なんか...こうじゃない。どっち付かず。
もっとロバート側の人物描写を深く描いてほしかった。エイズで亡くなった彼の友人との関係や、父親であると同時に自身のセクシャリティに悩む様子や少しだけ出てくるロ>>続きを読む
ヴィルヌーヴには、デューンが見えてたんだろう。そうとしか考えられない。あれだけの登場人物とスケールを、キャラクター描写を損なうことなく、スペクタクルも十二分に散りばめて後編として1本の映画にまとめてし>>続きを読む
これはなかなか面白かった。
いわゆるシチュエーション・スリラーものだけど、ギミックに頼ることなくプロットがしっかりしてるので、ミステリとしてもちゃんと楽しめる。ミーガン・フォックス演じる主人公エマも>>続きを読む
素晴らしい。そして、恐ろしい。
我々が見ている「事実」は本当に事実なのだろうか?ある一つの事実の「真相」を解明する過程で重なる推測と仮定。誰がどこまで事実を語っているのか。そもそも事実を見ることなど>>続きを読む
いやぁわずらっちゃってますねぇ~最高!
まさにコミックの世界、妄想胸キュン全開MAX200%な映画。キュートでポップな演出もいい。思った以上にオミくんとエリーの内面が描かれてて、ひたすら「♥️メルヘ>>続きを読む
久しぶりにラッキー・マッキーのゴス趣味が見れただけでちょっと評点上がっちゃう。0.5くらい。だってメイちゃんじゃん。好きなんだろうなぁ。
山小屋での二人芝居だけど、最早スティーヴン・ラングの独壇場。>>続きを読む
なるほど、怖い。そして巧みだ。
「娘を救うために、あなたの力を貸してください」。繰り返される不気味な呪文、劇中幾度か画面に出てくるシンボル。ミステリ的に6年前破ったタブーを薄皮を剥がすように明かしつ>>続きを読む
アンドリューとジョージが時空を超えて思い出話に花を咲かせてるようでそれだけで涙が出てきた。アンドリューとジョージ、共通する音楽への情熱と正反対の性格。親友ってこういう関係なんだな。そんな二人がお互いを>>続きを読む
映画としては正直、起承転結の転と決をラスト5分にもってきちゃって、承の部分、つまりおばさんにこき使われるシチュエーションの繰り返しが長すぎる。テンポ悪すぎ。ただこの映画の魅力は、主人公アーヤに結集して>>続きを読む
圧巻。なぜかこれまでスルーしてたけど、観てよかった。
ミリオネアへの道、それは生きる道。サクセスストーリーの裏には壮絶な経験があった。子供時代から青年へと成長するなかでさらされる貧困や差別。生き延び>>続きを読む
巷の評価は低いけど、大大大好きな映画。
この映画はつまり、寄り道の3日間だ。スランプ状態の作家で文学教授のグラディを軸に、彼の編集者テリーと教え子ジェームズの三人。ふとしたことで交錯した彼らに起こる>>続きを読む
ようこそ、B級映画の世界へ。
めちゃくちゃチープだしお約束キャラしかいないけど、わかりきった上で特殊効果とスプラッターに振りきったのはいい。「お約束」も敢えて誇張させていかにもなB級色をプンプンさせ>>続きを読む
マイケル・ダグラス、高倉健、そして松田優作。日米の文化が交錯するノワール。日本の描写がいかにもアメリカ的なのは確かだが、映画の文脈としては腑に落ちるものだった。つまり、仁義を重んずる日本の伝統が、戦後>>続きを読む
ニューヨーカーに愛されたシェイ・スタジアム、ビートルズが初のスタジアムライブを行い、野球やロックの伝説を数多く生み出してきた「俺たちのボロ」解体前のラストライブ。ヒット曲の数々と地元出身やビリーにゆか>>続きを読む
少し遅れてバレンタイン後夜祭!ロマンスの次はホラーじゃなきゃ!(『バレンタインデー』再鑑賞したレビューも挙げてるのでぜひ)
世紀末に流行った変わり種ティーン・ホラーの系譜。『スクリーム』に代表される>>続きを読む
バンドに必要なのはマジック。それを手に入れることは、ミラクルだ。
偉大なるフロントマン、フレディ・マーキュリー亡き後、メンバーそれぞれが喪失と向き合い、クイーンというバンドにもう一度灯りをともすまで>>続きを読む
エラズ・ツアーの余韻消えぬまま鑑賞したのだけど、この映画公開の時点でコロナ禍前、テイラーがどれだけの苦悩と闘いながら今の場所に辿り着いたのか、素のままに語ってくれる。好かれたいし認められたいという思い>>続きを読む
くぅ~たまらん!!最高!!
