めかぽしやさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

めかぽしや

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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

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心待ちにしていた作品です。

辻一弘さん、アカデミーメイクアップ・ヘアスタイリング賞おめでとうございます!
もちろん主演男優賞のゲイリー・オールドマンも。


昨年公開されたノーランの
『ダンケルク』
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ハッピーエンド(2017年製作の映画)

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まず、ポスターが逸品ですね!
少女だけに焦点が合ってるという…

母親の寝支度から
小動物が死に至るまで
(ハネケ作品多いよ!)
少女と同じ視点でわたしたちは
観ている事になります。

言葉での会話よ
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劇場版 嘆きの王冠~ホロウ・クラウン~/リチャード三世(2016年製作の映画)

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リチャード3世はシェイクスピアの作品史上残忍非道な悪党なんです。

“俺はビッコで、半出来で、不具合で、女になんかモテやしない。戦争が終わっちまったから、活躍の場がないんだ。だったら決めた。悪党になる
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劇場版 嘆きの王冠~ホロウ・クラウン~/ヘンリー六世 PART2(2016年製作の映画)

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30年におよぶ薔薇戦争。

争いを好まないヘンリー6世はただ祈るばかりでした。
殺戮につぐ殺戮に嫌気がさし
ヘンリー6世は次の王位をプランジネット(ヨーク家)に譲ると約束し、
それに怒った王妃マーガレ
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劇場版 嘆きの王冠~ホロウ・クラウン~/ヘンリー六世 PART1(2016年製作の映画)

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父王ヘンリー5世が亡くなったときに
王位を継いだヘンリー6世は生まれてからたったの9ヶ月でした。

幼いヘンリー6世の代わりにグロスター公か摂政を務めていました。
このグロスター公の妻の役を今をときめ
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劇場版 嘆きの王冠~ホロウ・クラウン~/ヘンリー五世(2012年製作の映画)

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父、ヘンリー4世から王位を受け継ぎ
ハル王子がヘンリー5世になってからのお話しです。

この時期、イギリスとフランスの争いは絶えずヘンリー5世はフランスの王位継承者である事を主張し、フランスへ遠征しま
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劇場版 嘆きの王冠~ホロウ・クラウン~/ヘンリー四世 PART2(2012年製作の映画)

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内乱で大活躍をしたハル王子だけど
また放蕩生活の日々。
そんな折、父親のヘンリー4世が病に倒れて…


パート1、パート2ともに
ハル王子の悪友のフォルスタッフは
大酒飲みで、肥っていて、お金はないの
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劇場版 嘆きの王冠~ホロウ・クラウン~/ヘンリー四世 PART1(2012年製作の映画)

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リチャード2世から王位を奪ったボリングブルックはヘンリー4世に即位しました。

ヘンリー4世役は
ジェレミー・アイアンズ、
その息子ハル王子を
トム・ヒドルストンが演じてます。


いつか自分も王位を
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劇場版 嘆きの王冠~ホロウ・クラウン~/リチャード二世(2015年製作の映画)

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劇場までなかなか通えなかったので地団駄踏んでましたが、Blu-ray box買ってしまいました!

全部観ましたが最高です。
何が?
それは豪華なキャストとそれぞれがシェイクスピア愛が強いところです。
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しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

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カナダの女性画家 モード・ルイスと
その夫の半生を描いた作品です。


モード役は話題のシェイプオブウォーターのサリー・ホーキンス、
夫エベレット約はイーサン・ホーク。
どちらも良かったです!
チェッ
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サラ・ムーンのミシシッピー・ワン(1991年製作の映画)

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写真家 サラ・ムーンの監督デビュー作です。

少しませた少女と精神を病む青年との幻想的な恋を描いています。

画面全体はセピア色で
サラ・ムーンの写真にも共通すのるは
闇は不安なくらい闇なんです。
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デイヴィッドとギリアン 響きあうふたり/ピアニスト、デヴィッド・ヘルフゴット(2015年製作の映画)

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デヴィッドはピアノによって精神を病んでしまったけど、
ピアノがある事によって精神が整うんだろな、
とピアノに向き合って弾いているデヴィッドの姿を見て思いました。

いつも明るいデヴィッド。
最初は苦手
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

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半魚人と声を持たない女の人の恋物語。
アンデルセンの人魚姫のような物語。

舞台は60年代のアメリカ。
障害者、黒人、ゲイと差別される人たちと
郊外の一戸建て、キャデラック、
ブロンド妻とアメリカの理
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アンリ・カルティエ=ブレッソン-疑問符(1994年製作の映画)

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監督のサラ・ムーンも
アンリ・カルティエ=ブレッソンも
写真家として知っていました。
素晴らしい写真家達です。

同じ写真家として
アンリ・カルティエ=ブレッソンを
撮る。
とても興味深く感じました。
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

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アメリカンホラーストーリーの
怪奇劇場がサーカスの陰であれば
本作は陽だったと思います。

高揚感のあるサントラや
分かりやすいサクセスストーリー、
深く考えなければとても感動するはず。

居場所がな
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RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

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終始顔をしかめて観てました。。。

通過儀礼とかメタファーとか
あるようですが
1㎜も共感できませんでした。
蕁麻疹シーンは娘がアレルギー持ちなので
辛くなりましたが…

あの新入生歓迎会も嫌ですね。
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エンジェルス・イン・アメリカ(2003年製作の映画)

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今回のナショナル シアター ライブの演目です。
行けなかったので映画版を鑑賞しました。

キャスティングが豪華!

