メランクさんさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

香川1区(2021年製作の映画)

5.0

はぁ〜もうあの総選挙からちょうど2年経ってたか。
選挙前から公開が決定してて選挙結果ももちろん知ってたから楽しみにしてたけど、
ずいぶん見るの遅くなってしまいました。

けっこう話題の中心となるのは「
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欲望の翼(1990年製作の映画)

5.0

これはなかなか好きでした。
わりと設定がリアルだと感じたし、
感情の揺れに自分が乗れた感じがした。

どう考えても感情移入できないと思えた主人公なんだけど、
実は何も持ってない空っぽな人間で、
養母が
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映画プリキュアオールスターズF(2023年製作の映画)

5.0

祝!娘5歳の映画館デビュー!

春くらいからこのプリキュアオールスターズでデビューかなとは思ってたんだけど、
なんせ仕事が忙しくて危うく間に合わないとこでした。

TOHOシネマズ池袋は私も初めてだっ
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ハッピー・オールド・イヤー(2019年製作の映画)

5.0

たまらないー!

捨てよう、忘れよう、とすることと、
それに伴う傷、代償。

エイムがめちゃめちゃかっこよくて、
しかもいいやつに見えるしいいやつだし、
でもなんで別れたのかって明かされない。
でもジ
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

5.0

ミシェル・ウィリアムズとポール・ダノ、そんでセス・ローゲン。
最高すぎ。

とくにミシェル・ウィリアムズがやっぱりたまらない。
魅力と不安定さが素敵だった。

バーバリアン(2022年製作の映画)

4.0

ずっと気になってた作品だけど、
展開が斜め上だったー!

民泊ダブルブッキングってとこから、
まぁこの女性がひどい目に遭うんだろうなってのと、
キースはまぁやべえやつなんだろうなって予想してたんだけど
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ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)

5.0

ミシェル・ウィリアムズが思ったより若くない
って思ってたら2008年の作品じゃん。
もうだいぶ名が知れてきてたくらい?
でもこの感じがミシェル・ウィリアムズだよなぁ。

そもそもが無謀そうなアラスカ行
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ナワリヌイ(2022年製作の映画)

5.0

あーなんも知らなかったなぁ。
こんなレベルのこともなんも知らずに、
本当にぼんやりと世界を眺めてるのはマジで恥ずかしい。
自分の日々得ている情報について
もう少し考えなきゃダメだなって思いました。
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戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-02 暗黒奇譚!蛇女の怪(2015年製作の映画)

4.0

娘が見たがるので前作に続いて観賞。
冒頭に工藤たちが出てこないためにかなり不安だったが、
前作が友情譚だったのに続いて、今作はラブストーリー!
しかもこの人めっちゃ演技うまいと思ったら
水澤紳吾やない
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戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-01 恐怖降臨!コックリさん(2015年製作の映画)

4.0

世界が崩壊したのかと思ったのに、
シリーズ後半の世界系的展開などなかったかのように
原点回帰のコックリさん。
夜の廃校ってのが震える女や花子さんの回を想起させ、
なんとも懐かしい感じがしました。

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ちひろさん(2023年製作の映画)

5.0

これまでの今泉力哉作品とは違う感じがしたけど、
有村架純との相性はバッチリでしたね。

冒頭のネコに寄り添うところからして
もう有村架純の使い方として間違いないなと確信して、
かなり安心して見てたんだ
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ!最終章(2015年製作の映画)

5.0

このシリーズは最近まで全然知らず、
娘もどんどん続き見たがるから一緒に見てきて、
とうとう最後まで7作見切ってしまった。

この最終章もミッション2とかどうかと思うんだけど、
それでも投稿された心霊映
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空のハシゴ: ツァイ・グオチャンの夜空のアート(2016年製作の映画)

2.0

夏休みに蔡國強展に行ったので、
それで今作のことを知りました。

スカイラダーのドキュメンタリーかと思ったら
わりと蔡國強の歩みを振り返る構成で、
けっこう蔡國強展を補完するような内容でした。
特に北
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グリーンフィッシュ 4K レストア(1997年製作の映画)

5.0

やっと観れました!
今回のレトロスペクティヴでは絶対見たかったのに、
予定がどうしても合わないと絶望してましたが、
本当にたまたまドタキャンありがとう!

今作はイチャンドン作品としては異色のギャング
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イ・チャンドン アイロニーの芸術(2022年製作の映画)

4.0

はい、なんとか来れました。

コロナ禍でリモートだから大変だったと聞いてましたが、
いやいや、監督ががっつり過去作のロケ地行って解説しててびっくり。
よくこんなにロケ地回って自作について話してくれてる
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映画 聲の形(2016年製作の映画)

5.0

前々から気になってはいたものの、
最終的に小6の子に勧められて見ました。

小学生だからこそのえぐさってあって、
でも幼さでは許されない傷や痛みはあって、
そのかなりえぐい過去とどう向き合うかってのが
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 史上最恐の劇場版(2014年製作の映画)

4.0

おぉーついに伏線を回収したぞ!