中2のときCSで観た『パルプ・フィクション』に衝撃を受け映画沼に落ちた私が観た二本目のタランティーノ作品がこれだった。もうかっこいいのなんのって、それから幾度となく観てき>>続きを読む
いやぁめちゃくちゃ面白かった。感覚としては、『パラサイト 半地下の家族』や『ロック、ストック&トゥー・スモーキン・バレルズ』を彷彿とさせる、思わぬ方向にあれよあれよと転がっていくスリル。しかし冒頭「ド>>続きを読む
In DREAMWORLD Being Boring is a Sin.
It's where the Music Plays Forever.
素晴らしいコンサートだ。ヒット曲の数々をほぼシームレ>>続きを読む
(2段楽目少しネタバレしてます)
いやもう怖いったらない。ジメっとしたJホラー独特の質感。画面の荒さとか薄暗さとか。そして何より、面白く示唆的でもある。SNS時代の今観ると、予言的ですらある。「インタ>>続きを読む
ジャッキーの華麗なる舞。繰り出されるカンフーは武術というよりも古典舞踊のようで美しい。人情喜劇の要素がちょうどいい小休憩になって、後は徹頭徹尾カンフー・アクションで見せきる。監督も兼ねたジャッキー・チ>>続きを読む
やっぱり楽しかった。酷評の理由には納得だけど、「脳ストップ」アクションが開始1分と経たずに始まるのでもう後はど迫力のスペクタクルに身を委ねるのみ。野郎共だけじゃなくてミーガン・フォックスにレヴィ・トラ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
何気ない日常、一筋の光に幸せを見出だす力。陰を知らなければ、光は見えない。でも光がなければ、陰はできない。そして、同じ光や同じ陰は、今だけのもの。それが積み重なって、一日が始まり、終わり、また次の一日>>続きを読む
面白くなりそうな要素はたくさんあるのに、全部空回りしちゃった感じ。アクションシーンはカット割りがぎこちなくて観づらいし、台詞での説明が多すぎるから展開がもたついてしまう。コミカルなスタイルやストーリー>>続きを読む
テイラー・スウィフトのライブは1989ツアーに続いての参戦だった。東京ドーム、ツアーの千秋楽を観たあの時の記憶が蘇ってきた。テイラーのことは『Fearless』の頃から追ってきたけど、レピュテーション>>続きを読む
シェイン・マクガワン追悼上映にて。冒頭から涙してしまった。
シェインと彼の生涯を「パンク」と括ることはできるのかもしれないが、根っからのアイリッシュで、自らの思いとアイルランドや移民として暮らすアイ>>続きを読む
まあキャストもスタントも思いつく限り集めてミキサーにかけたらできあがり!みたいな作品になってて前2作にあったノスタルジーやメタジョーク要素は薄いんだけど、これはこれで楽しめちゃうからすごい。アクション>>続きを読む
前作より出演陣も火薬量もアクションシーンもスケールアップして、とにかく豪快に敵を蹴散らす消耗品軍団、天晴れ。サイモン・ウェストが得意の破壊力満載な大味アクションで終始楽しませてくれる。手慣れた演出で引>>続きを読む
80sノスタルジー。銃撃戦と肉弾戦と爆破で乗り切る大味なアクション大作。とにかくド派手なアクションと漢のカッコよさを見せられればそれでよし。スタローンが監督だと画面がやたらぶれるんだけど、迫力の引き出>>続きを読む
カラフルで暖かくて、時にほろっとさせる。真新しいものはないけれど、むしろ普遍的な映画の魅力に溢れてる。音楽もダンスも、キャラクターも映像も、明るくて楽しくてテンポがいい。もう一度夢を見ようと思えるし、>>続きを読む
最高のパフォーマンス。クイーンが真のライブ・バンドであることを証明している。バンドの一体感も、70年代を経て絶妙に脂の乗った演奏も、ロックバンドらしい勢いも全てが完璧。ステージをところ狭しと動き回るフ>>続きを読む
一応ティム・バートンが構築したゴッサム・シティの世界を踏襲しつつ、思いっきりコミック路線に舵を切ったスペクタクル満載のエンタテインメント。メッセージのようなものはあるけれど、それよりもアクションに次ぐ>>続きを読む
号泣してしまった。「泣かせる映画です!」って言ってたのはいつものノエ流ジョークかと思ってたら、全くそんなことはなかった。むしろ途中から泣きっぱなしだった。
ノエの映画には、常にどこか優しさがある。描>>続きを読む
文句無しの大傑作だ。しかも時代を先取りしているようにも見える。
前作よりティム・バートン色が前面に出ていて、ポップでグロテスクな世界観はコミカルだがゴシック・ホラーを思わせるダークさも増している。そ>>続きを読む
ティム・バートンらしいコミックとグロテスクさの融合。漫画らしい画面の中に生々しいアクションや銃撃戦などが入るので、けっこうショッキングだ。本作では「バットマンは正義か悪か?」という問いに比重がおかれて>>続きを読む