ちろるさんの映画レビュー・感想・評価 - 50ページ目

ちろる

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あたしだけをみて(2016年製作の映画)

3.6

フワフワして心ここにあらずな彼氏、イラつく彼女、だんだんと彼女の怒りが積み重なって見る影もないほどの形相に、、、
日本語と英語の組み合わせのような、めっちゃ独特な言葉の雰囲気とか、可愛いモフモフ羊毛フ
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SHORT PEACE ショート・ピース(2013年製作の映画)

3.7

大友克洋、森田修平などさまざまなクリエーターによる短編オムニバス。
まったく違うテイストながらも日本ならではの美を所々に魅せるアニメーションたちに引き込まれる。

「オープニング」
日本版不思議の国の
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.1

ゾッとするほどの予言ムービーとして今年話題となった本作。
お家に旦那さんのブルーレイがあったのでおっかなドキドキ鑑賞。
舞台はネオ東京と呼ばれる2019年の東京。
中心部は湾岸地区に移動し、かつての中
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MEMORIES(1995年製作の映画)

4.2

大友克洋原作の原作世界をさまざまなクリエーターたちが手掛けながら、私たちを夢幻の世界に導く3作のオムニバス
「彼女の想いで」
孤独で無機質な宇宙船の映像から、突如時代も国も超えた無限大の世界が広がる。
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アジョシ(2010年製作の映画)

4.2

韓国版レオンと評されている本作。
重そうで観るの避けてたけど、もっと早く観れば良かった・・・あぁ後悔。
天才子役のキム・セロンの真っ直ぐな瞳と、哀しみを抱えたようなウォンビンの深みのある表情の演技に息
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コンフィデンシャル/共助(2017年製作の映画)

4.0

「愛の不時着」のヒョンビンがこれまた北朝鮮人の役に挑んだスペクタクルアクション。
アーミー迷彩な軍服もいいけど、きっちりとした警察姿もお似合いです❤︎
愛する人を守れなかった苦しみを抱え、北朝鮮のエリ
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ミッドナイト・ランナー(2017年製作の映画)

3.9

警察学校で仲間となった凸凹な2人が、偶然外出中に女の子の拉致現場を目撃してしまうことから始まる、大捜査。
いま人気のパク・ソジュンとカン・ハヌルの息のあったやりとりと、軽快なアクションがリズムカルで、
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あさつゆ(2015年製作の映画)

3.3

小川紗良さんの初期作品。
この若さで監督、脚本、主演全てを自身でこなすそのエネルギーは素直にすごい。
あたりまえの青春を享受せず、うちに篭るような主人公。
年上の男のためにセコセコと料理を作り、愛があ
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最期の星(2017年製作の映画)

3.4

女優で若き監督でもある小川 紗良さんの短編。
病気でクラスの授業に一度も現れたことのないさっちゃんを気にかけていた琴子。
退屈な日々を埋めるための自分の中のイマジナリーフレンドをそのさっちゃんと重ね合
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書くが、まま(2018年製作の映画)

3.5

頭の中に溢れて止まらない思いは言葉に出さずに描き続ける。
えげつない現実には目を瞑る事はできないし、聴きたくない雑音にも耳を塞ぐことはできないけど、涙を流すよりはペンを走らせたほうが立ち止まらないでい
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ガールズ・トリップ(2017年製作の映画)

3.7

途中はほんとにもう胸焼けしそうなほど。強烈な下ネタ連発に途中はドン引きしすぎて観るのやめようかなーとすら思ったけど、、結果的に清々しい気持ちでなんならちょっと泣けてしまう。
ブラックウーマン版SATC
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ウェディング・リンガー/ベストマン シャイな花婿と壮大なる悪夢の2週間(2015年製作の映画)

3.6

地味で、仕事人間で、容姿にも自信がないダグは自分にはもったいないくらいのガールフレンドとの結婚が決まって幸せの絶頂だったのだが、唯一の悩みは結婚式に呼ぶベストマン(付添人)が誰もいないこと。
転校ばか
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お!バカんす家族(2015年製作の映画)

3.6

弱小航空会社でパイロットをしているラスティが家族サービスのため、夏休みにアメリカ大陸横断してテーマパークに向かうことになった家族とんでもない珍道中。
タイトル通り、ほんとにおバカでくだらないけど、こん
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シモーヌ(2002年製作の映画)

4.0

2度もオスカー候補になるものの立て続けに公開作品がコケて今や崖っぷちの映画監督ヴィクター・タランスキーを演じるのは疲れた風貌のアル・パチーノ。
出だしからわがまま女優(ウィノナ・ライダー)にこてんぱん
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あやつり糸の世界(1973年製作の映画)

4.0

ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーによる不条理系SFサスペンス。
未来研究所のシュテイラー博士は、仮想世界をつくり未来を予測する“シミュラクロン”の開発主任を前任者から引き継いだすぐ後、同僚である保
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ALOYS/アロイス(2016年製作の映画)

3.8

殺風景で孤独な生活。
余計なものは何もない、必要もない。
予定通りに仕事をこなし、予定通りに帰って寝るだけ。それだけで完璧な人生 の、はずだった・・・

父親を失っても涙すら流さず無表情で棺を撮影する
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セイ・エニシング(1989年製作の映画)

3.7

学校で目立たない青年が学年一の美人でしかも成績トップの優等生に恋した。
認識されてるかも分からないのに無鉄砲にぶつかってみたその先には・・・
「あの頃ペニーレインと」でお馴染みのキャメロン・クロウ監督
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ワーキング・ガール(1988年製作の映画)

3.6

1980年代のM&Aブームを背景にしたロマコメ。
「卒業」のマイク・ニコルズ監督らしく、コミカルさシリアスさのバランスがとても良い。
キャリアアップを夢見る主人公をメラニー・グリフィスが演じていて、エ
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マネキン(1987年製作の映画)

