家政婦となり4歳の娘、テアと激しくぶつかり
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飢餓海峡(1965年製作の映画)

3.9

『飢餓海峡』

同名小説を東映、内田吐夢監督がサスペンスタッチで仕上げている。
1964年公開のモノクロ映画。
主演は三國連太郎、助演は若き高倉健が出演している。

物語りは昭和22年に北海道と青森を
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ミッション(1986年製作の映画)

4.0

『ミッション』

1750年代、南米の僻地。
イエズス会の神父が原住民グアラニー族の布教活動に訪れるが、磔刑にされ、川に流されて滝壺に落ちる。
ジャケットはこのシーン。

1人の神父の死で諦める事なく
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名探偵コナン 異次元の狙撃手(スナイパー)(2014年製作の映画)

3.5

娘の付き合いで鑑賞。

コナンは3年前から観てるけど、比べると今回は良かったかな。
そりゃないだろー的なアクションあったけど。。。

馴染み深い東武線や浅草が舞台だったので頷く所が多かった。

事件は
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ワレサ 連帯の男(2013年製作の映画)

3.7

ポーランドの労働組合“連帯”の初代組長のレフ・ワレサの半生を描いた作品。

造船所の電気工だったワレサが持つリーダーシップとカリスマ性でストライキを促し、逮捕され、釈放され、また逮捕されの繰り返し。
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ある過去の行方(2013年製作の映画)

4.0

ミステリー色はあまり強くないけど、登場人物皆が罪悪感を背負ってる作品。

複雑な家庭環境、マリーを中心に年頃の娘リシュー、妹とレア。
マリーの今の恋人で婚約者のサミールとその息子ファッド、自殺未遂で植
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プリズナーズ(2013年製作の映画)

4.0

『灼熱の魂』のドゥニ・ビルヌーブ監督の待望の作品。

150分以上ある作品だけど、先の分からな展開でハラハラしながらあっと言う間でした。

ある日、2人の少女が失踪する。
失踪する前に不審なギャンピン
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ホワイト・ライズ(2004年製作の映画)

4.1

電化製品の修理店で働いているマシューはある日修理に持ち込まれたビデオカメラに写っている女性に一目惚れ。
その女性、リサを探し出して想いを遂げる。
幸せの絶頂だった2人のはずなのにある日リサはマシューの
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ロッキー・ホラー・ショー(1975年製作の映画)

4.3

観客参加型のRHSを鑑賞。
ライスシャワー有り、
クラッカー有り、
紙吹雪有り、
新聞紙も被り、
しっかり踊ってきました!

数年前、舞台も2回リピートしたけど映画を観ながらみんなで騒ぐのも最高に楽し
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ウォルト・ディズニーの約束(2013年製作の映画)

3.8

『メリー ポピンズ』の製作秘話のお話し。

原作者のトラヴァーズ夫人が幼い頃の父親との関係を描いた『メリー ポピンズ』をウォルト・ディズニーをはじめとする製作陣は理解できず、難航する。

少しづつ映さ
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白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々(2005年製作の映画)

4.5

1943年のミュンヘン、ドイツ敗戦の足音が聞こえてくる中、レジスタンス活動をした大学生。
逮捕から処刑までたったの5日間という異例の早さだった。


レジスタンス=白バラの中で紅一点のゾフィー。
彼女
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ジェラシー(1979年製作の映画)

3.9

意識がなく、死にかけた女が救急車で運ばれる。
女に付き添っていた男がいた。
そして、話しは過去に過去に遡っていく。
断片的に女の蘇生を映しつつ、何が起こったのかが映し出される。

男は心理学の博士アレ
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日の名残り(1993年製作の映画)

3.9

第一次世界大戦後の1930年代にイギリスの貴族、ダーリントン卿に仕えた執事のお話し。

常に自分を出さずに仕事に徹するMr.スティーブンスと仕事をきちんとこなし、感情をはっきりと表に出すMiss.ケン
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サルバドールの朝(2006年製作の映画)

3.9

70年代スペイン、フランコ独裁政権の時代、
サルバドールはレジスタンス活動をしていた。
反政府活動の資金源と称しては銀行強盗をくりかえし、武器を仕入れていた。
ある日、警察の待ち伏せにあい、逃走の挙句
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スタンリーのお弁当箱(2011年製作の映画)

3.9

明るくて人気者のスタンリーいつも学校にお弁当を持ってこない。
水を飲んでしのいでいるスタンリーに友達は自分達のお弁当を分けてあげる。

先生とのトラブルで学校に行かなくなったスタンリー。


全ての子
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魔女と呼ばれた少女(2012年製作の映画)

4.0

アフリカの子供兵士を主人公にすえ、紛争の実態を描きつつ、1人の少女コモナの強く生きる姿を目の当たりにする映画。


紛争下のコンゴ。
反政府軍がコモナの住む街を侵略し、子供と武器を奪う。
この時コモナ
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ダーウィンの悪夢(2004年製作の映画)