80年代、まだAIDSが不治の病であり
同性愛者の罹患する病気だと思われていた時代を
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THE PROMISE 君への誓い(2016年製作の映画)

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第一次世界大戦の最中に
トルコ軍がアルメニア人を虐殺した
というお話し。
そんな事、世界史の教科書に載ってなかったし
NHKの新映像の世紀でも描かれてなかったのは
未だにトルコ政府はアルメニア人の虐殺
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

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主人公、ミルドレッドの投じた
一石が波紋のように人々の心に広がっていく映画でした。

全く綺麗事ではないし、
血みどろの暴力や差別が蔓延る
ミズーリ州の片田舎。

ミルドレッドの娘はレイプされ
焼身死
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星くず兄弟の新たな伝説(2016年製作の映画)

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待ちに待った続編!
サントラ聴きながら振り返ってます。

前作から35年近く経っているので
カンもシンゴも歳をとってるけど
声は変わらないねー。

そして若返ったシンゴ役の武田航平、
女になったシンゴ
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デトロイト(2017年製作の映画)

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1967年夏、
黒人たちの不満が爆発し
ついにデトロイト暴動が起こります。
その暴動の裏側で起こったアルジェ・モーテルの戦慄の一夜を描いた作品です。

特に目立った人物は
白人のデトロイト市警のクラウ
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わたしは、幸福(フェリシテ)(2017年製作の映画)

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うーん、何度も感想を書き難いな。

歌手で我が道を通し過ぎて
周りの人から好かれていない
フェリシテ、
母親(フェリシテ)とはあまりうまくいってなく交通事故にあった息子サモ、
フェリシテに好意を寄せる
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ジャコメッティ 最後の肖像(2017年製作の映画)

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クソッタレ!
(もちろんFワード)
と言っては筆を置き、
タバコや酒、
娼婦にうつつを抜かしている
ジャコメッティ。
これじゃ、あまり好きになれませんねー。

2日で仕上げるからと言ってモデルを引き受
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ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男(2016年製作の映画)

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1番印象に残った言葉は
“服はその人が育てる”
です。
ドリスは長い間着てもらい、
その人流の着こなしが
服を育てることを言ってます。
そしてそんな服作りをするのが彼の
モットーでもあります。

素材
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チャーリー(1992年製作の映画)

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誰もが知っているチャールズ・チャプリンをロバート・ダウニーJrが演じてます。
すごく似ています。

チャプリンの半生を知るのに最適な作品ですね。
ハリウッド入りをした時の
映画プロデューサーでスラップ
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ツバル(1999年製作の映画)

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雨ばかり降っている架空の土地の
古びたプールを経営していいる家族の元に訪れる個性的なお客。
ある日、父親と娘エヴァが訪れて
から起こる騒動をコミカルに描いた作品です。

字幕はなく、ほぼサイレント。
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星くず兄弟の伝説(1985年製作の映画)

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当時観てたら絶対ハマっていたと思う作品!
映画は映画館かテレビでしか観られなかったし、
レンタルビデオ屋は普及してなかったし、ビデオデッキだってまだ家になかった時代。

懐かしの80年代!
音楽もメイ
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愛が微笑む時(1993年製作の映画)

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バスが事故を起こし、
乗っていた男女4人が幽霊となって
近くにいた赤ちゃんに取り憑いてしまって

から起こるコメディです。

死んしまった4人は4人とも現世に未練たっぷりあります。
30年近くたった
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ミルコのひかり(2005年製作の映画)

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わたしの視力は歳のわりに良く、
目の悪い人の気持ちが全く分かりません。

視覚無しの体験と言えば
昔行っていた画塾で
暗闇の中、1時間かけてグレープフルーツを食べた後に絵を描くとか
(絵を描く時は勿論
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十戒(1956年製作の映画)

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海を破るシーンが観たくて
長い尺も苦にならなかったのは
チャールトン・ヘストンと
ユル・ブリンナーが良かったのもあります。

全体的に舞台を観ているようなセリフは
きっと聖書に書かれている事を
言って
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否定と肯定(2016年製作の映画)

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とても楽しみにしていた本作。

公開前に原作本を買いましたが
結局読み終わらずでの鑑賞になりました。

ホロコースト否定論者のイギリス人歴史家のアーヴィングを
ユダヤ人歴史学者リップシュタットが著書で
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ロダン カミーユと永遠のアトリエ(2017年製作の映画)

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『カミーユ・クローデル』
をみてロダンを大嫌いになりました。

相変わらずロダンがカミーユに対する
仕打ちは酷いけど
本作はロダンの作品を生み出す
制作過程や苦悩などが描かれていて
見応えが十分にあっ
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パトリオット・デイ(2016年製作の映画)

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2013年に起こったボストンマラソンテロ事件の真相に迫った警官やFBIの姿を捉えたドキュメンタリータッチの作品です。
丁寧な聞き込み調査や
防犯カメラの解析など
臨場感が溢れていました。


捕ま
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或る終焉(2015年製作の映画)

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人には命の終焉の仕方が色々ある。
ある者は病が身体を蝕んで、
ある者は自ら命を絶って、
そしてある者は…
細く消えていく命と瞬間に消える命の
対象が明確に映し出され
お見事でした。


終末期患者の在
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ナショナル・シアター・ライヴ 2017 「ヘッダ・ガーブレル」(2017年製作の映画)

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イプセンの戯曲は初めて観ました。
あまり素養がない事もあって
主人公ベッダの気持ちが1㎜も分かりませんでした。
退屈な日々が大嫌い、
変化を望むけど
自ら結婚をえらび
鳥籠の中の鳥になってしまった事を
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ソフィア・コッポラの椿姫(2016年製作の映画)

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昔読んだマンガの影響で
椿姫大好きなんです。

オペラも生で観ました。
モノクロの映画も観ました。
椿姫ができるまでというドキュメンタリーも大好きです。


高級娼婦のヴィオレッタと
青年アルフレード
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