たしかにあんな設定があるんだから
どっかではそれを活かしてくるだろと思いつつ、
ひたすら広げ続けてきたシリーズだけに
もう無理じゃないかと諦めてたな。

小明さんと物
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 劇場版・序章 真説・四谷怪談 お岩の呪い(2013年製作の映画)

3.0

だいぶ話が大きくなってきており、
画的にもだいぶ作り込みが目立ってきた。

いよいよ市川が失明の危機に瀕し、
また濃ゆい霊能者が出てくるって展開は
もはや貞子vs伽倻子を彷彿とさせる。

今作がドキッ
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-04 真相!トイレの花子さん(2012年製作の映画)

4.0

娘5歳が見ろというので日曜日に連続観賞してます。

今作は後半が完全ノーカットという設定で、
本当に昼と夜が切り替わってゆくのを空の色と暗転で表現しており、
実際にはどれくらい繋げてるのかわからないけ
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-03 人喰い河童伝説(2013年製作の映画)

3.0

前作がぜんぜん解決しておらず、
前回のラストで工藤が入院したために
市川と田代ではじまった今作なんだが、
結局はすぐに工藤が病院抜け出していつも通りに。

河童という超ビッグネームを持ってきて、
また
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-02 震える幽霊(2012年製作の映画)

4.0

今回も工藤の無意味な暴力が加速しており、
またパワハラもひどくなっていて、
あーこれはいよいよ見るのやめようかなって思ってきました。

明らかに霊の専門家じゃない上に
素人の投稿者巻き込んでるとこが最
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福田村事件(2023年製作の映画)

5.0

森達也初の劇映画で実話をもとにしたものだということで、
それ以上はなんも知らないように待っていました。

演出とかどうなんかしらと不安もあったんだけど、
考えてみたら森達也のドキュメンタリーって
ドキ
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-01 口裂け女捕獲作戦(2012年製作の映画)

4.0

なんか映画界隈が騒がしいから気になったのと、
個人的にホラーをとりあえず見たいって欲が高まっていて、
アメリカのばかりじゃなくて日本のも見てみたくて、
だったら見てみようかなって感じでした。

見始め
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東京の女(1933年製作の映画)

5.0

働いて学生の弟を養っている姉が、
実は酒場で働いていたことを知って絶望した弟が自殺する話。

姉、あるいは母、または恋人の思いや苦労を知らずに、
逆上した弟や息子や彼氏が女性を虐げるみたいな話は
映画
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コロニア(2015年製作の映画)

2.0

「オオカミの家」を見てコロニア・ディグニタについて知りたくなり。

なぜかわからないけれど見る前からあまりストーリーは期待してなくて、
見たら予想通りすぎて後半はながら見でした。
序盤で大統領派が一斉
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あしたの少女(2022年製作の映画)

5.0

地獄のような作品でした。

実家が農家で技能実習生を受け入れていて、
そのシステムの欺瞞性をずっと問題視してきました。
でも実際に人手のない中で親にやめろというわけにはいかないし、
どうすることもでき
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パラノーマル・アクティビティ(2007年製作の映画)

4.0

おもしろかった!

こういうモキュメンタリーを説得的に見せるにはやっぱ撮影するバカがいないとダメで、
このバカを生み出すためにちゃんと設定くんでる感じが好感が持てる。
さらにそのバカのためにエクソシス
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オオカミの家(2018年製作の映画)

5.0

予告編のインパクトがすごくて見たいと思ってました。

たまたまですが今年は「ウーマントーキング」が同じく南米の宗教コロニーを扱ってたわけですが、
ウーマンのような明らかな問題が描かれるどころか、
冒頭
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レッド・ロケット(2021年製作の映画)

5.0

見たいと思ってたんだけどタイミング合わず、
はじめてキネカ大森まで足をのばしました。

しかし映画っていうのは本当にすごい。
こんな救いようのないクソ野郎がただただその場の快楽に浸って他の人を巻き込ん
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バービー(2023年製作の映画)

4.0

グレタ・ガーウィグ、ノア・バームバックなんでね。
しかもマーゴット・ロビー主演なんだから観ます。

予告編なんかでジェンダーを扱った作品だということはわかってたけど、
バービーランドと現実世界をどう接
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ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン(1975年製作の映画)

5.0

一日目黒シネマで4作を観賞しましたが、
なんと言ってもお目当てはこの作品でした。

今年見た「アシスタント」「aftersun」という良作2本の女性監督が偶然にも今作の影響を口にしていました。
そのこ
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故郷の便り/家からの手紙(1977年製作の映画)

4.0

午前中に「東から」を見てから映画祭のパンフを読んだところ、
「東から」が母の故郷であるポーランドを含んだ旧共産圏を撮った作品であるのに対し、
今作は西側の象徴たるニューヨークを撮りながら母からの手紙の
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街をぶっ飛ばせ(1968年製作の映画)

3.0

「家からの手紙」と併映。
いかにも習作っぽい感じではあるが、
キッチンで日常的なことをこなしかけたとこから神経症的に動き回り、
かつ終わり方などを併せて考えると
後の「ジャンヌ・ディエルマン」に通じる
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東から(1993年製作の映画)

5.0

シャンタル・アケルマン特集来ました!

どんな作品かわからずに見始めましたが、
タイトルと撮られてる感じから徐々に旧共産圏ということがわかってきました。

とにかく印象的なのはただ待ってる人たち。
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あゝ予科練(1968年製作の映画)

4.0

まぁ本当にこの頃の考え方なんて1から10まで筋違いで、
そのことをわかった上で映画化してるわけで、
間違った方向へと導かれてく若者見てるだけで切ない。

戦地に行くことがバレて号泣する和久家のお母さん
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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

5.0

美しい!
ただただ美しい!

冒頭で劇場に灯りをつけていくヒラリーから、
スティーブンとともに訪れる使用されなくなった2階まで、
とにかくエンパイア劇場が美しくて、
その佇まいを見るだけでもため息が出
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