南さんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

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リピーターの方がとても多く、上映終了後に「まったく飽きない」「何回観てもあのシーンが」などの会話が方々から聞こえました。

みんなで合唱したり足踏み手拍子して、フェスに来た気分。こりゃ楽しいね。

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

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"ほんとのこと知りたいだけなのに、夏休みはもう終わり"

Flipper's Guitar - DOLPHIN SONG



北イタリアの澄んだ空気、日射し、水の揺らぎ、萌える緑、すべてがきらきらと
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ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

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メモ

【テーマ】
①愛情と支配欲の境目
②支配関係の逆転

ルーツ:ピグマリオン

派生:ザッヘル・マゾッホ、モーリヤック、谷崎潤一郎、マイフェアレディ、めまい、ゴーン・ガールetc


【ファント
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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

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90年代前半に世界中の話題をかっさらったフィギュアスケーター、トーニャ・ハーディング。

『アイ、トーニャ』はその演技と同じくドラマチックすぎる彼女の半生を綴った伝記作品だ。

序盤とラストにおいてス
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

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メモ


是枝裕和
ディストピアSF
『ライフ・イズ・ビューティフル』
『トレイン・スポッティング』
『どん底』
『gifted』

ホールデン・コールフィールド
「僕の仕事はね、崖から転がり落ちそう
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

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メモ

『クレイマークレイマー』
『アイアムサム』
『ボビー・フィッシャーを探して』
『グッドウィル・ハンティング』
『レインマン』
『hidden figures』

ブルックリン(2015年製作の映画)

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「落ち込んだりもしたけれど、私は元気です」

ブルーアイと物憂げな雰囲気が特徴的なシアーシャ・ローナン。

彼女が主演を務める『ブルックリン』を観た。

同じくニック・ホーンビィが脚本を手がけた『17
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バトル・オブ・ザ・セクシーズ(2017年製作の映画)

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『リトルミスサンシャイン』や『ルビー・スパークス』で

「ライトで楽しく、ちょっぴりビター」

な作品を送り出してきたデイトン&ファリス監督が、「女性の社会的進出」というテーマに真正面から切り込んだ。
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

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歌が楽しい!元気でる!泣いた!

だけでも充分ですが、ほかに思ったことをいくつか。

まず、

事実を基にしたフィクション(ヤラセ上等の見世物)

そのものを扱った

事実を基にしたフィクショ
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

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ラストの

〜そして『大統領の陰謀』へ〜

感にテンション上がる。

『ガンダム0083 スターダストメモリー』ラストの

〜そしてΖガンダムへ〜

感と同じワクワク。

灼熱の魂(2010年製作の映画)

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「愛憎善悪はあざなえる縄のごとし」

このテーマは、今作や『プリズナーズ』『ボーダーライン』等に見られるドゥニ・ヴィルヌーヴ作品の共通点だ。

劇中で描かれるムスリムとキリスト教右派の内戦は、

双方
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イコライザー(2014年製作の映画)

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キャプテンスーパーマーケットならぬキャプテンホームセンター。

〜ホームセンターで人を殺す100の方法〜というサブタイトルを付けたい!

キアヌとニーソンとデンゼル誰が一番強い?なんて話題で盛り上がり
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バード・ボックス(2018年製作の映画)

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テーマは『イット・フォローズ』や『ジョジョの奇妙な冒険』第5部の最終話と近いベクトルに位置するのだろう。

ただし、「抗いようのない運命 = 死と向き合うことで人間は大人になれる」という『イットフォロ
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華麗なる晩餐(2008年製作の映画)

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原題『Next Floor』

『静かなる叫び』の製作中断時期に、同作の監督ドゥニ・ヴィルヌーヴと脚本家のジャック・ダヴィッツが作った10分の短篇映画だ。

古色蒼然としたお屋敷。

次々と供される得
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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

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「世の中って、ねえ、人が思うほど、良いものでも、悪いものでもありませんわね」

- モーパッサン『女の一生』 -


床掃除の水、
荒地の水たまり、
こぼれた酒、
破水、
トゥスパンの大海原。


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二ツ星の料理人(2015年製作の映画)

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レストランを舞台にした群像劇『ディナーラッシュ』を観て

「調理場アクション映画かっこいい!もっとこういうのないか!」

と思っていたところ、思わぬ拾いもの。

プレイヤーの手元が動きの中心となるスポ
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スーパーバッド 童貞ウォーズ(2007年製作の映画)

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普遍性と個人性とエモーションが同居した、愛すべきバカによる性春映画の傑作!

突き抜けた下ネタと激シブなディスコ/ファンクのギャップが楽しく、

燃え上がるパトカー、そしてラストシーケンスには

「純
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メアリーの総て(2017年製作の映画)

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メアリー・シェリー『フランケンシュタイン』上梓から200年。

そして英国で女性参政権が認められた第4回選挙法改正から100年という点でも、

2018年はイギリスのフェミニズムにとって区切りとなる年
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