3.7

タンザニアのビクトリア湖に半世紀前に放たれたナイルパーチはいまでは生態系を壊し、繁殖している。
今はナイルパーチを輸出向けに加工しているが。


ビクトリア湖周辺に住む漁師、売春婦、ストリートチルドレ
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アクト・オブ・キリング(2012年製作の映画)

3.9

観終わったあと、スタンフォード監獄実験やミルグラム実験(アイヒマン実験)を思わざるえなかった。
力を持つ者と持たざる者が同じ閉鎖的な空間にいると、元々の性格は関係なく、次第に理性の歯止めが効かなくなり
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暗殺の詩/知りすぎた男どもは、抹殺せよ(1973年製作の映画)

3.9

『ラムの大通り』にひき続きロベール・アンリコ作品。

ガラッと雰囲気は変わってフレンチノワールにどっぷり浸れる。

ある国家秘密を知ってしまって追われる男デヴィッドを若きジャン=ルイ・トランティニャン
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ラムの大通り(1971年製作の映画)

3.8

とにかく、ブリジット・バルドーがコロコロと服やヘアスタイルを変えて登場する映画!

1920年代、アメリカは禁酒法の頃カリブ海にはジャマイカからニューオリンズへのラム酒の密売ルートがあり、それを“ラム
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籠の中の乙女(2009年製作の映画)

3.3

郊外の白く立派な家、緑あふれる大きな庭にプール。
誰もが羨むような環境。

ただ、張り巡らされた高い塀、もう大人な長男、長女、次女だけ何処かおかしい。
精神年齢が子供。

それもそのはず。
ここの両親
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反撥(1964年製作の映画)

3.7

活動的な姉と内向的な妹、キャロル。
キャロルの精神が崩壊していく様をゆっくりと描いている作品。

キャロル役は若きカトリーヌ・ドヌーブ。
姉や職場の女友達とは話すけれど、異性となると萎縮してしまう。
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ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!(2013年製作の映画)

3.7

5人でパブを12軒ハシゴするだけで『ワールズ エンド』なの??
と大袈裟に思ってたけどビックリ!
そんな方向にいこうとは!!

サイモン・ペグ、ニック・フロストが出てるだけでにやけてしまうし、プラス、
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オーバー・ザ・ブルー・スカイ(2012年製作の映画)

3.9

信仰心が篤く、情緒的なタトゥーデザイナーのエリーゼとブルーグラスバンドでバンジョーを弾き、カウボーイに憧れるティディエが出会い、恋に落ちる。

女の子を授かり幸せな日々を送るが、愛娘の死をきっかけに幸
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バニー・レークは行方不明(1965年製作の映画)

4.0

『バニー・レークは行方不明』ってコメディかな?なんて思ってたら極上のサスペンスだった!!

只今、私の中で町山智浩さんの「トラウマ映画館」で紹介された作品を観る月間ですが、
この作品はソフト化されてな
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悪いやつら(2012年製作の映画)

3.8

イクヒョンはいい死に方をしないと思う。

公務員で良い暮らしをしていなかった80年代、イクヒョンは賄賂でクビになる。
たまたま手に入れた覚せい剤を元手に裏社会に入っていく。
そこには遠縁の若きボス、ヒ
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眼には眼を(1957年製作の映画)

3.9

真綿で首を絞めるとはまさにこの作品だ!

中東のイスラム教の国。
非番のフランス人の医師の家に車で地元の男性が妻を診察してくれと連れて来る。
くたびれていた医師は「病院にいってくれ」と診察を断る。
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ある戦慄(1967年製作の映画)

4.3

面白かった!!!

チンピラ2人が16人の乗客を深夜の地下鉄の車両に閉じ込めて脅していくお話し。
脅して、脅して、与える恐怖を楽しんでいる。

前半は列車に乗る前の人々の状況を映しだしている。
プレイ
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ベルリンファイル(2013年製作の映画)

3.5

勢いで観せてくれた映画。
でも、ちょっと世界を広げすぎたかな。。
シンプルに北と南の対立として観せた方がストーリーを追いやすかったと思う。
(大半は北と南の対立だし)

銃撃戦や素手での戦いは迫力があ
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アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

4.0

半開きの口、品のない食べ方、そしてあまり可愛いと思えない風貌が飾り気なく、ありのままの人間に思えて身近に感じた。

流し目でショートヘアの青い髪のエマは仕草は男性だけど、とても品が良い感じ。

対照的
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追想(1975年製作の映画)

4.0

イングロリアス・バスターズの元になっているお話し。

第二次世界大戦終戦間近のフランス。
医師のジュリアンは美しい妻と娘を田舎に疎開させるが、ナチに惨殺されてしまう。しかも村人皆殺し。

ジュリアンの
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