3.7

何から何まで80年代ど真ん中な雰囲気を楽しめるロマンティックコメディ。
当時のトレンディさ満載な作品とのこと。
アーチスト気質故になかなか仕事で結果を出せず、転職を繰り返すジョナサンは、ある時おばあさ
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Lost & Found(原題)(2018年製作の映画)

3.5

舞台は素敵な日本邸宅。
この手のお庭には欠かせない鹿威しの中で溺れそうになってしまったキツネくん(の、かぎあみ人形)を助けようと満身創痍になりながら庭に向かう怪獣くん(の、かぎあみ人形)感動ストーリー
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TOKRI (THE BASKET)(2018年製作の映画)

3.5

レビュー1号!YouTubeで観られるセリフなしのストップモーションアニメです。
インドの片隅にあるバラックで、バスケットを作りながら家族を支える幼い少女。
優しくて頭をいつも撫でてくれる父を心から愛
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観覧車(2018年製作の映画)

3.8

流石メキシコだけあって、ギレルモ・デル・トロが好みそうな不気味なクリーチャーが突然登場するので大人向けアニメーション。
いつか見た悪夢のようなダークファンタジー。
主人公の少年は可愛らしいのに無機質で
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希望の灯り(2018年製作の映画)

3.9

満たされない心。
埋まらない孤独。
彼らは空虚感を噛みしめながら、ひとときの安らぎを求めて静まりかえった夜のスーパーに集まる。
薄暗い中で流れるヨハン・シュトラウスの『美しき青きドナウ』と、ゆっくりと
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黒猫・白猫(1998年製作の映画)

4.1

登場人物のほとんどが気のいい悪者。
おおらかさの塊で人の目なんて気にしない。
騙されても人を恨まず、性懲りもなくお金を求めて動き出す。
その日暮しジプシーの親子を軸に描いた遊園地みたいな人生賛歌。
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人生、ここにあり!(2008年製作の映画)

4.0

バザーリア法の制定によって、精神病院が廃止されたイタリアで実際に起こった物語を映画化したコメディー。
法改正によって行き場のなくなった精神科の患者たちと、労働組合の異端児ネッロ。
切手貼りの仕事さえも
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向かいの窓(2019年製作の映画)

3.8

「向かいの窓隣の芝生は青く見える」
昔からそんなことわざがある。大人になればこの言葉の意味はだんだんと実感し理解できるものの、感情は追いつかない。
最近はSNSの普及もあって、インスタを見るとみんな幸
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ベティ・サイズモア(2000年製作の映画)

3.6

浮気夫に悩まされた不遇なウエイトレス。
ある日夫が隣の部屋で殺されたのを目撃してしまう事で始まる奇妙な第二の人生。
ポップなラブコメかと思いきや、出だしからかなりヒャ!って声上げるグロ描写。
サスペン
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彼女とTGV(2016年製作の映画)

3.6

ずいぶんと老女になってしまったジェーン・バーキンが魅せる孤独な女のショートストーリー。
スイスの田舎にポツンと建つ可愛いお家。
そこに住むエリスは夕方欠かさずやっている儀式がある。
ただ、毎日、当たり
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アウトブレイク(1995年製作の映画)

3.9

アフリカから始まったとあるウイルスが巻き起こすサスペンス。
驚くほど致死率なら高い故に、このウイルスの被害がアフリカとアメリカの一部の地域だけに集中されているので、「コンテイジョン」よりは恐ろしさは少
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わらの犬(1971年製作の映画)

3.9

前半は我慢でストレスフル、後半バイオレンス爆発と、なかなかずっと居心地の悪い胸糞映画である。
後半の畳み掛けが凄いのにカタルシス感じさせようともしない、観客をどんどん追い込んでいくこの意地悪さがさすが
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トッツィー(1982年製作の映画)

3.8

ダスティ・ホフマンが大胆な女装で巻き起こす一風変わったヒューマンドラマ。
演技論語り過ぎて、なかなか役どころに恵まれない役者ドーシー(ダスティ・ホフマン)は、女装をして昼メロの看護師役のオーディション
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ゆきおんなの夏(2016年製作の映画)

3.1

ゆきの格好があまりにも、あまりにも下着で、「ちょっとあんた、そんな格好でその歩いちゃだめよ!」と注意したい。
ちなみに言うと現代のゆきおんなの設定なのにメイクがとてもギャルっぽくてなんかそれ違う感。
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ただいま、ジャクリーン(2013年製作の映画)

3.4

バス事故で孤児となったけ悟が見つけたのは、女の子の腹話術人形。
いつだって一緒にいた。
お人形ジャクリーンから語られる悟への愛情が温かくて、ホクホクして自然に顔が綻んだ。
幼なじみでトラウマを抱えた悟
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金星(2011年製作の映画)

3.6

視覚障害のある少年少女とそれをサポートする2人で山登りに行くお話。
岸井ゆきのさん、渡辺真起子さんと大好きな女優さんが出演してるので鑑賞しましたがなかなか重かった。
取り留めのない会話を重ねながら、主
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タカナクイ(2015年製作の映画)

3.4

タカナクイとは→一年に一回クリスマスにストレス発散のために殴り合いをしてもいいめちゃくちゃなお祭りらしい。
タカナクイって・・・思わずググっちゃったよね笑
ほんとにあるんだ!こんなお祭り。
ただ、家族
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シロッコ(2016年製作の映画)

3.5

モノクロの味わい深いCGアニメーション。
ゴッドファーザーのとあるランチの時間を見せたものだが、なかなか、、、マフィアなお話。
ストーリー自体は面白いわけではないが、なんせアニメーションの質感が素晴ら
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