これは面白い。しかも2015年の作品なのに今より説得力を増してしまうとは...ウイルス、戦争、難民。ポニーキャニオン映画部さんはそこを承知で無料配信したんだろうな...なんて。
主要人物のキャラクタ>>続きを読む
マクベス夫人の行動は、確かに狂気。だけれど、時は19世紀で、マクベス夫人は後継ぎ作りのために買われた身。女性に発言権などないばかりか、不妊は全て女性の責任。マクベス夫人を狂気に駆り立てたのは、他でもな>>続きを読む
私的ソフィア・コッポラ最高傑作にして生涯ベスト10に入る大好きな映画。映画館では初鑑賞。ソフィア・コッポラは本当に間の撮り方が上手い。空間的にも、時間的にも、映画スターの空虚さを絶妙に切り取っている。>>続きを読む
ヴァン・ダム先生、上出来じゃないですか。今回はけっこうアクション頑張ってたと思いますよ。最近の作品にしては、だけど。ヴァン・ダム先生、『エクスペンダブルズ2』に出てから第二の黄金期来てますね。ストーリ>>続きを読む
ただただ切ない愛のロードムービーだった。主要な登場人物はみな孤独で、心に深い闇を抱えている。その部分にはすごく共鳴した。人喰いがこんなに美しく描かれている映画は他にないんじゃないかな。ストーリーが後半>>続きを読む
前作の徐々に緊張感を高める正統派ホラーから一転、序盤からボルテージMAXのミックのおっちゃん。前作でその狂気性はじっくり見せたから今回はかっ飛ばすぜ!って感じでガンガン追跡しては「よそ者」を遠慮なく殺>>続きを読む
ハードボイルドでじっくりストーリーを見せるクライム映画。展開もなかなか予測がつかず面白かった。それだけにラストの詰めが甘かったのが残念。オーラスについては好みが別れそう。私には蛇足に思えたけれど、特別>>続きを読む
ハートウォーミングとはまさにこのこと。ラブコメとして安心して楽しめる作品でありながら、説教臭くならずに社会問題にも触れつつ、登場人物たちにも共感できて最後はホロリとする。ラブコメはまだまだ飽和状態なん>>続きを読む
カット割りや暗がりでスタント・ダブルバリバリですなぁ...とはなるものの、やっぱりヴァン・ダム先生がコンバットしてくれるとファンとしては嬉しい。80年代に登場したアクションスターの中でも最もコンバット>>続きを読む
81年当時、ローリング・ストーンズのツアーがいかに破格の規模だったかが実感できる。そしてミック・ジャガーは一瞬たりとも動きを止めない。スタジアム全体を揺らすフロントマンのお手本のようなパフォーマンス。>>続きを読む
グレッグ・マクリーン監督は、オーストラリアの雄大な自然と恐怖をブレンドするのが上手い。『マンイーター』でもその手腕が光ってた。
だけどこっちは容赦ない。オージー・ホラーの底力。インディペンデントで海>>続きを読む
ゆるっとスプラッター・コメディ。悪魔崇拝の集団の団結力弱すぎ...(笑) あれやこれやと次々にことが起こるのでテンポよく観れる。スリリングな場面もあっていい。気楽にハラハラするにはもってこい。こういう>>続きを読む
映画館での鑑賞は初。大画面で観ることでタランティーノがいかに細部まで作り込んでいるかを改めて実感させられた。そして脚本の上手さ。時系列シャッフルだけど、それぞれが「パルプ」的内容であって、ストーリーは>>続きを読む
我らがB級映画の帝王ティボー・タカクス、今回もやってくれました。モンスター出し惜しみなし!チープだろうが何のその!デカいヘビが暴れなきゃ『メガスネーク』と呼べないだろ!とばかりにしっかり超ド級のデカさ>>続きを読む
前半、仲間同士のコミカルなやり取りはまるで会話そのものがレゲエのようなグルーヴだ。しかし徐々に歯車が壊れていく。蔓延る差別と偏見、悔しさを抱えながら泣き寝入りせざるを得なかった人たち。もう我慢の限界は>>続きを読む
IMAX 3Dにて。
基本的なストーリーは前作と変わらない。本作はさらに環境要素が増して、森から海というあらゆる命の出発点により回帰し、世代や文化を越えて自然と調和することを「魅せる」映画。やや凡長>>続きを読む
公開されたときは中学生、バカにならない3D料金を払って3回劇場に足を運んだ。私の父は中学の頃『スター・ウォーズ』に衝撃を受け15回映画館で観たと言うが、今は完全入換制だし...って競ってどうする、って>>続きを読む
オカルトともスプラッターともダーク・ファンタジーともいえる絶妙なアイデアと雰囲気で盛り上げる怖さは今観ても遜色ない。グロ描写もねっとりした気持ち悪さがあって生暖かさを感じる。クリーチャーはちょっと時代>>続きを読む
素晴らしかった。ビリーのファン愛が伝わってくると共にステージでの圧倒的な存在感を体験できた。去年の来日に行けなかった分映画館の音響で観れたのは嬉しい。
冒頭少し観客のショットが多すぎに感じたので技術>>続きを読む
伝記映画ではあるが音楽エンタテイメントとしてのレベルが高い。『ボヘミアン・ラプソディー』以降こういうタイプの音楽伝記映画が増えたような(関わってる人も繋がってたりして)。私はすごく好きな作風。ホイット>>続きを読む
これはかなり怖い。遺体安置所で、地下の密室というジメっとした雰囲気と、ダイレクトに見せるのではなく見せない怖さはかなり心臓にくる。解剖シーンは確かにリアリティがあるけれど、そのグロさは物語が進むととも>>続きを読む
小粒ながら迫力のあるモンスター映画。中盤中洲に取り残された状態でのパニックが一番の見所。映画的お約束もありつつ、人間模様とアクションのバランスがよく緊迫感がある。後半の対決は...まあヒーロー活躍シー>>続きを読む
乗っけからクレイジーでテンションMAX。こういうギミックだらけのアクション映画もたまには観たくなる。サマラ・ウィーヴィングかっこ良すぎな...。大仰な音楽も最高。キャラ設定がこの手の映画にしては練られ>>続きを読む
『オープン・ウォーター』シリーズとは無関係だけどシチュエーションはほぼ同じ。作りも同じ。大きなパニックやアクションはないが、ギミックに頼らず沖に取り残された人間の恐怖を描き出した良作。サメが姿を表して>>続きを読む
サム・ライミ、序盤から不穏な雰囲気で、そこからアクセルを踏んだまま一気にラストまで緊張感が続く。不気味さと特殊効果だからこその生々しいグロさが相まって真に迫る怖さ。クライマックス畳み掛ける演出は見事。
楽しいね。ケビンが一人屋敷で飛び回ってる前半も、出ていけドロボー!と暴れる後半も。足やられまくるのは痛いぞ...。私は一人っ子だから家族の喧騒みたいなの経験したことないけど、大家族だとこんなものなのか>>続きを読む
こういうストーリーにはめっぽう弱い私。ガス人間とかつて栄光を誇った家元の踊り手。許されないとわかっていても惹かれあってしまう。破滅に向かう純愛。覚悟はできてる、それでも負けるものか。八千草薫の凛とした>>続きを読む
前作と比べれば質は落ちるけど、全編に渡ってフランク・スタローンとビー・ジーズの曲が流れる青春ダンス映画として観れば十分面白い。『フラッシュダンス』とともにMTV映画のはしりかもしれない。ラストのミュー>>続きを読む
バックストーリーもなかなか良くできていて恐怖シーンも手抜かりないスラッシャー。80年代に作られたスラッシャー/スプラッターの中でもかなりの良作。
スパイク・リーほど人種問題の複雑さを一本の映画に落とし込める人はいない。しかもわかりやすく、エンタメ性を保ちながら、心に訴えかけてくる。とにかく大傑作。
私の敬愛するアンナ・ニコル主演作。よくも悪くも第二のマリリン...ゴシップばかり取り上げられるけど聡明な方です。昔のインタビューを観ればよくわかる。
映画はB級アクションとして及第点の出来。ちゃんと>>続きを読む
聖なる夜には奇跡が起こる。ちょっとだけ心を開いて信じてみれば。心暖まる映画。
このレビューはネタバレを含みます
先住民の奥さんと結婚した総督は、ことの顛末を知っていたから姉妹を迎え入れたのだと思う。そうすれば1から2の終わりまでしっかり話が繋がる。
キャラクターの個性は1と近いけど、物語的に立ち位置が入れ替わっ>>続きを読む